保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

人間ドックの結果…①脂質異常症(4)やっぱり治療は受けない

2015年08月20日 | 脂質異常症と動脈硬化&血圧の話

日本のコレステロールに関する基準値が欧米と比較して
厳し過ぎるという話は以前聞いたことがありますが
それを確認したことはありませんでした。

そこで今回、その辺りを含めたコレステロールに関する
“私にとって都合の良い情報”を探し出してみることにしました。

なお、それぞれの出所は異なるため内容に一貫性はありません。

欧米には日本で言われている「悪玉コレステロール」という概念はなく
様々な研究結果でコレステロールや中性脂肪は数値が高い方が
長生きという結果が出ていて身体に必要なものとして認識されているらしい。

そもそもコレステロールを下げるべき根拠は脂っこい食事を
日本人の何倍も食べる欧米人のデータを元にコレステロール値が高いと
動脈硬化が進展し冠動脈疾患になるということになっていましたが
最近の米国の疫学調査ではコレステロール悪玉説が崩れて
糖尿病、高血圧、喫煙、心電図異常のような危険因子の多い程
冠動脈疾患の発症率が高くなり、単にコレステロール値が高いだけなら
発症率は極めて低いことがわかったそうです。

最近の日本の疫学調査では総コレステロール値が高いほど
ガンの死亡率は下がることが分かりました。ただし280以上になると
ガン以外の死亡率、特に心筋梗塞や突然死が増えると言われています。

本来人間の体は大変複雑な酵素反応の塊で例えば油症と乾燥肌の人の
定量的生理機能の違いを述べた報告書はありません。
このような多次元の現象を単純な物差し(数値)で線を引き
健常と病人に区別することには所詮無理があるにも拘わらず
年間何千億円もの医家向け医薬品のため治療の必要のない人たちを
“科学的”に患者に仕立て上げることが行なわれているそうです。

一般に目の敵にされている感のあるコレステロールは
動脈硬化を起こす原因として医者も安易に抗コレステロール薬の服用を奨めます。
そのお陰で現在日本の成人で高脂血症と診断される人は2700万人にも上り
医家向け医薬品市場の中でもドル箱になっていて、中でもトップのメバロチンは
何と年間に2000億円近くの売上を示しているそうです。

 

【とりあえず出した結論】

昨今、研究や調査が進みコレステロールに関する新情報は様々ですが
医者の対応は陰口の通り経営面での貢献度が非常に大きく
従来通り服薬治療を奨める方向で一致しています。

心筋梗塞などの冠動脈疾患を恐れるのであれば
現時点ではどうひいき目に見てもせめて坑コレステロール薬を服用して
総コレステロール値を250ほどに抑える必要があることは間違いなさそうです。

しかし今はこんなに元気に暮らしていられても
そして後20年、男性の平均を今はちょっと超える85歳まで生きたい希望が
どんなにあっても“いつ、何で死ぬか“は当然まったく分かりません。

「コレステロールが高いとガンの死亡率は低い」という上記の説にしても
たまたま悪性かどうかも不明なかなり早期の段階で胃ガンは昨年発見できましたが
これとて遅れていれば今さえ生きていられたかどうか分からないわけで
ましてや明日以降など皆目…。

それならそれで「病気で死ぬなら冠動脈疾患の可能性が高い」は
充分受け入れても良い話に聞こえてしまいます。

もっとも、とは言っても前述のように1%の可能性が2%になるだけですし
どのみち可能性はあくまで確率という数字の上での話に過ぎませんが…。

ただし、母親がバイパス手術が必要な心筋梗塞を患った体質を
しっかり受け継いでいる私は格段に高い確率になることは想像に難くありません。

他方、かつての経験から予想される脂質異常症の治療費+薬代の
国の負担は安く見積もって1年間で6万円程度
3割の個人負担でさえ3万円は節約できるはずで20年なら国は120万円
偽善者ぶるつもりはありませんので肝心な自分のには60万円が貯まることになり
これで私の市営霊園の規格墓石代は準備できるはずです。

かくして必ず服薬治療になるに違いない脂質異常症については
これまで通り治療を受けずに医学の進歩や
それに伴う治療方法の変化などの“様子を見る”ことに決めました。

コメント
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