保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

Ski-Lesson(6) in 志賀・一ノ瀬…良い意味で“何か”が違う生徒たち

2015年01月17日 | 冬はもっぱらスキー三昧

中高一貫校のため実質高1を「中等4年生」と呼んでいる
東京G大学付属校の約100名のうち
受け持ったのは珍しく男2、女6の混成初心者班でした。

1日目午後:快晴
2日目:晴
3日目:雪
4日目午前:快晴

ホテル食堂での開校式を終え班毎に別れた初顔合わせの瞬間から
「授業の一環としてのスキー教室だから」だけとは思えない
今までに感じたことがない規律正しさが伝わって来てまずビックリ。

つまり、帽子・ゴーグル・グローブの3点をしっかり身に付け外に出て来たばかりでなく
パンツの裾がブーツの一番上のバックルをきちんと全員が覆っているのです。

ケガ予防のため特に私は口うるさく繰り返し注意してもなかなか守られないこの“3点”を
まだ言ってもいないうちからこうもバッチリしてくるとは…。

また、経験の浅いうちはつい忘れてしまう
パンツの裾が誰一人としてめくれあがっていないことにも…。

そして最後まで、これらをほとんど注意する必要はありませんでした。

先生にしたところで、よく見かける男性の“熱血漢”が大声を張り上げる姿はなく
若い女性教師4人と校長または教頭らしい年配男性2名ほどが
ほとんど付き添っている程度の感じです。

後で彼女達に聞いた話では、テキストとしての栞(しおり)は渡してあるが
ホテルを出る際に特に一人一人チェックをしたわけではないとのこと。

それだけでこうもきちんと出来るものでしょうか?

最終日の閉校式には丁寧に書かれた寄せ書の色紙までいただき
その上、バスが出発する前にイントラのとの別れを惜しむ時間まで取ってあり
なんともかんとも涙腺が緩みっ放しでどうにもならず…


(疲れた身体で夜こんなにもビッチリと書いてくれたとは)

4日間のうち1日はそれなりの雪を経験させたもののあとは晴れで暖かな日だったのは
彼等に対するお天道様のご褒美とさえ思えてしまいます。

どうすればこんな学校教育ができるのか分かるはずもないのですが
もし誰かに今後、お奨めの中学校・高校はないかと問われたら
この学校名を挙げさせていただくに違いありません。

 

生徒たちを見送った後イントラ仲間5人で
快晴の焼額山の距離2000mを3本楽しみましたが
55歳過ぎの彼らは全員、カービングスキーを使用していながら
“昔風の滑り”であることを知り、ちょっと優越感を持ったのでした。

ちなみに、制服を着たままですと技術の研鑽やコースの下見を目的に
預かりっ放しのICリフト券を使い無料で滑ることができます。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする