保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

我家の生ごみは全てコンポストへ

2021年06月04日 | 日々の暮らし

日本では、基本的に「可燃」と「不燃」に分別して
生ごみを含めた可燃は全て焼却しています。

全家庭ごみ量のうちこの焼却する割合は78%に上り
(OECD加盟国の中でも国別でダントツ一位!)
その30~50%は生ごみと言われています。

生ごみはほとんど水分ですから燃やせば燃やすほど
焼却炉の温度が下がって不完全燃焼を起こしてしまうため
完全燃焼させるために、溶ければ油のプラスチックを
一緒に燃やし高温を維持しなければなりません。

焼却炉によっては直接灯油を炉内に撒いている場合もあるとか。。。

つまり大雑把な話、世界的に見て極めて低い20㌫というリサイクル率を
大幅にアップするには生ごみを分別して資源化すれば良いとされます。

こうした現況の中、長野県は「一人一日あたりごみ排出量」が
6年連続で47都道府県中最も少なく、その原因は
家庭で処理した生ごみを堆肥等にリサイクルする取り組みを
各地域の自治体で続けてきたことが奏功しているとされます。

具体例の一つは「生ごみ自家処理機器購入費補助金」なる制度があり
コンポストでさえ1個3000円の支援がかなり以前から受けられ
我家にもすでに設置してあります。

草刈りを担っている広さは約300坪、そのどこに置いても
良いのですが、生ごみはかなり重いので、持ち出す勝手口から
なるべく近い所に深さ約50㎝の円形の穴を掘ってそこに置いています。

1つで済む話なのに以前の建設工事の際、業者が誤って
ヒビを入れてしまい代物で弁償してくれたものの、接着剤での
修理により復元できたため2個になってしまいました。

この余った1個は、4カ月~半年程度で穴が満杯になったら
土で蓋をした上に置いて、何らかのケモノが夜中に
臭いに誘われて掘り返すことを防ぐ役には立っていますが
この辺りの強粘土質でさえ10㎝以上は被せてしっかり踏み固めないと
ほぼ必ずと言って良いほど掘り起こされるのですから
その餌探しの執念たるや大したものです。

こうして次々に場所を移動して数年経って元埋めた場所に
たまたま当たっても、すでに真っ黒な完熟した堆肥に変わっていますので
"雀の涙"ほどの量ではあっても畑の土と入替えるようにしています。

これが唯一、私が畑に施している肥料と呼べるものかも知れません。

コメント
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