10/17~10/19の3日間、アルパインツアーの遠野三山のツアーをご案内してきました。
初日は石上山。スケジュールの都合上、最短で山頂へ届くルートを選択。
初日の足慣らしには良い具合でした。ツアーのフォーマットとしてはまだ固まっておらず、改良の余地は十分にありますが、地元の山岳会の方々にも助けられ、これからもっと洗練されていくと思います。
こういう高原の牧野も、北上山地らしい景色と言えるでしょう。
宿泊は南部曲り家。遠野語り部の最高峰との呼び声高いタキさんを囲炉裏端にお招きし、どっぷりと遠野物語の世界に浸ってもらいました。個人的にはかなり感動しましたが、お客様にも好評だったと思います。同時通訳は不要!
2日目は六角牛山。地元山岳会の方にも同行してもらい、遠野物語のエピソードもちょいちょい挿んでいきながら、クマの糞をほじくりながら、鹿の鳴く声をBGMにしながら、遠野満喫登山です。
下山は、登りとはルート取りを変えて。獣道も交錯しており、踏み跡が細いところもあって、分かりづらいところがちょいちょいありますが、下見でチェック済なので任せてください。
遠野盆地の稲刈り作業はほぼ終了ですが、わずかに残る稲穂の向こうの六角牛山。下山後は、遠野物語の雰囲気を色濃く残すスポットを、必要にして十分な量を時間内に凝縮して見て回りました。
伝承園のオシラサマ。遠野物語を予習してくれば、遠野物語受容体が敏感に反応することでしょう。予習がなければ、「何なのお〜?これ?」となりかねない。
展示されている曲り家の土間の様子。小さい時の朧げな記憶を辿れば、母方のおばさん家に行ったら、こんなだったかなあと。
遠野三山の〆は早池峰山。17日には初冠雪となった岩手山でしたが、ここ早池峰山でも降雪があり、上部にはまだその名残がありました。
五合目を過ぎたあたりからは霧氷です。
そして無事登頂。けっこう厳しいコンディションでしたが、霧氷が良いアクセントになったと思うけどなあ。。。忘れられない思い出になってくれたら嬉しいです。皆さん、ありがとうございました。