何年もの間「高脂血症」と言われ続けてすっかり聞き慣れていたのに
今回の半日人間ドックの結果表から
「脂質異常症」と同じ病気なのに呼び方が変わっています。
そして詳しくはそのうちの「高LDLコレステロール血症」です。
具体的には中性脂肪は正常値に納まる140で
「HDL善玉」コレステロールも正常値内の55なのに「LDL悪玉」が正常値上限を
大きく上回る230なので総コレステロール値が310にもなっています。
このまま放っておくと早い話、動脈硬化が速く進み
心筋梗塞等の冠動脈疾患(別名、虚血性心疾患)の可能性が高くなるので
年に1度のドックを受け始めた50歳頃からずっと
「要治療」と言われ続けているのです。
簡単なこのフローチャートによると
「今後10年間のうち心筋梗塞などで亡くなる確率」が
カテゴリーⅡの「1%以上2%未満」に当てはまるらしいのですが
この数字の意味がどうも実感できません。
治療を受けてLDL値を下げることができても、そもそも60歳を過ぎたら
同じカテゴリーⅡ「0,5%以上1%未満」に移動出来るだけ。
つまり例えば10年間のうち10万人で1000人死ぬゾーンから
半分の500人死ぬゾーンに移れるということです。
もちろん「死因が心筋梗塞など」に限定された話ではありますが…。
「自覚症状がないのがこの病気の恐ろしいところ」という脅しに屈し
痛くも痒くもないのに今後一生経済的、時間的負担を強いられながら服薬を続けて
この1%を手に入れる努力をするかどうか、改めて決めなければなりません。