腹部超音波検査の結果判定は「C:日常生活に注意を要します」
所見:軽度脂肪肝・肝嚢胞・胆嚢コレステロールポリープ疑い
胆嚢壁在結石・左右微小腎結石
膵臓ガス多く尾部描出不良
指示及び注意事項:消化管ガスによる描出不良がありました。
限定的な判定になります。定期的に腹部エコー検査を受けましょう。
個人宛の健診結果表なのですから中国語みたいな漢字の羅列ではなく
もっと素人に分かり易いひらがな混じりの表記にしてほしいものです
特に医師による説明もありませんでしたし…。
そこでネットを探したところ詳しい説明がありました。
脂肪肝…
肝臓の細胞中に中性脂肪が過剰にたまった状態です。
主な原因は肥満とアルコールの多飲です。
定期的な経過観察とともに血液による肝機能検査のチェックも必要です。
多くの方が血液検査で脂質異常(高中性脂肪、高LDLコレステロールなど)を
合併していることが多く、食生活の改善と適度な運動が必要です。
肝嚢胞(かんのうほう)…
肝臓に液体のたまった袋ができる病気です。
ほとんどが先天性と考えられ良性で、小さいものはしばしばみられます。
ときに巨大化したり多発したりすることもあります。
目安として大きさが30mm未満は放置、30mm以上と多発例などは
定期的な経過観察とします
胆嚢壁在結石…
胆嚢壁の中に埋もれた小さな結石です。胆嚢腺筋腫症などでよくみられます。
目安として単発例は放置、多発例は定期的な経過観察とします。
胆嚢ポリープ…
胆嚢内にできる隆起性病変です。ほとんどは、良性のコレステロールポリープで
胆汁に含まれるコレステロールが胆嚢壁に沈着し集合してポリープ状の結節を形成したもの。
目安として大きさが5mm未満は放置、5mm~10mm未満は定期的な経過観察とします。
10mm以上は胆嚢がんとの鑑別のために、消化器科専門医の診察を受けてください。
腎結石…
腎臓にできた結石で大半がカルシウム結石です。腎砂とよばれる小さなものから
鋳型結石とよばれる大きなものまで大きさ、形は様々です。
結石が尿の流れを遮断しないかぎり痛みはほとんどありません。
広くは尿路結石とも呼ばれ、結石のある部位により
腎臓結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石に分けられます。
痛みや血尿などの症状があれば、泌尿器科専門医の診察、治療が必要です。
症状がなくても、定期的な経過観察は必要です。
前回の別の病院の腹部超音波検査で「軽度の脂肪肝」を指摘されましたが
これだけ多くのことが記載されたのは初めてです。
そして上の2個所の“結石”の文字を見て思ったことがあります。
1つ目は母親が胆嚢結石で小さなウズラ卵程度の胆石の摘出手術を受けており
きっとそうした体質を引き継いでいるので注意しなければならないこと。
2つ目は腎結石について過去に私が腹部の激痛で夜中に緊急医に駆け込み
結局レントゲン撮影でも結石は発見できず
「多分、尿管結石が流れ出てしまったのでしょう」で終わった経験があり
これはやはり結石だった可能性が極めて高ったことになり
今後の再発を覚悟しておく必要があることです。