日朝協会「京都府連合会」です。韓国・朝鮮との友好を進める、日本人の団体です。1カ月¥500 841-4316福谷気付

 世界の出来事から日本・韓国・朝鮮の未来を見る。
 皆さんの声を生かして活動を進めます。

チェコです。 麻生さん、チェコスロバキアではありませんよ!

2009-09-20 | 気になるマスコミの記事

米、東欧MD撤回

「チェコ国民の勝利 運動続行」

平和運動家インタビュー


 【ロンドン=小玉純一】米国が17日、ミサイル防衛(MD)基地の東欧配備計画を撤回したことについて、レーダー基地をチェコに建設することに反 対してきた平和活動家は同日、本紙の電話インタビューに対し、歓迎を表明するとともに、反対運動を継続することを強調しました。


 「反基地イニシアチブ」の広報担当ヤン・マーイーチェック氏

 オバマ大統領のイニシアチブを歓迎する。

 われわれはたたかいを続ける。ゲーツ米国防長官がミサイル配備を続けるといったという話があるからだ。

 チェコ人はナチスとソ連に占領された歴史を持つ。われわれに外国軍基地は不要だ。重要なことは国民多数の意思に従って決めるべきだ。

 「非暴力運動」の広報担当ヤン・タマス氏

 チェコ国民の7割がレーダー基地に反対した。阻止はチェコ国民の大きな勝利だ。それに欧州や世界の人々にも良い知らせだ。

 この3年間、とても多様な人々がレーダー反対の運動に参加した。活動家だけでなくて各地の町村の首長も参加した。署名、デモ、会議とさまざまな形態で運動が取り組まれた。

 これからも基地反対運動は続く。チェコの一つの基地に反対するだけじゃなくて、世界中の軍事基地に反対する。欧州にも核兵器があり、大きな脅威だ。核軍縮の運動を続けていきたい。



米には、北朝鮮と直接交渉するルートが存在する

2009-09-19 | 投稿・投書・私の意見

鳩山首相:

 23日に米韓大統領と個別会談

                        2009年9月18日 18時48分

 平野博文官房長官は18日、国連総会などに合わせて訪米する鳩山由紀夫首相が、23日に米国のオバマ大統領、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統 領と個別に会談を行うと発表した。22日には、潘基文(バン・ギムン)国連事務総長とも会談するほか、中国、ロシアの首脳との会談も調整している。

 首相は18日、オバマ大統領との会談について「信頼関係を構築したいということ。最初から深掘りした議論をするより、人間的につきあえそうだ、と 互いに感じるような会談にしたい」と語り、日米地位協定改定などの微妙な課題を取りあげることは避ける意向を示唆した。首相官邸で記者団に話した。【朝日 弘行】



日朝協会も原水協に加盟しています。

2009-09-18 | 投稿・投書・私の意見

核廃絶への協議要請

            米大使館に日本原水協


 原水爆禁止日本協議会(日本原水協)の代表は16日、東京都港区の米大使館を訪れ、2010年の核不拡散条約(NPT)再検討会議にむけて、核兵器の全面禁止・廃絶の合意追求と協議開始で力を尽くすよう要請しました。

 日本原水協の高草木博事務局長が、応対したジェロム・ライアン書記官に8月の原水爆禁止世界大会で採択された特別決議「核兵器のない世界のために―長崎から各国政府への手紙」と、オバマ米大統領にあてた高草木氏の書状を手渡しました。

 書状は、当面する国連安保理会合、国連総会での審議に言及し、「既存の核保有国がみずからの核を『抑止』『安全の保障』として正当化する限り、核 兵器の拡散も防ぎ得ない」として、核保有5カ国とりわけ米国政府が、核兵器全面禁止実現のためにイニシアチブを発揮するよう求めています。

 要請で高草木氏は、オバマ大統領のプラハ、カイロでの演説について「心から歓迎する」と表明。「共同して核兵器をなくすチャンスを生かしたい。こ の事業を達成するためには、世界の世論の動員が必要だ」と強調しました。あわせて「核兵器をもっている国がなくさなければ、他国も持ちたがる。法によって 等しく禁止すべきだ」と指摘し、「核兵器廃絶の具体的な努力をお願いしたい」と語りました。

 ライアン書記官は「手紙は一日も早く本国に送ります」と述べ、「今日は、お会いできて本当によかった」と、要請に対して感謝の意を表明しました。



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すごい!!  広島は、やりますね!

2009-09-17 | 投稿・投書・私の意見

ピース ナイター開催

      新広島市民球場から

        平和を発信


写真

(写真)観客全員でピースポスターをかかげて球場を緑に染めました=15日、広島市・新広島市民球場

 新広島市民球場(広島市南区)で15日、プロ野球の広島対中日戦が「ピースナイター」として行われました。生協ひろしま、広島平和文化センター、 広島東洋カープ球団などの主催で「原爆ドームとともに復興のシンボルである旧広島市民球場と広島カープの歴史を次代に引き継ぎ、市民球場から平和のメッ セージを発信しよう」と取り組まれたものです。

 小学生2人の始球式で試合開始。そろいの緑色のシャツを着た2人が力いっぱい投げると、観客から温かい拍手が送られました。

 試合では、監督、コーチ、選手と審判員が平和をアピールするワッペンを着用。試合開始前と攻守交代時には、バックスクリーンに「地球から戦争をなくし、みんなの笑顔があふれる世界に」など子どものメッセージが流れました。

 五回終了時、ジョン・レノンの「イマジン」に合わせ、球場と原爆ドームが描かれ、裏面に今年5月、ノーベル平和賞受賞者17人が発表した「ヒロシ マ・ナガサキ宣言」が書かれた緑色のポスターを観客全員が掲げアピール。グラウンドでは、広島平和ゼミナールなどの高校生がアピールし、球場全体が緑色に 染まりました。

 原爆ドームと同じ25メートルの高さの内野席最上段から2~4列目の観客は緑色のシャツを着用し、白のポスターを掲げ、「ピースライン」を描きました。



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京都で行われた、「総連」の取り組みを紹介します。

2009-09-16 | 韓国・朝鮮の旅

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京都で「ムジゲ会」全国交流会 同胞愛に満ちた3日間

同胞社会におけるノーマライゼーションの訪れを予感

 「ムジゲ会」全国交流会(主催=「ムジゲ会」、協力=総連京都府本部、在日同胞福祉連絡会)が8月22~24日、京都で行われた。「ムジゲ会」は障がい のある子どもたちの父母の集いで、今年で発足15周年を迎える。交流会は2年に1度ずつ開かれてきた。7回目を迎えた今年の交流会には、初参加の6家族を 含む27家族と関係者、ボランティア、龍谷大学の加藤博教授(京都外国人高齢者・障がい者生活支援ネットワークモア共同代表)、同法科大学院の金尚均教 授、臨床発達心理士の成基香さん、社会福祉士の李明仙さんなど、福祉、障がい者支援の専門家など300人余りが参加した。

300人余りが参加し交流と理解を深めた

 交流会は、京都市国際交流会館での歓迎会で幕を開けた。

 各地から集まった「ムジゲ会」のメンバーたちを、総連中央の高徳羽副議長兼権利福祉委員会委員長と総連京都府本部の金学福委員長をはじめとする近畿地方の総連本部、支部代表、同胞ボランティアたちが出迎えた。

 京都の各団体は「ムジゲ会」を迎えるにあたり、同胞愛の精神で万全の準備を進めてきた。青商会では「最大限のもてなしをしよう」と大型観光バス、ボランティアのTシャツを用意し、バーベキュー大会を受け持ったほか、観光の実費を負担するなど、協力を惜しまなかった。

 金学福委員長は歓迎のあいさつで、交流会が京都で開催されることを大変うれしく思うと述べ、同胞福祉活動に対する理解を深める重要なきっかけとして、同 胞社会を挙げて準備を進めてきたと話した。そして、老若男女、障がい者、すべての同胞が明るく豊かで幸せに暮らせる同胞社会を形成するために尽力していこ うと呼びかけた。

 続いて京都朝鮮歌舞団、京都中高生徒たちによる歓迎公演が披露された。参加者全員による「アリラン」の合唱や朝鮮の小太鼓の合奏なども行われた。

 公演が終わると、障がいを持つ同胞たちが舞台前に集まり出演者に握手を求め感謝の気持ちを表した。

 千葉から参加した障害のある子を持つ女性同胞は、「障がいのある子どもたちはとても素直。表現が素直なあまり誤解を招くこともあるが、どうか理解を深めてほしい」と話す。

 出演者たちは、笑顔で彼らと握手を交わし記念撮影に応じるなど交流を深めた。

 2日目には観光、バーベキュー大会が行われた。また、両日夜には父母たちの懇談会があった。

 バーベキュー大会は歌と踊りで大いに盛り上がった。終了間際には車椅子に乗った同胞を先頭にして「統一列車」が走った。障がい者、高齢者、健常者の区別なく助け合い、ともに出会いを楽しむ姿は感動的な光景だった。

 参加者たちは同胞社会におけるノーマライゼーションの訪れを予感し、実現を切に願っていた。(鄭尚丘記者)

「ムジゲ会」全国交流会 発足15年、活動の幅さらに広げ

                  [朝鮮新報 2009.8.31]より転載


日朝協会本部ホームページより

2009-09-16 | 「協会」の公式見解・談話

書籍『戦争と性~韓国で「慰安婦」と向きあう』





日朝協会・「人間と性」教育研究所企画、高柳美知子・岩本正光 編著
『戦争と性~韓国で「慰安婦」と向き合う』(かもがわ出版、四六判、168頁、1,575円)

への感想や評判が各地から寄せられています。その中から日朝協会機関紙「日本と朝鮮」紙上に紹介されたものを紹介します。
出典がないものは日朝協会本部へ寄せられた本紙に初出のものです。なお一部の人名を省略、またはイニシャルで紹介しています。



もくじ

漫画「もう一度生まれたら、花に」

第1章 「ナヌムの家」をたずねて
1.姜日出ハルモニの話をきく
2.「水曜デモ」に参加
3.李容洙ハルモニの話をきく
4.李容洙ハルモニを突き動かしているもの
5.「ナヌムの家」からのメッセージ

第2章 「慰安婦」を高校の授業でとりくむ
1.衝撃を受ける生徒たち
2.「慰安婦」っていつのこと?
3.「レイプは日本軍だけじゃない」
4.公文書等で「動かぬ事実」を知る
5.「慰安婦」はどのように集められたか
6.なぜ、今になって問題化しているのか
7.ビデオ「沈黙の歴史を破って」を観る
8.戦争と性を考え始めた生徒たち
9.「過去にむきあい、新しい一歩を」

第3章 戦場の兵士のセクシュアリティ(性と生)
1.文学にみる戦争と性-田村泰次郎が描いた「慰安婦」
2.元兵士の証言-女性国際戦犯法廷、ダイヤル110番

第4章 日本軍「慰安婦」 いま問われていること
1.「慰安婦」問題の現在
2.「慰安婦」と「冬ソナ」「ディープラブ」「愛ルケ」現象
3.韓国で見たこと、考えたこと



『戦争と性―韓国で「慰安婦」と向き合う』を読みましょう

高柳美知子

2005年秋、韓国を訪ねました。旅のねらいは2つ。その1つは、韓国ドラマ「冬のソナタ」が、なぜ日本の国で社会現象ともいうべき状況を呈しているの か、とりわけ中高年の女性たちがこれほど魅せられてしまうのはなぜなのか。もう1つは、「冬ソナ」への傾倒が、なぜ歴史認識につながらないのかというこ と。

団長はいいだしっぺの私。参加者は9名。ずしりと重い旅の収穫は、『「冬のソナタ」から見えてくるもの‐韓流の韓国を訪ねて』(かもがわ出版)にまとめました。

おかげさまで好評を得て、「ぜひ、わたしも韓国に行きたい」の声が寄せられ、昨年のツアーの参加者からも、「ハルモニと話し合えなかったことが心残り」「次は水曜デモに参加したい」の声があがりました。

その思いは団長をつとめた私も同じ。ならばもう一度、「ナヌムの家」を訪ねて、ハルモニから直接話を聴こう、そして「戦争と性」にきちんと向き合おうと思 いきめたのでした。旅たつ3日前、埼玉県上田知事の「従軍慰安婦はいない」発言に抗議するために埼玉にいらしていたイ・ヨンスさんとは水曜デモでの再会を 約しました。

今回の旅のメンバーは、身体に障害をお持ちのご夫妻2組、その介助役のご夫妻をまじえて15名。仁川空港に着いたその足で、早速、バスに乗り込み、「ナヌムの家・歴史館」に向かいました。

韓国内には約180人の元「慰安婦」がお出でですが、ナヌムの家にいるハルモニは8人。「そのなかで私が一番元気」とおっしゃるカン・イルチュルさんの証言,歴史館を案内してくれた若い研究員の真摯な解説に誰もが心を動かされました。

待望の日本大使館前の「水曜デモ」では、大邸(テグ)から駆けつけたイ・ヨンスさんと再会。大使館に向かって埼玉県知事の発言への抗議を力いっぱいぶつけ ていました。私たちのツアーからは、高校教師の金子さんが、授業で「慰安婦」問題をとりあげていることや、子どもたちの様子などを韓国のデモ参加者に語り ました。デモのあと、イ・ヨンスさんといっしょに昼食をとり、そのあとホテルでじっくりお話をうかがいました。

3泊4日の短い日程でしたが、前回の旅と同じく、たくさんのことを感じ、たくさんのことを考えた旅でした。その収穫は、『戦争と性‐韓国で「慰安婦」と向き合う』(かもがわ出版)と題する1冊にまとめました。

特に今回うれしいことは、「ナヌムの家・歴史館」の若き研究員がメッセージを寄せてくださったこと、彼の友人の漫画「もう1度うまれたら、花に」を掲載できたことです。

「冬ソナ」や「チャングム」のロケ地、西大門刑務所歴史館、韓国民俗村、水原華城を訪ねてのさまざまな思いは、座談会「韓国で見たこと、考えたこと」にまとめました。

「慰安婦」問題は、過去の歴史認識だけでなく、現代の男と女の関係性に深く繋がる、まさに今日的なテーマ。この本をお読みになった感想、あなたの「慰安婦」問題へのご意見など、お寄せいただければ幸いです。

(日朝協会代表理事、「人間と性」教育研究所所長)



(投稿)

松元眞

まず目次、そして本文を拝読致しました。まず、この種の「証言」を基にした本の出版されたことを心より嬉しく思います。いえ、うれしいといういい方は少し 違います。「わが意を得たり」というのが正しいでしょう。現在の政治、そして「政治家」といわれる人びとの歴史認識に常に腹立たしさを覚えている私として は、「慰安婦」問題はつまるところ侵略戦争そのものにつながっているからです。

戦争を知らない人間たちが今の政治を動かしている。そのこと自体が世論を危うくしている―そういう時期に、この本の果たす役割は決して小さくはありません。小さいどころか大きい、大きいのです。

本の出来ばえも上首尾です。全体の流れに編集の手練が感じられます。ルポルタージュとしてのイントロから、座談会でしめくくった構成に説得力があります。 冒頭のマンガにも編集の妙が感じられます。こういうマンガの紹介にも意義があります。1つの大衆運動としての価値といえるからです。大衆へのアプローチに は欠かせません。

そして、やはりこの本の持つふくらみは、第3章の「文学に見る『戦争と性』」の書き様にありましょう。田村泰次郎はむしろ誤解されている作家の1人です が、『蝗』の紹介は適切です。「文学」の中の人間性が鮮やかに訴求力を伴なっているからです。それに続く「女性国際戦犯法廷」のドキュメントは、田村の作 品をより現実化してみせてくれています。

第2章の84ページからの高校授業の在り様にも、事実の持つ強みが表出されており、この本の主題、つまり戦争を知らない子供たちへの警告としての狙いがこめられておりました。

126ページからの詩の配置も活きています。挿入の場所もいい。何より、この本の特色は、全体の文章のトーンにもいえます。声高にならず事実の積み重ね、 そして肉づけとしての文学性、決してたかぶらず、しかし重く、静かな筆致によって、戦争の非人間性を訴えることに成功しています。

この本を出版した「かもがわ出版」という会社にも心からの拍手を送りたいと思います。企画された「日朝協会」という団体にも併せてお礼を申し上げたい。そ れにしても、いまの政治家たちの歴史認識のいい加減さを思い、この本がかれらへの頂門の一針になることを念ずるものです。

随所に配置された写真の数々も1つの迫力をもって迫ります。やはりドキュメントの強みでしょうか。

「戦争」というものの実体に対する今後のご執筆にも、ここに1人の支持者がいることをお忘れなく。期待しております。

(ジャーナリスト、テレビ朝日元報道局長)


「もっと勉強して、韓国語で歌詞が書けるようになりたい」

2009-09-15 | 投稿・投書・私の意見
韓国語で綴る夢
「日本デビューの同胞応援したい」

 18歳のときに韓国人アーティスト、SE7ENの作詞家としてデビュー、フリーの歌手としても活躍する在日韓国人3世の文理奈さん(Rina Moon、22、大学4年)。「作詞は裏舞台、歌手は表舞台」と2つの仕事を軽やかにこなす。民団の活動にも熱心だ。

 文理奈さんが作詞家として初めて関わったのは、韓国の男性シンガー、SE7ENだ。これまでの歌の傾向を分析するために、曲は片っ端から聴いた。イベントにも足を運び、ファンクラブのサイトを覗いたりもした。

 「ただ詞を書けばいいということではなく、歌う人間像を把握し、ファンがどういう歌をほしがっているか、どこで喜ぶのか、そこまで知って書きたかった」

 05年5月に発売された2nd シングル「Style」カップリング曲、「FOREVER MIND」は、18歳で作詞家デビューしたときの初作品。自分が持っている心の芯を崩さずにいれば、どんなにつらくても夜は明けるという思いを歌詞に込めた。

 母親と妹の3人暮らし。長女としての責任感がある。「3人で頑張って行くんだという感覚がどこかにあったのかもしれない」。当時、夢を持っていた。諦めない限りはつかめると信じていた。くじけそうになったとき、そっと背中を押してくれるような温もりを感じる内容だ。

 SE7ENには10曲の歌詞を提供した。3rd シングル「スタートライン」の両A面の「Forever」は、ドラマ「着信アリ」の挿入歌にもなった。また日本初アルバム「FIRST SE7EN」では、13曲収録のうち、9曲の歌詞を手がけた。

 中学2年生のとき、歌手を目指してレッスンを始めた。そのころからレッスン場でのイベントやライブで歌った。高校2年生のときに知り合った作曲家から勧 められ、歌詞を書くようになった。最初は勝手がわからず「どぎまぎしながらやっていた」。だが、次第に言葉を紡いでいくことの楽しさを感じていった。

 その後、歌手の浜崎あゆみさんに曲を提供し、日本デビューするSE7ENを手がけることになったプロデューサーの目が、理奈さんの歌詞にとまった。以 後、プロとして歌詞を提供することになった。理奈さんは08年から、SE7ENと同じ事務所の5人グループ、BIG BANGの歌詞を作成している。

民団行事にもたびたび参加

 たいていの作詞家たちは、作詞発注から仕上げまでに3日から約1週間はかかるという。理奈さんの期限は1日。翌日朝には仕上がっている。

 依頼があると、徹底的に曲を聞き込む。「初めての曲だから、その曲がすらっと口ずさめないと言葉が出てこない」。でも本業は大学生。仕事を終えたあとに仮眠を1、2時間とる。次の依頼がくれば音楽をiPotに入れて、学校に向かうという生活だ。

 自らもフリーの歌手として、イベントやライブで歌う。オリジナルのCDでは、自分のありのままの個性を出したいと話す。現在、大手レコード会社で、みず みずしい感性で言葉を紡ぐ、作詞プロデューサーとしても活躍する理奈さん。韓国と韓国語が大好きだ。韓国語は独学で続けている。「もっと勉強して、韓国語 で歌詞が書けるようになりたい」

 今後は、特に「日本でデビューする韓国人アーティストへの歌詞提供に力を入れたい。韓国と日本を知る在日だからこそ、できること」。

 民団のオリニジャンボリーや母国訪問にも参加。学生会にも参加し、同胞の友人たちを得た。大学卒業後には音楽事務所に所属して、歌手として活動の場を広げていくなど、まだ発展途上にある。

(2009.3.11 民団新聞)



誠実な対応が情勢を切りひらく カギ

2009-09-15 | 韓国・朝鮮の旅

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金永南委員長 共同通信社代表団と会見

                         関係改善、「日本当局の態度いかん」

 最高人民会議常任委員会の金永南委員長は10日、万寿台議事堂で表敬訪問した共同通信社代表団(団長=石川聡社長)と会見した。

 共同通信によると、金永南委員長は会見の席上、「関係改善の展望はあくまで日本当局の態度にかかっている」と述べ、民主党を中心とした日本の次期政権に対し、2002年の朝・日平壌宣言を尊重し「実りある関係」づくりを進めるよう呼び掛けた。

 金永南委員長は、「日本が平壌宣言を重視し、宣言に基づき不幸な過去を誠実に清算しようとするのであれば、両国間で解決できない問題はない」と指摘した。

 さらに、「21世紀になっても近くて遠い関係を打破できないことを残念に思う。われわれは日本当局の不当な敵視政策に反対するのであり、日本の国民は敵ではない」と語った。

 同代表団は8~12日まで朝鮮を訪問した。

                            [朝鮮新報 2009.9.14]



エッ!舞鶴港にアメリカの軍艦・ゆるせん!!

2009-09-14 | 投稿・投書・私の意見
                              2009年9月14日

            米艦入港問題についての申し入れ書

京都府知事 山田啓二 殿

                     団体名  日朝協会京都府連合会
 
 米第7艦隊所属のイージス駆逐艦「カーティス・ウィルバー」が、14日から海上自衛隊舞鶴基地に入港すると伝えられています。
私たちは、米艦の舞鶴への入港に対して京都府知事が「入港反対」の態度を表明するよう要請します。

 イージス駆逐艦「カーティス・ウィルバー」は、ネットで検索すると、環太平洋合同演習(リムパック)に参加したり、1995年ごろ西太平洋に配属され、ペルシャ湾にむけ出航、アメリカ海軍中央コマンドで展開、そのとき、航空戦、対地上戦、海中戦、および攻撃指揮艦を務めた。さらに、対イラク戦では第五艦隊特別遠征対策本部の一部となったと記されています。そして、横須賀を母港とする第七艦隊に所属し、航空戦指揮艦を務めるなど、まさに、戦争遂行の現役艦であり、こうした危険な艦船の舞鶴入港は許せず、東北アジアの平和と安定を求める世論に挑戦するものとして断じて認めることはできません。

 かつて、軍港であった舞鶴港が、戦後、日本国憲法のもとで、二度と侵略の港にしないと決意して「旧軍港市転換法」を制定した港としてその基本姿勢を守っていくことが求められています。

 そこで、大切なことは、港湾の管理責任者としての京都府知事が、府民と舞鶴市民の平和と安全のために、米艦の入港は当然、拒否すべきものと考えるものです。これらの問題での態度と対応に間違いのないよう強く要請するものです。
以下、いくつかの質問と要請をおこないます。

1、米艦の入港についての基本的な態度について

 港湾の管理権は自治体にあり、舞鶴港湾の管理権は、京都府知事がもっています。日本の船舶はもちろんのこと、アメリカを含むすべての船舶の入港・出港の可否は港湾管理者によって決定されます。

 京都府は、この間、米艦の入港にあたって、「自衛隊や造船などの桟橋や施設は、府の管理する所ではない」「米艦入港は、国の専決事項で関与できない」「日米安保条約・地位協定などの条約が優先される」などを理由に入港を容認してきました。

 安保条約・地位協定などが存在していても、港湾の管理権は自治体にあるのが原則です。地位協定五条は「入港料を課さないで日本国の港に出入りすることができる」としています。しかし、地位協定は「入港料を課さない」ことを定めただけのもので、入港が「自由勝手」というなら、日本の港のすべてが米軍基地になってしまいます。
この間、港湾の管理権を十分発揮されているのかどうか、ご回答下さい。

2、イージス駆逐艦「カーティス・ウィルバー」の安全性や「核持ち込み」について

 舞鶴への米艦入港時、問題になったのが、「核兵器搭載可能艦」の疑惑で、当時、荒巻禎一京都府知事は、核兵器の持ち込み問題について、次のように答弁しています。

◯知事(荒巻禎一君) 内山議員の再質問にお答え申し上げますが、・・・・・・・、非核3原則につきましては、国の方も3原則を守ると言って約束しているものでございますので、私はこれを信じて対応していきたいというふうに存じております。(1999.02.17 : 平成11年2月定例会[第4号])府議会議事録より。

今日、核密約問題が露わになっていますが、いまも「政府を信じて」対応することで良いのでしょうか。危険物を満載した艦船の入港を、調査・検査もせず、問い合わせもしない対応は許せません。

3、「米兵犯罪」、府民の安心・安全は大丈夫か

 2006年1月3日、出勤途上の女性が米兵に襲われ命を奪われた「強盗・殺人事件」、07年、岩国で「集団暴行事件」、08年3月、沖縄での中学生暴行事件、08年3月、横須賀でのタクシー強盗殺人事件などなど、米兵による犯罪が後をたちません。防衛省の資料でも、1952年から2006年までに米兵が起こした事件・事故は、20万件を越え、日本人1081人の命が奪われています。同時に重大なことは、犯罪の発生件数が、アフガニスタン戦争やイラク戦争などと深く関わっていることです。

 2005年2月13日の夜、西舞鶴で帰宅途中の女子中学生が米兵らしい外国人数名のグループに取り囲まれる事件(府は「事案」としている)が発生しました。当時、府議会で、次のような知事の答弁があります。

◯山田知事 梅木委員の御質問にお答えいたします。
 府民の安心・安全についてでありますが、米艦船フィッツジェラルドが入港中におきましては、舞鶴市内では地元警察署におきましてパトロールの強化等が行われておりましたけれども、2月13日の午後10時半ごろ、JR西舞鶴駅におきまして、米兵によるものかどうかは断定はできないようでございますけれども、女子中学生に対する外国人による声かけ事案があったと承知しております。
 委員御指摘の事案につきましては、被害届も提出されておらず正式な事件とはなっておりませんけれども、いずれにいたしましても、府民の安心・安全を脅かす事案が生じないよう、今後とも関係機関と連携し、対応してまいりたいと考えております。(2005.03.18 : 平成17年予算特別委員会 総括質疑)府議会議事録より。

 ここで重要なことは、「今後とも関係機関と連携し、対応してまいりたい」という内容が大切で、真に「府民の安心・安全」になっているのか、質問します。

4、港湾の軍港化は許されません。

 イージス駆逐艦「カーティス・ウィルバー」の入港にあたって、「おしらせ」では、「ボランティア活動とスポーツ交歓」となっていますが、一番重要な軍事協力が明らかにされていません。

 舞鶴海上自衛隊に属する護衛艦「あたご」や「みょうこう」(イージス艦)などが米艦と連携することによって、舞鶴がアメリカ戦略の最前線基地に変貌する危険性をもっています。米駆逐艦の日本海での行動と舞鶴への入港は、東北アジアの平和と安定にとって有害です。

 大切なことは、「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇、武力の行使は、国際紛争を解決する手段として永久に放棄する」という憲法の平和原則を堅持し、東北アジアの文化・経済交流の発展に力をそそいでこそ、未来への確かな方向が開けるのではないでしようか。舞鶴が、アジアへの侵略の拠点となった歴史を再現させてはなりません。

 舞鶴を平和と友好、豊かな文化と経済交流の港にすることは、舞鶴市民のみならず京都府民の願いです。

 舞鶴港の管理責任者である京都府知事が、府民の生命と安全を守り、戦争への危険を拒否する立場を貫くならば、米艦船の入港を止めることができるのです。憲法と港湾法を厳守し、「米艦船は入港させない」と確固とした姿勢をつらぬくことを強く求めます。

                                     以上


北朝鮮との対話・中国政府

2009-09-14 | 韓国・朝鮮の旅

中国:温首相の北朝鮮訪問 

   関係維持と核問題「別枠」強調

                            【北京・西岡省二】

 核問題の6カ国協議参加を北朝鮮が拒否する中、中国の温家宝首相は外交儀礼通り、平壌を訪問することが固まった。北朝鮮が対話 ムードを演出する一方で、核・ミサイル実験を受けた国連制裁履行を求める声も依然根強い。中国としては、核問題と中朝関係は「別の枠組み」と強調しながら 温首相訪朝を成功させることで、北朝鮮との関係悪化を防ぎ、国際社会の批判もかわしたいとの考えが働いているようだ。

 中朝間では今年3月に金英逸(キム・ヨンイル)北朝鮮首相が訪中し中朝友好年開幕式に出席。答礼として閉幕式に温首相が訪朝することで合意していた。

 ところが4月には、北朝鮮がミサイルを発射(北朝鮮は「人工衛星打ち上げ」と主張)、5月には2度目の核実験に踏み切り、国連制裁決議に中国が賛同した。

 中朝関係に亀裂が生じ、北朝鮮は中国が最大の外交的成果と位置づける6カ国協議の参加を拒否した。

 その後、8月にクリントン元米大統領が訪朝するなど、北朝鮮を巡る情勢に動きが出てきた。

 中国も武大偉外務次官を送って6カ国協議への復帰を促したが、北朝鮮側は態度を変えなかったとされ、中国には6カ国協議以外の枠組みを主張する学者も現れた。

 ただ、中朝間のハイレベル交流は続けられ、今月4日には金永日(キム・ヨンイル)北朝鮮外務次官が訪中した。中国側には「朝鮮半島の現状維持こそ、中国の国益だからだ。北朝鮮を刺激しても何の利益にもならない」(外務省関係者)との意見が根強い。

 北京の外交関係者は「中国は、中朝間が割れている印象を国際社会に与えたくないのだろう」と指摘する。「首脳往来は『あくまで60周年友好行事の 一環』と位置づけて淡々と実施し、友好年を無難に締めくくる。朝鮮半島非核化は6カ国協議の枠組みで取り組み、国連制裁には厳正に取り組むと強調する。ま さに二つの顔だ」と解説する。


                       ヤフーのニュースより




アメリカに追従してきた核の傘?は間違っている

2009-09-13 | 気になるマスコミの記事

「核の傘」固執を批判

           日本総合研 寺島会長

                   『文芸春秋』10月号


 日本総合研究所会長の寺島実郎氏は『文芸春秋』10月号の論文で、「核の傘」について「まさにソ連とアメリカが睨(にら)み合っていた冷戦時代の産物」と断じ、「核の傘」に固執し、アメリカに追従してきたこれまでの日本政府の外交姿勢を批判しています。

 寺島氏は、「核の傘論」を「核保有国に先制攻撃をさせないために、こちらも核を持っておけば相手は核兵器使用を踏みとどまるだろう、というロジッ クの核抑止論」と規定。オバマ米大統領の「核なき世界」論を引き、「アメリカ自身が『核の傘論』から一歩抜け出るような構想を掲げ、世界秩序の構造転換を 図ろうとし」「本家のアメリカが変わろうとしている中、日本がまだ『核の傘論』に拘泥していくことは、二十一世紀の世界秩序形成に全く噛(か)み合ってい ません」と述べています。

 寺島氏は、これまでの日本の外交政策について「(世界の)現状を見据えるどころか、冷戦型の世界認識から脱却することができないまま、アメリカとの一体化だけを進めてきた」と指摘しています。

 寺島氏は同論文で、鳩山由紀夫・民主党代表とは「個人的つきあいの縁も長い」とし、「こうした外交の一大転換を民主党外交は担えるかどうか」は、「民主党が内政も外政も一体となったあるべき日本の構想を描けるかどうかにかかっている」と述べています。



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共同通信の記事です。

2009-09-12 | 投稿・投書・私の意見

北朝鮮:金永南氏が会見 

     民主に「実りある関係」呼び掛け

 北朝鮮のナンバー2、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長は10日、平壌の万寿台議事堂で共同通信と会見し、日本の次期民主党政権に 対し、02年の日朝平壌宣言を尊重し「実りある関係」づくりを進めることを呼び掛けた。「関係改善の展望はあくまで日本当局の態度にかかっている」と述 べ、次期政権の出方を注視する考えを示した。

 また、金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継者問題については「現時点では論議されていない」と言明した。

 日本の政権交代を受けた日朝関係の行方や後継者問題について、北朝鮮首脳部の一人が明確に語ったのは初めて。

 金常任委員長の発言の背景には、長期にわたり冷却化した日朝関係を好転させる糸口を、日本の政権交代を契機に見いだしたいとの北朝鮮側の思惑があることをうかがわせる。アジア外交重視を掲げる民主党政権にとって、対北朝鮮外交は大きな試金石となりそうだ。

 金常任委員長は「日本が平壌宣言を重視し、宣言に基づき不幸な過去を誠実に清算しようとするのであれば、両国間で解決できない問題はない」と指摘。

 さらに「21世紀になっても近くて遠い関係を打破できないことを残念に思う。われわれは日本当局の不当な敵視政策に反対するのであり、日本の国民は敵ではない」と語り、日本との関係改善に意欲をにじませた。

 後継者問題で金総書記の三男、正雲(ジョンウン)氏が内定したとの海外での報道に対し、金常任委員長は「革命伝統を継承する問題は重要だが、これに継承者(後継者)問題は関係していない」と話し、「現時点では論議されていない」として内定報道を否定した。

 また、金常任委員長は金総書記が「現在も旺盛な精力にあふれ、党と国家、軍の全般を賢明に指導している」と述べ、健康面に支障がないと説明した。

                                (共同)


国際署名「核兵器のない世界を」をよびかけ、

2009-09-11 | イベント案内

09年9月9日“9条守れ宣伝”

       憲法生かす政治を


 憲法改悪反対共同センターがよびかけて「9条をはじめ憲法を守り生かした政治の実現を」と9日、全国で「9の日」宣伝がとりくまれました。

 全国と東京の共同センターの人たちが参加した東京・JR新宿駅西口では、憲法改悪に反対する署名、国際署名「核兵器のない世界を」をよびかけ、ビラやリーフを配布、通行人が次つぎ足をとめ署名に応じました。

 団体の代表がマイクを握り、「伯母は、東京大空襲で即死した隣人を見たとの話を聞いた。いま、9条を守る思いを新たにしている」(民青同盟)「給 食がない夏休みがあけて、体重が減った子どもがいる。生存権を保障した25条を生かし、格差・貧困の打開を」(東京都教職員組合)「民主党の衆院比例定数 削減案は、憲法守れ、消費税増税反対の国民の声を届かなくするものだ」(全労連)と力を込めました。

9時9分、宗教者が鐘つき

大阪・難波別院

写真

(写真)平和の鐘をつく宗教者たち=9日、大阪市・南御堂

 09年9月9日午前9時9分―。平和の願いを込めた鐘の音が9回、大阪市中央区の南御堂・東本願寺難波別院で鳴り響きました。憲法9条を輝かそう と、大阪宗教者九条の会が広く呼びかけてつくる「大阪府下宗教者9条交流会」の取り組みです。幅広い宗教者、信者ら約80人が、鐘の音に耳を傾けました。 イラクから来日中のイスラム教徒の男性も駆け付けました。

 冒頭、清秀顕(きよし・しゅうけん)・真宗大谷派瑞興寺住職は、「お釈迦さまの『殺すな』の教えを具体的に表現しているのが憲法9条」と強調。難波別院の儀式担当者らが鐘をつきました。

 交流会には難波別院のほか、日本山妙法寺大阪道場や大法教団本部、カトリック大阪大司教区、日本キリスト教団大阪教区が参加。日蓮宗や天理教などの信者らでつくる九条の会、平和の会も加わっています。鐘つきは全国各地で実施されました。

「全国に届け」と風船飛ばす

大津

写真

(写真)平和を願い風船を飛ばす滋賀県の日吉9条の会の人たち=9日、大津市

 大津市の日吉9条の会と、しが健康友の会は9日、憲法9条を守りたいとの願いを込めて、土に返る環境対応型の風船100個を飛ばしました。

 今回で3回目となります。

 「NO WAR憲法9条でいこう」と記された風船には「憲法9条は世界の宝」「核兵器のない平和な世界を」などと書かれた短冊がつけられ、会の電話番号も書かれています。

 この日は、毎月9日に開く「9条喫茶」の日。参加者に9条の会の署名を呼び掛け、短冊に平和の思いを書いてもらいました。

 白石道夫・日吉9条の会事務局長は「『農作業をしていたら風船が飛んできた。短冊を見たら全国で頑張っている人がいると、とても励まされた』と遠く富士山を超えて埼玉県から反響も返ってきました」と語っています。



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南側人員の軍事境界線陸路通行と北側地域での滞在規定を原状回復

2009-09-11 | 投稿・投書・私の意見

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軍事境界線通行が正常化 1日から、南側企業も歓迎

 南朝鮮メディアの報道によると、北側が昨年12月以来制限してきた軍事境界線を通じた陸路通行が1日から正常化された。

 これによって、一日あたり6回だった通行回数は23回に増大した。

 北側の朝鮮アジア太平洋平和委員会と南側の現代グループは8月17日、南側人員の軍事境界線陸路通行と北側地域での滞在規定を原状回復させることに合意。その後、北側は同20日、通行制限措置を21日から解除すると南側に通告していた。

 南朝鮮統一部のスポークスマンは31日、北側からの通知にしたがって9月1日から陸路通行と開城、金剛山地区の滞在人員を昨年12月1日以前の状態に戻すと明らかにした。

 また、貨物列車の運行と北南経済協力協議事務所の運営などに関する内容については現在、検討中であることも明らかにした。金剛山地区への出入りに関しては、観光事業が再開されていない現状を考慮したうえで、事業主である現代峨山、北側と協議する予定だと述べた。

 通行および滞在に対する制限措置によって苦境におちいっていた開城工業地区の入居企業側からは正常化措置を歓迎する声があがっている。会社に顧客からの問い合わせの電話が相次ぐなど活気を取り戻しつつあるという。

 開城工業地区企業協議会のユ・チャングン副会長は、今回の措置が取引先からの注文増加のきっかけになるだろうとしている。

                         [朝鮮新報 2009.9.4]

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天ヶ瀬ダムの放流なら、国内問題だけれど・・・・・

2009-09-09 | 韓国・朝鮮の旅

韓国:川で1人死亡5人不明 

       北朝鮮のダム放流が原因か

 【ソウル西脇真一】

 北朝鮮との軍事境界線に近い韓国の京畿道漣川(キョンギドヨンチョン)郡の臨津江で6日朝、川の水位が急上昇し、キャンプや釣 りをしていた人が流され、1人が死亡、5人が行方不明となっている。当時、現場周辺で雨は降っておらず、警察や消防などは、上流にある北朝鮮のダムの放流 が原因とみて、詳しい経緯を調べている。

 韓国統一省は6日、7日に北朝鮮に通知文を送り、遺憾の意を表明し、説明を求めると発表した。

 臨津江は北朝鮮南東部を源流とし、全長254キロ。下流は南北の軍事境界線をなし、河口で漢江と合流する。韓国統一省によると、臨津江下流の水害 防止のため、03年と05年に北朝鮮との間で放流の事前通報について合意したことがある。しかし、最近は合意事例がなく今回も通報はなかったという。