すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

ステップソールツアー@源太ヶ岳 4/8

2024-04-08 20:45:45 | 源太ヶ岳

今日は源太ヶ岳へステップソールツアー。全層雪崩の現場を見ておいた良いんじゃないですか?との提案を快諾していただき、今日のツアーです。

正しく恐れることが大事です。画面を通して見た情報と現場での肌感覚とでは、かけ離れたものがあります。

気温も湿度も高め。ステップも良く利きます。休み休み、キックターンの練習もしながら登っていきます。

デブリの最末端まで来ると、その規模の大きさにびっくりします。画面からは伝わらないこともたくさんあります。

山頂直下のデブリ末端まで来れば、破断面も確認出来ました。割れ残り側には近づかず、極力危険を排除しながら。

今日の光景を目に焼き付けて、今後の山中での行動にも活かしてほしいです。

スキーで山に入るには、滑走技術の向上も欠かせません。

ゲレンデで出来たことが出来なくなるのが山。今日は講習的なことも試みながらのダウンヒルでした。

せっかくなので、上倉沼の裏ドラゴンも立ち寄ってみました。ステップソールなら、さっと行って、さっと戻って来れます。便利ですね。

ストップ雪のダウンヒルでは焦りは禁物。回す気満々禁止令です。

前進速度が遅い時には、こちらもスローモーションで対応したいですね。

お疲れ様でした。

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源太ヶ岳全層雪崩 APRIL24

2024-04-05 18:10:16 | 源太ヶ岳

源太ヶ岳全層雪崩 APRIL24

今日は源太ヶ岳の下見。里から見てもただならぬ事態になっていそうな感じでしたが、山頂直下東斜面が過去最大級の全層雪崩でした。

奥産道冬季閉鎖ゲートからスタート。昨年と比べ、まだ雪が残っています。

出発をやや遅らせ、雪も良い塩梅にステップが効くようになって、最後までステップのみで登高しました。

東斜面の2段目の沢筋には膨大な量のデブリ。

山頂直下東斜面の1段目からドローンを飛ばしてみました。過去最大級のスケールです。この間の地震とも関係あるかもしれません。

太いダケカンバもなぎ倒されています。

分厚いデブリです。スキーツアー中じゃなくて良かった。

山頂直下1500m付近の破断面から東斜面2段目の沢筋1250m付近まで雪崩は到達しています。

雪崩が通った沢筋には雪崩が削った跡が、はっきりと刻まれていました。

ちなみに上倉沼の裏ドラゴン出現。

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大深山荘〜源太ヶ岳分岐 刈り払い 8/8

2023-08-08 19:31:10 | 源太ヶ岳

大深山荘から源太ヶ岳分岐のショートカット登山道刈り払い最終日。

今日は松川温泉からのアクセス。

昨日の作業終了点からスタート。今日で終わるつもりで登ってきましたが、実際終わってみるまで分かりません。

途中にはモシャモシャ区間もあります。笹の繁茂力恐るべし。

源太ヶ岳の山頂直下湿原の刈り払いを終え、裏岩手縦走路、源太ヶ岳登山道の全区間刈り払い終了です。

長らく山中にあった刈り払い機も一月ぶりに下山。

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大深山荘〜源太ヶ岳分岐 刈り払い 8/6~8/7

2023-08-07 20:28:57 | 源太ヶ岳

暑い日が続いております。昨日は特に暑かった。

作業現場に着く間に、着ているものが乾いてるところがないぐらい、すでに汗だくです。

昨日は通称太郎平を過ぎたところまで。完全に暑さにやられました。皆さんも気をつけてください。

今日は昨日に比べれば、まだ快適でしたが、北の方角からは「ドーン!」と雷鳴が時折響く。

予定したところまで終了し、もう1日で源太エリアの刈り払い終了予定です。長い間、山の中にあった刈り払い機もやっと下山します。

モシャモシャだった登山道も刈り払いが終わればスッキリです。登山道脇の高山植物もスクスクと成長しています。

北を見れば、やる気満々の積乱雲。夕方には温泉郷でも夕立がありました。

今年は酷暑の夏ですが、一足先に秋を感じる山の花。

酷暑の夏ですが、大深湿原の水場はジャンジャン出てます。ご心配なく。

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大深山荘〜源太ヶ岳分岐 刈り払い 8/5

2023-08-05 20:01:12 | 源太ヶ岳

今日からは、大深山荘から源太ヶ岳の分岐に抜ける、松川温泉へ降るショートカット道の刈り払いです。

まず大深湿原へ抜け出る手前の林の中から作業スタート。

林を抜けて湿原へ出ても、枯れたコバイケイソウやらシダでモシャモシャしているので、手を抜くことは出来ません。水場の水はジャンジャン出てますので、ご安心ください。三ツ石へ向かう方は、ここで十分に水を汲んで行ってください。

下の湿原と上の湿原の間はモシャモシャです。ここは時間がかかります。

上の湿原を昼頃には通過し、アオモリトドマツの林の中へ突入し、今日は終了。

秋の気配漂い始める湿原の向こうに、裏岩手縦走路のたおやかな山々を望む。

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源太ヶ岳刈り払い 7/26~7/27

2023-07-27 19:52:19 | 源太ヶ岳

里では日が差しても、山はどんより。昨日は入山口に着いたら、けっこうな雨が降ってきて、急遽松川温泉から入山して源太ヶ岳へ。

ブナ林の中は、時折パラっと雨が落ちて来ても、カッパ無しでも大丈夫。葉っぱをつけた枝が雨を受け止めてくれますが、どんよりした日は鬱蒼として薄暗い林の中。

途中、現場視察の県自然保護課、八幡平市役所職員の方々と合流して、しばし一緒に歩いて意見交換。

作業開始点で皆さんと別れて、時折小雨のパラつく中、源太ヶ岳から大深岳分岐への刈り払いです。

作業が終わったら松川温泉へ下山。源太ヶ岳山頂直下のお花畑は、トウゲブキが最盛期。

どんなにお天気続きでも涸れたことのない上倉の水場。ジャンジャン出てます。

登山道脇のキタゴヨウの樹皮に、クマハギの跡が見られました。よく見ると、クマの毛が沢山くっ付いてます。樹皮下の形成層を食べているとのこと。東京大学演習林のクマハギ動画を参考までに。

今日も昨日と同じような天気でしたが、かろうじて雨は降らず。

時折日も差しましたが、ほとんどガスの中。大深岳分岐まで昼頃には到達。

毎年の刈り払いの成果も出ています。ツツジ類の繁茂著しい大深岳への登山道。今日は大深岳山頂200m手前まで到達。

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源太ヶ岳〜大深岳分岐 刈り払い 7/25

2023-07-25 19:42:50 | 源太ヶ岳

県内各地で軒並み今季最高気温を記録した今日は、やっぱり山も暑かった。

今日は、昨日の作業終了点からスタートして、大深岳分岐まで到達したところで一旦縦走路を外れ、源太ヶ岳山頂から大深岳分岐の刈り払いです。

高山帯も適宜刈り払いをしないと、ボーボーになってしまいます。手入れ無しで、この状態ではありません。

源太ヶ岳山頂まで刈り払い機を担いで行って、大深岳分岐方面へ作業を進めていきます。

早くても雑なのはダメ。ゆっくり丁寧は当たり前。丁寧さとスピード感が大事です。分岐までの1/3程度のところで今日は一旦終了。

大深湿原の高山植物は、初夏の植物は盛りを過ぎ、キンコウカのような盛夏の植物が咲き始めています。

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松川温泉〜大深山荘〜源太ヶ岳〜松川温泉 5/17

2023-05-17 19:13:27 | 源太ヶ岳

県内でも真夏日を記録するところもあった気温が上がった本日は、大深山荘のシーズン始めの小屋開け作業です。

松川温泉からの登り始め、ブナ林の新緑が眩しい季節になってました。

昨年までかろうじて立っていた老木が、ついに力尽きて倒れていました。徐々に森へと返っていきます。

丸森川を越え、1/25,000図の1146地点付近から所々雪が現れてきます。

上倉沼はすっかり解氷。

上倉の水場は、すでに露出して水がジャンジャン出ております。

水場から上は、登山道上に雪が残っていますが、道迷いの心配はないかと思います。必要なところにはピンクテープでマーキングしています。

源太ヶ岳分岐からは、大深山荘へダイレクトに向かいます。源太湿原も露出が始まっています。

登山道上には雪があったりなかったり。必要なところにはピンクテープ。

大深湿原まで来れば、あとは雪の上。登山道は雪の下。雪の上のトラバースは要注意。

大深湿原の水場はまだ雪の下ですが、もう間もなく出てきそうです。

久しぶりの大深山荘。例年よりも雪が少なめです。

デッキに雨水槽を設置したり、バルブの切り替えをしたり。

トイレ、居室の掃除は、下から担ぎ上げた水で綺麗に仕上げました。これからは、水が溜まってさえいれば、下から担ぎ上げる手間もありません。

小屋開け作業の後は、大深分岐経由で源太ヶ岳へ。山荘から大深分岐まではかなりの部分が雪上歩き。大深分岐から源太ヶ岳はほぼ露出。

源太ヶ岳山頂の遠目からは、裏岩手縦走路の大深岳から三ツ石山にかけての登山道はかなり露出が進んでいるように見えました。

最大の難所は、源太ヶ岳の山頂直下の急斜面。八幡平の界隈では一番遅くまで雪渓が残るところですが、今日は雪も柔らかく、難なく下山出来ました。

源太ヶ岳分岐付近から見上げる山頂直下の積雪状況。まだまだ雪がかなり残っていますので、源太ヶ岳にお越しの方は、相応の装備と覚悟でお願いします。

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ステップソール講習的ツアー@源太ヶ岳 5/4

2023-05-04 20:52:16 | 源太ヶ岳

今日はステップソールで樹海ラインから源太ヶ岳まで。

融雪が早かった今シーズンは、笹の迷宮に迷い込まないように細心の注意が必要です。けっこうギリギリでした。

講習的ツアーなので、山向き、谷向きキックターンの練習も欠かさずに。

樹海ラインがオープンすれば、松川温泉から登って来るより、ずいぶん楽に山頂到着。

源太ヶ岳山頂直下のオープンバーンは、気持ち良くいくも良し、練習するも良し、良い斜面です。

雪も滑って良い感じ。今シーズンの春はベタベタ雪にほとんど当たらずに、ラッキーです。

急斜面の登り返しはけっこう堪える。。。

ですが、滑ることは楽しいよね。だからまた登っちゃう!

とは言え、課題を持って滑れば、楽しいだけでは終われない。。。

抑えるところ、スピードを出すところ、コントロール自在になりたいね。

ステップでの登りの効率が上がれば、山での機動力もアップ。

縦溝が出来始めてましたが、まだフラットと言っても良い斜面。

スピード感ある滑りも存分に楽しめた。

大丈夫メーターの残量に余裕のあるうちに下山。

下山はなるべく滑れるルート取りと、笹の迷宮に迷い込まないように。

攻める時は攻める。斜面状況に合わせてターンを選択。

急斜面では落下の力を上手くもらって、圧のコントロールもしっかり表現出来れば最強です。

そして最後は、真心からのドラゴンの境地!

K夫妻、Kさん、Sさん、お疲れ様でした。笹の迷宮に迷い込まずに、ズバッと下山出来て良かったです。

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ステップソールツアー@源太ヶ岳 4/1

2023-04-01 19:30:29 | 源太ヶ岳

お天気に恵まれた本日は、源太ヶ岳のステップソールツアー。

前回の様子見では、なかなかナイスなドラゴンアイ状態だった上倉沼ですが、今日はぼんやりした状態。変化し続けるのが自然。

シールなしでも、今日の雪なら問題なし!急斜面もキックターンさえ完璧なら何処でも行けます。

アオモリトドマツの亜高山帯を抜けると、源太ヶ岳山頂直下のオープンバーン。

オープンバーンを北側から巻いて山頂!

春はクラックへの転落も気をつけたいです。斜面の見通しが良くないところは抑えて抑えて!

斜度が緩くなり、見通しも良くなれば、スピード感とともにダウンヒル。雪は極上ザラメ!

登り返し2本。キックターンの練習ももれなく。

コンディションを確認しながら、斜度40度に迫ろうかという急斜面にもチャレンジ!

春には、自分が普段滑らないような斜度感にもチャレンジしたいですね。せねば!

振り返ってみれば、若干のフィルムクラスト気味の光る斜面に刻まれたシュプールに納得。うんうん。

登り返した後は、体力に余力を残してダウンヒル!体力ゲージを半分以上残しておきたいね。

シーズン中の鍛錬の成果をいざ発揮!

往路俯瞰した上倉沼の裏ドラゴンを、帰路はすぐ近くで覗いてみました。午前中の状態からあまり変化なし。また今度良い時に見にきましょう。

そして最後は、難しいウネウネの林間のラインどり講習会。

こういうことも、知ってれば対処可能な場合も多いのです。

Y子さん、Sさん、お疲れ様でした。良い雪で良かったですね。

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