すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

オオジシギ

2013-05-31 22:15:49 | 動物

オオジシギ(シギ科)

夏になると、遥々オーストラリアから渡ってくる夏鳥です。

見た目はひじょうに地味で、草原の中に佇んでいると発見するのは難しいと思います。

しかし、けたたましい鳴き声とともにいったん飛び立つと、その存在感が俄然増します。

激しく鳴き声をあげながら飛び回り、尾羽を広げ、風を切り、爆音を轟かせ急降下を繰り返し、ちょっと変わった求愛行動をします。

秋になり子育てが終わると、またオーストラリアに戻って行くとのこと。長旅の果てにたどり着いた八幡平の空に、しばらくオオジシギの爆音が轟くか?

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トルコツアー【2】カッパドキア・ローズバレー&ホワイトバレー&ピジョンバレー

2013-05-29 19:28:54 | 海外の山

カッパドキア核心部と言えば、ローズバレーやホワイトバレーですが、どちらもカッパドキアの中心部ギョレメから歩いて移動出来る距離にあります。

「トルコ」と聞いて「花」とイメージ出来る方は多くないと思いますが、実は花もたくさん咲くところです。トレール脇に咲くたくさんの花に、写真撮影に余念がないツアー参加者のみなさん。

そして、数百万年前に噴火した火山灰が長い歳月をかけて浸食された結果、ご覧のような見事な景観を形作っています。ローズバレーは鉄分を多く含む噴出物により、赤っぽい色になってます。

不思議な景色が広がるカッパドキア。

多くの観光客は主立った見所を観光バスに乗って移動しますが、やはり歩いて間近に見てみたいですね。トレール上ですれ違うのは、歩くことを厭わないヨーロッパ系の人ばかりで、日本人に会うことはありません。最近、日本からも格安ツアーが出てているので、名だたる観光地に行けば日本人には会いますが、あんまり歩きたくないんでしょうか?せっかくなので、観光的なツアーだけじゃもったいないと思うんですが。。。

ホワイトバレーでは「妖精の煙突」と呼ばれる岩峰群の偉容に圧倒されます。

ピジョンバレー(鳩の谷)では、ガウディー建築を彷彿とさせる曲線美に目を奪われます。というかガウディーは、こういうところから作品のイメージを得ていたのかな?

ピジョンバレーからウチヒサル砦を仰ぎ見ると、たくさんの洞窟が見られますが、中にはホテルとして、あるいは住居として使われているものもあります。

とザザッと。トルコ・カッパドキアの報告です。

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トルコツアー【1】 カッパドキア・ウフララ渓谷

2013-05-28 21:28:35 | 海外の山

このところ、毎年行っているトルコ。世界遺産のイスタンブールとカッパドキア巡るツアーから戻ってきました。

トルコ到着の翌日は、イスタンブールの観光で、毎年エスカレートする渋滞と雑踏に揉まれ若干疲れ気味。ですが、オリンピックも持っていかれそうなぐらいの勢いが街全体に漲っており、羨ましい限り。アベノミクスもなんのそのです。

やはりアルパインツアーは歩かなきゃってことで、まずはカッパドキアの西側、ウフララ渓谷13kmを2日間かけてのハイキングです。

初日は中間地点のベリススルマから下流のセリメまで。緩やかな渓谷沿いのトレールは意外なほどの花畑。

そして、凝灰岩が浸食されることで形作られるカッパドキア独特の風景。セリメの三角錐の岩峰群はスターウォーズのロケ地ににもなったところです。この岩、家の前に一個欲しいですね。

 ウフララ渓谷2日目は、上流のウフララの台地上からメランディス川へ降りていきます。

 

川沿いのトレールは、柳やポプラが陰を作り、川を渡る風が通り抜けて気持ち良いです。そんなところに、1世紀末から12世紀にかけて、凝灰岩の岩壁を穿ち、キリセと呼ばれる修道院が数多く作られました。信じるものは岩をも穿つ。

見上げる岸壁には無数の穴。当時は食用として鳩が飼われていました。蜂の巣のように見えているのは鳩の巣。

凝灰岩は火山灰が圧力を受けて出来上がったもので、もろい反面、細工しやすい岩石です。そのメリットを最大限活かして、当時の修道士たちは地道に岩を削って、祈り、生活していたんですね。

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禰津さんのエンジョイ@八幡平

2013-05-14 20:49:36 | 八幡平(積雪期)

本日は、日頃お世話になっているキャラバン社の禰津さんを八幡平に迎えての、エンジョイ春スキーでした。

久しぶりに八幡平の山にお越しいただいた禰津さんをエスコートするのは、まずはいつも元気な平山さん。

そして、日本テレマーク界の父、レジェンド澤田さん。この方がいなければ、私もテレマークやってなかったかも?

そして、キャラバン社の禰津さん。バックカントリースキーに関わる人にとっては、この方もいなくてはならない存在です。

まずはアスピーテラインから茶臼岳を目指し・・・、

クラックを避けながら、前山へ。

レジェンド澤田さんは衰え知らず。アグレッシブに攻める!

いつでもエンジョイ感満載の平山さんは、雪があれば、どこまでも滑っていきそうです。

久しぶりに八幡平の山をエンジョイする禰津さん。仕事抜きのエンジョイモードでは、ついつい笑顔も溢れます!・・・ですよね?

そして今度は、モミ山へ向けて登り返し。往年のチームノルハイムの復活です。

まだまだいけるぞ!往年の名コンビ。生涯現役!

気温上昇にともない、クラックも広がってきましたが、抑えるところは抑えて安全を確認しながら。

そして今日は、RMU(Rocky Mountain Undergrund)の板とライトスパイク3ピンのテストもかねて。

コロラド・デンバーで1本1本丁寧に作られているRMUですが、今シーズンはアメリカのスキー雑誌の賞も受賞するなどして、その性能が評価され、最近注目度UPです。本日はパーク用ツインチップのトラディショナルキャンバーの板を試乗しましたが、しっとりたわみ、クセの無い仕上がりと見ました。ツインチップですが、テールの反りは緩いテーパーで、山でも使える1本ではないでしょうか?正統派の方、アグレッシブにも行きたい方にオススメ。

 

ライトスパイク3ピンは、ピボット位置が、従来の3ピンビンディングに比べるとやや後ろめな感じで、プラスチックブーツとの相性も良かったです。乗った印象はG3のタルガとそんなに変わらない感じがしました。従来の3Pピンは慣れていないとブーツを履くのに手間取りましたが、ステップインビンディングだし、滑走中にはずれたりということもなく、けっこう良いと思いますね。

レジェンド澤田さんもライトスパイク3ピンがお気に召したようです。なんせ屈まなくていい!

と今日1日、良いお天気で、いいメンツで、禰津さんにもエンジョイいただけたと思います。

今シーズンも、大変お世話になりました。ありがとうございます!

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落雷@八幡平

2013-05-13 19:06:43 | 八幡平(積雪期)

お昼前の八幡平。秋田県側から怪しげな黒い雲が近づいてきたので、山頂から急いで戻り、アスピーテライン山頂レストハウスで待機。

ケイタイのお天気サイト(日本気象協会/有料サイト)で確認すると、雷雲が接近中!しばらくして落雷が始まったので、フォーカス半押し状態で待っていると、アスピーテラインすぐ近くにThunderbolt!!!

そして、何度かシャッターチャンスを逃した後、まさに落雷の決定的瞬間を激写!Thunderbolt!!!

こんな雷の直撃受けたら、ひとたまりもありません。。。

みなさんも、雷の気配を感じたら、速やかに安全圏に退避してください。鉄筋コンクリートの建物や車の中は比較的安全ですが、木のそばにいると危ないですよ。とりあえず、こちらを参考に→rescuenow

お天気サイトの雷予想もひじょうに有効です。→雷ナウキャスト

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八幡沼/ガマ沼

2013-05-12 18:31:44 | 八幡平(積雪期)

この間までは真っ白い雪原だった八幡沼も、いよいよ水がしみ出して沼の輪郭が現れてきました。

やっと5月らしい暖かさとなって、八幡平も夏に向けて動き出しましたね。

ガマ沼も同様、輪郭が現れ、解氷間近。

しかし、今年の八幡平は残雪豊富。これでは、スキーシーズンはまだ続きそうですが、いったい高山植物の開花はいつになるんでしょう?

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茶臼岳

2013-05-10 18:38:29 | 八幡平(積雪期)

昨日は、茶臼山荘から山頂直下にクラックが見られませんでしたが、今日は小屋下からのクラックが山頂に向けて伸びていました。

昨日から気温が高めだったので、クラックが広がり、伸びていってます。

山頂から前山へ下る稜線には、4月の上旬わずかに見られたクラックが、ずいぶん広がってきました。

新雪で隠れているところもあり、注意が必要です。

前山から見るとこんな感じ。大きなクラックが3カ所確認出来ます。ご注意ください。

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茶臼岳/八幡平山頂

2013-05-09 18:26:30 | 八幡平(積雪期)

GWが開けた途端にお天気続きの八幡平。

茶臼岳もまだまだ積雪十分。山頂直下はクラック無し。とは言え、これから開いてくる可能性もあり油断禁物。

茶臼山荘下の斜面は大きなクラックが口を開けています。今後の気温の上昇により積雪状況の変化も予想され、こちらの斜面には立ち入らないほうが無難ですね。

茶臼岳山頂からの裏岩手縦走路遠望。まだまだ積雪十分。スキーを使っての縦走もまだいけそうですね。

GW中の降雪により、真っ白な雪原広がる八幡沼周辺。融雪が遅れています。八幡沼の解氷はいつになることやら?

こんな状況では、まだまだスキーを脱ぐ訳にはいかないですね。平坦な雪原はステップソールでの散策向きです。軽い道具でサクサク歩きたいですね。

山頂から見返り峠への下山路から、モッコ岳から続く裏岩手縦走路遠望。里の融雪は早かったですが、奥羽山脈主梁の積雪量は多め。今年のスキーシーズンは長そうです。

積雪豊富な八幡平!まだまだ遊べますよ!

 

昨年の5/9

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八幡平山頂

2013-05-06 22:32:08 | 八幡平(積雪期)

GW最終日、アスピーテラインはようやく終日通行可能となりました。・・・まったく皮肉なことです。

ということで、Nさんと八幡平山頂へ脚を運んでみました。

朝方は青空が広がり、気温も上がって、やっとGWらしいお天気になったと思いきや、お昼前から徐々に雲行きが怪しくなり、八幡沼湿原上空には低く雲がたれこめてきます。

とは言え、久しぶりの八幡平山頂をただ帰るのももったいない。陵雲荘周辺で遊んでいると、・・・何あれっ?・・・クッ!?クマーーッ!!

 

見たところ3~4歳の若いクマがコチラに向かって走ってきます!こちらは、ストックを持って手を高く上げて「ウォーッ!!」と雄叫びを上げて応戦すると、びっくりしたクマは慌てて方向転換し、倉形沢方面へ走って逃げていきました。いったん陵雲荘へと避難しましたが、好奇心は抑えられません。クマの足跡のところまで来ると、ご覧のようにくっきりと爪痕まで確認できました。しかし、惜しむらくは、実物を撮影出来なかったこと。まあ、撮影するどころではありませんでしたが・・・。

と、久しぶりの八幡平山頂はドタバタ劇でしたが、大型哺乳類に出会う確率は、そう高いものではありません。なかなか楽しい1日でした。

ちなみに、見返り峠の雪の壁は全然低くなる気配無し。

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旧八幡平スキー場→モミ山

2013-05-05 18:17:59 | 八幡平(積雪期)

朝の段階では12時からゲートをオープンする予定でしたが、予想通りと言うか、期待外れと言うべきか、本日もアスピーテラインは山頂までの通行叶わず、源太岩展望台までの通行となってしまいました・・・。

 

とりあえず、12時からのオープンを信じて、朝一は旧八幡平スキー場で登り返してのテレマーク修行です。

本日もS4さんとマンツーマン体制で、ジャンプ系やベンディング系を駆使して、湿深ザラメ雪の対応策練習。この3日間、こんな雪ばっかり滑っていましたので、かなり難しい雪への対応力で身に付きました!

旧八幡平スキー場のイナズマコースの遠望。まだまだ滑れます。

11時から源太岩まで通行出来るようになったので、場所をモミ山に移し、ステップソールで何度も登り返してGWの憂さ晴らしです!

ベタベタ雪もなんのその!ちょっとしたコツが掴めれば、こんな雪でもエンジョイ出来る!

この時期に、鍛えし者が上達への階段を駆け上る!春の雪を制するものは、パウダーも制する。

いやいや、今日1日で3日分滑りましたかね?刻まれたトラックにご満悦。

最後は綺麗にまとめてフィニッシュ!充実度100%!・・・ですよね?

今シーズンのGWはテクニカルな雪で、私自身もずいぶん勉強になりました。たまには滑りのシーンも挿入しといて。。。

テレマーク最高!とフィニッシュ!上手に滑れればエンジョイ度UP!!!

 

今年のGWは悪天候に阻まれ、ほとんど計画通りにいきませんでしたが、お越しいただきました皆様、本当にありがとうございました!

来年こそは、裏岩手縦走を果たしたいですね。

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