早池峰山は6月8日~8月3日の土、日、祝日の午前5時から午後1時(普通車の場合)までマイカー規制をおこなっております。我々は早池峰道の駅に4:30に集合し、マイカー規制の始まる時間よりも前にゲートを通過し河原坊へ。
会長、番長、ふるかわちゃん、みみこ、かんさん、私というメンツ。登山口で登山届に記入し、5:40出発。
この日は小雨混じりの天気。蛇紋岩という岩は濡れるとよく滑るので、こういう天気の時は注意を要する。
頭垢離(こうべごおり)手前の水場は、山中唯一の水場。冷たい美味しい水をゴクリ。
頭垢離からは岩稜帯となり、花も多くなる。早池峰山は超塩基性岩地で固有種がひじょうに多い。これはそのヒメコザクラ。そして隣の写真は、ヒメコザクラといっしょに咲くチシマアマナ。
そしてナンブイヌナズナ。ハヤチネウスユキソウはまだ時期が早い。
打石、千畳ガ岩と通過し、8:40山頂着。
会長とみみこが柏手を打った直後、山鳴りが聞こえたかと思うと地面が揺れだす。こんな山のてっぺんでも震度2~3ぐらいはあったような気がします。ラジオをつけると、県南を震源とした大地震が発生したようで、県南・東山が実家の私はひじょうに心配。みなケイタイで家族と連絡をとろうとするが、電波もよくないし、回線も混み合っているのだろう、なかなかつながらない。こういう時はメールのほうが良いようです。
早池峰山は携帯トイレ持参が基本です。山頂避難小屋のトイレに携帯トイレ用のブースが2カ所あります。会長も携帯トイレ初挑戦。いかがでした?
しかし、この携帯トイレ。山が汚れないのはいいんですが、1回の山行につき、この袋がゴミになるというのは、最近のゴミ減量化の流れ的に多少問題あるように思います。小便に関しては、しびんのようなボトルのほうがよりローンインパクトだと思いますが、問題は大便。やはりこういう携帯トイレという形にならざるを得ないのだろうか?
地震のことが心配ではありますが、まずは目の前の滑りやすい足元を注意しながら慎重に、小田越へ下山。10:05避難小屋発。
こちら小田越サイドはイワウメが多く、登山道脇にカーペット状に広がる。
1合目を過ぎると樹林帯に突入。すぐのところにはミネザクラが咲き、小田越が近づいてくるとオサバグサが見られるようになる。道路を挟んだお隣、薬師岳の樹林帯はこのオサバグサの大群落がある。
そして無事小田越まで下山。12:20着。ちょっと河原坊に下ったあたりではケイタイがつながりました。家族と連絡も取れ一安心。
皆さん、お疲れ様でした。
今回の岩手・宮城内陸大地震で、幸いにも仲間の家族が被害に遭うことはありませんでした。しかし、家に帰ってテレビの映像を見ると、今回の地震の凄まじいこと・・・。自然の前では、人間なんてホントに無力なんですねえ・・・。
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
気象庁発表の岩手・宮城内陸大地震の資料