“北南政党交流の第一歩”/
朝鮮社会民主党と民衆党が瀋陽で会談
共同討論会、白頭山登山で合意
統一ニュースによると、北側の朝鮮社会民主党と南側の民衆党が20~21日、中国・瀋陽で実務会談を行い、板門店宣言履行のための交流協力事業を行うことで合意した。
![](http://chosonsinbo.com/jp/files/2018/07/125623_65710_4433_R.jpg)
朝鮮社会民主党のリ・グムチョル副委員長(右から3番目)と民衆党のチョン・テフン共同代表(右から4番目)をはじめとする両党のメンバーたち(統一ニュース)
民衆党のチョン・テフン共同代表とキム・ウンジン自主統一委員長は、24日、ソウルの国会の正論館で記者会見を開き、「7月20日、中国・瀋陽で民衆党と朝鮮社会民主党が10年ぶりに対面した。民衆党と朝鮮社会民主党は歴史的な4.27板門店宣言を積極的に支持し、徹底的な履行のための取り組みを行うことにした」と明かした。
今後、合意内容に従い、▼早期の民衆党代表団の平壌訪問▼朝鮮社会民主党と民衆党による「歴史的な4.27板門店宣言支持・履行のための政党の役割」をテーマにした共同討論会の開催▼白頭山共同登山大会の開催――などを推進する。また、迅速な合意事項履行のために、両党は文書交換方式で持続的な協議を行う。
チョン・テフン共同代表は「民衆党は、朝鮮社会民主党との合意事項を早期に実現できるよう努力するとともに、合意実現のために統一部と緊密に協議していく」としながら、「民衆党が南北政党交流の第一歩を踏み出した。これからも、南北間の政党・政治交流の活性化において使命と責任を果たしていく」と強調した。
【民衆党】:2017年10月15日に民衆連合党と新民衆政党が統合して結成された南の進歩政党。6月13日に投開票された統一地方選では基礎自治団体(市・郡・区)の議会議員11人が当選、同日の国会議員補欠選挙では1議席を獲得した。
(朝鮮新報)