早岐～佐世保間は特急の自由席なら特急料金不要

　ふたつ星４０４７は武雄温泉行きだけど、今夜の宿は佐世保駅前なので、ここで特急「みどり」に乗換です。２０１８（平成３０）年のダイヤ改正より早岐から佐世保間の普通列車が大幅に削減し、ほとんど特急になりました。その穴埋めとしてその区間のみ普通自由席に限って特急券不要で乗車できる特例ができました。
　もちろん、その区間のみ普通列車乗り放題の「青春１８きっぷ」でも乗れます。ここだけではなく、北海道の石勝線の新夕張から新得間は普通列車が１本もないため、自由席に限って特急券不要で乗車できます。「青春１８きっぷ」もご乗車できます。ただし、新夕張から新得までの間に限って乗車することが条件になっています。たとえば、札幌から乗車し、新得まで向かうとします。札幌から新得までの乗車券に加え、新夕張から新得間は特急券が無料になるからと札幌から新夕張までの特急券で新得まで乗るという使い方はできません。札幌から新得までの特急券をお買い求めいただくことになっています。

　途中の大塔駅、日宇駅は通過し、あっという間に佐世保駅到着。

　向かい側のホームはもとＪＲ松浦線から引き継いだ第３セクターの松浦鉄道が出ています。

　鉄路としての最西端は松浦鉄道のたびら平戸口です。ここはＪＲとしての最西端の駅。今の時間１７時３０分。ＪＲ最西端の「みどりの窓口」で明日使うきっぷの購入してから駅前のホテルにチェックイン・・・と思い、みどりの窓口へ。
　平成の終わり頃に、佐世保駅に訪ねたときはマルス端末が２台あったのに、今は合理化が進んでいるため端末は１台しかない。運悪く、私の前で並んでいた男性２人が佐世保からどこか・・・・経由欄がものすごく長くて複雑な乗車券をリクエスト。メモ用紙に何か長く記載されているのが見える。佐世保からどこに行くつもりなんだよ！？と覗き見してやろうと思いましたが、中国ウイルス対策のソーシャルディスタンスを守るため、接近することはできぬ。
　待っている間に後ろを見るといつの間にかにものすごーく長い列。１つしかない窓口なので、女性の駅員さんが焦りながら必死にマルス端末に向かって操作するが、端末が「うん」と言わないので発券できず。あのな・・・・どんな経路でも瞬時に計算してくれるマルス端末でさえ、およそ２０経路を超える経路だと計算できず発券できないんだよっ！！心の中で思いつつ、イライラが募る一方。

　こういった変な切符をあまり発券したことのない下関駅で作ってもらったとき、結構時間がかかったのは覚えています。２０１９（令和元年）当時、２窓があって、１つの窓口がふさがっても、となりの窓口で対応ができて、後ろで並んでいるお客さんに迷惑をかけることはなかったんですけど、佐世保駅のは１窓しかない。
　後ろの様子を見てたら、駅員さんが１人１人用件を聞いて、みどりの券売機で買える内容なら券売機のほうに誘導。イライラしすぎて足を小刻みに震えるお客さんも。駅員さんも「結構時間がかかりますので、またあとでいらして下さい」とかそういった対応をして欲しがったんですけど。
　待ってから４０分後、やっと私の番になりました。連続乗車券　連続１は佐世保から佐世保線、武雄温泉、新幹線経由で長崎、連続２は長崎から新幹線、佐世保線、長崎本線経由でけやき台まで、久留米から新幹線で東京都区内までといった簡単な内容なので、あまり時間をかけずに即時発券。ふらりと駅のまわりを散策してきた友人が戻ってきた頃、ちょうど私が窓口できっぷを購入する時だったので、友人は「もしかしたら、駅員さんとかなり揉め事を起こし、後ろに長蛇の列！？」と勘違いしていたみたい。「いやいや、そんなことではないんですよ。前のお客さんがね・・・ものすごく長くって。それでも結局発券できず。駅員さんも、もう少し気を利かせればいいのにね！」