安房勝山駅も駅舎が郵便局と同居していますが、江見駅も同じく駅舎が郵便局になっています。
詳しいレポートは こちら 。
JR全線のきっぷはPOS端末設置。郵便局に委託しているため、局員さんがPOSを操作し、乗車券発行。
江見駅の駅名票。
江見駅を出ると、このような光風明媚な海岸が見られます。
南国情緒たっぷりの風景。次は太海駅に停車します。
次は南三原駅停車。漢字とおりに読めば、「みなみみはら」となるはずですが、こちらは「みなみはら」。
本家の「三原」は広島県中部の山陽本線にあり、呉線の始発駅または新幹線の停車駅です。
前回訪ねたときは、かなり昔でした。貫禄のある木造駅舎が新しく建て替えられています。
海岸沿いの海を眺めながら・・・・
海岸沿いからちょっとだけ離れ・・・
和田浦駅停車。本家の「和田」だけだったら・・・駅名票に緑色のライン(JR東日本)が入っていたのは覚えています。どこでしたっけ?秋田?と調べてみたら秋田駅で田沢湖線に乗って2駅目にありました。それからもう1つ有名なのは兵庫駅で和田岬線に乗り替えてあっという間に終点の和田岬駅。
和田浦を出ると、次は江見駅に停まります。江見駅も、古めかしい貫禄の駅舎だったのに、新しい駅舎に郵便局が同居する形で2020(令和2)年オープンしました。
館山を出ると、次は九重(ここのえ)駅停車。もしかしたら、この駅名は難読駅のひとつなのかも知れない。
前回、古い国鉄からJR東日本に引き継いだ115系電車で通ったときは、古い駅舎だったのはおぼろげな記憶があるのですが、今は駅舎が新しくなっています。当時、国鉄の電車に古い木造駅舎の風景はかなり似合っていました。
次は千倉駅です。現在は南房総市ですが、合併前は安房郡千倉町の中心駅でした。
昔は千倉駅まで来る特急もあり、みどりの窓口がある大きな駅だったのに、現在は特急は来なくなり、みどりの窓口は撤去されています。
次は千歳駅です。
千歳駅の駅名票に南国ムードたっぷりの風景。千歳と言えば、北海道の千歳線に同じ駅名があるのに思い出しました。北海道の千歳駅はみどりの窓口があって、「(千)千歳」と印字。内房線の千歳駅は、無人駅です。こちらは「(房)千歳」と印字されます。
同じ駅名同士のきっぷを買うのに
(房)千 歳 → (千)千 歳
経由:浜野・外房・総武・東京・新幹線・新青森・新幹線・新函館・函館線・静狩・千歳線
9月8日から9月15日まで
¥15,510
館山から東京まで128.9キロなので、【山】東京山手線内の各駅 2310円でした。千葉県内のJR全線は東京近郊区間に組み込まれていますので、発売当日限り 途中下車前途無効です。途中下車したいときは、着駅を品川に指定して、経由を「内房・外房・総武・東京・新幹線・品川」に指定すると、着駅は【山】東京山手線内で変りはありませんが、発売日共2日間有効、東京山手線内エリアに入る駅まで何度も途中下車は可能です。
東京から品川間を東海道新幹線経由に指定してしまえば、東京近郊区間から外れるので、大きなメリットがあります。着駅を上野に指定して、経由を東京・新幹線・上野にしても可能です。
再び自動改札を通過。
12時43分発、上総一ノ宮行き。1番線。
どちらも東京近郊区間発着ですが、経由を「上野・新幹線・大宮」を入れたことから、東京近郊区間から外れ、途中下車は可能です。
新しいLED証明の駅名票。LEDは省エネなので、昭和の蛍光灯に比較すると消費電力はセーブ。
2番線ホームは上りなので、エアコン付きの待合室あり。1番線の下り安房鴨川行きは利用者が少ないせいか、エアコン付きの待合室の設置はありません。この日は30度だけど、空気がからっと乾いていて蒸し暑さはありませんでした。
房総半島南部の内房線、外房線ではもうお馴染みになった新しいE131系がやってきました。2両で1ユニットです。2両増結して4両にすることも可能です。
館山駅周辺のランチ情報をリサーチし、目星をつけたところ。寿し甚(すしじん)。
出入口に掲示された内容。目移りしてしまいそうな、いろんなランチメニューはありましたが・・・
まよわず、おすすめの寿し甚ランチセットをオーダー。
セットメニューの、さんが焼き。私の住んでいるところは政令都市と房総半島の付け根なので、そのような料理は見当たりませんが、千葉の南の方だと、生の「なめろう」を加熱した「さんが焼き」が郷土料理のひとつです。
さんが焼きを美味しくいただいたあとは・・・
鮮度抜群のボリュームたっぷりの寿司が運ばれてきました。
テレビ番組の「孤独のグルメ」でお馴染みの松重さんがこのお店にいらしたんですかっ!?道理でこのお店は美味しいってことです。ごちそうさまでした。
終点館山駅。ここに降りたら、からっとした空気なので、ちょっと蒸し暑さはありませんでした。
自動改札機の上に掛けられている発車案内表示。E131系が登場したことで、内房線から外房線を直通する列車が復活したことにより、「上総一ノ宮」の表示を見て、北上して蘇我経由だと勘違いされる方が多いのか、はっきりと「下り列車」と表示。
安房鴨川駅で外房線に直通すると「上り列車」に変わります。
ここは簡易Suica改札ではなく、フル規格の自動改札機設置。
館山駅は南房総地区の拠点なので、「みどりの窓口」を残せば良かったのに、現在はリモートの「話せる券売機」になりました。
南国のリゾートホテルを模したのか、南国情緒たっぷりの駅舎。
富浦駅停車。高速道路の名称が「館山道」なのに、このあたりの「富浦」で終点になっています。
南国ムードたっぷり。今年の夏も東京の島旅実現できず・・・。
次は那古船形(なこふなかた)駅です。昔見たときに駅舎が違うな?と思い、調べてみたら、建物はそのままで外装をリニューアルしたとのこと。次は終点、館山です。ちょうどお昼時なので、このあたりなら魚が美味しいかも~とスマホで館山駅周辺のランチをリサーチ。
安房勝山駅停車。ここでも古めかしい駅舎に「みどりの窓口」の端末が置かれていたのは記憶にあるんですけど、建物の中に郵便局が同居する新築に生まれ変わっていました。
日本郵便のホームページで確認してみたら、今年(2024)年7月16日から駅舎の中に「安房勝山駅郵便局」開設。よくある「駅前」という名称ではなく、駅郵便局です。駅業務を郵便局に委託しているので、「業務委託駅」となっていますが、
乗車券の取り扱いはないとのこと。
次は岩井駅です。
ここでも「みどりの窓口」はありました。2010年の時刻表を開いてみると、内房線の路線図に載っている駅名にすべて緑の●がついていて、全線ほぼあったくらいです。
岩井駅を出てしばらく・・・
今年の夏は離島に行けない代わりこの風景を堪能。海に行ったのは5年前の小笠原が最後です。台風7号のせいで「おがさわら丸」が欠航し、4泊延期余儀なくされた観光客が多いそうです。延泊する分余計な出費が増えてしまいますが・・・。岩井の次は富浦に停まります。
浜金谷を出ると、観光名所の「鋸山の山頂展望台地獄のぞき」の傍らを通過。
保田駅に停車中。
保田と言えば、有名なところが2つあります。
ひとつめは、こちら。 ばんや (クリックするとホームページが見られます)
ふたつめは、こちら。 保田小学校 (廃校となった校舎を観光資源として再利用)
駅舎も開業当時から古めかしく貫禄あり。ここでも観光名所にすべきでは。
ずっと昔・・・2000(平成12)年か2001(平成13)年、この駅に訪ねたときは、みどりの窓口があって、消滅しかけている旧式のパタパタマルス(動画参照)設置。いつの間にかコンパクトの端末に置き替え、2021(令和3)年1月31日をもちまして、「みどりの窓口」閉鎖。現在は業務委託駅として有人駅のようです。次は安房勝山駅。
浜金谷駅に向かう途中。海に行きたくてウズウズ中。
海に出かけたといえば、2019(令和元)年、小笠原の父島が最後・・・。
房総半島の海で今年も海に出かけたとしましょう。
こちらは天然温泉海辺の湯。日帰りのスーパー銭湯っていう感じでしょうか。
もう1本の線路が現れてきたら、まもなく浜金谷駅。
「金谷」だけだったら、静岡県の東海道本線にあり、大井川鉄道の始発でもあります。こちらは頭に「浜」がついて金谷。海岸に近いのでその駅名はふさわしいかも知れません。
駅舎も1916(大正5)年開業なので、当時の建築物なのかも知れません。「みどりの窓口」の端末が2023(令和5)年7月31日まで配備。端末が撤去される代わりになる機器の指定席券売機等の設置はありません。
大貫を出ると、次は佐貫町に止まります。常磐線にもかつては「佐貫駅」がありました。2020(令和2)年3月ダイヤ改正から「龍ケ崎市駅」に改名。旧駅名時代、マザー牧場の最寄り駅は佐貫駅と勘違いし、スマホの案内に従って電車に乗ったら千葉県ではなく茨城県に行ってしまうケースがよくあったそうです。
そのため、旧佐貫駅構内に「マザー牧場の最寄り駅はここではありません。千葉県の内房線、佐貫町駅です」という案内の張り紙が貼られていたとのことです。
ゆりかもめの青海駅に行くつもりが、東京都の西側、青梅駅にたどり着くお客さまが多いのか、青梅駅も「ここは青梅(おうめ)駅です。青海(おうみ)ではありません。ここから青海まで2時間以上かかります。行き方は・・・」に案内があります。
次は上総湊駅です。今年(2024)年3月ダイヤ改正前までは、朝の6時56分発上総湊発東京行きの京葉線経由東京行きの通勤快速がありました。209系だけの路線に朝の1本のみ10両編成の京葉線E233系が入線する珍しい風景だったと思います。
上総湊を6時56分に出発して、内房線は各駅停車、蘇我から新木場までノンストップ、新木場を出ると八丁堀に停車して、8時39分に終点東京。2024年3月のダイヤ改正より通勤快速を廃止すると昨年の12月にJR東日本から発表があったとたん、沿線の自治体より猛烈に批判が来たため、朝の1本だけ通勤快速に比べると停車駅が多い快速を復活させたエピソードがあります。
このあたりまで来ると、久しぶりに「海」が見えるようになります。
まもなく・・・
竹岡駅停車。
あれっ!?駅舎が変わったのですか。旧駅舎は古めかしい木造駅舎だったのは覚えていますが・・・。
このあたりのご当地ラーメンは醤油味でメンマやチャーシューてんこ盛りの「竹岡式ラーメン」が有名です。
次は浜金谷に停まります。金谷から対岸の久里浜までのフェリーが出ています。要所時間はわずか40分。
普段は2両編成の新型のワンマンE131系ですが、今回は4両のため、209系運用。209系は平成の初め頃、老朽化した京浜東北線103系の後継として製造されたものです。使い捨てカメラの「写ルンです」というニックネームをそのまま電車にして、「価格半分、重量半分、寿命半分」というコンセプトのもとに作られた形式なので、今頃はもうとっくに廃車になってもおかしくないほどの「走ルンです」というはずなのに、30年以上も活躍しています。
デビュー当時は大宮~大船間の京浜東北線で活躍し、11年後の2006(平成18)年に新型のE233系増産。それでお下がりの209系は房総半島にやってきたわけです。
木更津を出ると、次は君津。ずっと昔なら、ここが東京近郊区間の終着駅でした。交通系ICカードが普及するつれに、東京近郊区間が少しずつ拡大。現在は千葉県内全域のJR線は東京近郊区間になり、東京とは言いがたい長野県の松本駅、福島県のいわき駅まで東京近郊区間に組まれています。
次は富津市内の青堀駅です。
2000年代当初なら、ここでも「みどりの窓口」はありました。当時の時刻表の巻頭路線図では、内房線、外房線ともに、ほとんど駅名にみどりの窓口があることを示す「みどり色」で埋まっていました。現在は残念ながら、駅員さんは駐在してあっても、端末は撤去されています。
青堀を出ると、次は大貫駅です。ここは富津市役所の最寄り駅です。
昔なら古めかしい貫禄の駅舎に、「みどりの窓口」の端末がありましたが、現在は撤去されています。館山駅に「みどりの窓口」を残せばいいのに、現在はリモート対応の「話せる券売機」設置。人件費削減のため、とはいえ・・・
内房線でみどりの窓口があるのは、蘇我、木更津のみ。館山、安房鴨川駅はリモート。外房線も、かつてはほとんど「みどりの窓口」があったのに、今はもうすべて無くなっています。これはさすがに「やりすぎ」な感じがします。デジタルデバイド(駅に設置されている機器を使いこなせたり、インターネットを活用して予約できる人と機器をうまく使いこなせない人との間にもたらされる格差)はどう対応するのでしょうか。
木更津駅の「みどりの窓口」。今から10年前だと端末が3台置かれてあったのに、現在は使われなくなった2窓を閉鎖するためカーテンで仕切り。右の明るい端末はNEC製のPOS端末。
指定席の予約ができるオンライン端末は左側のOKI電機製のME4型。
7月1日より、乗車1か月前の10時打ちを受け付けるポスター。お盆や年末年始の繁忙期あるいは大人気列車の指定席がなかなか取れない列車の座席が発売されるのは1か月前の10時から。117の時報を聞きながら、「10時ちょうどをお知らせします。プッ、プッ、プッ、ポーン!!」の「ポ」が聞こえるタイミングで端末の「発信」ボタン押下。五井駅にみどりの窓口があった頃、大人気列車のカシオペア、1回目は失敗し、瞬時満席。2回目は日程を変えて申し込んだところ、予約成功ということも・・・。
この思い出話は こちら。 平成27(2015)年なので、もう9年前です。光陰矢のごとし。
こちらは久留里線の車庫。国鉄のキハ30が2012(平成24)年まで活躍していました。キハ30はディーゼルカーでありながら古い国電の103系を彷彿させるほどの雰囲気があります。
これも懐かしい動画。(2009(平成21)年7月撮影)
10時29分発 2番線 2両編成 上総一ノ宮行き ワンマンと書いてあるけれども・・・。
3番線 10:30 館山 4両 と表示されています。まあ、館山で途中下車する予定なので、この電車で間違いは無いでしょう。
2両ではなく4両で運転する理由は、こんなに利用者がたくさんなので、日曜日は特別に4両で運転というJR東日本千葉支社のお取り計らいかも知れません。
小湊鐵道乗車中に気づいたこと。車内の中吊り広告の一部がJRロゴマークが萌葱色になっていて、JR北海道。小湊鐵道なのになぜJR北海道の中吊り広告があるのか?と思ったら・・・
これでした。JR東日本の只見線で活躍していたキハ40のヘッドマークが・・・
JR北海道で1998(平成10)年頃まで活躍していた、札幌から稚内までの夜行急行「利尻」のヘッドマーク。同じキハ40にパワーアップしたエンジンに置換したため、形式名をキハ400に改番。
調べてみたら、小湊鉄道がJR北海道とコラボを組み、期間限定でJR北海道で活躍していた急行列車のヘッドマークを装着し、小湊鉄道線内で「急行」運転。
右は私が乗ってきた、キハ40 4。左はヘッドマーク付きの急行。キハ40 2だけど、JR時代は小牛田運輸区(宮城県)のキハ40 2026。
変わり映えのない、209系で木更津駅に向かいます。経由欄が「太海」なので、自動改札機に挿入しても通れるはず。
途中下車:木更津。JR西日本の新しい自動改札機だと、券面のどこかに途中下車印が自動的に印字されます。JR東日本は途中下車印省略だけど、JR西日本みたいに「木更津」の印字が欲しいところ。JR西日本はキセラー撲滅のため、無人駅から続く路線から各方面に乗り継ぐ拠点の駅に中間の自動改札機を設けるなど様々な対策をしているが、JR東日本は甘すぎる。
西口の駅舎は橋上化となった1970(昭和45)年建築のものだと思います。
小湊鐵道の古いキハ200系ではなく、JR東日本から譲り受けたキハ40がやってきました!!
塗色は秋田県の男鹿線で活躍したものをそのまま使われ、JR時代はキハ40 2019だったけど、小湊鐵道に譲って4番目なので、キハ40 4に改番。
今の山陰本線のキハ40はワンマン運用のため、運転室仕切りのドアが外されたり、運賃箱も設置されたりしていますが、こちらは国鉄時代から変わらずのオリジナルのまま。
令和時代にサボも健在。山陰本線のキハ40もかつては「下関←→長門市」や「下関←→滝部」などのサボを差し込んで運用。現在はLED機器で「長門市」とか表示されるので、サボはお役御免。
車内の案内モニター。対応言語は、日本語のほか、英語、中国語、韓国語。車掌さんが乗客の特徴を覚え、検札チケッターを片手にロックオン。券売機で購入した「2日間有効の往復乗車券」を差し出すと、五井車掌区 7.21 入鋏済のチケッター捺印。車掌さんはきっぷ販売も兼ねているので、ウォッチング。がま口財布から補充券を取り出し、パンチで穴を開けまくり。
令和時代に、昭和の懐かしいきっぷの売り方。
往復割引はこの補充券使用。
2枚まとめてパンチで該当項目に入鋏。