すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

アンナプルナ・ダウラギリパノラマトレッキング 3/23~3/31

2018-03-31 22:46:20 | ヒマラヤ/カラコルム

3/23~3/31でネパールのアンナプルナエリアのトレッキングに行ってきました。

年々、奥へ奥へと車が入れるようになり、日程も短縮され、トレッキングは便利になる反面、今までじっくり歩きながら通ったところもスピード感をもって、砂煙を巻き上げ。。。ああ、ネパールのこんな山奥まで、資本主義経済の枠組みの中に取り込まれてしまうのか?これ以上開発が進まないでほしいと願うのは、旅行者の勝手なノスタルジーと言えばそれまでのこと。

トレッキング初日はキムチェ(1650m)からスタート。

歩みを緩めれば、住民の造作の成果にも感嘆の目を向けられる。速ければ良いというもんでもなかろう。

トレッキング初日はガンドルン(1950m)のロッジに着いた後、雷を伴った雨でしたが、夕刻にはアンナプルナサウスが雄姿を現す。

聖山マチャプチャレ。魚の尻尾という意味。

翌朝はすっきりと晴れわたり、アンナプルナサウスからヒウンチュリの吊尾根もくっきりと。初日のロッジはこんなロケーション。

トレッキング2日目のお昼はバイシカルカ。バイシは水牛、カルカは放牧地という意味ですが、普通の牛しかいませんでした。この辺りの標高まで上がってくるとシャクナゲも本格的に咲いてきます。白いのはタムシバに似た花。

シャクナゲの開花も本格化して、シャクナゲトレッキングもこれから!と思ったら、雨が降ってきました。シャクナゲは日本のものからは想像も出来ないような太さ。まあ、それなりに雨も降るというものです。

2日目の宿泊地タダパニ(2650m)は、とても狭いエリアにロッジがギュッと密集してます。ハイシーズンには飛び込みでの宿泊はなかなか厳しいものがあります。

3日目はアップダウンの激しい1日。3000mのデウラリ峠へ向けての登りが今日の核心。

峠裏手の丘に登れば、ダウラギリが望まれる。霞やすい春の昼の時間帯に山が見えるとはラッキーなこと。

デウラリ峠を下りて行けば、眼下に満開のシャクナゲ林。

3日目の宿泊地ゴラパニ(2895m)へ向け下る。山全部シャクナゲ!

シャクナゲの向こうにダウラギリ!今年はちょうど良い時期に当たりました。

シャクナゲは3種類ほどあります。

場所によっては、張り巡らされたシャクナゲの根の間を縫って。

翌日は、早朝、真っ暗い中を出発して1時間20分ほどで、好展望で知られるプーンヒル(3194m)へ。世界各国から大勢のトレッカーが訪れます。ここ数年、中国人トレッカーが増えましたね。

初詣帰りの明治神宮のような。。。でもシャクナゲ満開。

プーンヒルを往復した後、4日目の宿泊地ヒレ(1500m)へ。シャクナゲもさることながら着生ランもこれまた見事。あちこちに咲いてました。

街道筋での出会いもまた楽しみ。ターザンごっこで遊ぶ子ども。めんこいね。

放牧へ向かう羊の群れにも遭遇。イライラせずに待ちましょう。日本人とネパール人の時間の流れ方は明らかに違う。

ウレリからティルケドゥンガの石段の下りは、長くつらい。。。

ジープ道はウレリまで完成。バスはヒレまで入って来れます。ですが、最終日はヒレからナヤプルまで歩いて。

ナヤプル手前の昔ながらの吊り橋も懐かしく。

ナヤプル(1070m)は、ちょっとしたものならけっこう揃うぐらいの商店街。前夜の雷雨で、路面が濡れていて埃が立たず良かったですね。

バスでポカラまで移動し、飛行機で30分でカトマンズ。

半日市内観光ではモンキーテンプルことスワヤンプナートへ。

震災から2年。倒壊した建造物の復旧作業も少しずつですが進んでいます。

被害の大きかったダルバール広場もスピード感はありませんが、各国からの援助により復旧作業が進められています。

ダルバール広場にある生き神様クマリの館。上の写真の中央、黒っぽい建物です。

今回は久しぶりにクマリのご尊顔を拝することが出来ました!こちらの窓から10秒ほど顔を出してくれましたが、残念ですが写真撮影は禁止されています。

9日間と短いツアーでしたが、内容ぎっちり、お天気まあまあ、シャクナゲ満開。ご参加のみなさん、ご満悦だったのではないでしょうか?

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不整地&キレの大回り

2018-03-19 17:57:35 | レッスン

今日はN子さんの不整地&キレの大回り。 

穏やかな春の日差しがダイヤモンドコースにも届き、雪も緩んで急斜面克服にはうってつけのコンディション。最大斜度37°のコース上部は昨日の復習のジャンプ系で。

今日の雪質なら、急斜面でも恐怖心なく、心置きなく落下の練習に没頭できますね。

コース下部のボコボコ不整地はベンディングで、吸収動作の練習です。

整地斜面ではキレの大回りを。山のズレない雪に対応するためにも、キレるターンもしっかり表現できるようになりたいところ。

深いターン弧を描けるように、キレの大回り、さらにキレの小回りも練習し、喋りよりも滑りを重視した1日が終了。いやいや、今日は本当によく滑りました!

2日間、大変お疲れ様でした。

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オスピステの滑り講習会アドバンス@鉱山跡

2018-03-18 18:44:44 | レッスン

本日は3名の方々にお集まりいただいて鉱山跡にてオフピステの滑り講習会です。

朝方はけっこう冷え込んでいたのでアイスバーン状態が心配されましたが、南向きの斜面はすでに緩み始めて、GWのザラメのような滑りやすさでした。ホッ。。。

とは言え、朝一はアイスバーンとまでは言わないまでもちょっと固め。ソフトなエッジングを心がけてのターンです。

雪がすっかり緩んでからは、ジャンプ系の特訓モード!高く飛ぶのではなく落下!

フォールライン向きの姿勢、正確なストックワークはもちろん大事。

春の雪ならステップソールのほうが圧倒的に効率的。ですが、キックターンの技術を知らずして、効率よくは登り返しが出来ません。山向き、谷向きどちらのキックターンもおろそかにせず!

久しぶりの多賀城のSさん、リズム感はとても良し!あとはテンション感!山側の手のテンションって何かと大切なんですよね。

鶴岡のYさんは、今シーズンはジャンプ系に磨きをかけてきた甲斐もあり、今日はスピードコントロールされたターンが出来ました!

今日は反動の後に浮いた感のあったN子さんです!やはりストックワークの正確性が肝ですね。

1日の中でも雪質変化の激しい晴れた春の日。長い休みをほとんど取らずに、適宜ちょこちょこと水分や食事を摂って、雪が手強さを増す前に無事に終了ですが、結果かなりの本数滑りました。みなさん、大変お疲れ様でした!

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ベンディング&ストレッチング

2018-03-17 18:47:46 | レッスン

本日はマンツーマン体制となり、鶴岡のYさんに必要を思われるところをベンディングの動きを中心に練習しました。

 

山を滑る上で、スピードコントロールの肝は弧の深さと数。課題は軸を倒すこと。深いターンをすること。

そして、自分のリミッターを上げること。スキーにおいて恐怖を感じるもの3つ。スピード、雪面状況、斜度。今日はダイヤモンドコースにもチェレンジし、斜度に対してのリミッター引き上げ作戦も敢行。雪面状況もちょっと硬めで難しかったですねえ。。とにかく経験を積むこと。

春先の雪は難しい。だからこそ、この時期に練習を重ねれば、その分上手くなる!そして明日は山の難しい雪にチャレンジだ!

マンツーマンでのレッスン、大変お疲れ様でした。

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ステップソール@鉱山跡

2018-03-16 15:48:28 | 八幡平(積雪期)

午後から鉱山跡の下見へ。

アスピーテラインの除雪作業もいよいよ始まり、八幡平も春本番を迎えようとしています。

このところの異常なほどの急激な気温上昇で融雪も進んでいますね。

先週の木曜から金曜にかけての大雨で出来た縦溝も、このところの高温で少し雪も落ち着き、縦溝が気にならない程度になりました。

日当たりの良い南向きの斜面は適当なサンクラストで講習にはちょうど良いぐらい。

徐々に南東向き斜面から東斜面と移動しながら雪質チェック。

東向きの斜面が表面のサンクラストの厚みがややあってテクニカルです。この時期の山の雪が一番テクニカルで、ケガもしやすいですよね。ケガしたくない人は山に行かないほうが良いですが、この雪が滑れるようになれば無敵です。この時期に練習する人は上手くなります!

南斜面から東斜面見る。これぐらいの雪ならステップソールでも十分ですね。効率良し!

アスピーテラインの除雪がどこまで進んでいるのか確認できませんでしたが、少なくともモミ山の下部は除雪済みのようです。

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IDEHA&RASU-Tステップソール合宿

2018-03-15 15:37:34 | レッスン

2007年のIDEHA&RASU-Tコラボツアーの一コマですが、10年以上も前の話になりました。

そして今春、久しぶりにIDEHAとのコラボです。

IDEHA&RASU-Tステップソール合宿の詳細をアップしました。

定員10名のところ6名のお申し込みがありましたが、当初、日帰りで1日のみの参加はお断りしておりましたが、4/6のステップソール講習 4/7のステップソールツアー各4名の募集をいたします。

鈴木は3/22~3/31でネパールトレッキングで不在のため、この間のお問い合わせ、お申し込みはIDEHAへお願いいたします。

RASU-Tイベント

またGWのステップソール企画の詳細もアップしましたので、あわせてチェックお願いします。

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ストレッチング&ジャンプ系

2018-03-14 19:13:38 | レッスン

本日は八戸のOさんのストレッチング&ジャンプ系。

山を滑るには圧のコントロールは必須。午前中は伸脚の正確性を鍛える!

午後からはジャンプ系。高く飛ぶのではなく落下。そしてストックワークの正確性が肝。

春の陽気ですっかり雪も腐れ気味。マンツーマンの特訓モードで息は上がり、脚はパンパンになったと思いますが、最後まで頑張りました!

山側の手の処理を徹底的に復習しといてくださいね。

本日は大変お疲れ様でした。

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源太ヶ岳 3/12

2018-03-12 16:25:15 | 源太ヶ岳

今日は、源太ヶ岳へ。

先週の金曜日は降雨、そして昨晩は若干の積雪。ふかふかの雪は10cm程度、足元には硬いものが感じられます。

今シーズンは積雪量多く、丸森川はすっかり埋没。ここ数年では珍しいことですね。

ブナ林には春の日差しが届いていましたが、春まだ遠きといった感じで、冬芽はまだ赤味を帯びてきてません。

風の通り道はガリガリ、溜まっているところはふかふか。日射も高いところから当たるようになり、気温も上がってくるこの時期は多様な雪質に対応しないといけません。

上倉の水場はまだまだ雪の下。

うっすらと新雪の載っかった源太ヶ岳。遠目には真っ白く見えますが、、、実は。。。

時折雪も降ってきますが、気になる程度ではありません。

源太ヶ岳山頂直下のオープンバーン。雪庇が大きく張り出して、雪庇の下には崩落したブロックが転がってます。

この間の雨は山の上でも雨だったようで、縦溝がしっかり入ってました。。。その上に新雪。

数年前の写真ですが、雪が載ってなければ、こうなってるんでしょう。

雪自体は難しくないのですが、硬い縦溝にターンは困難を極めます。

柔らかい雪が載っかっているとは言え、下は硬いしまった雪。脚パンパンで下山完了です。。。

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小回りの日 3/11

2018-03-11 21:15:02 | レッスン

Uさん親子のレッスンも3日目。今日は小回りの日。せっかく遠路金沢からお越しなので、今日中に小回り完成といきたいところです。

小回りプルークでストックワーク練習、後ろ向きの横滑り等々、、、内容満載、過積載気味でしたが、とにかく小回りに必要な練習はすべて網羅。

明日のテレマーク界を背負って立ってほしいHくんには期待大!いろんな動きに対応し、感覚として捉えられるようになってきた!

K子さんも負けてらんないもんね!ジャンプ系入口の練習では、スキートップの下がる感覚を捉えられました!

時間は無限にあるわけではありません。この数年のうちで、人生をかけて打ち込めるものに出会えるよう期待します。若い時期にしか出来ないことというのも沢山あります。そういう出会いは早ければ早いほど良いですからね。ドイツの宗教家が曰く『「今でなくても」が「やらなかった」になるのは実に早い』

明日が必ずやってくるとは限らないということ。今日はそんなことを思わずにはいられない日でもありました。3月11日。

K子さん、Hくん、3日間大変お疲れ様でした!

 

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骨盤&ストックワーク&ストレッチング

2018-03-10 18:44:08 | レッスン

本日は、金沢からお越しのUさん親子のレッスンです。実は昨日からレッスンの予定でしたが、かなりの大雨で雪上レッスンは中止として、そのかわり、ホワイトボードを使っての机上講習と床トレで、理屈を頭に叩き込んでもらい、動きのイメージをつかむことに集中していただきました。

そして一夜明け、春の日差し降り注ぐ本日は、岩手山を仰ぎ見ながらの最高のレッスン日和となりました。

理屈とイメージは相当頭に叩き込んであるので、朝のホワイトボードを使っての机上講習は抜きにして、雪上レッスンからいきなりのスタートです。

これからのテレマーク界を背負って立ってくれそうな若いHさん、昨日は宿に帰っても相当床トレを積んできたようで、雪上でもかなりすんなり表現出来た感あり!お母様のK子さんも負けてなんかいられない!

リフト上ではストックワーク問答を繰り返し、雪上ではプルークも交えながらストックワークの練習を重ねました。

そして、伸脚の動きについても徹底的に。山を滑るためには圧のコントロールが欠かせませんから。

明日は小回りのレッスンなので、さわりの部分を緩斜面で練習してみましたが、意外に良い感じ!

昨日の徹底的な机上講習&床トレの成果もあり、今日の雪上レッスンではかなり詰め込んでしまいましたが、お二人ともかなり癖のない滑りだったので、こちらも手を焼かずに済みました。この調子で、明日は一気呵成に小回り完成と行きたいところです。

本日は大変お疲れ様でした!

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