すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

八幡平 5/31

2017-05-31 17:30:35 | 八幡平(積雪期)

明日は八幡平の山開き。年に一度のビッグイベントなので、誘導用の竹竿の差し直し、木道の掘り出し等、準備万端整えとかないといけません。

今年話題のドラゴンアイもご覧の通りで、皆様のご期待に添えるような結果とはいかないようです。とは言っても、人間が勝手に騒いでるだけ。なんでも思い通りになるとは限りません。

融雪が進むにつれ、誘導用の竹竿の差し直しも頻繁に行わないといけません。なんせ、ここ八幡平は登山の方ばかりが訪れる場所ではありません。観光客も多く、地図なんか持ってない人もたくさんいますから。。。。

山頂展望デッキもほぼ露出しました。

展望デッキを草の湯方面に少し下がったところにクマの糞。くどいようですが、八幡平にクマいますので。

山頂からガマ沼展望デッキまではほぼ雪の上を歩きますが、沼が見えるあたりから遊歩道が露出。

遊歩道の露出が進めば、不要になった竹竿の回収も重要な仕事になってきます。

陵雲荘前のクランクも端から露出。

陵雲荘から源太分れまでの八幡沼湿原は8割方露出。来週中には、この区間は木道の上を歩けるでしょう。

今年はワタスゲが良い感じになりそうな予感。池塘の中のミツガシワもそのうち顔を出してくるでしょう。

源太分れ。写真左に行けば源太森。右に行けばキスゲ通りを通って駐車場へ戻れます。

源太分れから源太森までは4割方露出。露出した木道際での踏み抜き注意。

源太森から八幡沼方面を望む。こうやって見ると、まだまだ残雪豊富。

キスゲ通りを見返り峠へ。ミクリ沼周辺はまだ雪上歩き。

キスゲ通りの直線木道はかなり露出進む。

見返り峠からガマ沼展望デッキまでの間は、まだ8割雪上歩き。

 

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黒谷地〜茶臼岳 5/29

2017-05-29 21:46:08 | 八幡平(積雪期)

 融雪進む八幡平。今日は踏み抜きや滑落の危険度の高い場所を重点的に。

黒谷地口から黒谷地湿原までの間が、踏み抜き危険地帯です。融雪にしたがい危険箇所をあらかじめ掘り出しておきます。

途中にある熊の泉はまだ雪の下。もうしばらくお待ちください。

木道の掘り出しも楽じゃありません。。。

 

黒谷地湿原もほぼ露出し、これから融雪の早かったところから徐々に夏色に染まっていきます。

茶臼岳へ向かう登山道は、黒谷地湿原の端の木道も露出しましたが、茶臼山荘まではまだ雪。

あと10日もすれば、ほとんど露出するんじゃないのかな?

小屋の周りはかなり融けました。

茶臼岳山頂からのパノラマ。麓から新緑のラインが駆け足で登ってきました。

毎年遅くまで残る山頂直下の雪渓、ステップは適宜掘ってますが、まだまだ滑落注意です。

日一日と夏も近づく八幡平。ですが、まだまだ足元の装備にはしっかりしたものを用意した方が良さそうです。

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ガイド研修会@男助山

2017-05-27 22:16:56 | 

5/26〜5/27の2日間、ガイド資格の更新研修会が雫石の男助山で行われました。

先週下見に訪れたケッパレランドに、北東北のガイド50名ほどが集合。

危急時の対応や転落防止のためのロープワーク中心とした研修です。技術はアップデートされていきますので、こういった研修は大切。我が班の講師は妙高の菅野さんで、分かりやすい説明がとっても良かったです。

2日目は実際のツアー形式での研修。雨模様でのスタートでしたが、新緑が眩しいブナ林の中、地形の把握、読図、現在地確認なども怠らず。

途中、山中で起こりうる事故を想定して、その際どう対応すべきかガイド同士で話し合い対応し、そして検証。

転落防止のショートロープの技術も実際の現場で数多くこなすことで、しっかり自分の技術になりますね。

真面目な研修会とは言え、皆、自然大好きなガイドたちですから、エゾハルゼミの羽化に偶然遭遇し大喜びでした。

と、このように昼は真面目に、夜の親睦会も楽しい充実した2日間。講師の方々、集まったガイドの皆さん、北東北山岳ガイド協会事務局の方々、ありがとうございました。

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八幡平〜黒谷地 5/23

2017-05-23 22:13:00 | 八幡平(積雪期)

連日気温高めの日が続き、ここにきて融雪速度急激にアップ!

みなさん、ご期待のドラゴンアイですが、これでご期待に添えるのかどうか・・・?

ドラゴンアイより八幡沼の方が良い感じゃないですか?インターネット、マスコミの情報に踊らされず、自分の感性で美を感じてください。

今時、写真なんていくらでも加工出来ますからね。

溜まるところにより微妙な色合いの違いあり。自分の目以上のレンズはありません。

陵雲荘前の木道も露出開始。

八幡沼湿原の木道は日に日に露出度アップ。必要の無くなった竹竿は回収していきます。

源太分れもご覧の通り。木道際の雪堀も毎日の大切な仕事です。

源太森の雪田の誘導用竹竿も夏道仕様に変更し、黒谷地へ。

黒谷地展望デッキから黒谷地口までの木道も露出開始しましたが、ここは落ちたらドボン!では済まないところもありますから、竹竿通りに歩いてください。よろしくお願いします。

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八幡平/茶臼岳 5/20

2017-05-20 19:03:31 | 八幡平(積雪期)

今日も良いお天気。雪解けも進み、いよいよ八幡平も初夏の様相を呈し始める頃となりました。

積雪量の少ないところから遊歩道が顔を出すようになります。見返り峠と鏡沼方面の分岐。

鏡沼の水の色は昨年のような色にならないのかな?

お隣、めがね沼の水の色は、まさに5月のエメラルド。

山頂展望デッキの山頂標識の低い方の頭も出てきました。

八幡沼の解氷も順調に進んできました。この角度から見れば、鳥のはばたきに見えなくもない・・・かも?

八幡沼湿原の木道もいよいよ露出開始。露出の際の部分は踏み抜きに注意してください。

キスゲ通りのほうはまだですが、もうそろそろと言う雰囲気。

何箇所かある解説看板も、融雪にしたがい設置していきます。

午後からは茶臼口から茶臼岳へ。茶臼口から前山の登山道もかなり露出してきました。

前山の山頂付近の木道もいよいよ露出。

最後まで残る山頂直下の雪渓。完全融雪はまだまだ先の話です。

ステップも掘ってますが、茶臼口からの登山をご予定の方は、足元の装備をしっかり整えてお越しください。

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男助山(758.4m)

2017-05-19 19:54:32 | 岩手の山

雫石から沢内村へ向かう県道1号線から、どっしりとした山容の山が目を引きます。

里山最強の呼び声高く、その名も男助山(おすけやま)。標高こそ1000mにも満たないものの、急登の連続でなかなかの登りごたえ。

今日は雫石町営のクロスカントリースキー場ケッパレランドを出発し、山頂経由で鶯宿温泉までの縦走×2。要するに往復です。

駐車場からケッパレランドの建物の前を通っていき、100mほど行ったところに登山口があります。分かりづらい登山口です。

階段を上がると林道に出て、左手を見ると「コース入口」の看板。しかし、写真右手へ案内通りに行くとなぜか「❌」マーク。・・?

「コース入口」の看板から50mほど進むと林道分岐があり、行きはこちらか登り始めました。帰路、❌の道を確認すると、林道と合流して登山口に戻れました。

林道終点まで四駆の車なら問題なく上がって来れそうな感じですが、林道入口がどこか?

とにかく林道終点が男助山第一登山口です。

最初の登りはまだまだ序の口。ニリンソウもまだ咲いてました。

ホウチャクソウ、シロバナエンレイソウ等、樹林帯に咲くユリ科の植物には事欠きません。

そしてシラネアオイもギリギリセーフ。

途中、新道コースと旧道コースの分岐があり、行きは新道コース、帰りは旧道コースを選択。新道コースも旧道コースも整備されてます。

急な九十九折を登って、鶯宿温泉との分岐にです。ここまでは植林された杉が多いか。

山頂が近くなれば、ブナ、ミズナラの林となり、やや斜度が緩くなり一息つける。

山頂直下の新旧の分岐。山頂は展望がないので、休むならここの方が良いようです。

眼下に田植えが始まった雫石南畑地区を俯瞰し、雫石盆地の彼方に岩手山。好展望です。

新旧の分岐から山頂まで、また急登で〆。しかし、ブナ、ミズナラの新緑が目にも眩しい。良い季節になりました。

男助山山頂。広い山頂ですが、展望はありません。

地元南畑小学校の親子登山の記念碑はクマにかじられ無残な姿に。。。

山頂を早々に後にして、今度は鶯宿温泉へと下ります。こちら側もけっこう急です。遠くの方からアオバトの遠吠えがこだまする。

杉林の中ではクマハギの痕がいっぱいありましたが、やや時間の経過したクマの糞も所々に。

新緑の中、センダイムシクイの「チヨチヨピー」のさえずりは心地いいものの、こちらのコースはアップダウンあり、これがけっこう堪えます。。。南畑側に比べると鶯宿側は登山道の整備はあまり手が入ってない感じ。

最後の登りを終えれば、峠坂の道標があり、あとは鶯宿温泉へと下るばかり。

しかし、所々凝灰岩が転がり案外歩きづらい。ロープが設置してありますが、杭の根元が腐っているようなので、あまり引っ張ったりしないほうが良いようです。

鶯宿川にかかる「ゆたき橋」近く鶯宿温泉登山口到着。そして一休みした後、再びケッパレランドへ向けてタッチアンドゴー。

帰り道は、分かっちゃいたけど急登がしんどかった。。。

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大深山荘〜源太ヶ岳 5/18

2017-05-18 20:39:46 | 源太ヶ岳

今日は久しぶりに大深山荘へ。小屋の周りはたくさん雪が残っています。

初夏を告げるカッコウも鳴き始め、お里のほうから稜線へ向けて新緑前線が駆け上がってきました。もう氷点下になることもないでしょうから、水周りを夏仕様に切り替え、外に雨水槽を設置しました。

大深湿原はほぼ雪の下。

水場付近を掘ってみましたが、大深の美味しい水をゴクゴクと喉を鳴らして飲めるようになるのはまだ先のようです。

大深山荘から大深岳分岐までは雪上歩き。マーキングしてませんから要読図力。

分岐から先、源太ヶ岳方面はほぼ露出。大深岳山頂までも露出。

遠目からですが、裏岩手縦走路の三ツ石山山頂から大深岳の間も8割方登山道露出でしょうか。

まだところどころ雪がありますが、源太〜大深は問題なし。

源太ヶ岳山頂から見る岩手山山頂もかなり黒々としてきました。

八幡平の界隈で、登山道上に最後まで残る雪渓は源太ヶ岳山頂直下。もう少しスキーも出来そうです。クラックには要注意。

源美沼も開け、直下の湿原も露出し始めました。これから融雪がスピード感が急激に上がってきますので、スキーでお越しの方はルートファインディングを過たぬように。

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八幡平〜源太森〜茶臼岳 5/17

2017-05-17 19:45:31 | 八幡平(積雪期)

今日は久しぶりにお天気となりました。良かった良かった。

融雪進む八幡平。今日は八幡平から茶臼口まで縦走してのパトロール。

最近話題の鏡沼のドラゴンアイ現象。ご安心ください。まだです。

ちなみに昨年5/20の鏡沼。これをドラゴンアイというらしいんです。なんで「ドラゴンアイ」かと言うと、グリーンオパールをドラゴンアイと言うのですが、その石の色にちなんで。。。らしい。。。という説。・・・まあいずれにしても過度の期待は禁物です。

ちなみに2015年の鏡沼。うまい具合にドーナツ化しませんでした。必ずしもドラゴンアイになるとは限りません。

八幡平山頂展望デッキも日に日に高さが増していきます。・・・と言うか、雪が解けてるだけです。

山頂からガマ沼展望デッキまではまだ雪の下。

ガマ沼もじわじわ解氷へ向かってます。

ガマ沼と八幡沼展望デッキの分岐は完全露出。

晴れる度、夏の近く八幡沼。

八幡沼湿原もそろそろ部分的に露出の始まりそうな気配。竹竿があまり刺さらないところもあります。

源太分れの案内板もご覧の通り。源太森までの誘導用の竹竿を夏道仕様に差し直しました。

源太森からの八幡平山頂方面。

源太森からの雪上歩きで黒谷地まで。黒谷地湿原の露出部分はかなり拡大。

茶臼山荘までの登りで、またクマの足跡。爪痕もくっきり。

黒谷地から茶臼山荘まではまだ雪上歩きです。

茶臼山荘周辺はかなり融雪。

小屋から山頂までマーキングテープを夏道に近いところにつけました。山頂直下のコメツガ林は腰をかがめて。

茶臼岳山頂から前山方面。

モッコ岳方面。クマ沼の融雪も進みました。

いよいよ今年も山頂直下のトラバースのステップ掘り作業開始。しかし、一回掘ったステップは2〜3日でなくなります。

トラバースが終わると、一旦露出した夏道を歩きます。

あとは茶臼口まで雪があったりなかったり。分かりづらいところにはマーキング済み。

前山を降りたら茶臼口。バスを使って八幡平山頂レストハウスへ戻りました。

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黒谷地〜源太森

2017-05-15 20:03:34 | 八幡平(積雪期)

このところはっきりしないお天気続きの八幡平。

日が差しても、雨が降っても雪は解ける。黒谷地口から黒谷地湿原までの登山道はまだ雪の下ですが、融雪にしたがい沢筋が出てくると、ただではすませれない場合もありますから、これからは誘導用の竹竿通り歩いたほうが無難です。

黒谷地展望デッキも来るたびに融雪が進んでます。

黒谷地湿原から源太森の登山道もまだ雪の下。

源太森の裏手の御花畑も雪の下。八幡平から茶臼口まではまだスキーを使って縦走できます。ただし、茶臼口からモミ山のダウンヒルはもう限界ギリギリ。

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モッコ岳/八幡平

2017-05-13 18:39:39 | 八幡平(積雪期)

昨年に比べると積雪量は多いのですが、これからは融雪スピードがアップし、登山道の露出も進みそうです。

裏岩手縦走路の入口、モッコ岳登山口からモッコ岳をパトロール。遅い雪解けとともに、登山道露出開始。

風の通り道はすでに完全露出。

登山口からモッコ岳分岐中間まではかなり露出してきましたが、中間を過ぎたところからは登山道はまだ雪の下。分かりづらいところにはマーキングテープで目印してきました。

モッコ岳山頂への最後の登りは、完全露出まではまだまだ先の話です。最後は急斜面。油断せず。

今日はグサグサ雪で、あまり滑落の心配のない状況でしたが、一応ステップを軽めに掘ってきました。

山頂到着後、ガスが取れ諸桧岳が望まれる。裏岩手縦走路はまだまだ積雪期仕様でお越しください。

引いてみるとこんな感じです。

雪のあるところをつないで山頂まで、もうしばらくは行けそうですが、ところどころにクラックが開いています。要注意。

モッコ岳のパトロールの後は八幡平山頂周辺。メガネ沼のドーナツ化現象も進みましたね。ドラゴンアイとかって言うらしいんですけど、誰が言い始めたんでしょうか?昨年ぐらいからだと思うんですけど。。。

ガスった時は誘導用の竹竿が頼り。融雪に合わせてこまめに差し直します。

ガマ沼もかなり水が染み出してきました。

八幡沼も日に日に解氷が進んでいます。斜面の変わり目のクラックに注意してください。

何時になったら湿原が顔を出し始めるのか八幡沼湿原。

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