すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

裏岩手縦走路(モッコ岳~大深山荘~松川温泉) 8/31

2016-08-31 18:24:55 | 裏岩手縦走路

観測史上初めてというコースをたどった台風10号によって、岩手県内沿岸地区や北海道で甚大な被害となりました。被災した皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。

今回の台風では、ここ八幡平をはじめ県内内陸では目立った被害はなかったようですが、これだけの台風が通過した後なので、ザザッと登山道もパトロールです。

台風一過の八幡平。モッコ岳登山口から裏岩手縦走路を南下します。

裏岩手縦走路の刈り払いを始めたのが7月の上旬。刈り払いを早く始めたところでは、刈った痕が分からないぐらいササの葉っぱが茂ってきました。

諸桧岳山頂付近の登山道も歩きやすい状態ですが、毎年の刈り払いあっての歩きやすさなのです。

最近雨が多いので、石沼は満々と水を湛えています。

石沼横の池塘にも徐々に秋の気配。

前モロビへの登りは苔むした石の道。雨の後はなおさら良い雰囲気です。

前モロビを越えれば嶮岨森から大深岳にかけての山並みを見渡せる。紅葉までもうひと月もない。

台風一過でも前モロビのひょうたん沼は半分が干上がった状態。

前モロビと嶮岨森の鞍部から嶮岨森を見上げる。

嶮岨森山頂には小さい秋。

気がつけばもう8月も終わり。花が終わった山は静寂そのもの。

裏岩手縦走路のオアシス・大深山荘も大丈夫です。

大深湿原の水場も問題なし。徐々に草紅葉が進む。

キンコウカの輝きが湿原を彩る。

チングルマの綿毛は柔らかさを失い、短い夏を感じさせる。

過ぎ越し方を思い出さざるをえない8月末日。

テレビに映し出される濁流の威力の凄まじさ。水は命を育み、命を奪う。

大深岳分岐から源太ヶ岳の登山道では、オオバスノキやら早くも紅葉スタート。

間もなく松川温泉と言うあたり、倒木がありました。倒木周辺では生存をめぐる争いが激化することでしょう。

台風後の草いきれ。8月も末日ですが、むっと立ち込める熱気。トチノキの下には実がいっぱい転がってました。

インターネットで情報はいくらでも手に入る時代ですが、現場じゃないと分からない感触。匂いであったり手触りであったり。

ウワミズザクラの実も色付き始めました。腹を空かせたクマたちの大切な食料です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風11号接近

2016-08-30 17:22:22 | 動物

台風11号接近で八幡平の山は荒れ模様。とくに東を向いた斜面や尾根上は猛烈な風です。

大型の台風接近に動物たちも気もそぞろ、もしくは右往左往なのか、アスピーテラインや樹海ラインにはサファリパークなみに動物たちが現れる。自然豊かな八幡平。

何か道端に佇む黒いもの。車をゆっくり走らせていくと、、、若いクマでした。慌てて横断し草むらに入って行きましたが、まさかエサをねだりに来たわけではあるまい。

樹海ラインの子ギツネ二匹。とりあえずゴン子とゴン美(仮)。鼻の傷から個体識別を図ろうとしていますが、はっきりしたらご報告します。

エサをねだりにかなり車に接近してきますので、樹海ラインを走行中はお気をつけください。そしてエサを与えないでください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒谷地〜安比岳分岐 8/29

2016-08-29 20:07:00 | 八幡平(無雪期)

里のほうは穏やかなものでしたが、台風10号接近中の影響か、八幡平の山並みは分厚い雲に覆われ山は強風に霧雨。

この間の台風9号の後も大雨が降りましたが、台風襲来の前に黒谷地口から安比岳分岐までの補修箇所の見回りです。

草紅葉も始まった黒谷地湿原。

毎年続けるササの刈り払いで登山道脇の高山植物も勢いを増す。

この間切った排水溝も良い仕事をしたようだ。

朽葉色のイワイチョウ。花が終わると、どこか心落ち着く今日この頃。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

源太ヶ岳 8/28

2016-08-28 18:57:20 | 八幡平(無雪期)

源太ヶ岳直下から大深山荘へ向かう登山道の刈り払い、いよいよ佳境。

いくつもの台風が通過したりで、なかなか前進しなかったのですが、今日やっとアオモリトドマツの林を抜ける。

大深湿原へ到着し、あとは湿原から縦走路へのショートカットを刈り払いすれば終了ですが、どうも台風10号の通過待ちといった状況でしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

源太ヶ岳 8/24

2016-08-24 18:29:29 | 源太ヶ岳

度々襲来する台風の影響で、刈り払い作業はなかなかはかどりませんでしたが、今日は朝から秋晴れで作業に没頭できました。

朝のお勤め中の樹海ラインに出没する、えーこれはゴン子か?性別不明ですが、勝手にメスとしています。もう一匹いるほうがゴン美。

源太ヶ岳直下から大深山荘へ向かう登山道刈り払いも、この区間の最高地点にやっと到達。

7月に始まった裏岩手の刈り払いも、残すところもうわずか。でもあと何日?

花が終わったオニシモツケが輝いていました。秋の景色です。

大深湿原の草紅葉も徐々に進行中。

 

RASU-T秋のイベント

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

度々の台風襲来@黒谷地湿原

2016-08-23 19:07:44 | 八幡平(無雪期)

台風連発で黒谷地湿原周辺の施設点検、パトロールが欠かせなくなってます。

 

台風9号は夜の通過となり、まだ完全に水が引けてない状態の黒谷地周辺。この間手直しした熊の泉は、沈下式にしたのが功を奏す。

今日は台風一過のスッキリしたお天気!・・・とはいかず、晴れたり、雨が降ったり猫の目天気。

安比岳分岐へ向かう登山道も、この間補修した箇所は問題なし。ホッとする。。。

これから何回の台風に耐えなければならないのか?

今日は加えて、側溝掘りも行って排水態勢も整えて。。。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒谷地〜安比岳分岐

2016-08-21 21:17:45 | 八幡平(無雪期)

立て続けに台風が接近していますが、この間の台風はあっちこっちに爪痕を残していきました。

一昨日は黒谷地口から黒谷地湿原の間の復旧作業でしたが、今日は黒谷地湿原から安比岳分岐の間の登山道。

黒谷地湿原から安比岳分岐の間は、激しい雨が降ると沢のようになり、地盤も掘れやすく、一回の大雨でびっくりするような大穴が空くこともしばしば。。。

石や木材を使って穴を埋めたり段差をないようにしたり。こんな作業も管理員の仕事です。

そして登山道上に、かなりフレッシュなクマの糞がありました。ほじくってみると、セリ科植物の繊維質のものが多く含まれているようでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風一過の黒谷地湿原

2016-08-19 18:29:27 | 八幡平(無雪期)

この間の台風で大雨降った八幡平。

中でも黒谷地口から黒谷地湿原の間は被害甚大でした。

流された2枚の木道を復旧し、熊の泉の小さな橋も流されたので現場にあるもので対応。

以前より積雪の荷重で傾いた木道もまっすぐに直しました。とにかく、こういう作業は力技。

ついでに腐食の進んだ木道を撤去し、これまた現場にあるもので対応。こういうところには予算がつかないので、現場での臨機応変な対応が重要です。

最後に黒谷地口から黒谷地湿原までの刈り払いを行って終了。

草紅葉が始まるのも、もう間もないでしょう。空には秋と夏が同居する黒谷地湿原。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

源太ヶ岳 8/18

2016-08-18 17:56:16 | 源太ヶ岳

台風通過にともない、昨日は大雨となり、八幡平温泉郷の交差点はプチ土石流。

集中的に雨が降るとこうなる。こりゃ土嚢を用意しとかないといけませんねえ。。。

 台風一過で良いお天気になるかと思いきや、小雨が降ったり止んだりハッキリしないお天気に。

大深山荘から源太ヶ岳直下を結ぶショートカット。そぼ降る雨に濡れながら歩くにはちょうど良い。

こんな天気が続くと刈り払い作業は、やや滞りがち。エゾオヤマリンドウもいつの間にか良い色合いに。

足早に近づいてくる秋。

足早に穴に潜り込むヤマカガシ。・・・足はないが。

しっとり雨に濡れるブナ林。こんな日は歩く人もおらず、孤独と静寂を存分に楽しめる。

丸森川に架かる仮設橋は、昨日の大雨にも耐えました。

ここに来て、オオカメノキの実が赤く色づいてきました。テンの秋のご馳走です。

 

秋のイベントアップしました→RASU-T

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

源太ヶ岳 8/14

2016-08-14 17:44:00 | 源太ヶ岳

裏岩手縦走路の刈り払いが終わった後は、大深山荘と源太ヶ岳山頂直下を結ぶトラバース道の刈り払い。まだまだ先は長い。。。

タチギボウシも最盛期を過ぎて、大深湿原には早くも秋の気配。水はジャンジャン出てますので、ご心配なく。

イワイチョウの葉っぱは、早くも焼き芋色に良い色合いに紅葉。

源太ヶ岳山頂直下の湿原の彼方に岩手山。秋になってくると岩手山が近く見えますね。

クマが歩いた痕跡も見られます。

キンコウカも咲き終わり、もうじき草紅葉が始まる。山の秋は早いんです。

松川温泉への登山道は今の時期が一番鬱蒼としています。秋になり葉も落ちれば、もう少し明るくなりますが。

ミズバショウの実もあらかた食べ終わった感のある源太ヶ岳山麓。今年はブナの実の不作予報が出ておりますが、今秋のクマの動向は、はてどうなりますか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする