今日も夏らしいお天気。噴出す汗が止まらない。お里の方ではにわか雨。
刈り払いは大深岳から八瀬森までほぼ終わり。もうじき8月ともなれば、ナナカマドも少し色づき始めたり。
八瀬森分岐から八瀬森方面は秋田県側の管理です。ここから先は藪漕ぎ必至です。心して歩いてください。
裏岩手縦走路の刈り払いも最後の難所、八瀬森分岐から小畚山へ差し掛かります。
刈り払い後の楽しみは大深湿原のパロトール。キンコウカとコバイケイソウが織りなすハーモニーが心癒してくれます。
そして冷たい湧き水が喉を潤す。
今日も夏らしいお天気。噴出す汗が止まらない。お里の方ではにわか雨。
刈り払いは大深岳から八瀬森までほぼ終わり。もうじき8月ともなれば、ナナカマドも少し色づき始めたり。
八瀬森分岐から八瀬森方面は秋田県側の管理です。ここから先は藪漕ぎ必至です。心して歩いてください。
裏岩手縦走路の刈り払いも最後の難所、八瀬森分岐から小畚山へ差し掛かります。
刈り払い後の楽しみは大深湿原のパロトール。キンコウカとコバイケイソウが織りなすハーモニーが心癒してくれます。
そして冷たい湧き水が喉を潤す。
岩手松尾でも30℃を記録し、今日は汗だくになりながらの刈り払い作業。
大深山荘でトイレ掃除を済ませて、刈り払いの支度をしていると、草むらからキツネが顔を出したり引っ込めたり。アスピーテラインのゴンスケに比べると毛艶が良く、まだ若いのか?食べるものが良いのか?いずれ、小屋の周りでキツネを見るのは初めてですね。今後度々出没するようなら命名しましょう。・・・オスとメスの体格差はないので性別を判断するのは難しいですが、どこかメスっぽいからゴン子。とか。
夏本番の暑さにも負けず、大深山荘から大深岳に迫る勢いで刈り払い終了。今日は仕事がはかどった!
登山道脇の高山植物も残しながらの作業です。
大深湿原のキンコウカは今まさに見頃。裏岩手縦走路を歩く方には、ここの水場が何にもまして大切な存在ですが、こんな猛暑の日にもガリガリ君並みの冷たさで、頭の後がキーンとするほどです。裏岩手縦走路にお越しの方は、ここの水場でぜひ喉を潤してください。
本日のお天気塩梅はパッとせず、刈り払いの中休みとなりました。
最近、刈り払いにかかりっきりとなっていて、八幡平山頂に来るのも久しぶり。濃いガスに包まれる八幡沼湿原、風になびく草の波。
融雪の遅かったキスゲ通りのニッコウキスゲは今盛り。
所々に秋の気配。お花だけじゃないですよ。
花芽のなかったコバイケイソウは、早くも枯色が入る。
つい最近シラネアオイが咲いたかと思ったら、もうカエル状の実をつけてます。
オオバスノキは早くも紅葉開始。お盆を前に、一足早く山には秋が来た。
遅れ気味な裏岩手縦走路の刈り払いは、モッコ岳登山口から大深山荘まで終了。
嶮岨森から前モロビ間が繋がると、刈り払いの1stステージ終了と言ってもいいでしょう。
刈り払いを終え、大深山荘までの帰り道は刈り払い機を下げながら、足取り軽く、、、ではなくホッとした途端に重くなる。。。
どこか秋めいてきた裏岩手の空。
キセキレイの子育ても終盤。親鳥は餌運びに大忙し。
いよいよ覗かなくても見えるまでに大きくなった子キセキレイ。
大深湿原のキンコウカも黄色く色づき始め、コバイケイソウの葉にも秋の気配が漂い始めました。
今年は、イレギュラーな西森〜茶臼の新道開削作業にあたっていたため、裏岩手縦走路の刈り払いも遅れ気味です。。。
昨日からは2チームに分かれての作業となり、大深山荘から嶮岨森への刈り払いも始まりました。
下草やらがモシャモシャとうるさい状態でしたが、刈り払いでスッキリ。なるべく高山植物を残しながらの作業です。
アオモリトドマツの樹海の中にポツンと大深山荘。
山荘入り口に巣をかけたキセキレイは、巣を狙う不審者につねに目を光らせる!
ニッコウキスゲはやや盛りを過ぎ、大深湿原は徐々に秋へ向かう。
そしてキンコウカが開花し始め、金色の絨毯はもう直ぐ。
裏岩手縦走路の刈り払いは、やっと石沼を過ぎて前モロビの登りに差し掛かろうとするところ。
雨が少なければカラカラになる石沼ですが、最近は適当な降雨があり水をたたえています。
刈り払いの後は、大深山荘方面へパトロール。前モロビの登りは相変わらずなかなかの風情。
ホシガラスのどこか孤独感漂う佇まいは高山にふさわしい。
前モロビを下りながら西側に見える無名の沼。私は勝手にひょうたん沼と呼んでますが、こちらは若干水位が低下。
いつの間にかもう深緑の裏岩手縦走路。最近はオホーツク高気圧が強めで気温が上がりませんが、昨年同様に、紅葉は早く始まりそうな予感。。。
刈り払いの手のついてない箇所は、ご覧の通り、藪やら下草やらがうるさい感じですが、歩くのには問題無し。
嶮岨森の東側に1㎡ほど雪が残っていましたが、見えるところに雪は無し。
悲しいい口笛が聞こえてくると、そこにはウソ。これはメス。オスはほっぺがマッカッカ。
そして、裏岩手縦走路のオアシス・大深山荘の入り口に巣をかけたキセキレイ。びっくりするといけませんから、覗いたりしないでください。
大深湿原のニッコウキスゲは今最高潮です。
北東北山岳ガイド協会八幡平支部より告知です!
2016年8月11日(木)
北東北山岳ガイド協会 八幡平支部主催ガイド登山 第1回
祝!山の日記念 地元ガイドと歩く 八幡平〜茶臼岳縦走
昨秋、岩手、青森、秋田の登山ガイドが中心となり、北東北山岳ガイド協会が発足しました。発足間もない当協会のガイド活動を広く紹介するために、8/11山の日制定記念の登山を企画しました。まず第1弾として北東北山岳ガイド協会のフィールドの一つ、八幡平エリアをご案内したいと思います。
日本一の群生密度をほこる八幡平のアオモリトドマツですが、意外と知らないその生態。アオモリトドマツの研究者でガイド協会八幡平支部メンバーでもある上野健太がメインガイドで、アオモリトドマツの生態の話を中心として八幡平の自然について語ってもらいます。
上野ガイド以外にも八幡平支部のガイドがサポートについて安心安全満足の1日にしたいと思います。地元ガイドと歩き八幡平をより深く知る1日。ふるってご参加ください!
【コース】
アスピーテライン見返り峠(1540m)〜30分〜八幡平山頂(1613m)〜20分〜八幡沼〜20分〜源太森(1595m)〜30分〜黒谷地湿原(1446m)〜40分〜茶臼山荘〜40分〜茶臼口(1360m)
(実働:3H〜3H30M)
*コースタイムは休憩時間、説明の時間を含まない標準的なものです。
*茶臼山荘到着時間により、茶臼岳山頂往復をカットする場合があります。
*茶臼口へ下山後、路線バスにてアスピーテライン見返り峠へ戻ります。
メインガイドのプロフィール
上野健太(うえのけんた)
北東北山岳ガイド協会所属 登山ガイドステージⅡ
1981年神奈川県生まれ 大学入学とともに岩手に住み始め、卒業研究で岩手山の亜高山帯植生の研究を開始。大学院でも引き続き岩手山の研究を継続して行う。2011年より八幡平に住み始め、現在は養豚場に勤務しながら、亜高山帯植生の研究を再開している。
岩手大学卒 横浜国立大学大学院卒
集合:アスピーテライン見返り峠レストハウス 9:00
解散:アスピーテライン見返り峠レストハウス 14:50
料金:¥2,000(ガイド料、保険料、茶臼口〜八幡平山頂バス代含む)
装備:一般的夏山日帰り装備(水分、行動食、お弁当、雨具、ヘッドランプ等)
<注>
*天候等によりスケジュールを変更する場合がありますのでご了承ください。
*公共交通機関ご利用で八幡平温泉郷にお泊まりの方は、当日、集合場所までの送迎も行いますので、ご相談ください。
*昼食はガイド料に含まれておりませんので、各自でご用意ください。
*天候により肌寒くなる場合もありますので、薄手のジャケットや中間着等、防寒用の衣類もお忘れなく。
*肌着を始め衣類は木綿のものは避け、速乾性の高いものを着用してください。
*熱中症、日焼け予防のため帽子の着用が好ましいです。
*足元はトレッキングシューズで。
*水分は最低1ℓ程度ご用意ください。
【お申し込み お問い合わせ】
北東北山岳ガイド協会 八幡平支部
♦鈴木央司(すずきたかし)
FAX 0195-78-2844 携帯 090-6177-8180
メール rasu-t8mt@goo.jp
♦平山順子(ひらやまよりこ)
FAX 0195-78-2645 携帯 090-6256-2645
メール kazuhirayama@rapid.ocn.ne.jp
*電話でのお問い合わせは17:30以降でお願いします。
お申し込みに際しましては以下を明記の上、鈴木もしくは平山まで、メールまたはFAXでお願いいたします。
北東北山岳ガイド協会
お問い合わせ TEL 019-692-5899
ホームページ kma40.com 「北東北山岳ガイド協会」で検索
今日は久しぶりに七滝コース。一旦、刈り払いが始まると、なかなか持ち場を離れることが出来ませんが、今日は雨なので、七滝コースの懸案事項をやることに。
朝から雨で、ブナ林の瑞々しさが目にも鮮やか。
七滝コースは大地獄谷分岐までは、県で設置する道標類がないので、ちょっとずつ手作り看板を設置してます。
雨の日は敬遠されがちですが、その日にしかない美しさがあるもんです。
まだ7月ですが、どこか秋の気配も漂い始める。
お花畑では、トウゲブキやハクサンボウフウが咲き、高山植物の開花も後半戦です。
今年は花芽が少なかったコバイケイソウですが、一足早く秋を迎える。
お花畑から御苗代湖方面へ向かい、平笠不動の分岐。まっすぐ行くと御釜湖、御苗代湖方面。左は行き止まりですのでご注意。右に曲がれば平笠不動へ。
曲がってすぐは、やや踏み跡が不明瞭ですが、すぐにはっきりしてきます。
大地獄谷の登山道上の礫を寄せながら下山。路もはっきりして、少しは歩きやすくなったでしょう。
小さなことでも続けていけば、いつか立派な道になる?這いつくばって作業しながら、「虔十林公園」の話を思い出しましたが、ミンナニデクノボートヨバレ ホメラレモサレズ クニモサレズ 云々・・・と手帳に書き記した賢治先生自身をモデルとしたお話です。誰かに褒めてもらおうとか評価してもらおうとか、そういうことに頓着しなくなれば、出世はしないでしょうけど、ストレスはなくなりますかね。年とともに琴線に触れる話も変わってきます。読んだことのない方は読んでみてください。
雨の雫がとても綺麗だね。
アラユルコトヲ
ジブンノカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
イツモシズカニワラッテ いられるかな? いや なかなかそうもいかない。。。
裏岩手縦走路の刈り払い、着々と進んでいます。
刈り払いが進んでいくと、モッコ岳登山口からの往復の通勤にも時間がかかるようになります。今日は写真奥に見える諸桧岳まで完了。
笹の刈り払いの作業は、普通の草刈りより体力を要します。また足場もよくない。時間も余計にかかるというもの。
そして植物の特性を知り、残すもの、刈るものを瞬時に判断し、高山植物観察の楽しみを奪わないように気をつけての作業です。
草刈機を振り回しながらの作業なので、周囲には十分気をつけているつもりですが、騒音で話し声や足音はかき消され、登山者に気づかない場合もあります。刈り払い作業に出くわした場合、作業員が気づくまで草刈機の回転半径内に絶対近づかないでください。ご協力よろしくお願いします。
7/11~7/14は、岐阜からお越しのSご夫妻とKさんのご案内でした。
昨年もこの時期、八幡平、早池峰、秋田駒をご案内して、今年は鳥海山と月山。地元のことは地元のガイドということで、一旦は山形のIDEHA氏お願いしたのですが、悪天候によりスケジュール変更となってしまい、結局、IDEHA氏の都合もつかず、私が責任をもってご案内することになりました。
まずは酒田に到着後、山居倉庫、海向寺と巡り、吹浦の大物忌神社口の宮で明日の登山の成功を祈念。象潟の九十九島をねむの丘から展望し、初日の歴史探訪の観光終了。美味しいものを食べることも大切ですが、その地を知るには歴史を知ること。
鳥海山麓の白滝旅館を早朝出発し、鉾立口から登山開始。この間の下見から10日経って雪渓もかなりの融雪。咲いている高山植物は盛夏のものへ。御浜神社から俯瞰する鳥海湖も夏らしく、ニッコウキスゲが咲き始めました。
お天気はこれ以上ない!爽やかな高原の風を受け、足取り軽く、いざ山頂へ!
七五三掛の分岐から外輪内側に入り込めば、千蛇谷が一望できる。さあ!行くぞ!
千蛇谷を登りきったら大物忌神社。ここからは新山への岩場の登り。
山頂へ着く頃には雲海に覆われ展望はイマイチでも、これだけ晴れてたら文句なし!
チョウカイフスマ、チョウカイアザミと言った固有種にも出会えました。
午後はかなりガスに覆われてきましたが、振り返り、あんなところまで行ってきたんだと感慨もひとしお。昨日、大物忌神社口の宮にお参りした甲斐がありました。
下山後は、一路、月山山麓志津温泉・えびす屋旅館へ。夜は、わざわざIDEHA氏が挨拶に来てくれました。お客様も喜んでおりました。ありがとう!
そして翌日は、月山夏山登山リフトに乗って登山開始。オコジョが我々に歓迎の意を表して、木道から出たり入ったりしてかわいさを猛アピール!
目指す月山もスッキリと望まれる。
まずは姥ヶ岳へ。10日も経てば、雪渓もすっかりなくなり、山頂はニッコウキスゲが咲き乱れる。
姥ヶ岳から先は気持ち良い稜線漫歩ですが、お昼ごろからは雨予報。さあ先を急ごう!
がしかし、鍛冶月光の登りの途中から雨。。。まあ仕方ありません。
雨の中山頂到着。雨に瑞々しさが増し、白く煙る山頂は霊験あらたかな月山らしくて良いじゃないですか。
古の旅人に思いを馳せた鳥海山、月山の登山の後は、翌日の姫神山登山に向け一路東北道を北上して八幡平・昨年もお世話になったペンションあんとるどめえるへ。
ですが、、、あいにくの雨で、本日は姫神山に縁の深い石川啄木に触れる観光。
高山植物はもちろんのこと、歴史に触れながら歩くことで、より一層印象に残る意義あるツアーになりましたでしょうか?
今年も遠路お越しただき、ありがとうございました。