昨日も今日もはっきりしないお天気ですが、まあ、梅雨ですから。首都圏のゲリラ豪雨に比べたらカワイイもんです。
いよいよ明日から7月。夏本番ですね。茶臼岳山頂直下の雪渓もかなりちっちゃくなりました。
黒谷地湿原のチングルマも咲き始め、八幡平も高山植物開花いよいよ本番!
昨日も今日もはっきりしないお天気ですが、まあ、梅雨ですから。首都圏のゲリラ豪雨に比べたらカワイイもんです。
いよいよ明日から7月。夏本番ですね。茶臼岳山頂直下の雪渓もかなりちっちゃくなりました。
黒谷地湿原のチングルマも咲き始め、八幡平も高山植物開花いよいよ本番!
本日は七滝コースから大地獄谷、そしてお花畑を経由して平笠不動、焼走りと岩手山の北側の縦走です。
県民の森をスタートして、七滝を過ぎるとブナやミズナラの豊かな林となります。
樹林帯を抜けると大地獄谷の入り口です。ウラジロヨウラクやイソツツジが今見頃。
凍結破砕作用で、一冬越せば大地獄谷の登りはまた石ころガラガラ状態。昭和初期、田頭鉱山として硫黄の採掘が行われていました。
大地獄谷分岐からはお花畑へ。チングルマが咲き始めました。
お花畑からは御苗代湖方面へ進み、平笠不動への登りです。御苗代湖から平笠不動避難小屋の間の登山道は、岩手山の中でもっとも人が歩かないところ。
整備に行くのも遠いので、道が分かりづらいところもあります。チャレンジ精神旺盛な方のチャレンジお待ちしております。
下界はまあまあのお天気でしたが、岩手山山頂付近にかかる雨雲からちょいちょい雨粒が落ちてくる。ちょっと盛りを過ぎたサンカヨウの花弁の透明感が何とも言えません。
下草を刈ったりマーキングしたり、歩きやすくなるように整備しながら登ります。
途中、一昨年の新年早々発生した巨大雪崩でなぎ倒されたトドマツの倒木を越えていきます。これだけのトドマツがなぎ倒されるほどの雪崩ですから、爆風をともなう相当大きな雪崩だったと推測されます。
けっこうな急坂を登りきるとやっと屏風尾根に出ます。天気が良ければ、岩手山が見えるんですけどね。。。
こんな天気の時には、ありがたい平笠不動の避難小屋です。しかし水場はありません。
避難小屋入り口の張り紙にも書いてある通り、ゴミの持ち帰りにご協力ください!健さんもそう言ってます。
平笠不動からつるはし分かれまでは、サンカヨウとシラネアオイが最高潮です!
上坊コース分岐のつるはし分かれからすぐの砂礫帯には、日本で一二を争うコマクサの大群落があります。コマクサはこれからが本番!
砂礫帯から眼下に焼走り溶岩流を俯瞰。1732年(享保17年)に岩手山北東斜面中腹から噴火しました。噴出口から末端まで3.5km。国の天然記念物に指定されています。
登山道上の残雪も消え、岩手山もいい時期になりました。7月1日は岩手山の山開きです。お時間ある方はいらしてみてはいかがでしょうか?
この間は諸桧岳を少し越したところまで行きましたが、今日は石沼まで。
この前通過した際はまだ咲いていなかったアカモノは、いよいよ開花。
石沼への下りは、石沼ってぐらいですから、石がゴロゴロの登山道になります。
この辺りは、ご覧のように石がゴロゴロで、アオモリトドマツの根張りが浅いのか、倒木の多いところです。
登山道脇の高山植物と言えば、イワナシを忘れちゃいけない。とっても小ちゃくて地味ですが、よーく見ると薄ピンク色の花びらが綺麗だったりします。
イワナシたる所以はこの実にあり。梨に似てるからだとか。でも梨はバラ科。イワナシはツツジ科。
ゴロゴロ道が終わり、木道が出てくるとほどなく裏岩手縦走路のオアシス・石沼。八幡平山頂のガマ沼をちょっと小さくしたぐらいの大きさです。
長丁場の裏岩手縦走路ですが、ここではぜひとも一息ついていただきたい。
夕方、久しぶりに近くの沢へ行ってみました。もちろん釣りです。
昨年の台風18号により、近くの沢はことごとく痛めつけられ、渓相は大きく変わってしまいました。
この時期、本来ならユキシロの流入も納まり、良い釣りが期待出来るところですが、反応が薄い。。。流されてしまったのか、イワナの魚影もすっかり薄くなってしまいました。
小一時間で3匹でしたが、最後の最後で粘りに粘って泣き尺一本!久しぶりの手応えは嬉しいものです。
今日は、私のインチキカディスが良かったようです。
本日は、岩手県公会堂で県内の自然公園保護管理員の総会でした。
県公会堂は、昭和2年に開館の有形文化財です。創建当時は「岩手県議会議場」「県民の社交場」「文化施設」「天皇陛下宿泊施設」としての役割を担っていたとのこと。大隈講堂や日比谷公会堂を設計した佐藤功一博士によるもので、言われてみればなるほど。
総会の午前中は、岩大農学部青井俊樹教授によるクマの生態や被害の実態といったとても面白い話でした。
興味深い話をたくさんお話しいただきましたが、その中からクマに襲われた際のケガの部位について、みなさんにもお知らせしておきます。
グラフをご覧になっていただいて分かるように、頭、顔面が圧倒的に狙われます。
進退窮まった時は、アメリカで推奨されているこの防御姿勢のようにして、顔面をかくして最悪の事態を避けてください!
そして今日初めて聞いた話で、クマはヘビが嫌いらしいということ。あの形というよりもヘビの臭いが嫌いみたいです。
どうしてもクマに遭いたくない方は、ヘビを首にグルグル巻きにして歩いてみたら。。。
クマによる被害は、山菜採りとキノコ採りでほぼ50%を占めます。山菜採りやキノコ採りで入山する場合には、くれぐれもご注意ください。
本日は、環境省主催の八幡平地区の高山植物盗採防止合同パトロールでした。環境省、県自然保護課、県警、パークボランティア、八幡平公園管理員、東北地方環境事務所から20名が集まりました。
パトロールは秋田県側と岩手県側と二手に分かれて行われました。岩手県側は黒谷地口から八幡平山頂まで。TV岩手の取材陣も同行し、夕方のプラスワン岩手で放送されました。私の単独インタビュー・・・はあるはずもなく、ちーーさく微妙に映ってました。
皆さんご存知でしょうか?
アスピーテラインの茶臼口から樹海ライン藤七温泉ゲート間は、高山植物特別保護地域に指定されており、植物の採取は禁止されております。山菜やタケノコもなんですよ。今日は、ふきのとうを採った跡がありましたが、悪意があってやっているわけではないと思いますが、皆さんもちょっと覚えておいてください。
あとは、公園内の施設の状況も確認して1日終了。
これから高山植物の開花が本番を迎えます。八幡平を訪れていただいた方に、気持ちよく歩いていただけるように頑張りまーす!
皆さまにもご協力お願いします。
今日はさらに脚を伸ばして諸桧岳の南の石沼手前まで。作業しながらなので、ゆっくり前進です。
静かな森の小径です。
諸桧岳手前、石沼で若干雪が残ってますが、道迷いの心配はなさそう。今年は雪の積り方が変則的な感じで、倒木も多いですね。
諸桧岳山頂はすっかり雪が融けました。
前モロビから嶮岨森、大深岳と続く裏岩手縦走路の連なり。
登山道脇のアカモノ(イワハゼ)の開花はもう間もなく。
裏岩手縦走路を歩かずして八幡平を語るべからず。歩いたことのない方はぜひ今度!
今日はモッコ岳。
アスピーテライン見返り峠から樹海ラインを藤七温泉へ少し下れば、モッコ岳の登山口。裏岩手縦走路の入り口でもあります。
岩手県側はややガスっぽい感じであまり展望が利きませんでしたが、秋田方面の展望はまあまあ。GWに滑った焼山山塊の残雪も残りわずか。
モッコ岳までは歩きやすい登山道です。登山道脇の高山植物を観察しながら、ゆっくり歩いてください。
モッコ岳まではすっかり雪も消え、山頂にはキバナノコマノツメが咲いています。
コマノツメを至近距離から。
モッコ岳の山頂分岐から諸桧岳方面へ少し下ると、若干雪の上を歩きますが、その先は登山道露出。
モッコ岳を過ぎれば、アオモリトドマツの林となり、あまり遠望は利きませんが、落ち着いた雰囲気の静かなトレイルです。
足元に咲く高山植物を愛でながら、静かな山旅を味わえるのが裏岩手縦走路です。
今日は裏岩手縦走路の開山祭でした。
まあまあの登山日和となった今日は夏至。八幡平は多くの登山客で賑わっておりました。
茶臼岳山頂直下の雪渓も日に日に小さくなってきました。
夏山本番と言うにはまだ早いですが、今日は夏至。これから高山植物の開花が本格化してきます。樹林帯のサンカヨウ。
同じく樹林帯に咲くキヌガサソウ。
何気に道路端にハクサンチドリが咲き始めました。
かと思いきや、雪解けの遅かったところではミネザクラ。春と夏が混在しています。
池塘を覗くと、クロサンショウウオの卵です。ちょっとした東南アジアのデザートのようです。
夏至を迎えた八幡平の夏山登山シーズンはこれから本格化。ぜひお越しください!
八幡平の高山植物も徐々に咲き始めています。
昨年は大豊作のコバイケイソウ。豊作の翌年は不作という法則ですが、藤七温泉の露天風呂近くではそれなりに咲いてました。
雨に濡れたコイワカガミは、どこか美味しそうなスイーツのようでした。
今週末は晴れるかなあ。。。