すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

姥倉山

2016-06-27 17:55:00 | 八幡平(無雪期)

本日は松川温泉キャンプ場から姥倉山へ。

地味な山ですが、ブナやミズナラの林が良い雰囲気を醸し出しています。

けたたましく鳴くヒナの声が森に響く。巣立ちを間近にひかえたアオゲラのようです。さあ狭い巣穴から飛び立って、広い世界を見るが良い!

登山道脇のマイズルソウの緑も濃くなる。

シダ好きには絶好のフィールドです。シダもなかなか面白い。

コケをいっぱいくっつけたブナ。最近コケが流行りらしいですね、コケ女子とか言って。。。

松川キャンプ場から適当な間隔で道標が立っていますが、すべてクマにガリガリやられてます。最近ガリガリやったところにクマの毛。

昔は藪漕ぎも強いられるような登山道でしたが、このところ毎年刈り払いをしているので、見違えるように良い道になりました。

夏至も過ぎ、ノガリヤスの類が伸びてきました。

森林限界を超えると山頂はもう直ぐ。ハクサンシャクナゲの開花が始まりました。

分かりづらかった山頂入り口に看板をつけました。

鎌倉森の向こうに雫石盆地が広がります。

山頂から黒倉方面へ少し行くと岩手山の展望が開けるのですが、今日はガスで山頂は見えず。

岩手山の山頂を目指さなくても、姥倉山を目指す山登りも良いですよ。

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茶臼岳

2016-06-26 20:55:40 | 八幡平(無雪期)

お湿りがちなこのところ、今日はそれに輪をかけて強風。しかし、こんな日でも登る人はいる。

今日は登山道整備をしながら茶臼岳へ。毎年の整備の甲斐もあり、登山道脇の草木も年々良い具合になってきました。

コメツガやトドマツの若葉も色鮮やかに。

樹林帯を抜けると猛烈な風が吹き付けてきます。

こんな日には、本当に心強い茶臼山荘。茶臼山荘は避難小屋ですので、どなたでも使用出来ます。

今日は小屋に到着したら、小上がりがビチョビチョでした。ちょっと残念です。

こういう雨の時にカッパを着たままんまで小上がりに腰掛けますとビチャビチャになってしまいます。隅の方に雑巾がありますので、もし濡らしてしまった方は次に使う方のためにも拭いてからお出かけいただきたいと思います。次の方に気持ちよく使ってもらうためにも、ご協力お願いします。

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梅雨@八幡平

2016-06-23 21:02:26 | 八幡平(無雪期)

梅雨入後の八幡平はそれらしいお天気が続いております。

八幡沼湿原は緑濃く。

池塘のミツガシワ開花始まり。

雨粒集めるイワイチョウ、霧に煙るトドマツ林。

池塘縁取るヒナザクラ。

古来、湿り気ある風土が日本人の心情を育んできた。雨の日も山に入り、風邪をひかない程度に濡れてみるのも良かろうか?

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2016 環境省主催 高山植物盗採防止合同パトロール

2016-06-21 17:47:01 | 八幡平(無雪期)

今日は環境省主催の八幡平地区高山植物盗採防止合同パトロールでした。

岩手県、秋田県の関係機関から多くの方が参加して、岩手県班は黒谷地口から入山して八幡平沼経由の見返り峠まで。

我々のように仕事で毎日のように歩いていると、昨日まで咲いていた花が突然無くなってしまうというようなことに、一般の方よりも気づきます。ここ八幡平も残念ながら毎年のように高山植物の盗採が確認されています。

時期的にまだ高山植物の最盛期とまではいかないところなので、今日は盗採の痕跡は認められませんでした。良かった良かった。

盗採パトロール以外にも、県の自然保護課の方と造作物の修繕箇所の確認をしたり、陵雲荘の消火器を新しいものと交換したり。ですが、小屋の使用にあたっては、火の元に十分注意してください。

最後は、秋田県班と合流。秋田県側も特に盗採痕は認められず、無事パトロールは終了。

高山植物盗採の対象となるのは、大方、希少種や固有種といったものです。そういう希少種や固有種、盗採の対象となるような高山植物の写真は、インターネット上にアップしないでいただきたいと思います。盗採とインターネット上の情報は、少なからず関係があると思われます。特に場所や時期が完全に特定できるようなアップの仕方は、盗採に結びつく可能性を高めますので、極力控えていただきたく何卒ご協力お願いいたします。

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八幡平〜黒谷地〜茶臼岳

2016-06-19 21:51:54 | 八幡平(無雪期)

過去最速の速さで融雪が進み、7月を前に融雪の話題も今回限りか?

鏡沼の水面はすっかり鏡状を呈す。

八幡沼の展望台から望む景色に雪は見えず。見る角度を変えれば、まだ雪は見えますがね。

八幡沼湿原では池塘の中のミツガシワが花をつけ始める。

黒谷地湿原はいよいよ緑濃くなる。

ムーミンのキャラクターを彷彿とさせるイワイチョウも勢い増す。

黒谷地湿原から茶臼山荘の登山道もすっかり夏仕様。

茶臼岳山頂直下の雪渓は跡形もなく、八幡平は完全夏仕様です。

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御在所沼遊歩道

2016-06-16 17:41:41 | 八幡平(無雪期)

アスピーテラインの道路沿いの刈り払いが始まると、だいたい御在所沼遊歩道の第1回目の刈り払い開始。

何気なく通過してしまうアスピーテライン御在所沼前ですが、時間のある時はちょっと覗いてみてほしいですね。

現在はレンゲツツジが終盤、イソツツジが盛り。

このところの雨で、シダ類も瑞々しく成長中。

今年のワタスゲは盛り上がりに欠けました。

霧に煙る御在所の森。クマも黒々した毛を濡らしながら、タケノコを食べていることでしょう。

現在の五色沼、水面の色はエメラルドグリーン。沼のほとりに東屋がありますので、雨宿りしながら物思いにふけってみるものいいのでは?

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蓬莱峡

2016-06-15 20:07:15 | 八幡平(無雪期)

藤七温泉にほど近い蓬莱峡。ぐるっと一周しても1時間程度でなかなかの雰囲気なのですが、来訪者は少ない。

昼なお暗い蓬莱峡。雪解けは進みません。

雪解けともに現れる倒木の処理も適宜行います。

順路を示す番号標識。赤いのが昔作ったものですが、手作り感があってこういうほうが個人的には好ましい。

苔むした遊歩道。

必要なところには木道がかけてありますが、一部腐食が進み壊れていますので要注意です。

 蓬莱峡の上段は奇岩の間を縫って歩き、下段は蓬莱沼を目指して歩く。

アオモリトドマツの林に囲まれた静かな蓬莱沼。八幡沼に多くのハイカーが押し寄せる時期でも、ここだけは静寂。瞑想するには絶好の場所です。

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七滝〜大地獄谷〜お花畑〜平笠不動〜焼走り

2016-06-14 18:50:47 | 岩手山

この間の土曜日はお客様を案内して、今日は公園管理員として同じコースを。

今日は朝からお天気は今ひとつですが、霧雨に濡れたブナ林は美しい。

湯華採掘跡は迷いやすいですが、よくマーキングを確認しながらいけば大丈夫です。

大地獄谷ではイソツツジが開花。

大地獄谷通過は、こんな霧雨のしっとり濡れた状態の方が滑らずに歩きやすい。

お花畑から平笠不動への登りは毎年草刈りをやってる甲斐もあり、いい具合になってきました。シラネアオイ街道です。

2011年の大雪崩で倒されたアオモリトドマツ。黒倉山から見ると、雪崩の走路がよくわかります。

屏風尾根が近づいてくると、斜度が増していきます。

屏風尾根の茶臼岳へと突き上げ、森林限界を超えます。

こんな天気の時には心強い平笠不動避難小屋で休んだ後は、焼走りへと下山。

文政五年(1822年)に担ぎ上げた五合五勺の道標。約200年間、ここの場所にあり続けるという凄さ。今設置する道標は10年もてば良いほう。10年では文化財にはならないが、200年もてば立派な文化財。

岩手山東側にしか咲かないウコンウツギも咲き始めました。

雨に濡れたサンカヨウの花びら透き通る。そぼ降る雨に濡れながら、同じようにこの森のどこかで、クマやテンやカモシカが濡れていると思いめぐらす。これぐらいの雨ならば、むしろ動物たちと同じように濡れた方が気持ちいい。動物や植物と対等でありたい。

日本有数の群落を誇る岩手山のコマクサ。土曜日よりも開花が進みました。

霧雨に濡れるコマクサはまさに高山植物の女王と呼ぶにふさわしい艶やかさです。

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七滝~大地獄谷~お花畑~平笠不動~焼走り

2016-06-11 20:59:36 | 岩手山

岩手山の中でも静かな山歩きが出来るコース取りで、今日はK夫妻をご案内。

まずスタートは七滝コースから。ミズナラやブナの林をゆっくりと植物解説を交えながら。

一服峠では、この間設置した丸太のベンチで一休み。

大地獄谷は足元に注意しながら。

お花畑の分岐で左へ向かい、御苗代湖、御釜湖をちらっと覗いてから平笠不動への登りに。

御釜湖手前から平笠不動への道は最初やや踏み跡不明瞭。ヒナザクラの咲く湿地帯を抜けトドマツ林に入れば、踏み跡はしっかりしてきます。

トドマツ林の中はシラネアオイが花盛り。

屏風尾根の茶臼岳直下に突き上げる最後の登りはちょっと急。踏ん張りどころです。

森林限界を超えると一気に展望が広がります。

屏風尾根まで上がってくれば岩手山山頂もかなり近くなりますが、今日は山頂へは行きません。なにも山頂にこだわらなくたって良いじゃないですか?

踏み跡不明瞭なところもありますが、そういうところはごくわずか。でも、そういうごくわずかな不明瞭なところで迷ったりするもんです。日頃から読図力をつけておきたいですね。

ましてや、残雪期は道迷い遭難多いですからね。

水場はありませんが、風雨の時には心強い平笠不動避難小屋。

平笠不動から焼走りへ向けての歩き始めは、シラネアオイが満開です。

シロバナエンレイソウも咲いてました。

ツルハシ分れからは焼走りへ。コマクサはもう咲き始めてますよ!

1732(享保17)年の岩手山東側中腹から溶岩流が流出。享保の大飢饉とも重なり、当時の岩手山山麓は悲惨を極めたに違いありません。上坊から山頂に向けて設置してある文政五年の道標も確認し、岩手山の歴史にも触れる。

長時間の山歩きでしたが、登山終了後、焼走り登山口から見上げる岩手山に充実感溢れるK夫妻。

本日は、ありがとうございました。

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松川温泉~源太ヶ岳~大深岳~三ツ石山~松川温泉

2016-06-10 18:46:59 | 裏岩手縦走路

今日は松川温泉から源太ヶ岳から三ツ石山回ってぐるっと一周。 

ホオノキは大きな葉っぱを目一杯広げて太陽の日差しを受けています。

源太ヶ岳山頂直下の雪渓はずいぶん小さくなった。

わずかばかりの雪渓とは言え、油断なりません!

コバイケソウやらモミジカラマツの葉も大きくなってます。

源太ヶ岳の山頂を通過すれば、あとは快適な尾根歩きです。

大深岳からは一旦下って小畚山へ。

大深岳と小畚山の鞍部にわずかに残雪。

小畚山の急登ではミヤマダイコンソウが開花!

小畚山の急登を終えると、展望の利く稜線漫歩。秋の紅葉は見事です!

三ツ石山てっぺんの岩は遠くからでもよく目立つ。

ハナヒリノキの葉の赤が鮮やか。

三ツ石山の山頂。夏山本番です。

いつもはこの時期、まだまだ雪渓歩きを強いられるところですが、ここも10mぐらいを残すのみ。

三ツ石山荘。コバイケソウは背を伸ばしてきましたが、花芽は少ないです。

水場の水はチョロチョロ。今シーズンの小雪に加え、こんな天気が続けば、そろそろ枯れてもおかしくない。

奥産道の合流地点。奥産道へ抜ける登山道は今シーズンはオープンしたました。

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