保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

水没車(水害車、冠水車)をどうする?…②直す

2011年03月30日 | クルマに関するアレコレ

新車に近い高年式や個人的な思い入れがあって
たとえ費用が高額になろうと、どうしても
というクルマは完璧な修理、修復を依頼するとして
できるだけ安く上げるには次のようになさってください。

1.中古部品を使う
  2.対処療法にする。

以前ここで取り上げた下の画像(JAFメイト)程度の
車内までの冠水車ではこんな感じになると思います。

ただし、この時のエンジン停止の原因は
確かハンマーロッキングだったと記憶していますが
この場合は直すことを諦めることをお奨めしますので
今回はエンジンは回っているものとします。

 

【修理】
(機械的な故障を直すこと)

1.作動不良の個所だけを修理してもらう。

2.ほとんどが部品交換になるはずで
できるだけ中古を使用するよう依頼する。
もちろん、早期に再発しても責任は持ってもらえません。

3.「その他の個所も点検しておいてください」などとは言わない。
あくまでも対処療法に徹するべきです。

4.鳴らない見えないナビ、オーディオの修理は諦めましょう。
これらの配線、機器はフロアにあることが多いからです。

5.新たな故障個所はその都度修理に出すことが前提ですので
“安心と安全”に対しての出費を抑えていることをお忘れなく。
もちろん、出先で走行不能に陥る可能性もあります。

 

【修復】
(メカ以外の現状回復)

1.冠水特有の臭いを我慢しなければ安くはできません。
(冠水した家とほぼ同じで古い雑巾のような臭い)

2.作業のほとんどはカーペットマットとシートを外しての
洗浄と乾燥になります。

3.新品シートはかなりの高額(かつ納期未納)ですが
色、柄違いの中古は手に入ることが結構ありますので
まずはこちらを依頼してみることです。

4.シートの中古が見つからない場合
洗浄後の乾燥はスポンを内包していますので至難の業です。
乾いたつもりでも、長時間座っていると浸み出してきて
お尻が濡れることがありますので
何かを敷いておいた方が賢明かもしれません。

5.カーペットマットの中古はまず入手不可ですので
洗浄になりますが、とにかく
その大きさと裏側の遮音材の乾燥が厄介です。
ほどほどで諦めてよいことにしましょう。
どのみち、鉄部の錆、腐食は防げませんし
臭いは残ったままなのですから。
これの新品部品は軽クラスでも5万円程はするとともに
そもそも「メーカー欠品のため納期未納」と言われることが多いです。


(別の車種ですが、基本的な造りは同じです)

6.ボディフロアの鉄板部はそれほど難儀ではありませんが
強度を保つための袋構造の個所もあり
後日の錆、腐食は100%発生する覚悟が必要です。
とは言っても、穴が開くまでには4、5年以上はかかります。
(ただし、それ以前の状態に依りますが)

6.サイドブレーキ部分の固着などの可能性も大いにありますので
一応、含んでおいてください。
この場合、解除できずに動かせない事態になります。

 

以上、当面の足の確保を最優先に考えた
私の経験に基づく一つの選択肢であって
うまく行けばかなり安く
かつ、そのまま乗り続けられる可能性も含んでいますが
結果に対する責任は負えないことをご了承ください。

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