ペルーから帰国しました。
最近、国立科学博物館でインカ帝国展があったり、何かと注目度が高いインカトレイル。総延長40,000kmにも及ぶインカトレイルのごく一部、40kmほどの道程を3泊4日でマチュピチュまでのトレッキングでした。
トレイル途中に現れる遺跡の数々。まずトレッキング初日のリャクタパタ遺跡。
ハチドリも多く見られます。日本では見ることの出来ない世界最小の鳥。
何度も歩いたことのあるインカトレイルですが、クロトキを初めて見ました。
インカトレイルを良く知るエロイさんを先頭に、高山病にならないようにゆっくりと歩きます。そして、今回は日本語ガイドのセルジオさんも同行し、遺跡や自然について詳しく解説してもらいました。
トレッキング2日目には、一番の難所、4200mのワルミワニャスカ峠の高低差1200mの峠越えがあります。みぞれ混じりのお天気でしたが、ご参加の皆さんは元気に越えることが出来ました。
本来なら乾期が始まる時期で、雨は少ないはずですが、今回はけっこう降られました。降ったり止んだりのお天気では、ビニールポンチョがひじょうに役立ちます。
トレッキング3日目のルンクラカイ遺跡。遺跡の向こうに昨日越えてきたワルミワニャスカ峠が望まれます。
ルンクラカイ峠を越えると、サヤクマルカ遺跡。神聖な場所でもあり、交通の要衝。この辺りから雲霧林が始まり、アマゾンの熱帯雨林へと続きます。
そうすると、徐々にランの仲間が見られるようになります。
地味なものや派手なもの、いろいろと咲いていますが、やはり花の王様です。他の花とは存在感が違います。
3日目のキャンプ地プユパタマルカでは、月夜に照らされた聖山サルカンタイ峰がくっきりと浮かび上がります。そして見上げる夜空に南十字星。
4日目最終日は遺跡がたくさん見られる、もっともインカトレイルらしい1日となります。そのひとつウィニャワイナ遺跡は、段々畑と石組みの構造物が雲霧林の中に際立ちます。
トレッキングのフィナーレを飾るインティプンク(太陽の門)。4000mの峠を2つ越え4日間歩き通して、ここに来て初めてマチュピチュを見ることが出来ます。
インティプンクから望むマチュピチュに、スポットライトが当たるように日が差していました。
雨に降られることの多かった4日間でしたが、最後は素晴らしいお天気で締めくくれました!
ご参加の皆様、大変お疲れ様でした。