すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

インカトレイル 6/16~6/28

2013-06-30 22:59:23 | 南米

ペルーから帰国しました。 

最近、国立科学博物館でインカ帝国展があったり、何かと注目度が高いインカトレイル。総延長40,000kmにも及ぶインカトレイルのごく一部、40kmほどの道程を3泊4日でマチュピチュまでのトレッキングでした。

トレイル途中に現れる遺跡の数々。まずトレッキング初日のリャクタパタ遺跡。

 ハチドリも多く見られます。日本では見ることの出来ない世界最小の鳥。

何度も歩いたことのあるインカトレイルですが、クロトキを初めて見ました。

 

インカトレイルを良く知るエロイさんを先頭に、高山病にならないようにゆっくりと歩きます。そして、今回は日本語ガイドのセルジオさんも同行し、遺跡や自然について詳しく解説してもらいました。

トレッキング2日目には、一番の難所、4200mのワルミワニャスカ峠の高低差1200mの峠越えがあります。みぞれ混じりのお天気でしたが、ご参加の皆さんは元気に越えることが出来ました。

本来なら乾期が始まる時期で、雨は少ないはずですが、今回はけっこう降られました。降ったり止んだりのお天気では、ビニールポンチョがひじょうに役立ちます。

トレッキング3日目のルンクラカイ遺跡。遺跡の向こうに昨日越えてきたワルミワニャスカ峠が望まれます。

ルンクラカイ峠を越えると、サヤクマルカ遺跡。神聖な場所でもあり、交通の要衝。この辺りから雲霧林が始まり、アマゾンの熱帯雨林へと続きます。

そうすると、徐々にランの仲間が見られるようになります。

 

 

地味なものや派手なもの、いろいろと咲いていますが、やはり花の王様です。他の花とは存在感が違います。

3日目のキャンプ地プユパタマルカでは、月夜に照らされた聖山サルカンタイ峰がくっきりと浮かび上がります。そして見上げる夜空に南十字星。

4日目最終日は遺跡がたくさん見られる、もっともインカトレイルらしい1日となります。そのひとつウィニャワイナ遺跡は、段々畑と石組みの構造物が雲霧林の中に際立ちます。

トレッキングのフィナーレを飾るインティプンク(太陽の門)。4000mの峠を2つ越え4日間歩き通して、ここに来て初めてマチュピチュを見ることが出来ます。

インティプンクから望むマチュピチュに、スポットライトが当たるように日が差していました。

雨に降られることの多かった4日間でしたが、最後は素晴らしいお天気で締めくくれました!

ご参加の皆様、大変お疲れ様でした。

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茶臼岳

2013-06-13 20:05:34 | 八幡平(無雪期)

今日も八幡平は良い天気。日差しも強烈で、岩手松尾で最高気温28.6°でした。

茶臼岳山頂直下から望む前山越しの岩手山。日一日と緑が濃くなってきました。

直下の雪渓の融雪は進んでいますが、通過にはまだまだ注意しながら横断していただきたいと思います。

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八幡沼/八幡沼湿原

2013-06-12 18:06:11 | 八幡平(無雪期)

盛岡以南は曇りの天気だったようですが、八幡平は一日中晴れ。まったく雨が降る気配がありません。

八幡沼の融雪も進み、沼の輪郭も明らかになりました。

八幡沼湿原の池塘もすっかり現れました。木道もかなりの部分で露出してきましたが、雪で隠れているところとの境目では、踏み抜く危険があるので、十分注意してください。

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大地獄谷

2013-06-11 19:33:32 | 八幡平(無雪期)

このところ盛夏のような陽気が続いて、八幡平の山々も一段と緑濃くなってきました。

そんな今日は七滝経由の大地獄谷。

七滝コースから大地獄谷へ向かう登山道から黒倉山を見上げれば、ダケカンバやナナカマドの新緑が目にも眩しい。秋には紅葉の名所となります。

 

噴気を上げる大地獄谷。昔は、ここも硫黄採掘が行われていたところで、かつては田頭(でんどう)鉱山と呼ばれていたそうです。写真中央の転がる材木が、当時の残骸。そんな大地獄谷周辺ではコイワカガミが今見頃です。

大地獄谷の分岐からお花畑へと脚を伸ばすと、やはり積雪。今年の八幡平エリアは残雪豊富。

お花畑へ行く途中では、ミネズオウの花が満開でした。小ちゃくて可愛らしい花ですが、ボーッとしてると見過ごしてしまう。

アオモリトドマツの間に浮かび上がるダケカンバの新緑が美しい岩手山。

融雪間もないお花畑では、ショウジョウバカマがちょっと咲いているぐらいですが、こうやって周囲の景色を見渡せば、本当に良い季節になってきました。

 

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茶臼岳

2013-06-08 19:45:56 | 八幡平(無雪期)

茶臼岳の融雪も進み、茶臼口から前山を越えたあたりまではかなり登山道が出てきました。

 

前山山頂の木道もすっかり顔を出し、登山道脇にはミツバオーレンやヒメイチゲ、オオバキスミレなど咲き始め、いよいよ夏っぽくなってきました。

この時期、問題は前山から先の雪渓の残り具合。雪渓のトラバースは緊張を強いられますからね。

今年は残雪が多く、やっかいな状況でしたが、ご覧の通り、こんな感じで道が出来上がりました。これなら安心です。

そして、奥羽山脈主梁、前モロビ付近。ダケカンバの新緑が、目にも鮮やかな季節となりました。

樹海ラインの涼風の滝。地味な滝ですが、涼んでってください。

今、良い時期ですよ、八幡平。

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八幡沼/黒谷地

2013-06-04 19:38:59 | 八幡平(積雪期)

関東以西は梅雨入り宣言後、極端に降水量が少ない状況ですが、梅雨入りこそしていませんが東北も同じ。良いお天気が続き、融雪が進んでいます。

八幡沼の解氷も進み、沼の1/3ほどの水面が見えてきました。

池塘も顔を出し、八幡沼湿原に遅い春がやっと来ました。これから高山植物がいっせいに咲き始めることでしょう。

黒谷地湿原もご覧の通り。例年よりも融雪が遅くなりましたが、融け始めたら一気に季節が進むことでしょう。夏山本番間近。

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八幡平山頂

2013-06-01 21:28:00 | 八幡平(積雪期)

いよいよ6月。そろそろ夏山シーズン本格スタートですね。八幡平の山頂付近もかなり融雪が進みました。

見返り峠WCからの、モッコ岳から続く裏岩手縦走路の様子。残雪が減った分だけ、緑が濃くなってきました。

ガマ沼はすっかり解氷して、鮮やかなコバルトブルーの水を湛えています。

八幡沼は徐々に水面が現れて、湿原もやっと地面が露出してきました。今年の八幡平山頂付近は雪解けが遅く、高山植物がいっぺんに咲きそうですね。

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