台風通過後のお仕事は倒木パトロール。明日は日曜日なので、今日、手分けしてそれぞれの持ち場をパトロールしました。
まずは松川温泉キャンプ場の姥倉山登山口をスタート。ミズナラの巨木が点在する湯ノ森の急登は堪えます。。。
昨日の雨で、カラッカラだった山にも十分な潤いがもたらされました。
思ったほど倒木はありませんでしたが、手鋸で十分対応可能なものだったので、短時間で処理。
登るにつれ、斜度が増していきます。場所によりササが勢いよく伸びているところも。
姥倉山山頂が近づいてくると今度はノガリヤスが足元を濡らす。姥倉山の刈り払いは、もうちょっと先になりそうですが、登山に支障をきたすほどではありませんから、しばしお待ちを。
姥倉山山頂。思いの外、風は吹いておらず、逆に心地よい感じでした。
姥倉山山頂を過ぎると、大地獄分岐までは雫石側の管理となります。刈り払いは終わっていました。
姥倉山を過ぎると、徐々にお天気回復傾向。黒倉山が姿を現す。今日は山頂を経由せず、山腹を巻いて切通しへ。
写真左から登ってきて、右手前に行けば鬼ヶ城、右奥へ降れば大地獄分岐。
切通しから大地獄分岐手前までは、あまり視界が良くありません。
と大地獄分岐まで来れば、視界が開けますが、生憎今日は岩手山はガスの中。
七滝方面へ下っていくと、ガレ場にロープを設置していますが、よもや、一本のロープに大人数でつかまってないですよね?まさかガイド登山でそんなことやってるガイドいませんよね?一番てっぺんのロープは支点一つしか取ってません。しかもクライミング用のロープでもありません。このロープを使用する際には、一人ずつつかまってください。大人数でつかまると危険です。
七滝コースは途中渡渉が何箇所かあります。大雨が予想される場合は、このコースのご利用を控えたほうがいいでしょう。
昔に比べればかなり看板類を設置したので、七滝コースで道に迷うことは、もうないとは思いますが、上の2つの写真の渡渉2箇所は大雨の時には注意です。
降りてくるにつれ、日が差し込むようになったブナ林。
七滝コース、七滝から大地獄分岐までが我々の管理担当です。七滝から下、県民の森登山口までは、県民の森の管理となっております。面倒ですが、細かく決まっております。
とは言え、見てしまったものはしょうがない。倒木が微妙な感じで引っかかっています。このままでは危ないので、手鋸でカットして完全に処理しました。細かく決まっているとは言え、臨機応変に対応しないといけない時もあるでしょう。