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「もっと勉強して、韓国語で歌詞が書けるようになりたい」

2009-09-15 | 投稿・投書・私の意見
韓国語で綴る夢
「日本デビューの同胞応援したい」

 18歳のときに韓国人アーティスト、SE7ENの作詞家としてデビュー、フリーの歌手としても活躍する在日韓国人3世の文理奈さん(Rina Moon、22、大学4年)。「作詞は裏舞台、歌手は表舞台」と2つの仕事を軽やかにこなす。民団の活動にも熱心だ。

 文理奈さんが作詞家として初めて関わったのは、韓国の男性シンガー、SE7ENだ。これまでの歌の傾向を分析するために、曲は片っ端から聴いた。イベントにも足を運び、ファンクラブのサイトを覗いたりもした。

 「ただ詞を書けばいいということではなく、歌う人間像を把握し、ファンがどういう歌をほしがっているか、どこで喜ぶのか、そこまで知って書きたかった」

 05年5月に発売された2nd シングル「Style」カップリング曲、「FOREVER MIND」は、18歳で作詞家デビューしたときの初作品。自分が持っている心の芯を崩さずにいれば、どんなにつらくても夜は明けるという思いを歌詞に込めた。

 母親と妹の3人暮らし。長女としての責任感がある。「3人で頑張って行くんだという感覚がどこかにあったのかもしれない」。当時、夢を持っていた。諦めない限りはつかめると信じていた。くじけそうになったとき、そっと背中を押してくれるような温もりを感じる内容だ。

 SE7ENには10曲の歌詞を提供した。3rd シングル「スタートライン」の両A面の「Forever」は、ドラマ「着信アリ」の挿入歌にもなった。また日本初アルバム「FIRST SE7EN」では、13曲収録のうち、9曲の歌詞を手がけた。

 中学2年生のとき、歌手を目指してレッスンを始めた。そのころからレッスン場でのイベントやライブで歌った。高校2年生のときに知り合った作曲家から勧 められ、歌詞を書くようになった。最初は勝手がわからず「どぎまぎしながらやっていた」。だが、次第に言葉を紡いでいくことの楽しさを感じていった。

 その後、歌手の浜崎あゆみさんに曲を提供し、日本デビューするSE7ENを手がけることになったプロデューサーの目が、理奈さんの歌詞にとまった。以 後、プロとして歌詞を提供することになった。理奈さんは08年から、SE7ENと同じ事務所の5人グループ、BIG BANGの歌詞を作成している。

民団行事にもたびたび参加

 たいていの作詞家たちは、作詞発注から仕上げまでに3日から約1週間はかかるという。理奈さんの期限は1日。翌日朝には仕上がっている。

 依頼があると、徹底的に曲を聞き込む。「初めての曲だから、その曲がすらっと口ずさめないと言葉が出てこない」。でも本業は大学生。仕事を終えたあとに仮眠を1、2時間とる。次の依頼がくれば音楽をiPotに入れて、学校に向かうという生活だ。

 自らもフリーの歌手として、イベントやライブで歌う。オリジナルのCDでは、自分のありのままの個性を出したいと話す。現在、大手レコード会社で、みず みずしい感性で言葉を紡ぐ、作詞プロデューサーとしても活躍する理奈さん。韓国と韓国語が大好きだ。韓国語は独学で続けている。「もっと勉強して、韓国語 で歌詞が書けるようになりたい」

 今後は、特に「日本でデビューする韓国人アーティストへの歌詞提供に力を入れたい。韓国と日本を知る在日だからこそ、できること」。

 民団のオリニジャンボリーや母国訪問にも参加。学生会にも参加し、同胞の友人たちを得た。大学卒業後には音楽事務所に所属して、歌手として活動の場を広げていくなど、まだ発展途上にある。

(2009.3.11 民団新聞)



誠実な対応が情勢を切りひらく カギ

2009-09-15 | 韓国・朝鮮の旅

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金永南委員長 共同通信社代表団と会見

                         関係改善、「日本当局の態度いかん」

 最高人民会議常任委員会の金永南委員長は10日、万寿台議事堂で表敬訪問した共同通信社代表団(団長=石川聡社長)と会見した。

 共同通信によると、金永南委員長は会見の席上、「関係改善の展望はあくまで日本当局の態度にかかっている」と述べ、民主党を中心とした日本の次期政権に対し、2002年の朝・日平壌宣言を尊重し「実りある関係」づくりを進めるよう呼び掛けた。

 金永南委員長は、「日本が平壌宣言を重視し、宣言に基づき不幸な過去を誠実に清算しようとするのであれば、両国間で解決できない問題はない」と指摘した。

 さらに、「21世紀になっても近くて遠い関係を打破できないことを残念に思う。われわれは日本当局の不当な敵視政策に反対するのであり、日本の国民は敵ではない」と語った。

 同代表団は8~12日まで朝鮮を訪問した。

                            [朝鮮新報 2009.9.14]