すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

ステップソール講習的ツアー@前モロビ 4/29

2021-04-29 17:33:33 | 裏岩手縦走路

今日の天気予報も微妙。13:30下山を目指し、Oさんとステップソールで前モロビへ。

樹海ラインから取っ付いて、ほぼ急斜面の登りです。昨日の降雨で雪面はやや固め。

しかし、ステップソールと言えども、日頃鍛し歩行術とキックターンの精度の高さがあれば、恐るるに足らず。

やや縦溝走る急斜面にチャレンジする!

今シーズンの練習の成果を存分に発揮すれば、充実感を感じながらのダウンヒル間違いなし。我々ぐらいの歳になれば、昨日出来たことが今日出来ないということもあろうかと思いますが、だからこそ、昨日出来なかったことが今日出来る喜びをより感じるのではないでしょうか?

ですが、体力の低下は最低限に留めたいですね。急斜面の登り返しは堪えます。

春は急斜面の練習には最適な季節。本数を重ね、経験値を上げていきたいところです。ステップソールで、これぐらいの斜度、雪質を上り下り出来れば、どんなところでも行って帰って来れるでしょう!

昨年比50%以上アップの上昇率で、Oさんもご満悦でした。

せっかくなので、前モロビも登頂しておきましょう。登山道は一部露出していました。

雨が降る前に下山するぞ!それにしても、最近の閲覧している天気予報の精度には驚かされます。

今日も雨に濡れる前に下山出来ました。Oさん、急斜面の登り返し、大変お疲れ様でした。

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ステップソール講習的ツアー@八幡平 4/28

2021-04-28 21:04:28 | 八幡平(積雪期)

今日はNさんと茶臼岳までのツアーの予定でしたが、お天気があまりにも微妙なので、ステップソール講習的ツアーに変更。

スタート時、もうすでに雲行きは怪しげ。アスピーテライン見返峠まで来る途中、すでに細かい雨粒がフロントガラスに落ちてくる。

当日の雨の強弱、時間帯、予報の精度も上がり、14時をタイムリミットとする。目的地へそれ急げ!

曇天基調で、小雨が降ってきたり、ガスってきたりでしたが、大方予想通り。

今日は縦走を諦め、腰を据え、登り返して今シーズンの復習を交えてみたり。

ステップソールのツアーでは登りのテクニックで、行動時間に差が出ます。手を抜かず、確認しながら。

反復練習の後は滑りも良くなりましたね。内脚も外脚も大事です。

地形、雪質に合わせて滑る。合わせられるということは、技のレパートリーと、それをどこで繰り出すかというコーディネート力です。

降り出す頃合いを見計らって下山開始。

ほっつき歩きながら、目的地にズバッと出てきて、、、

〆の急斜面をきれいにまとめて終わりたかったですが、ギャラリーがいるとやはり心持ちも変わります。心の持ち様により、パフォーマンスが上がりもすれば、下がりもします。メンタルを鍛えるには、繰り返しの練習が手っ取り早いです。

雨がポツポツと降り始めたところで本日終了。本日はお天気の悪い中、大変お疲れ様でした。

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八幡平〜黒谷地〜茶臼口 4/27

2021-04-27 19:25:41 | 八幡平(積雪期)

昨日は寒気の影響で肌寒い奥羽山脈主稜線でしたが、今日は一転、気温も上がり雪は少し緩みました。

このところ、融雪は進んでいません。まだ滑走可能なアスピーテライン県境付近。

見返峠WC分岐からは源太分れへキスゲ通り。まだまだトレッキングシューズや長靴と言った装備が必要です。

八幡沼の解氷は今年は早そう。

誘導用ピンクテープは融雪にしたがい、随時下の枝に付け替えていきます。

スキーツアー用の標識もかなり古びてきました。

黒谷地展望デッキの露出も早そう。

茶臼山荘の清掃をした後は茶臼岳へ。例年小屋下の斜面には大きなクラックが口を広げますが、今年はつるんとしたもんです。

茶臼岳山頂直下の夏道はまだステップを掘っておりません。トラバースは危ないので、稜線伝いに歩くのが、比較的安心感あります。

スキーシーズンも残りわずか。例年よりは少ないとは言え、雪を求めて多くのスキーヤーボーダーが訪れる八幡平エリア。最後まで事故のないようにお願いします。

ご覧のように1000mを切ったところはほぼ融雪した感じです。

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ステップソールツアー@松川温泉〜三ツ石山〜ニセ小畚〜松川温泉 4/26

2021-04-26 20:23:00 | 裏岩手縦走路

今日はK夫妻と、松川温泉起点、三ツ石からニセ小畚をぐるりと回ってのステップソールツアー。とは言え、今日はただ案内されるだけではなく、読図、歩行のライン取り、キックターン等々、山を歩くにあたっての能力高上を目指してのツアーです。

積雪量少ない奥産道は、雪が途切れ途切れで、時折、板を担いで歩くことも強いられます。

奥産道終点からは、本格的に読図の訓練。1/25000の地図とにらめっこしながら、三ツ石山荘を目指します。

地形的特徴の少ないこのエリアで迷わず歩くには、現在地確認が肝要。

クマのフレッシュな足跡もあり、そろそろクマとのニアミスも注意しないといけないところです。

読図が出来て、これだけ晴れていれば、いろんな手がかりから目的地へ達せられるはず。

三ツ石山荘で一休みした後は、ニセ小畚へ向け北上。寒気が入った本日の雪面は硬い。こう言う時には歩行力が試されます。

ニセ小畚手前の三ツ沼は、寒気が入っていなければ水面が見えていてもおかしくない。

自分の力で切り開いていく山行は、理想の雪ではなくても、連れて行ってもらう山行よりも充実感が得られるはず。

ダウンヒルも一筋縄ではいかない雪でした。

山は優しいだけではないもんねえ。そう言う時に備えて、スピードをコントロール出来る確実なテクニックです。

引き出しは多いほうが良いですが、でもどこでその引き出しを開けたら良いか?ってところまで。

時に自然は厳しく、それに合わせることが求められると言うのが山なんですね。

ツーステップは最終兵器。最終兵器の完成度を100%までアップしたいところです。

本日は、学習的なツアー、大変お疲れ様でした。

 

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ステップソールツアー@八幡平〜茶臼岳 4/23

2021-04-23 19:02:29 | 八幡平(積雪期)

晴天の本日は、Mさんと八幡平から茶臼岳のステップソールツアー。

雲一つない青天の彼方、鳥海山、月山、岩木山から八甲田、八幡平から見える山が全部見えました。

残雪期の八幡平から茶臼岳は、いちいちシールの着脱せずとも、ステップソールさえあれば自由にほっつき歩けます。機動力抜群です。

雪さえあれば、登山道を忠実に辿る必要なし。滑りたい斜面を繋げながら。

細かいアップダウンのある八幡平は、まさにステップソール向きな山域です。

あっちの斜面をシャーっと滑って、また登り、、、

登り返して、こっちの斜面をまたシャーっと。

今日はMさんの「穴場廻り的な感じで」と言うリクエストに応えて。

次は一人でも来れるように。

俯瞰的に地形を把握出来れば、結構楽しめるコースとなる八幡平です。

茶臼山荘まで来れば、それなりに人はいますが、人気(ひとけ)少ない山を満喫出来ますよね。

富士山型の山ならシールで登って、ドーンと滑るが良いでしょうけど、やっぱり八幡平にはステップソールがベストマッチ。

茶臼岳のダウンヒルも下れるところまで下って、登り返して前山。

最後は前山で〆。繋げ方によっては、滑走満足度の高いツアーに仕上げることが出来ます。テクニシャンのMさん、今日は縦横無尽に八幡平を満喫!これで次回は一人で来ても満足度アップ間違いなし。

今日は大変お疲れ様でした。

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八幡平 4/22

2021-04-22 18:37:59 | 八幡平(積雪期)

昨日よりは風の収まった八幡平。とは言え、気温はやや低目です。

このところの低温で、ドラゴンアイは開眼遠い鏡沼。

積雪量は例年よりもかなり少なめ。山頂展望デッキも相当露出していますが、ここ1週間あまり積雪量は減っていません。

今年は積雪量が少ないので、八幡沼の解氷もスピーディーに進みそうです。沼中央部を歩くのはやめといたほうがよさそうです。

湿原の誘導用竹竿の点検も怠りなく。

今日のメインは、源太分れの案内板の掘り出し作業。通りがかりの方から「何やってるんですかあ?」と尋ねられますが、モノが見えなければ、そういう質問も分からなくはありません。

訪れる方のレベルがマチマチな八幡平は、こう言ったモノを早めに出してあげたら喜ばれます。現在地も確認出来ます。

キスゲ通りのアスピーテライン側は早くも遊歩道が露出してきました。

見返峠W.Cから無料駐車場へと、颯爽と滑るスキーヤーMさん。

今日は見返峠W.C前の案内板も出して、G.Wを迎える準備が整いつつあります。

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ステップソール講習的ツアー@モッコ岳 4/21

2021-04-21 22:20:53 | レッスン

今日はアスピーテラインが通行可能となり、A夫妻とアスピーテラインの県境からモッコ岳へとステップソールでのツアーへ行ってきました。

風速10m/s以上はあろうかという強風で、気温も低め。北向斜面はカチンコチンです。

モッコ岳への登頂は早々に諦め、いつものバーンで登り返してのエンジョイモード!・・・とばかりいかないのが、RASU-Tツアー。究極は『Don't think!Feeeel!』のドランゴの境地ですが、その日の一本目のワンターン目に無策で行くのはなし。

手強い雪には、それ相応の対応力が求められます。「さあ!まず一本目は気持ち良くいきましょう!」というガイドの甘い言葉に騙されてはいけない。

もちのロン、登り返しの練習にはキックターンの練習も含まれます。谷開き、山開き、キックターンは不得意では済まされませんから。

日当たりを考え、良い緩み具合の斜面の向きを選択し、難し過ぎず、簡単過ぎずという絶妙な塩梅の雪質で修行モード!でも繰り返しやっていくうちに、徐々に体が反応するようになりますよね。

急斜面の練習も忘れずに。引き出しは多いほうが良いですが、どの局面でどの引き出しを開けるか。。。

滑りも登りも、何度も繰り返しやることで、体が覚えていく。ステップソールと八幡平は相性抜群です。

広大な斜面はないけれど、課題を持って望めば、こんなに良いフィールドはありません!

自然は自分の都合の良いようにはいきません。お天気も雪質も。山を滑るには、合わせることが重要です。野を巡る獣のように、流れる水のように。

そんな折、野を巡るクマの足跡。今シーズン初のクマの足跡との遭遇でした。この辺、クマの通り道なんです。

野を巡るクマと言えども、ちょいちょい滑って遊んでます。動物には感情がないだって?そんなことがあるでしょうか?足跡から察するに、これはもう遊んでます!

クラストした斜面を蹴散らした雪とともにダウンヒル。スキーは雪と重力のない世界では出来ません。重力に逆らってはいけない。雪とケンカしてはいけない。

風下側で飽きるまで滑った後は、強風吹き荒ぶ稜線を経て、アスピーテライン見返峠まで無事帰着。

途中、アスピーテライン 源太岩展望台からモッコ岳を遠望すれば、登り返して刻まれたシュプールが幾重にも重なる。

本日は強風下、コンディションの悪い中でしたが、良い練習出来ましたね。お疲れ様でした。

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黒谷地〜陵雲荘 4/20

2021-04-20 17:52:39 | 八幡平(積雪期)

昨日も今日もアスピーテラインは通行止め。4/17~4/18にかけて、強風を伴いながらの積雪がありました。

黒谷地口付近では平均10~15cm程度の積雪。

土曜日に来た時より、黒谷地湿原展望デッキの柱が露出していました。風の通り道では、増えた量よりも減った量のほうが多かったようです。

黒谷地湿原から源太森へは湿雪15~20cmのラッセル。誘導用ピンクテープを付け直しながら。

風が強いものの、さして寒いというほどではないような。。。ガスっている時には、ピンクテープの目印が心強いのではないでしょうか。

看板類がまだ雪の下に埋れている時には、補助看板があれば親切でしょう?融雪にしたがい、倒れないようにトントンと差し込みます。

今時スマホアプリのGPSで現在地確認出来ますが、ガスった時の八幡沼湿原は竹竿頼り。晴れて視界がある時には、竹竿無視しても歩けます。ですが、どうぞコンパスと地図を携帯してください。

こんなお天気の日には、小屋が見えればホッとします。陵雲荘の出入り口のドアノブがあまり調子良くありません。確実に閉まったことを確認してから出発をお願いします。

また、ストーブの使用後は確実に消火し、火事にならないようにお願いします。

なかなか開いてくれないアスピーテライン。明日はどうかなあ。。。

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黒谷地〜茶臼山荘 4/17

2021-04-17 18:54:50 | 八幡平(積雪期)

やっとアスピーテラインがオープンしましたが、今日は生憎のお天気。

ガスで視界の悪い黒谷地口から竹竿をチェックしながら茶臼山荘を目指します。こういう日は歩く人もあまりいませんが、誘導用竹竿があれば安心です。

黒谷地湿原の展望デッキの支柱が露出してきました。

黒谷地湿原からは誘導用のピンクテープの点検。融雪によって見え方も変わって来るので、一回付けてほっぽらかしではありません。

そして、茶臼山荘。もう夏の入り口から出入り出来ます。いつも綺麗に使っていただきありがとうございます。今日も掃除しておきました。

その後、モミ山下部のアスピーテラインにスキーヤー用の階段を掘っておきました。

かなりの力作です。

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ステップソール講習@大黒森 4/16

2021-04-16 21:10:47 | 旧八幡平スキー場

高齢化進むテレマーク界において、大事に育てたい20代の若者のH君。成長して、3年振りに戻ってきてくれました。嬉しい限りです。

昨日アスピーテラインのオープニングセレモニーが執り行われましたが、残年ながら、昨日も今日も通行止め。そこで今日は、大黒森でステップソールでの登り返して新メニューからスタート。新メニューなら短い距離で練習出来るので、ステップソールでの練習には相性良し。

ステップソール講習にはキックターンの練習がセットで付いてきます。ステップソールで山に入るには、キックターンの良し悪しが、所要時間に差が出ます。山開きのキックターンも、ビンディングのツアーモードありバージョン、なしバージョン、各種取り揃えて引き出しを増やしていきます。

新メニューのベーシックの後はアドバンス。ワンステップにベンディング。

新メニューを一通りやり終えたら、あとは急斜面での実戦トレーニング。急斜面ではワンステップでジャンプ系に繋がるターン。

20代の吸収力には恐れ入ります。一本毎に表現力が増していきます。

ステップソールでこんなに急斜面登ったことありません!・・・と言ったH君ですが、コツさえ掴めばけっこう登れます!

それにはもちろんキックターンの確かな技術が大事。谷開きのキックターンは急斜面で多用するので、確実性をさらに高めたい。

落下の力がもらえない斜面ではベンディング。

切り替えを抱え込んで圧を抜いてトップが下がったら、、、

即、圧で切れ上がれ!圧のコントロールは山に行ったら大事です!

と、1日で4〜5日分の容量をぎゅーっと詰め込みましたが、それでも溢れ出さない若さが羨ましい。。。地元に戻ったら、忘れないうちに早速自主トレして体に定着させてください。

よく出来ました!

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