近々ツアーがあり、乳頭山の下見にきました。岩手県側は曇、秋田県側は晴れ。ツアー前の唯一のチャンスと思われます。
黒湯(850m)から一旦下って一本松沢に架かる橋を渡り、孫六温泉(813m)の裏手の登山口から登り始め、ブナ林の急登を汗だくで小ピーク(944m)まで。昨年よりも少し登山道脇の笹を刈り払いしてくれたみたいです。
土留めの階段や木道の階段以外は粘土質の滑りやすい道。雨が降ったら嫌らしいことこの上なし。
乳頭山にはアオモリトドマツがありますが、秋田駒にはありません。標高1150mぐらいからアオモリトドマツがポツポツと現れます。
田代分岐(1263m)付近の湿原。
田代平山荘(1273m)は、八幡平から秋田駒にかけてにある避難小屋の中でも古いほうですね。おそらく平成になってすぐぐらいの建設と思います。
山荘からすぐ、視界が良ければ乳頭山の山頂も見えてくるのですが、今日は岩手県側からガスが常に供給されています。
この木道も設置してから20年ぐらいは経過しているだろうか?長年の積雪荷重で老朽化が激しいです。
一本松沢コースの分岐(1400m)までくれば山頂はあとわずか。ガスで視界がまったくありませんが、雨に降られないだけでもありがたい。乳頭山(1478m)の山頂で少し休んですぐ下山。
分岐からは一本松沢コースを下山。足元の悪いところもありますけど、雨が降ってないので気が楽です。
標高を下げていけば、徐々に視界が開けてきます。登ってきた尾根もよく見えます。
下りの木道は恐ろしい。。。ちょっとでも湿ってると滑りやすくなります。しかし昨年比30%アップぐらいは足元が見える状態になってますね。
一本松沢の温泉(945m)は良い湯加減になってました。今日は誰にも会わなかったので、素っ裸で入浴しても良かったですが、油断してると誰か来る。
温泉のすぐ下に渡渉点あり。大雨の時には、こちらのコースは使えませんねえ。
渡渉した後は、沢沿いの比較的歩きやすい道となり、程なく黒湯。