西日本では大雨続きだというのに、北日本では空梅雨。今日の岩手も暑かった。しかし森林限界を越えると、爽やかな風が吹き抜けるいい天気でした。
この間のクラブ山行では、あいにくの強風で大焼砂分岐まで行っておしまいでしたが、今日は阿弥陀池まで行って、写真もいっぱい撮れました。
国見温泉からのスタート。まずいきなり階段の登りはちょっとキツい。ブナ林の中は風が通らないので、汗が滴り落ちてきます。そんな時は、登山道脇に咲くアカモノでも眺めて気を紛らす。
横長根まで上がってくると、空気が動き出して気分も爽快。サラサドウダンの花もそろそろ終わりそうですが、風にそよいで気持良さそうです。足元に目をやれば、先週は開花目前だったベニバナイチヤクソウも萎れかけてきました。
とそして、今日の目的のひとつ。ムーミン谷のチングルマ。もう少し早いほうが、良かったんでしょうけど、これでも十分です。
融雪の早かったところでは、もう綿毛になってきましたが、完全に綿毛になってしまう前の状態も、キューピーみたいでけっこう可愛いので、今度見てやってください。
しかし、今日一番秀逸だったのが、綿毛に付いた朝露。本当に宝石のように輝いていました。これはマクロレンズを通してみないと、なかなか気づかないかも知れませんね。
ムーミン谷を男岳方面へどんどんつめて行き、急登が始まる手前にはシラネアオイの群落。馬の背に向う急登には、ミヤマキンポウゲやミヤマダイコンソウ。黄色い花が増えてくると、「ああ、夏だなあ・・・。」って思うのは、私だけではないはず。
急登を登り切ると、馬ノ背の鞍部にでます。ダイコンソウはこの時期になくてはならない、夏の景色のアクセントです。そして、アクセントと言えば、もうひとつ。エゾツツジ。濃いピンク色の花は遠くからでも目立ちます。まだ咲いている株は少なかったですが、これからです。
阿弥陀池から横岳に上がり、大焼砂経由で下山します。横岳手前からの女岳(右)、小岳(中央)。画面中央に緩く伸びる稜線が横長根。
で、やっぱり忘れちゃいけないのが、日本屈指の大群落を誇る秋田駒ヶ岳・大焼砂のコマクサ。岩手山に比べると、若干遅い感じでしょうか?タカネスミレもそろそろ最盛期を過ぎて、今度はコマクサの出番です。
とは言え、こんなに咲いてます。ピンクのじゅうたんです。
やっぱり花の秋田駒です。さすが。
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まだ引っ越しの最中なので、徐々に元通り、もしくはパワーアップしていきます!
よろしくお願いします。