昨日と同じ岩手県側の登山口(530m)から、今日はK太といっしょに出発。
高下分岐までは昨日と同じ1時間の登り。発汗量も同じ。
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赤林分岐(740m)の先のブナ林は巨木ぞろいで、ブナを見ているだけで満足。ここから帰ってもいいぐらいだが、来週の山案内の下見につき、先を急がねば。
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高下分岐(870m)から先は、和賀川徒渉点(720m)までクロベ混じりのブナ林を40分の下降。せっかく登ったのに・・・、もったいない。
和賀川徒渉点は上手く飛び石伝いに行ければ良いが、他の登山客は登山靴を脱いで渡っていた。和賀岳は長靴登山に限る。
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徒渉後はコケ平(1337m)まで、急登に次ぐ急登で、時折ヤブ漕ぎ。容赦ない攻めが続く。登山道のえぐれのひどいところもある。
杣道がそのまま登山道になったと思われ、まったくの直登。「も~っ!汗が止まりませ~ん!」
徒渉点からコケ平までの急登を「北東北3大急登」に勝手に認定。谷地温泉からの高田大岳も急だなあ・・・。あとは何処だろ?岩手山柳沢コース?
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徒渉点からコケ平までは我慢の2時間。森林限界を越え、しばしのヤブ漕ぎの後、コケ平到着。亜高山帯の無い和賀山塊では、ブナ林の上はすぐ森林限界。
26名の団体さんがいて、ひじょうに賑やかで、和賀岳らしくない?
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ウスユキソウ、ウメバチソウ、アキノキリンソウが咲くコケ平。ここまで来て、やっと和賀岳を拝めます。
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和賀岳は花の山でもある。ハクサンシャジン、ハクサンフウロは、まだ夏の名残を惜しむ。
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コケ平から山頂までは40分。ここでは、来る秋の気配を十二分に感じる。足元が見えづらいところもあり、転倒に注意しながら最後の急登を慎重に。
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山頂到着!登山口8:00出発。山頂到着12:45。薬師岳に続く稜線の向こうは仙北平野。
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羽後朝日岳の左奥には、黒く霞む秋田駒。
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山頂を13:20発。登山口16:20着。下りも登り同様厳しい急降下。そして、徒渉点からの登り返し・・・。コレが効きます。
まあ、ともあれ、無事下山。K太お疲れさん。
さすがは和賀山塊の盟主・和賀岳は懐が深い。和賀岳登山にはそれ相応の装備と体力が必要です。十分に時間に余裕をもった行程を組んでいただきたいですね。
西和賀町HPによれば、9月に下草刈りの予定があります。
高下岳は岩手県側の西和賀町沢内からのアクセスとなります。
高下岳の登山口は2ヶ所。今日は和賀岳登山口から登りました。10台ぐらいの駐車スペースがあります。
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駐車場で出発準備していると、林の中からカゴを背負ったおじいちゃん現る。カゴの中身はトンビマイタケ。
この方、沢内マタギだそうで、この界隈ではけっこう有名な方らしいので、ご近所の方、マタギ研究家の方なら、お顔見たら誰だか分かるでしょう。
この方と駐車場で1時間以上話し込んでしまいました。興味深いお話、たくさん聞けました。
おじいちゃんの連絡先もいただいたので、そのうちお邪魔してみよう。
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和賀岳登山口には水場があります。長丁場の登山になるので、ここで美味しい水をボトルに入れてっと・・・、と余裕かましている場合ではない。まずは杉林の急登が待っている。心と体の準備が整っていないところに、いきなりの急登。汗だく必然。
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汗だくになりながら、急登を登りきると赤沢分岐。ここから先は見事なブナ林です。しかし、高下分岐までもう少し頑張る必要がある。
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徐々に秋の気配を醸し出すブナ林の林床。オオカメノキの赤い実が色づき始めた。登山口から約1時間で高下分岐に到着。シャツは汗でべっとり。
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高下分岐から先は、森林限界まで緩い登りがほとんどとなる。ミズキの紫色の実も目立つようになってきた。梢の間から垣間見える沢内盆地。冷夏だった今年のお米は大丈夫だろうか?
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ブナはずいぶん実をつけているように見えたが、はたして?クマが里に下りて来なくても良いことを願う。
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森林限界を抜けると、ヤブ漕ぎが待っていた。好んでやっているわけではないのだが、何だか最近、ヤブ漕ぎづいてる・・・。
ちなみに、八幡平のような亜高山帯のアオモリトドマツは和賀山塊にはありません。
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まずは、ニセピークを目指す。ニセピークを越えないと高下岳のピークは見えない。
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ヤブ漕ぎしなくていいとこもありますが、油断してると、ハイマツの根っこにけっつまずいて、転倒必至。
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森林限界を越えたハイマツ帯では、ナナカマド、ミネザクラ、ミネカエデが少しずつ色づき始めている。徐々に近づくホントのピーク。
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高畑分岐を過ぎれば、20分程で山頂に到着する。登山口から約3時間。
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山頂からの和賀岳。さすが和賀山塊の主峰。他の山を圧倒する威圧感。
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根菅岳方面の稜線。奥に見える山の陰には羽後朝日岳。堀内沢からマンダノ沢をつめて登りました。あそこのヤブ漕ぎもしんどかった・・・。
和賀山塊。いいですねえ。もうそこまで秋が来ています。
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盛岡3大麺と言えば、「わんこそば」、「じゃじゃ麺」、そして「盛岡冷麺」。せっかくこっちに来たんだから、せめて冷麺ぐらい食べたいところ。IDEHAたっての希望により、美味い盛岡冷麺の店のひとつ「ぴょんぴょん舎」へ。
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辛さはお好みでオーダー出来ます。我々は中辛大盛り。
久しぶりに冷麺食べましたが、やっぱり美味かった。この麺の歯ごたえがいいんです。
銀座にもお店がありますから、東京にお住まいの方は、銀座で岩手の味をどうぞ召し上がれ。
ぴょんぴょん舎
IDEHA、会長、K太、私の4人で行ってきました。
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店内は古民家の古材をそのまんま使った、何とも郷愁あふれる雰囲気でくつろげる。岩手に出張中のIDEHAもお気に召したか?
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ここのイチオシメニューは「ももどり」です。
表面の香ばしさに加え、かぶりつけば溢れ出る肉汁。おおっ!はふはふっ!会長も「もおお~!たまりませんねえ!」
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卵6~7個使って作る卵焼き。これまた美味い。
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地元食材を使った郷土料理に舌鼓を打ち、例によってお下品な話から、真面目な将来の話で盛り上がりました。
酒を飲まなくても意外とイケルもんですね。車で来ていたので、IDEHA以外はウーロン茶。
思い出に残る1夜となりました。
この間の沢登りで、八瀬森から大深岳の間で、ヤブ漕ぎと倒木越えで苦労したとお伝えしたばかりですが、そのひじょうに苦労した区間の登山道整備に急遽招集され、行ってきました。
作業員さんたちは草刈り機で下草や笹薮を刈り、私はクライマーパパとチェーンソーで登山道を塞いでいる風倒木の処理。
場所により、ご覧のように背丈程もある笹で、足元もよく見えないような状況。
特に関東森周辺の風倒木のおびただしさと言ったらない。風倒木カットは思いの外難しい。
クライマーパパが慎重にアオモリトドマツを伐っていく。私は、燃料運びとその他雑用。
作業員さんたちもベテランぞろいで、登山道を覆っていたササは、このようにきれいに刈り払われました。
大深岳直下の八瀬森分岐。ここから八瀬森間は、今回の作業ですっかり歩きやすくなりました。
普段、何気なく歩いている登山道ですが、このような作業があってこその快適登山なんですね。
みなさん、お疲れ様でした。
環境省 鹿角 アクティブレンジャー日記
「ゆきむし」で、謎のスキー野郎として登場する、あの八幡平のトニーも敬愛して止まない、ご本家のトニー氏の訃報に、この私も少なからずショック・・・。
トニー・ザイラーさん。スキー界の巨星逝く。73歳。
「黒い稲妻」FOREVER!
asahi.com
最近、雑誌で取り上げられることも多くなった八幡平・玉川源流の大深沢。
「某沢」とか言って、匿名で紹介する意味がなくなったということで、今回は実名。
今回は黒石林道から入り、大深沢~関東沢~八瀬森山荘~大深岳~松川温泉という2泊3日のコース。
会長、番長、K太、私の濃いキャラ4名。
いつものように玉川本流に架かる吊り橋を渡り、東北電力「見張りの湯」を経由し、大深沢に入渓。
初日はヤセの沢出合まで、釣り重視の日程。釣果は・・・、まあまあというところでしょうか?
深山幽谷というにふさわしい沢です、大深沢。岩手県側ではあまりお目にかかれない柿色に染まったイワナを手にすれば、大深沢に来たという実感が湧きます。
沢登りの夜は何と言っても焚火。焚火とイワナの無い沢登りなど考えられません。イワナの塩焼き、刺身、ホイル焼き、アラ汁と余すとこ無く食す。
2日目は、朝こそ釣りに精を出すも、へつり、滝越えと難所続きの箇所通過もあり、遡行に専念。
ダルマ岩で竿を出す会長。この岩、ダルマじゃなくて、金勢様のようにも見える・・・?
この柱状節里こそ、大深沢的景観。
深山幽谷に無くてはならないのは滝。しかし、あまり登攀力のない我々にとっては、あんまり嬉しくないかも・・・。
こういう滑床は大深沢では少ないが、これも深山幽谷には欠くことの出来ない景色では?
大深沢も北ノ又出合で水を分け、関東沢と名を変えれば水量はいっきに減り、そして地図とGPSで現在地を確認しながら、八瀬の湿原を目指すと・・・、
ほとんどヤブコギなしで湿原に出れます。これは感動的。幾多のヤブコギ体験のある我々にとって、こんな夢のようなことはありません。
八瀬の湿原そばの避難小屋・八瀬森山荘が2泊目の宿。北に大深沢、南に葛根田川と名渓を携えたその立地から、裏岩手縦走路の辺鄙な場所にありながら、過去ここに泊まった際は自分たちのパーティー以外にも必ず宿泊者がいました。この日も葛根田から上がってきた大学生のグループがいました。
3日目は、裏岩手縦走路を大深岳経由で登山道を松川温泉まで。ここしばらく下草刈りを行なっていないと思われ、八瀬森から大深岳直下の分岐までヤブを漕ぎ、倒木を乗り越えて、まるで障害物競走。ある意味、沢登りよりしんどかった。しかし、エゾオヤマリンドウが折れそうになる我々の心を癒してくれる。リンドウかあ・・・。山はもう秋ですねえ。
湿原が現れれば、ホッと一息。まさに裏岩手縦走路のオアシス。
ウェーディングシューズでのヌルヌル道下降も実は大変であったが、大深岳、源太ヶ岳と越え、松川温泉へと無事下山。
写真は源太ヶ岳の東斜面。
会長、番長、K太、お疲れ様でした。
羅須地人クラブログ
しかし、コンドルもいまや絶滅危惧種。
このところペルー・トレッキングの機会も多いのですが、今までの目撃例0。
ところが今回、ワイワッシュ山群のトレッキング中は、かなりコンドルが観察出来ました。時には至近距離で。
コンドルを見たければ、ワイワッシュ山群へ行くべきか。