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新改駅の次は紋穂内駅でした(その2)

2015-02-09 00:55:38 | 日記・エッセイ・コラム

 安田さんは秘境駅の生活利用者が来るまで待たなければならないので、一刻も早く現れて欲しいところ。ところが・・・調査1日目の午後、野生の鹿と列車がぶつかるというアクシデント(事故)発生っ!!
 汽車は運休する代わりに、タクシー2台やってきました。タクシーは運転手さんを除き、4人乗りなので2台だと8人ですかいっ!?

 結局、この日は1人も利用者現れず・・・。氷点下の世界でテント泊まりはかなり危険。駅舎の中で宿泊するのもJRでは禁じられているため、この日は路線案内図の「天塩川温泉」に目星を付けて当たってみるとのこと。そのとき「なるほど、特急の停車駅だから、きっとあるはず」と思いきや・・・この駅ですよ!!特急停車駅にしては秘境駅!?あとで調べてみたら、特急が止まるのは「天塩中川」駅でした。
 温泉駅は駅の近くに温泉があるイメージだというのに、この駅は何もない秘境駅っ!!そんなのありますか!?今まで利用した温泉駅はまず思い浮かべるのは故郷の川棚温泉駅(山口県・山陰本線)、去年の旅で出かけた湯瀬温泉駅(秋田県・花輪線)、川原湯温泉駅(群馬県・吾妻線)、降りたことはないけど素通りの戸狩野沢温泉駅(長野県・飯山線)、小幌駅旅で途中下車してみようかと計画したことのある、流山温泉駅(北海道・函館線の砂原線回り)など、温泉駅の近くに必ず温泉があるはず。今夜の宿はどうするつもりだろうかと・・・見守っていると、駅から徒歩20分(1キロ先)にありました!!音威子府(おといねっぷ)住民保養センター 天塩川温泉という宿泊施設。凍えそうなところで寝泊りするのではなく、暖かいお部屋で宿泊できるなんて本当によかった。

 2日目の朝。天塩川温泉駅から始発の汽車で紋穂内駅へ。この日の朝は、なんとマイナス20度!!目盛りは20より下がないので、もしかしたら、もっと下かも・・・。
 2日目も雪がないときは農業だけど、冬季だけJRから委託を受け、ホームの雪かきをしている方が現れただけで、結局2日目は生活利用者現れず。2日目の夜も、天塩川温泉の保養施設で宿泊。
 3日目の朝。午後から東京に戻らなければならず、調査できるのは午前中のみ。天塩川温泉駅始発の汽車で女子高校生と乗り合わせ、別の高校だけど、紋穂内から乗っていく女子高校生を見かけるという有益な情報を得る。

 それを裏付けるように、何気なく手にとった駅ノートに驚きの記載が!!

 女性らしい筆跡で「この駅の利用者より」とコメントのお返事に書かれていました。

 本州では滅多に見られない世界。

 空から見た眺めもかなりすごい。あたり一面白銀の世界。
 すると・・・車がやってきました!!雪かきのメンバーか?それとも駅利用者か!?と期待を膨らませていますと・・・
 やっと利用者が現れてきましたよ!!

 午後から東京へ帰らなければならないので、帰って来るまで待てられない。学校まで同行しながらインタビュー。

 学校に向かう途中、ついに安田さんが駅ノートのくだりを尋ねてみました。
 紋穂内のことをもっと多くの方に知ってもらいたい、たくさん来て欲しい・・・という願いを込めて返事を書いた、とのことでした。
 なんと心温まるストーリーでした。
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