すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

松川温泉〜源太ヶ岳〜八瀬森分岐 6/13

2024-06-13 20:36:05 | 源太ヶ岳

今日は源太ヶ岳の全層雪崩の通行困難エリアの視察と整備、八瀬森分岐の道標設置です。

松川温泉を出発し、風通しの悪いブナ林を大汗かきながら、まずは源太ヶ岳直下の大深山荘方面の分岐を目指す。

上倉の水場は、水量こそ少ないものの涸れることはなく、冷たい水が喉を潤してくれます。

分岐直前まで来ると、土砂に覆われたデブリがまだ解けずに大きな山になっています。ですが、通行可能です。

分岐の雪は消えていました。

分岐から大深山荘方面の支障木を処理して、通り安くしておきます。

前回の視察の際も手入れをしましたが、若干の融雪により、倒木で歩きづらくなっているところは枝払い。

ピンクテープの位置も付け直して、大深山荘から源太ヶ岳分岐までは、だいぶ通りやすくなりました。

分岐から源太ヶ岳方面も登山道消失箇所にピンクテープを付けておきました。

山頂直下には、わずかに残雪がありますが、注意して横断してください。

源太ヶ岳山頂から大深岳の間は、快適な高山帯歩きです。

大深岳から八瀬森分岐の間も雪もなくなり問題なし。

一冬ブルーシートで包んでデポしていた道標も、半年ぶりに元の位置に戻りました。さあ帰ろう!

源太ヶ岳山頂直下の登山道消失箇所は、このところ晴天続きで、前回よりも地面が乾いていて歩きやすくなっていましたが、雨天時はひどく泥濘むことが予想されます。

一部登山道が生き残っているところもありますが、、、

土砂や、デブリの雪で登山道はかなり覆われています。

土砂に覆われたデブリの山はしばらく消えることがなさそうですが、一応、通行困難であることに変わりはないですが、ピンクテープをつけたり、倒木の枝払いをしたので、通行可能な状態です。

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源太ヶ岳 山頂直下 登山道状況 5/30

2024-05-30 18:33:41 | 源太ヶ岳

4月上旬、大規模な全層雪崩が発生し、それにともなう膨大な量のデブリと土砂が堆積し、薙ぎ倒された倒木が登山道を塞いでいます。今日は状況を確認しに行ってきました。

源太ヶ岳分岐付近の空撮写真では、このようになっています。源太ヶ岳上部150mほどのトラバース区間では登山道が消失。分岐付近では、松川温泉から登ってくると約50m手前までデブリ末端が到達しており倒木が折り重なり、大深山荘方面から来れば、やはり分岐手前約50m手前から堆積土砂を含んだデブリに行く手を阻まれます。

松川温泉の源太ヶ岳登山口をスタートし、急登続きのブナ林。

上倉の水場で喉を潤し、さらに急登に挑む。

源太ヶ岳山頂直下の大深山荘方面への分岐約50m手前から、倒木で行く手を阻まれます。

幸運にも分岐の道標は生きていました。

倒木のみならず、大量の土砂を伴ったデブリが堆積しています。

土砂の下は硬い雪。分岐を過ぎてから50mほど土砂の上を行けば、一旦登山道が露出しますが、100mも行かずにまたデブリです。

全層雪崩の走路となった山頂下部お花畑のトラバース区間は登山道消失。登山道はありません。

源太ヶ岳の湿原木道は無傷。

大深山荘方面からのアプローチも、分岐手前約50mで土砂を含んだデブリで行く手を阻まれます。

大深山荘方面からの登山道は通行困難ですが、頑張ると通行出来るように最低限の整備を行い、ピンクテープも付けてきました

大深山荘方面からのアプローチ、分岐手前約50m手前から分岐方面の空撮。デブリの堆積の厚みは2~3m程度はありそうですが、土砂が覆い被さっているので、融雪が進まないとことが予想されます。

分岐から松川温泉方面の通行困難区間も、登山道を塞いでいる倒木を処理。

登山道を塞いでいる倒木が無くなると、かなり見通しが良くなりました。

とりあえず、大深山荘方面から松川温泉への下山に際しての道迷いがないように、本当に最低限の整備終了。

源太ヶ岳全層雪崩のその後

空撮動画でもご確認ください。

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源太ヶ岳分岐付近の通行困難のお知らせ

2024-05-29 17:33:01 | 源太ヶ岳

源太ヶ岳全層雪崩 APRIL24

4月上旬に発生した源太ヶ岳の全層雪崩に伴い、源太ヶ岳山頂直下の源太ヶ岳分岐付近の登山道が通行困難な状況となっております。

対応につきましては、八幡平市、岩手県自然保護課、環境省と現在協議中ですが、上記の告知を関係する登山口や避難小屋に掲示しました。

まず源太ヶ岳登山口、三ツ石山登山口、松川温泉登山口駐車場に掲出。

裏岩手縦走路の入り口となる畚岳登山口や三ツ石山荘にも掲出済みです。

5/26の状況です。分岐付近はデブリと薙ぎ倒された倒木と土砂により、登山道が完全に覆い尽くされております。

全層雪崩のデブリが倒木や土砂の下にあるため、融雪も進まない可能性があります。この付近の登山を計画なさっている方は、今一度計画の見直しをお願いしたいと思います。

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ステップソールツアー@源太ヶ岳 4/8

2024-04-08 20:45:45 | 源太ヶ岳

今日は源太ヶ岳へステップソールツアー。全層雪崩の現場を見ておいた良いんじゃないですか?との提案を快諾していただき、今日のツアーです。

正しく恐れることが大事です。画面を通して見た情報と現場での肌感覚とでは、かけ離れたものがあります。

気温も湿度も高め。ステップも良く利きます。休み休み、キックターンの練習もしながら登っていきます。

デブリの最末端まで来ると、その規模の大きさにびっくりします。画面からは伝わらないこともたくさんあります。

山頂直下のデブリ末端まで来れば、破断面も確認出来ました。割れ残り側には近づかず、極力危険を排除しながら。

今日の光景を目に焼き付けて、今後の山中での行動にも活かしてほしいです。

スキーで山に入るには、滑走技術の向上も欠かせません。

ゲレンデで出来たことが出来なくなるのが山。今日は講習的なことも試みながらのダウンヒルでした。

せっかくなので、上倉沼の裏ドラゴンも立ち寄ってみました。ステップソールなら、さっと行って、さっと戻って来れます。便利ですね。

ストップ雪のダウンヒルでは焦りは禁物。回す気満々禁止令です。

前進速度が遅い時には、こちらもスローモーションで対応したいですね。

お疲れ様でした。

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源太ヶ岳全層雪崩 APRIL24

2024-04-05 18:10:16 | 源太ヶ岳

源太ヶ岳全層雪崩 APRIL24

今日は源太ヶ岳の下見。里から見てもただならぬ事態になっていそうな感じでしたが、山頂直下東斜面が過去最大級の全層雪崩でした。

奥産道冬季閉鎖ゲートからスタート。昨年と比べ、まだ雪が残っています。

出発をやや遅らせ、雪も良い塩梅にステップが効くようになって、最後までステップのみで登高しました。

東斜面の2段目の沢筋には膨大な量のデブリ。

山頂直下東斜面の1段目からドローンを飛ばしてみました。過去最大級のスケールです。この間の地震とも関係あるかもしれません。

太いダケカンバもなぎ倒されています。

分厚いデブリです。スキーツアー中じゃなくて良かった。

山頂直下1500m付近の破断面から東斜面2段目の沢筋1250m付近まで雪崩は到達しています。

雪崩が通った沢筋には雪崩が削った跡が、はっきりと刻まれていました。

ちなみに上倉沼の裏ドラゴン出現。

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大深山荘〜源太ヶ岳分岐 刈り払い 8/8

2023-08-08 19:31:10 | 源太ヶ岳

大深山荘から源太ヶ岳分岐のショートカット登山道刈り払い最終日。

今日は松川温泉からのアクセス。

昨日の作業終了点からスタート。今日で終わるつもりで登ってきましたが、実際終わってみるまで分かりません。

途中にはモシャモシャ区間もあります。笹の繁茂力恐るべし。

源太ヶ岳の山頂直下湿原の刈り払いを終え、裏岩手縦走路、源太ヶ岳登山道の全区間刈り払い終了です。

長らく山中にあった刈り払い機も一月ぶりに下山。

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大深山荘〜源太ヶ岳分岐 刈り払い 8/6~8/7

2023-08-07 20:28:57 | 源太ヶ岳

暑い日が続いております。昨日は特に暑かった。

作業現場に着く間に、着ているものが乾いてるところがないぐらい、すでに汗だくです。

昨日は通称太郎平を過ぎたところまで。完全に暑さにやられました。皆さんも気をつけてください。

今日は昨日に比べれば、まだ快適でしたが、北の方角からは「ドーン!」と雷鳴が時折響く。

予定したところまで終了し、もう1日で源太エリアの刈り払い終了予定です。長い間、山の中にあった刈り払い機もやっと下山します。

モシャモシャだった登山道も刈り払いが終わればスッキリです。登山道脇の高山植物もスクスクと成長しています。

北を見れば、やる気満々の積乱雲。夕方には温泉郷でも夕立がありました。

今年は酷暑の夏ですが、一足先に秋を感じる山の花。

酷暑の夏ですが、大深湿原の水場はジャンジャン出てます。ご心配なく。

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大深山荘〜源太ヶ岳分岐 刈り払い 8/5

2023-08-05 20:01:12 | 源太ヶ岳

今日からは、大深山荘から源太ヶ岳の分岐に抜ける、松川温泉へ降るショートカット道の刈り払いです。

まず大深湿原へ抜け出る手前の林の中から作業スタート。

林を抜けて湿原へ出ても、枯れたコバイケイソウやらシダでモシャモシャしているので、手を抜くことは出来ません。水場の水はジャンジャン出てますので、ご安心ください。三ツ石へ向かう方は、ここで十分に水を汲んで行ってください。

下の湿原と上の湿原の間はモシャモシャです。ここは時間がかかります。

上の湿原を昼頃には通過し、アオモリトドマツの林の中へ突入し、今日は終了。

秋の気配漂い始める湿原の向こうに、裏岩手縦走路のたおやかな山々を望む。

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源太ヶ岳刈り払い 7/26~7/27

2023-07-27 19:52:19 | 源太ヶ岳

里では日が差しても、山はどんより。昨日は入山口に着いたら、けっこうな雨が降ってきて、急遽松川温泉から入山して源太ヶ岳へ。

ブナ林の中は、時折パラっと雨が落ちて来ても、カッパ無しでも大丈夫。葉っぱをつけた枝が雨を受け止めてくれますが、どんよりした日は鬱蒼として薄暗い林の中。

途中、現場視察の県自然保護課、八幡平市役所職員の方々と合流して、しばし一緒に歩いて意見交換。

作業開始点で皆さんと別れて、時折小雨のパラつく中、源太ヶ岳から大深岳分岐への刈り払いです。

作業が終わったら松川温泉へ下山。源太ヶ岳山頂直下のお花畑は、トウゲブキが最盛期。

どんなにお天気続きでも涸れたことのない上倉の水場。ジャンジャン出てます。

登山道脇のキタゴヨウの樹皮に、クマハギの跡が見られました。よく見ると、クマの毛が沢山くっ付いてます。樹皮下の形成層を食べているとのこと。東京大学演習林のクマハギ動画を参考までに。

今日も昨日と同じような天気でしたが、かろうじて雨は降らず。

時折日も差しましたが、ほとんどガスの中。大深岳分岐まで昼頃には到達。

毎年の刈り払いの成果も出ています。ツツジ類の繁茂著しい大深岳への登山道。今日は大深岳山頂200m手前まで到達。

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源太ヶ岳〜大深岳分岐 刈り払い 7/25

2023-07-25 19:42:50 | 源太ヶ岳

県内各地で軒並み今季最高気温を記録した今日は、やっぱり山も暑かった。

今日は、昨日の作業終了点からスタートして、大深岳分岐まで到達したところで一旦縦走路を外れ、源太ヶ岳山頂から大深岳分岐の刈り払いです。

高山帯も適宜刈り払いをしないと、ボーボーになってしまいます。手入れ無しで、この状態ではありません。

源太ヶ岳山頂まで刈り払い機を担いで行って、大深岳分岐方面へ作業を進めていきます。

早くても雑なのはダメ。ゆっくり丁寧は当たり前。丁寧さとスピード感が大事です。分岐までの1/3程度のところで今日は一旦終了。

大深湿原の高山植物は、初夏の植物は盛りを過ぎ、キンコウカのような盛夏の植物が咲き始めています。

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