の天気予報の時にしか
そもそもプライベートでは滑りに行きません。
とは言え、南北に長い県ですので予報も
大きく北部・中部・南部の3つに分けられていますが
多くのスキー場がある北部を一括りにすることには無理があります。
標高が100m高くなると0,6℃気温が下がるので雨でなく雪になるのに加えて
長野市からさらに20㌔ほど北部、新潟県との県境に近い地方では
昔から「一里一尺」と表現されるように4㌔北に行くと約30cmずつ
積雪量が増すと言われています。
もちろん西高東低の冬型の気圧配置による北西の風に含まれた日本海の湿気が
ここ県境にそびえる山々で上昇気流になり雪を降らせるワケです。
つまりは冬型であればあるほど北に積雪が多くなり
南に行くほど少なくついには群馬県などのカラッ風になってしまいます。
(裏太郎ゲレンデ山頂から見た根子岳)
そこで、たとえば“北部”の戸隠や志賀の天気予報が思わしくない場合でも
僅か南に位置するスキー場の天気が晴れのことも多く
“中部”に属し約1時間弱で行ける菅平高原はウッテツケの一つです。
また、65歳以上の1日リフト券が
“グランドシニア2000円”という設定はなんとも嬉しい限りです。
そこで、シーズン1度はスキー学校に入り、その年の滑りを毎年勉強しているし
どうせ正月三が日はそれなりに混むのであまりガンガン滑らずに済むこともあり
初めてここのSAJの上級1日講習を受けることにしました。
(講習は検定バーンのシュナイダーコース)
イントラはTOKIOの1人と同姓同名の20代とおぼしき若者で
生徒は私を入れて6名とやや多目でしたが結構、参考になりました。
特に、「横滑り」や「ずらし」がいつのまにか
これほど幅を利かせているとは思ってもいず、また戸隠では昨年まで
聞いた記憶のない「閉脚」が「密脚(みっきゃく)」などと呼ばれて再登場したのですから
もしかしたら“昔返り”が始まったのかも、と強く印象に残った講習になりました。
そう言えばもう一つ、「外向傾」なる懐かしい言葉も
イントラの若者の口から発せられてすごく新鮮に聞こえましたっけ。