保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

床屋の話…⑥今やプラージュ様様

2015年08月05日 | 世の中のあんなコト、こんな事

時間当たりの工賃で比較したらチェーン店の方がはるかに高いのに
人によっては不要なサービスもセットにしているから時間と経費がかかって
結局は高い料金設定になってしまうのが従来型の床屋です。

にも拘らず、時間単位に換算したら相応の料金は取れていないのに
あまり危機感を持っていないように傍から見えるのは
自宅併設かつ家族経営に因るところ大に違いありません。


(市内北部の店舗。郊外店は駐車場が広い)

チェーン店の代表格プラージュはその後市内の北と南に1軒ずつ
合計3店舗を僅か2、3年の間にオープンさせています。

私はそのすべての店に入ったことがありますが
出来上がりは当然、個人差はあるものの特に不満に思ったことはありません。

もしかしたら「カット・顔剃り付き1500円」の価格から来る
“まあ、こんなもんか”的気持から来る妥協も否定は出来ません。

また数年ずつスタッフの顔ぶれが変わるローテーションが組まれているようで
「駅前」にいた人と「北」で会ったりその逆の移動の話を聞いたりして
気に入っていた人がいなくなるとちょっと残念に感じることもあったりします。

その他、これまでの付き合いの中で感じた点などを挙げてみます。

入店と同時に「今おいでのお客様、〇番の椅子へどうぞ」と案内されるので
いわゆる待ち時間が0分です。

過去約10年間で5、6回、案内された理容椅子で作業開始まで10数分
待たされたことがあるだけで待合室の椅子に座ったのはたった1回だけです。

この時は約15脚の理容椅子の全てがお客で埋まっていて
その後案内された椅子でもさらに15分ほど待たされたことがあり
これが後にも先のもプラージュでの過去最高の待ち時間になっています。

入店から出店まで15~20分、とにかく速いのと同時に望まないサービス
例えばシャンプー等がないので基本価格1500円(消費税別)で済みます。

つまり私にとっては速い・安いの一石二鳥ということです。

また余分な整髪料を使わないことも時間短縮に奏功しているでしょうし
匂いの押し付けもされずに済むのは嬉しいことです。

何よりも普段したことがなくどうせ店を出たらすぐに水で濡らして壊してしまうのに
ドライヤーと整髪料でせっせと作り上げる職人風マスターベーションに
付き合う時間がとても少なくて済むことは多いに有り難いです。

そう言えば、従来店で肩と腰に電動マッサージ器を当てられたことなども
私にとってはただムズ痒いだけで不快だったことを思い出しました。

ちなみにこの歳までマッサージは“師”のものも数十万円もする器械のものも
気持ちが良いと感じたことはただの1度もありません。

シルバー(60歳以上)は子供並みの割引価格1300円(税別)になります。

どちらもあまりこだわりがないこの2つの客層にとってこうした格安店の存在は
大いに助かっているはずで、事実、入店数は圧倒的に多いです。

 

(その他、爺が聞いたことのある話) 

当初の巷の噂ではプラージュのスタッフは皆“刑務所あがり”とか。

だから何なのか分かりませんが新しいことが広まる時は
何かと既存システムからの圧力があるのでしょうね。

(同様に)県条例によって洗髪台の設置がないとチェーン店を出店させないとか。

「帰りに飲食店に寄った際、髪が飛び散ると衛生面に良くない」ことが理由らしいが
すごくマイナーなシーンをコジツケて妨害しますねぇ。

従来の床屋は半径2㌔圏内の固定客で経営は安泰していて
価格競争は「技術の安売りに繋がるのでしない」というプライドが強いとか。

そうは言いながら1時間4000円はそもそも技術の安売りですし
一方各種サービスの押し付けがこのプライドの成せる技でないとよいのですが…。

従来店は組合に加入し定休日・料金・営業時間も基本的に同一なので
美容院のような過当競争はないのだとか。

過当競争気味の美容院に行くのが平気な若者が増えていることもあり
家族経営で安穏としていると近い将来お客を奪われる事態の可能性も。

いずれにしてもこうした新しい形態の店の登場は
常に言われることですが、消費者の選択肢を増やす面で大きく貢献しています。

特に私にとっては今やプラージュ様様となっていて
従来店に戻る気はサラサラありません。

 

 

コメント
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