保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

“部品取車”が30万円にバケた1年前の話(1)

2009年12月24日 | クルマ販売と板金修理の実録

(さすがに1年間は話題にすることはできませんでした)

忘れもしないちょうど1年前の一昨日に
このH11年タウンボックスワイド1100cc(4WD)で
1歩間違えると大ケガの大事故を起こしました。

業者オークションから仕入れたのは春4月でしたので
8ヶ月も経ってまだ手許にあった理由は
仕入れてから2ヶ月くらい過ぎてから気が付いたのですが
譲渡書類一式を紛失してしまったからです

(つい3ヶ月前、他のお客様の車検証入れに
混じり込んでいたのを見つけました!)

オークション会場に尋ねたところ
抹消登録証明書の所有者のハンコをいただけると
再度、登録することはできるのですが、頼んでみないと分からなく
ましてや大阪方面のディーラー名でしたから簡単ではないと言われ
かつ5万を超える出費を覚悟してください、とのこと。

高額車両でしたらそうする価値はありますが
仕入れ価格からしてあまり意味はなく
それでしたら外装の程度の悪い同一車種をさらに仕入れて
板金仕上げをせずにドアパネルなどを交換して
こちらを商品にした方が得策と考えて
このクルマは“部品取り”にすることにしました。

その後、そうして2台を販売できましたので
まあちょっと損した程度で済んだのですが
両サイドドア、リアゲートがべコべコでシャンペンゴールドとの
ツートンカラーになって、室内部品の数点が欠品していても
立派に動くこの不人気車、否
タウンボックスはともかく、それに1100ccが載ったワイドなど
存在すら知らない方がほとんどの超マイナー車に
「ディーラーナンバー」を付けてできるだけデモのつもりで
“日常的”に乗って歩いたことも奏功したからでしょう。

かなり厳格な審査を経て陸運局からお借りしているこのナンバーは
“ナンバーなし車”で道路を走行する販売、陸送、架装などの業者専用で
様々な制限の下で使用するよう指導されていますから
使用目的にお客様への「呈示」が許されてはいても
それが“日常的”となるとマズイ話で陸運局にこの内容が知れると
呼び出されてキツイお叱りを受けるに違いないのです。

そんな折の12月22日の午前中、の中
いつも通りにこのナンバーを付けて
片側2車線の優先道路を走行していたところに
こちらの前方の信号機は青にも拘わらず
反対側の交差する脇道から目の前に飛び込んできた
85歳のお爺ちゃん運転のワゴンRに右後方側面を接触され
その勢いで左に吹っ飛ばされて信号の支柱に左側面を激突
両側を大破した荷室部分は原型を留めず、それどころか
ガソリンタンクに穴は開くわ
プロペラシャフトの後端は地面に接地しているわ
サスのコイルスプリングは外れてコロコロ転がるわ
それはそれはヒドイ状態になったのですが、幸いケガもなく
相手のワゴンRもエンジンルームが右に20cmほど“オフセット”しましたが
お爺ちゃんも無傷のままポケッと運転席に座っていました。

まさか目の前のが青の交差点で
赤であろうはずの脇道からクルマが出てきて
合計4車線の道を突っ切ろうなどとは予想もしなかったのですが
この脇道には信号機がなく、単なる「一時停止」の標識だけなのを
事故後初めて知ったのでした…。

(続く)

 

1口メモ

 
仮ナンバー
正式名「臨時運行許可番号標」は主に車検抹消および車検切れの車両及び
ナンバープレートを紛失(盗難)した車両を、車両を置いている場所や
整備工場から運輸支局あるいは自動車登録事務所まで回送するときに使う。

ディーラーナンバー
「回送運行許可番号標」は仮ナンバーのうち
自動車販売業者等が商品(車両)を回送運行するときに使い
業者に交付される物を特にこう呼ぶ。

仮ナンバーの交付
運行経路にあたる市町村役場で交付、使用できる期間は短いところでは当日のみ
最長で5日間になっているが市区町村で違いがあり
細かく定めている市区町村もある。
臨時運行が終了すれば、終了日より5日以内の返却が基本である。
一方、ディーラーナンバーの交付は運輸支局で行われ
こちらも複数年毎に更新が必要な「借し出し」である。

仮ナンバーの形状
通常のナンバーに付いているひらがなと分類番号は入らないが、
運輸支局名が縦になり、数字の下に市区町村が入り、右上から左下に
赤い斜め線が引かれている。ディーラーナンバーは赤斜線相当の線は無く
全体に赤枠が付されており、運輸支局名が記されている。


当店ディーラーナンバー

 


 



 


 

 


 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする