消費生活センター

県に「消費生活センター」があることは以前から知っていて
ちょっと前にここで取り上げた“詐欺のようなヤフオク出品車”を
購入してしまったK様にご紹介したことがあったのですが
今回は今後の参考のため競売について法律相談に行ってみました。

取引銀行から情報をいただいた市の運営する同名施設ですが
「架空請求」などはTELの相談に応じているようで
ちょうど待っている間にもその手の内容に答える
年配の男性の声が聞こえていましたが
当番弁護士による法律相談は予約制の1人15分で
たったこれだけの短時間では、取り仕切る係りのオバちゃんに
「時間ですよ」と消化不良のまま追い出されるハメになっただけでした。

貼られている「お願い」によると同じ内容の相談はこれ１回きりで
別件でも3ヶ月間は再相談できないようです。

学生時代の試験のようには“正解”が存在しないのが世の中で
様々な法律に触れさえしなければ
誰ぞが「あんたが正しい」と言ってくれることはなく
問題の解決の基本は当事者間の話し合いであることを
改めて確認したことだけが今回の成果で
所詮“無料”でははこれが限界なのでしょう。

かつて、裁判ザタになっても本裁判の前には
「調停」、「和解」と次々に話し合いでの解決を薦められることを
代金不払いのまま音沙汰のないお客様が腹に据えかねて
「少額訴訟」だったか「支払督促」だったかは忘れましたが
1度だけ申し立てた際に経験しています。

こうした場でモノを言うのは“署名、捺印の上で取り交わす書き物”で
口頭による約束などそれをどちらかが翻したらどうしようもありません。

自動車販売の上でこの部分が
最近目に見えて厳格になっているのは
割賦販売と任意保険の関係ですが
極めて日本的な“人と人の信頼関係”に基づく社会は
すでに過去のもので、“欧米並みの契約書”に基づく社会に
急速に、かつ確実に変化しているのでしょう。

こうした変化が良いことなのか悪いことなのか
私には判りませんが例えそうではあっても
お互いの信頼関係が根っこにあってこその商売だと思うのです…。

 

 

雪はすぐそこ

“お股の湿疹”も2週間の消毒で綺麗に直って
もともとワンコは暑いよりも寒い方が得意ですから
たまに登場するようになった氷点下の朝もぺぺは元気です。


朝7時に市街地から北の山を見るとうっすらと雪が被っていて
昨日の夜の様子では市街地でも
もしかしたら積雪があるかも…と思っていましたが
10キロほど北で止まったようです。

明日あたりからさらに強い寒気が下ってくるらしいので
この冬初の市街地での積雪があるかもしれません。

通行量の多い国道18号にはないのですが
交差している市道にはすでに塩化カルシウムが撒かれていました。

こうしてここ信州の冬は日に日に
のシーズンに入っていきます。

 

 

 

エルグランドを出品しました。

買取入庫のエルグランドの仕上げが終わって出品しました

さすがに当時の新車価格380万円の室内の造りは大したもので
内張りの材質の良さ、全てアームレスト付きシートの厚さなど
具体的に挙げたらキリがないのですが
一口で言ったら“質感が高級”なのです。

そして運転席シート、リモコン付ダブルサンルーフ＆ツインナビ＋TV
カーテン、アクティブサスなどなど1通り作動を確認するのに
小１時間かかってしまった豪華電動装備の数々…

走行6,7万㌔はさすがにすべてがバッチリでしたが
今年の車検をディーラー工場で取得して2ヶ月、1千キロで
手放さざるを得なくなった前ユーザーのご事情はさておいて
次にお乗りいただく方にとっては
結構荒れたクルマの多いミニバンの中では
滅多にない“掘り出し物”と言ってもよい良質車ですので
どうぞよろしくお願いいたします。

 

ポロご成約ありがとうございます。

市内のH様に現車確認の上でご成約いただきました

H様は既納ユーザーなのですが
お納めした後あまりにもお久しぶりでしたので
お顔に見覚えはあったのですがお名前を忘れていて
ご無礼をしてしまいました

店頭販売でお売りしたお客様がその後
当店に足しげくおいでにならないのは
お納めしたクルマの調子が良いからである場合が多く
逆に不具合がアチコチ出る方などは
があるたびに「今度はなに？」とドキドキして
否が応でもお名前は覚えてしまうものですが…。

最初ご検討になっていたディオンが売約済みになってしまい
ご縁がないものと一旦は諦めたのですが
すぐ直後に出品したこのポロを気に入っていただいて
無事ご成約となりました

H様も2台ともヤフオクを見てのご来店なのですから
過去の店頭販売ご購入者の管理がいかにナッテイナイか
さらけ出したようで喜んでいいのか悲しんでいいのか
内心複雑な気持ちです

なにはともあれ、数回ご来店になって充分現車確認なさって
以前お売りしたスペースギアを下取る方向で
ローンご利用の商談をまとめさせていただきましたが
ローンについては割賦販売法の改定などで
今後ご利用がしづらくなる可能性があることは
それでなくても厳しいこのご時勢にあって不安材料の１つです。

 

 

 

 

 

満1歳の誕生日

下の娘の子供は3番目の孫のHちゃんで
昨日が満1歳の誕生日でした

ちょうど1年前に娘が難産後の出血多量で
血圧が50-80にまで下がり、3本の緊急輸血でかろうじて
命を取り止めた一件から早くも1年が経ったわけで
こうして自然に子供っぽく笑うことができるようになったのですから
間違いなく時は移ろっているのです。

（2ヶ月前の笑顔）

すぐに続いて上の娘の長女のBちゃんとその母の娘本人、そして女房と
今月は立て続けに誕生日が訪れるのですが、私の記憶が確かなら
4人が同じ誕生月の確率は12分の１の４乗
つまりは２万７３６分の１のはずです

孫は可愛い、と世間ではよく言われることで
それはそれで間違いはないのですが
私には2人の娘の同じ頃がダブって浮かんできて
今になって娘本人が可愛く思える時がよくあるのは
彼女達がちょうどこの歳の頃は家庭を顧みず
好き勝手に無茶苦茶に生きていたジジイの頭の中は
すでに昔を懐かしむ回顧モードがONだからかもしれません。

 

新しいカテゴリー「店舗の競売」を追加します。

競売は一般的には「きょうばい」
法律用語では「けいばい」と読むようです。

この言葉が今日、突然登場する理由は簡単で
当店の敷地と建物が地主さんの“都合”で競売にかかるからです。

両方とも所有者は地主のS社様で
要は借入金の返済ができない債務者（S社様）が
その担保として提供していた当店の土地や建物を
債権者（おそらく）が裁判所に申し立てることによって
裁判所が売却することになったのです。

当店はS社様から土地と建物をお借りしている単なる賃借人ですから
この競売そのものには直接的な関わりはありません。

人生いろいろな出来事がまだまだ続くようで
セカンドライフなどというのんびりした生活は
商いを続けている以上はなかなか送らせていただけないのですが
「いくつになってもこれ勉強」と思えばこれもあり、で
柳の枝のようにゆらゆらと吹く風に任せて
某前県知事の好きだった言葉の“しなやか”に
この商売を続けて行くだけです。

せっかくの経験ですから記録の意味を含めて
新しいカテゴリーに追加してその経過を綴ってみたいと思いますが
話の内容からして画像 が少ないことと
数ヶ月または数年に渡る話題になることをご了承ください。

“エアブロー”というクリーニング方法

普通はゴミを掃除機で吸い取るのですが
エアガンを使って高圧エアで逆に吹き飛ばす方法を
最近は多用しています。

「業務用」掃除機とは言ってもその吸引力は案外弱く
特にカーペットマットに入り込んだ砂を
完全に取り除くことは“至難の技”です。

また、シートの下やその蝶番などの手の届かない所にも
この高圧エアを吹き付けると
全部手の届く場所に拭き出すことができますから
それから掃除機で吸い取ると
気持ちの良いほどほぼ完全に綺麗になります

砂などはエアの方向でそのまま外に飛ばしますが
室内の床どころか、シートが以外に埃まみれなことは
逆光でエアを吹き付けるとすぐ判りますので
これも全てのドア全開で吹き飛ばします

昔は塗装もしていた能力のあるコンプレッサーですから
たまに使うエアツールとこうした使用だけでは勿体ないのですが
おかげでずいぶん室内クリーニングは楽ができています。

高圧エアはなかなか優れた動力源ですが
誰がいつ頃開発したのでしょうか。




 


 

エルグランドを買取り入庫しました。

H10年なのに6,6万㌔しか走っていなくて
9月に車検を取っている最上級グレードXのガソリン車に
一体いくらの金額をご提示すればよいのか…

車検もディーラー工場で実施、下回りもバッチリ錆止め塗装されていて
もちろん修復歴もなくスタッドレスもアルミ付で付属します。

こんなクルマは業者オークションでは
ビックリする価格まで もあるのですが
それを見込んで買取るわけにはいきませんので
“それなりに”頑張った結果、になりました。

1年以上前にディーゼル車をお売りしたことはありますが
それ以来のエルグランドですので
仕上げ作業もなんとなく楽しみでワクワクします

22日の冬至を前に日暮れはドンドン早くなっていますし
２、３日前からは降りた霜も凍るようになって
作業場が日陰のためそれが解ける午前11時頃までは
手を切るような冷たさの水仕事はイヤですから
外での作業は実質４、５時間しかできません。

あと1ヶ月も経って最高気温でも氷点下の真冬日は
一日中氷が解けないのですから今はまだ寒さの“序の口”に過ぎず
歳を重ねるごとに暖かい地方が羨ましく思える季節になっています。


泣き言はともかく、外装にキズは全くないので
内装のクリーニングに1週間もかければ必ずや
お客様に喜んでいただける仕上がりになるはずですので
今日も頑張ることにします

 

コレステロール

赤い数字は、これが学生時代の試験結果なら
学年で１、２番を争える“高得点”なのですが
残念ながら高いとのコレステロール値で
それももう何年も薬を飲んでいての数値なのです。

HDL（善玉）は下限ギリギリ
LDL(悪玉）がこれ見よがしにノサバッテイル血液なのでしょう。

8割は肝臓、2割が食事から補給されるため
かつては食事療法として
うなぎ、するめ、卵の黄身、魚卵などの大好物を口にしないでいたのに
同時に処方薬を服用していたにも拘わらず
半年も経つと元の270から300近くまで上がってしまうから
馬鹿らしくなって両方止めてしまったのは７、８年も前のことでした。

さすがに毎年の1日人間ドックのたびに
治療を受けろと言われることにも耐えられず
3年ほど前からまたT内科に行って服用を再開しています。

病名は高脂血症で
「痛い」「苦しい」などの自覚症状がなく
また「動けない」「食べられない」など
日常生活を送るうえでの問題を伴うこともありません。

つまり、健康診断時に血液検査をすれば異常が見られるだけで
何の不自由も感じることがなく、高血圧、肥満、喫煙、糖尿病などの
他の動脈硬化の危険因子と同様に“サイレントキラー”なのです。

この状態が長く続くと動脈硬化がひそかに進行して
「心筋梗塞」や「脳卒中」と言った
直接命に関わる病気を引き起こす原因となります。

T医師からは「親の遺伝による体質が原因」と言われていて
薬を服用して数値を下げているしかないのですが
タバコという別の危険因子を止めた方が
ずっと効果があるかもしれないのに
いまだに吸い続けているこの矛盾

HDL（善玉）を破壊するなど“悪の根源”なのだから
絶対にしないとイケナイ・・・かも。

RF4ステップワゴンご成約ありがとうございます。

市内のS様に現車確認の上でご成約いただきました

最近ではこうしたごく近間の方でも
ヤフオクをご覧になっておいでになるパターンがほとんどで
ネット社会を今さらながら痛感しないわけにはいきません。

比較的お若い方はご本人が、ちょっと年配の方は
ご家族のどなたかが情報提供して
お父様が現車確認を兼ねてご来店、納得していただけると
その場でご成約の運びになるのですが
S様も後者の方で、奥様がご覧になられたようです。

この“ちょっと年配”世代にはまだまだ現物主義の方も多く
「画像や説明文だけでクルマを買うなんて考えられない」というお話も
よくお聞きすることは確かなのですが
そうかと言って、出品ページ以上の情報を探されている風でもなく
むしろ全体の「雰囲気」というか「印象」を確認なさっているようです。

もしかしたら私自身が信用できるかどうかを
見られているのかもしれません…

どちらにしても“目に見えるモノ”以上に
「良さそうなクルマだ」とか「信頼できそうだ」とか
“心に感じるモノ”も決定の際の大切な要素なのでしょう。

 

 

 

 

ディオンご成約ありがとうございます。

埼玉県のK様に直接商談にてご成約いただきました

他の方から「質問」欄を使って値引きのご要望があったのですが
もしであっても公開される「回答」でお答えすることは
オークションの価格設定を否定することになりますので
たまたま“悪い評価”が３つ付いた方で
当社の入札制限にも抵触していましたし
多分お返事はないだろうという前提で、直接メールかで
『実名による』ご連絡をお願いしたのです。

案の定その方からは“なしのつぶて”だったのですが
今回のK様から『実名による』メールをいただいてしまいました。

確かにその方以外がこの「質問と回答」をご覧になると
値引き可能に見えるんじゃないか、とフッと思ったのですが…。

これもK様から頂いたご縁のチャンスですので
悩みながらも値引価格をご提示したところ
ご成約の運びと相成りました

このGDIエンジン搭載車は
キッチリとディーラー入庫していたもの以外は
絶対に扱わないのですが、それでも
価格は弱気な設定にしていますので
正直ツライ お話ではあったのですが
K様はGDIをご存知のうえでご購入いただくようで
その点も値引きに踏み切る理由になりました。

商売上であれ、日常生活上であれ
どこに良いご縁があるか分からないものですね。

 

 

 

VWポロを出品しました。

買取り入庫のポロを出品しました

一昨日から続いていた雨で、昨日は写真撮影をするために
何度雨水を拭き取ったことでしょう。

陽が差したからと拭き取っていると急に曇って
また降りだすことが朝から数度
ようやく撮影が終了したのは午後2時になってからでした

昔はVWファンで、タイプⅠ5台、タイプⅢ2台を乗り継いでいた私が
このメーカーを嫌いになったのには忘れもしない理由があります。

実に33年も前の昭和51年に初代ゴルフが発売になり
発売を待って正規代理店ミ○ズ自動車（長野ヤナセの前身）から
即刻購入した S高原の知り合いが納車になった数日後
朝エンジンがかからなくなった原因が
タイミングベルトを覆うカバーが上半分だけだったから
走行中跳ね上げた雪が下からベルトとカバーに付着して
それが夜間カチンカチンに凍り付いたまま
翌日セルを回すとプーリーとベルトの目がズレて
バルブの開閉のタイミングがずれてかからなくなるという
なんともお粗末()な「ビートルの後継車」を
あの天下のVWが世に送り出したからなのです。

そんなバカらしい現象を西独のこのメーカーは
設計段階で推測することすらできなかったのでしょうか

思えば私の“タイミングベルト嫌い”も
この時が発端だったのかもしれません。

以来、いまだに心のどこかにVWに対する不信感があるのですから
失われた信頼を取り戻すことの難しさは並大抵ではありません。

こじつけるつもりは毛頭ありませんが
商売上の信頼にも同じことが言えることを
肝に銘じなければなりません

今回出品のこのポロが
お買いになったお客様のご期待を裏切ることのないように
そして当店への信頼を失わせることのないように祈りつつ・・・

 

 

 

 

 

 

ポロの内張り修理

外車の内張りには悪い印象ばかりで
かつてよくお売りしたチェロキーやディスカバリーの
ルーフの内張りのタルミなどは最悪で
内装屋に依頼すると数万円かかってしまいますので
お安く売るには、あえて穴を開けて同色のグローメットを
ヒドイ個所に突っ込みそれ以上のタルミを防いで
端はスペレー式ボンドで貼る以外に
簡単な修理方法を見つけることなく
車種そのものの積極的な販売はすでに止めています。

久しぶりの独車のポロはリアドア内張りの端が浮いてきていて
外してみたところ、これは何とかなりそうです。

外観のキズはフロントバンパースポイラーの下側の
僅かなガリキズだけで、他にはエクボ1つなく
普通は1個や２個はタッチアップをするのですが、それすらありませんので
気持ち的にこの程度の瑕疵も許せませんでした

独車でよく使われる紙とも木ともつかない材質の本体と
それに張り付いている表面素材との接着の問題ですが
日本車のプラスチック製本体との接着もよく浮いてくるのは
これが年数と共に縮んで接着が剥離することが根本的な原因です。

業務用ドライヤーで温めて縮みを少しでも戻してから
今回はボンドG17とエポキシ系ボンドEセットを使いましたが
それにしても昨今の 造りに使われている接着剤は
多分ホームセンターでは簡単に手に入らないモノを含めて
一体何種類くらいあるのでしょうか。

接着剤は硬化方法によって
硬化剤を混ぜる２液混合タイプ（エポキシ系など）
有機溶剤タイプ（一般的なボンドなど）
空気中の水分タイプ（瞬間接着剤など）
の３種類と言われていますが
それぞれに特性と貼り方にコツがあって
これらを使いこなせたらかなりのことができる気がします。

 

 

 

 

 

 

 

お股の湿疹

ぺぺの後足のお股の湿疹がなかなか直らなくて
A獣医さんからUSA製殺菌消毒薬をいただいてきました。

1日のほとんどは“生尻”で暮らしているのですが
下の世話ができない就寝の間は犬用オムツをしているので
雑菌による湿疹が“なり易くて直りにくい”ようです。


この薬を使うのは2度目なのですが
面倒なのは塗布した後、5分くらい放っておいて
殺菌効果を高めてから洗い流す必要があるため
後足が立たないぺぺの場合は左手で身体を支えて
右手だけで洗ってあげるので結構タイヘンです

そしてこれを1週間、毎日しなければならず
効かなければ抗生物質を服用させるらしいのですが
結局、直っても一時的なことですから
ウチでできる方法で直ることが今後のためにも良いのです。

子供の頃から毎晩ひっくり返して歯磨きをしたり
障害を持ってからは特に嫌がる前足と
歩けなくなって伸び放題の後足の爪切りや
ごくたまにですが、さすがにこれだけは口カバーをしての耳掃除など
噛まれることを覚悟しながらする全てのことも
本人のためであることをいったい理解しているのでしょうか
いえ、していないでしょうね、14歳になっても…。

 

タバコのコゲ穴補修

喫煙者が減ったからと言って
コゲ穴のある比率が減少した印象はありません。

シートの補修は見えない個所から同じ生地を少しだけ“採取”して
黒いコゲの硬くなった部分を取り除いた後
その穴の大きさに切り抜いて埋め込むと
特に柄物は“柄合わせ”をしっかりとすれば
かなり目立たなくすることが可能ですが
無地物は非常に難儀で、特に毛足の短いものは
私の腕では確実に分かってしまう程度にしかできません。

プロもいるようですがまだお願いしたことはなく
どの程度になるのか、また特別な道具があるのかを知るためにも
1度頼んでみようと思っていますが、この方法は住宅の絨毯や
マットのリフォーム技術としてで紹介していましたので
ご存知の方も多いでしょう。

一方、今回のステップワゴンにはその他
純正フロアマットにも数個のコゲ穴があって
こちらは余分な生地がありませんから全く独自な方法ですが
ホームセンターに売っているシリコン系シール剤を利用します。

ほとんどのフロアマットは内装色のグレーかベージュ系ですので
このシリコン系シール剤の白、黒、茶色を混ぜ合わせると
それなりに近い色が作れますので
これで穴を埋めるのです。

もちろん現在市販されている
この３色だけで作れる色には限度がありますので
よく見れば判る程度にしかなりませんが
前のオーナーの“ニオイ（痕跡）を消す” ことが
中古車仕上げの基本姿勢と思っていますので
たったこれだけのことでも「のコゲ穴」を
「何かのちょっとした汚れ」に変えることはできます。

出品の際はちゃんと記載しますので
お客様ご本人は分かっていることでも
同乗なさる方がこれに気付くことはまずないはずで
「こんな穴のあるのを買ったの」と
非難めいて言われることを避けることができますから
こんな少しの気遣いでも意外と大切だと思うのです