山の上からひたひたと冬迫る八幡平。アスピーテラインは今日も終日通行止め。10月最後の週末は残念ながら岩手秋田県境をまたぐことは出来ませんでした。
山の雪に急かされるように葉を落とす大長根の木々。長い冬が始まる前に放たれる一時の光。
岩手山の頂に積もった雪は、そろそろ根雪になる頃か?それとも再び黒々とした頂を見せるのか?
御在所沼湿原の木々は葉を落とし、すでに冬支度を終え、雪が来るのを待っている。
五色沼の水面は褐色を呈し、来年までコバルトブルーの水を湛えることなく冬を越す。
山の上からひたひたと冬迫る八幡平。アスピーテラインは今日も終日通行止め。10月最後の週末は残念ながら岩手秋田県境をまたぐことは出来ませんでした。
山の雪に急かされるように葉を落とす大長根の木々。長い冬が始まる前に放たれる一時の光。
岩手山の頂に積もった雪は、そろそろ根雪になる頃か?それとも再び黒々とした頂を見せるのか?
御在所沼湿原の木々は葉を落とし、すでに冬支度を終え、雪が来るのを待っている。
五色沼の水面は褐色を呈し、来年までコバルトブルーの水を湛えることなく冬を越す。
今日のアスピーテラインは、予想通り積雪のため終日通行止め。もはや冬モード突入の八幡平です。
森の大橋から望む松川渓谷の紅葉もピークをすっかり過ぎましたが、何故かこれぐらい葉を落とした景色のほうが好ましく感じます。紅葉最盛期には行楽客でごった返すところですが、今日は静かでよろしい。
森の大橋から松川玄武渓谷へ向けて、ちょっとした遊歩道があるのをご存知でしょうか?
橋のたもとから松川玄武渓谷へゆっくり歩いて15分程度の散歩道です。あともう少し、今年最後の紅葉を愛でながら歩けますよ。
アスピーテライン見返り峠の気温−3℃。標高およそ1500m以上に霧氷。何とも幻想的な世界となった八幡平です。
県境付近はガスが湧いては消える。
過冷却状態の冷たい空気が作り出す造形美。もうそんな季節に突入したのか。
こんなに素晴らしい景色なのに、だーれも歩いてない。もったいない。もったいない。
今まで見た八幡平の景色の中でも一二を争う美しさ。写真ではなかなか伝わりません。人間の目に勝るものなし。
白いものすべて霧氷。雪はなし。
今日お越しの方はホントに幸運です。
ちなみに一昨日はこのような金の原。これはこれで素晴らしかったですが、今日の景色には久しぶりに心動かされました。
心に映った景色ほど、写真にしたら感動なし。
やはり現場に足を運んでみないと、その本当の良さというものは感じ取れない。
そして何度も足を運ばないと、素晴らしい景色にはなかなか巡り会えない。
秋から冬の季節の変わり目は、気温の上下動激しく、景色も日ごと目紛しく変わります。
アスピーテラインが冬季閉鎖に突入する前に、もう一度チャンスはあるか?この景色に出会えるか?
10/24 は積雪のため終日通行止めとなったアスピーテライン。10/25は朝から通行可能となりましたが、これからアスピーテラインが閉鎖する11/4までは、毎朝、道路情報のチェックが欠かせなくなりました。
前日の積雪残るモッコ岳登山口。モッコ岳北斜面も白くなってます。
焼山山麓のブナ林もかなり落葉が進んだようです。
北側斜面は日当たり悪く、霜柱サクサクと踏みしめながら。
南向きの斜面は日が当たり雪は消えています。
石沼の水位低下、水面氷化。
前モロビを越え嶮岨森を望む。赤い色が一切なくなる。冬到来。
嶮岨森から前モロビを振り返る。
秋田駒と鳥海山。
大深山荘の冬支度も完了。
雪に覆われるまでは大深湿原の水は流れ続ける。
上倉沼周辺のダケカンバは白い木肌を露わにする。
落葉進み、見通しが利くようになりますが、厚く積る落葉の下には窪みやら石ころが隠れているので、蹴躓かないように。。。
松川温泉が近づくと、今年最後の彩り。
高山帯の紅葉も一段落し、三ツ石山にも静寂が訪れる。
松川温泉登山口付近の落葉樹も、もうじきすべて葉を落とす時期に差しかかり、今年の紅葉シーズン終了間際。
ブナ帯の登山道には厚く落ち葉が重なり合い、歩く度カサカサと音を立て晩秋の風情をかき立てます。
岩手山を遠望すれば、まるで霧氷が輝くごとく山麓の落葉樹の枝が光を反射します。
登山道整備しながらゆっくりと登り三ツ石山荘。今年もお世話になりました。水場の水は枯れていますので、宿泊に際しては飲料水のご用意を。
山荘前の三ツ石沼湿原の植物は枯れ、朽ち、もはや雪降り氷る季節を待つばかり。
三ツ石山山頂直下の落葉樹は完全に冬支度完了。
紅葉の時期はとっくに過ぎましたが、案外賑わう三ツ石山。
しかし、ちょっと北へ足を伸ばせば人気がなくなり、風の音以外耳に入らない。ジングルベルみたいな盛大なクマ除けの鈴の音もここまでは聞こえない。
時期には時期の美しさ。一回きりの出会いです。毎回同じように見える景色ですが、来る度に景色が変わる不思議。
毎度毎度しつこいようですが、秋の日はつるべ落とし。余裕をもったスケジュールを立ててください。
昨日は路面凍結のため終日通行止めのアスピーテライン。今日は定刻8:30よりオープンし、最後の紅葉狩りに多くの行楽客が訪れ、賑わう八幡平でした。
昨日はキリッとしばれ日陰ではブルブルと震えるようでしたが、今日はポカポカ陽気。遠くの景色は霞みがかっておりました。
ですが、昨日の寒さの置き土産。鏡沼周辺のアオモリトドマツには霧氷が残る。
遊歩道は薄氷。もう冬はすぐそこに。
こうなれば、小屋の冬支度も急がなくてはなりません。陵雲荘の雨水槽の水抜き作業も、この時期の重要な仕事。モタモタしてると塩ビ管を破裂させかねません。
とは言っても、陵雲荘は年中使用可能です。アスピーテライン閉鎖後、冬期間の使用にあたりましては火の元には十分注意してください。
午後からは茶臼山荘の掃除に水抜き作業。シーズン通してキレイに使っていただきました。ありがとうございます。
管理員としての作業も残すところ、あと10日ほど。
こちらのブログを1年通してご覧になっていた方には、自然公園保護管理員の仕事について、かなりご理解いただけたと思います。やって当然と言えばそれまでです。べつに自慢するわけでもありません。しかし、八幡平の公園内の施設の保守点検や登山道の整備等、人が手をかけてやらないと、皆さんの歩く登山道も山小屋も草ボーボーになったりゴミだらけになったりするのです。
そのことだけ、心の片隅に留めといてください。それだけで十分です。
寒冷前線の通過後、昨日来気温低下も著しく、アスピーテラインは終日通行止め。こうなれば、岩手山が白くなるのはもう当然ですが、今日は下倉スキー場のゲレンデ上部まで白くなりました。
というわけで七滝コースを御苗代湖まで。紅葉のピークはちょうど七滝あたり。
一服峠付近まで上がってくると、もう紅葉のピークは過ぎていますが、落ち葉踏み踏み歩く山道は気持ちいいものです。
さらに標高を上げ、湯華採取跡まで上がってくると泥濘が凍っています。いつもより歩きやすいかも。
湯華採取跡付近では、ダケカンバももうじき完全に落葉です。
黒倉山下はすっかり落葉。しかし、紅葉のピークを過ぎたからと言って嘆いても仕方ありません。そこには、紅葉の最中には見ることのない美が隠されています。
寒さが増してくると、大地獄谷の噴気がよりはっきりと見えるようになります。
登山道脇に霜柱。これからの時期日が高くなってくると、霜が解けて道がぬかるみやすくなります。
鬼ヶ城北面。ダケカンバは完全に落葉しましたが、光る木肌と稜線の霧氷とのコラボレーションが素晴らしい。
お花畑へ行く途中にはうっすらと雪が積もる。日が当たらない場所は本当に寒かった。
お花畑まで来れば、鬼ヶ城の霧氷も間近に見えます。
朝方は山頂が隠れていましたが、徐々にガスが取れて昼頃にはすっかり晴れました!
今日は誰とも会わず。御苗代湖にも誰もいませんでした。まさに清寂。
耳を澄ませば、遠くから白鳥の鳴き声が聞こえる。しかし、青空に飛ぶ白鳥の群れを確認するのは案外難しいものです。
黒倉山下部の紅葉も終わり。八幡平の高山帯は、今日から冬になった感じです。
秋の日は釣瓶落とし。暗くなる前に下山できるように、スケジュールを立てていただきたいと思います。
今日もお天気。絶好の行楽日和となり、アスピーテライン、樹海ラインとも、平日にも関わらずかなりの交通量でした。森の大橋にババヘラアイスはこの時期当然ですが、今日は下倉スキー場ダイヤモンドコースの待避所のところにも出店!
東北最高所の藤七温泉に入浴出来るのもあとわずか。写真左の湯気が上がる野天の湯に入る強者もおります。
藤七温泉下の蓬莱峡のパトロールも我々の任務。蓬莱峡はちょっと時間でぐるっと回れるお手軽ハイキングコースです。藤七温泉にお越しのついでに立ち寄ってみてはいかがでしょう?
今シーズン、出口近くの急斜度の木道が破損し、そこにロープを設置したのですが、ちょっと女性には厳しそうなので、右端の枝を刈り取り、回り込んで登れるようにしました。来年にはハシゴを設置したいですね。
園内には適宜標識があり、雪がなくなってからは迷うことはありません。
蓬莱峡は、滑落崖が形成された際の巨岩のデブリ。大きな岩の間を縫うように遊歩道が続きます。日当たりが良くないところが多く、苔やシダの観察にも良い場所です。
そしてアオモリトドマツやコメツガの鬱蒼とした林となっております。巨岩抱くコメツガの根。これでも十分な水分を得られるだけの湿潤な環境です。
午後からは黒谷地湿原から安比岳分岐の登山道整備です。八幡平の登山道の中でも転石で歩きづらいところですが、ここに石をなるべく平に敷いて歩きやすくしています。将来、レガシー級の石畳にしたい!
いよいよ八幡平の無雪期のシーズンも残り僅かとなり、片付け方も徐々に始めました。
八幡沼周辺に設置している看板類やロープを撤収。とくにロープは凍ってしまってからでは回収困難になってしまいます。
茶臼岳から前山を俯瞰。すっかりダケカンバは葉を落し、冬支度完了。
冬の前に石組みを整えておくと、雪の荷重で春にはしっかり組み合っている場合が多いようです。
アスピーテラインは御在所あたりに紅葉のピーク。なかなか見事です。
柏台シェルターを出たところの紅葉スポットもかなり赤く色づいてきました。
久しぶりに岩泉のボランティアへ、今日も盛岡市のボランティアバスで小川地区へ行ってきました。
今日はバスの定員が15名ということでしたが、参加は8名で、盛岡市の職員2名の総勢10名。小川ボラセンのおなじみの社協職員さんと班長さんが打ち合わせをし、歩いて依頼主さんのところへ。
災害発生からもう1ヶ月半経過し、裏山もほんのり色づき始めました。復旧作業は長期戦になりそうです。
小川中学校の校庭に積もっていた泥んこも重機で綺麗に除去されておりました。少しずつ、ゆっくりではありますが復旧は進んでいるという感じです。
道路脇の瓦礫や粗大ごみが綺麗に片付けられていました。ボランティア2回目の時におじゃました依頼主さんとも、久しぶりにお会いしてお話ししてきました。片付けもかなり終わったそうで、本当に良かったです。
河岸の復旧工事が始まると川は濁りますが、以前よりも小本川の清流が戻りつつあるようでした。
今日の依頼主さんは、現在も親戚のお宅に身を寄せているとのこと。早くご自宅に戻りたいことでしょう。
今日の作業は泥出しとネダについた泥を綺麗にすること。1ヶ月半経ってもまだ泥出し作業が終わっていません。まだまだ人手が足りないんですね。今日で作業3日目ということでしたが、すっかり床板は外してあり、泥出しは半分ほど終わっていた状態。災害発生から1ヶ月半も経過すると、床下の泥も硬くなっていましたが、腰を曲げての作業はやっぱりしんどい。
床材を張るために必要となるネダも綺麗にして、床下の泥もほぼ除去。あとの作業はブラシやスクレーパーでクリーニングを徹底して行い、床下を乾かして履き掃除すれば完了なんでしょうかね。1日も早くご自宅に戻って生活出来るようになると良いですね。
現場には作業に必要な道具が揃ってますので、こんな道具を持ち合わせていなくてもボランティアに参加できます。
泥出しは力技でやっぱり男の仕事ですが、クリーニング作業は女性でも出来ます。というかむしろ女性の方が向いている。今日も4名の女性が活躍しました。ボランティアにご参加の皆さん、本当にお疲れ様でした。
小川地区のボラセンの職員さんから町の人の声として、「ボランティアが来ると嬉しい。勇気づけられる。」というような言葉をいただきました。まだまだボランティアのニーズは無くなりません。まだボランティアを必要としている方がたくさんいます。作業内容も時間の経過とともに多様化しています。体力に自信のない方でもできる仕事も増えてくると思いますので、ぜひとも岩泉の復旧復興のためにお力をお貸しください。