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入場券、目標量に比べ152%販売されるなど   障害者スポーツに対する認識転換の契機に!

2018-03-19 | ピョンチャン冬季オリンピック

全国民の応援の中「平昌ドラマ」が幕を下ろした

2018平昌冬季パラリンピック、10日間の熱戦の末閉幕  
入場券、目標量に比べ152%販売されるなど  
障害者スポーツに対する認識転換の契機に 
ペ・ドンヒョン団長「これからもさらに関心を」

2018平昌冬季パラリンピックが今月18日夜、江原道平昌オリンピックスタジアムで行われた閉幕式を最後に、10日間日程を終えた。人間勝利を見せてくれた49カ国の567人の選手たちは2022年北京で会うことを約束し、別れを告げた=平昌/パク・ジョンシク記者//ハンギョレ新聞社

 今月9日に開幕した2018平昌(ピョンチャン)冬季パラリンピックが、10日間の熱戦を成功裏に終え、18日に幕を下ろした。同日午後8時から1時間30分開かれた閉幕式で、各国の選手団は4年後、中国北京で会うことを約束し、別れを告げた。

 歴代最多規模の49カ国から567人の選手が出場し、金メダル80個をめぐって、江原道平昌と旌善(チョンソン)、江陵(カンヌン)で友情レースを展開した今大会は、安定した大会運営や予想を超える観戦客などで合格点を得た。特に、入場券は33万5000枚以上売れて目標量(22万枚)の152%にあたる高い販売率を示した。入場券収入も66億6000万ウォン(約6億6千万円)で史上最多を記録し、大会期間中、平昌五輪プラザ、江陵オリンピックパークなどに32万人以上が訪れたものと集計された。

2018平昌冬季パラリンピック韓国選手団の関係者らが今月18日午後、平昌バイアスロンセンターのベニューメディアセンターで決算記者会見を終えた後、記念撮影をしている=平昌/パク・ジョンシク記者//ハンギョレ新聞社

 閉会に先立ち、同日午後1時30分、平昌バイアスロンセンターのベニューメディアセンター(VMC)で開かれた韓国選手団の決算記者会見で、ペ・ドンヒョン韓国選手団団長(35)は「多くの声援を送ってくれた国民たちに感謝している。これからも障害者スポーツを応援してほしい」とし、「シン・ウィヒョンの金メダルで笑顔で終わることができて嬉しい。アイスホッケーでも銅メダルを獲得するなど、意味のあるパラリンピックだった」と評価した。

 イ・ミョンホ大韓障害者体育会会長は「パラリンピックは単なる運動競技以上の意味がある。今回韓国でパラリンピックが開催され、国民の障害者スポーツに対する認識が変わった」と肯定的に評価した。韓国選手団は「金1、銀1、銅2個で総合10位を達成したい」という目標を掲げたが、目標に近づく善戦を繰り広げた。シン・ウィヒョン選手がクロスカントリースキーで金1、銅1個を獲得し、アイスホッケーでは史上初の冬季パラリンピックメダル(銅)を収穫する成果を上げた。

 チョン・ジンワン韓国選手団総監督は「全国民が一緒に応援してくれた。目標には多少及ばなかったが、初の金メダルを獲得し、クロスカントリースキーだけでなく、スノーボードなどの他の種目でも善戦した」としたうえで、「これから政府の支援だけでなく、民間企業の支援も必要だ。障害者スポーツを応援してほしい」と訴えた。

 大韓障害者体育会によると、国内障害者スポーツは30種目で登録選手1万8000人がおり、40万人が生活体育活動をしている。健常者たちは小学校の時からエリートコースがあるが、中途障害者らは生活体育を通じてスポーツに入門する。イ・ミョンホ会長は「スポーツが障害者たちの社会復帰に影響を与える」とし、「今後、生活体育をさらに活発に進める」と話した。

平昌/キムギョンム先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

聖火は5日に平昌が位置する江原道に入り、9日まで道内の五つの地域で39キロを計410人の走者がつなぐ。

2018-03-05 | ピョンチャン冬季オリンピック

平昌パラの聖火リレースタート 9日に点火

2018/03/04 09:52

【ソウル聯合ニュース】平昌冬季パラリンピック(9日開幕)の聖火リレーが3日、ソウルでスタートした。

一つにされる平昌パラリンピックの聖火=3日、ソウル(聯合ニュース)
一つにされる平昌パラリンピックの聖火=3日、ソウル(聯合ニュース)

 平昌パラリンピックの聖火は京畿道・安養や済州島など韓国内の5カ所でそれぞれ採火され、3日午後に1988年のソウル夏季五輪が開かれたオリンピック公園でパラリンピックの発祥地である英国からの聖火など八つの火を一つにする式典が行われた。

 初日の走者は平昌五輪で最終走者を務めたバンクーバー五輪フィギュアスケート女子金メダリスト、キム・ヨナさんらが務めた。

 聖火は5日に平昌が位置する江原道に入り、9日まで道内の五つの地域で39キロを計410人の走者がつなぐ。ソウルに集結する前、5カ所で2日から行われた聖火リレーを合わせると、計80キロを800人が走ることになる。

 聖火は9日の開会式で点火され、10日間の祭典の幕開けを告げる。

kimchiboxs@yna.co.kr


文大統領が「南北関係が今後、広範囲に拡大して進展すべきだ」と強調すると、北朝鮮代表団は「金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長も同じ意志を持っている」とも話した。

2018-02-26 | ピョンチャン冬季オリンピック

北の金英哲氏、文大統領と会談…「朝米対話を用意」

2018年02月26日07時55分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

  金英哲(キム・ヨンチョル)北朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長が25日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談し、「朝米対話をする用意が十分にある」とし「南北関係と朝米関係が共に発展すべき」という立場を明らかにした。

  文大統領はこの日、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)閉会式に出席するために訪韓した金英哲氏ら北朝鮮代表団と1時間ほど会談した。文大統領が「南北関係改善と韓半島(朝鮮半島)問題の本質的な解決のためにも朝米対話が早期に開かれなければいけない」と指摘すると、北側はこのように答えたと、青瓦台(チョンワデ、大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が伝えた。

  文大統領が「南北関係が今後、広範囲に拡大して進展すべきだ」と強調すると、北朝鮮代表団は「金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長も同じ意志を持っている」とも話した。

  北朝鮮代表団はこの日、公開的に朝米対話の意志を明らかにしたが、すぐに朝米が接触する可能性は未知数だ。青瓦台関係者は「文大統領が金英哲氏の一行とまた会ったり北の代表団が青瓦台を訪問する計画はない」とし「北側と米国代表団との接触も現在のところ予定されていないと把握している」と明らかにした。

  文大統領は北朝鮮の平昌五輪出席に関し、「南北が合同チームを構成し、合同入場をし、全世界の人々に感動を与えた」とし「南北のこうした努力で平昌五輪を平和五輪として開催することになった」と評価した。文大統領は会談で北朝鮮の非核化問題にも言及したという。ただ、北朝鮮が非核化を念頭に置いて朝米対話に言及したかどうかは不透明だ。

  会談には金英哲氏と李善権(イ・ソングォン)祖国平和統一委員長など訪韓した北朝鮮代表団8人全員が出席した。韓国側からは鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台国家安保室長、徐薫(ソ・フン)国家情報院長らが同席した。青瓦台はこの日、文大統領と金英哲氏の会談日程を事前に公開せず、会談後に関連する写真や動画も公開しなかった。

  閉会式は文大統領とトランプ米大統領の長女イバンカ大統領補佐官、金英哲氏らが同じ場所で観覧した。中国の劉延東副首相もいた。文大統領夫妻はイバンカ氏と並んで座り、金英哲氏は後ろの列に座った。

  開会式で共同入場した南北は閉会式ではそれぞれの旗手を置いて入場した。開会式では統一旗(韓半島旗・朝鮮半島旗)を共に掲げたが、閉会式では韓国選手団は太極旗(韓国の国旗)を、北朝鮮選手団は北朝鮮国旗と統一旗をそれぞれ持った。団体服も違った。

  これに先立ち金英哲氏ら北朝鮮代表団はこの日午前、軍事境界線を越えた後、坡州(パジュ)東側の道路とチョンジン橋を通過して韓国入りした。これまで北朝鮮代表団は統一大橋・自由路を利用して移動していたが、野党・自由韓国党の議員らが統一大橋一帯で訪韓を阻止する座り込みを行ったため、政府はこの道を避けて北朝鮮代表団をう回させた。自由韓国党の張済元(チャン・ジェウォン)報道官は「文在寅政権が殺人魔戦犯の金英哲に正門以外の門を開いた」とし「これは国政壟断であり反逆行為」と非難した。

  北朝鮮代表団は27日まで2泊3日間の日程で滞在し、徐薫国家情報院長、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官らに会うとみられる。

米国代表団の一員として訪韓したアリソン・フッカー国家安保会議(NSC)朝鮮半島担当官が、北朝鮮代表団の実務者らと接触する可能性は排除できない。

2018-02-24 | ピョンチャン冬季オリンピック

今度は“閉会式外交”…文大統領・イバンカ・トランプ晩餐

登録:2018-02-24 01:08 修正:2018-02-24 07:34

イバンカ韓国到着、外交折衝戦に突入 
朝米対話“入口”見つかるか 
一緒に来た米国の朝鮮半島専門家たち 
明日訪韓する金英哲と接触機会 
トランプ、新たな対北制裁パッケージ発表 
北朝鮮の反応によって情勢急変の可能性も 
韓国政府、朝米異見調整の役割が必要

文在寅大統領が23日午後、大統領府の常春斎入口で平昌冬季五輪閉会式出席のための米国政府代表団の団長資格で訪韓したドナルド・トランプ大統領の娘、イバンカ・トランプ大統領補佐官に会い握手している=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 ドナルド・トランプ大統領の長女、イバンカ・トランプ大統領補佐官が率いる米国代表団が23日午後に訪韓し、大統領府で文在寅(ムン・ジェイン)大統領と晩餐をした。金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長など北朝鮮代表団も二日後の25日に訪韓する予定なので、平昌(ピョンチャン)冬季五輪閉会式(25日)が開会式(9日)に続き再び重要な外交舞台として注目されている。平昌五輪閉会式外交がどのように展開するかにより、朝鮮半島情勢が揺れ動くものと見られる。

 今回の平昌五輪期間に最も注目される問題は、朝米接触が成功するかどうかだ。北朝鮮と米国の代表団は、韓国に留まる時期が二日(25~26日)重なる。両国の代表団が決意するならば、ソウルであれ平昌であれ、直接会って今後の両国間の本格対話の糸口を開く機会をつかむことができる。しかし、米国側は金英哲副委員長一行に会う計画はないと一線を画している。大統領府も今度は朝米接触を仲裁する意向がないという。

 ただし、米国代表団の一員として訪韓したアリソン・フッカー国家安保会議(NSC)朝鮮半島担当官が、北朝鮮代表団の実務者らと接触する可能性は排除できない。フッカー担当官は、バラク・オバマ行政府時代から朝鮮半島問題を担当してきたベテランで、最近マイク・ペンス副大統領の訪韓にも同行した。また、ジェームズ・クラッパー国家安保局(DNI)局長が2014年11月、北朝鮮に抑留された米国人宣教師ケネス・ペ氏の釈放のために平壌(ピョンヤン)を訪問し、当時偵察総局長だった金英哲副委員長と面談する時も同席した。

 今回の五輪閉会式を契機としては意味ある朝米接触が不発だったとしても、今後の南北米間で試みを続ける余地はある。北朝鮮も米国も対話の意志があるということは、五輪開会式で確認された。ワシントンポストは20日「金与正(キム・ヨジョン)-ペンス接触」が失敗に終わったものの、トランプ大統領をはじめ米国の外交・安保核心関係者たちが集まって朝米間「予備的対話」の必要性について意見の一致を見たと報道した。北朝鮮の立場を代弁してきた総連機関紙の「朝鮮新報」も12日、南北関係の改善が続く限り、核実験と弾道ミサイル発射試験をしないこともできると表わすなど、対話ムードの造成に関心を見せた。

 問題は、朝米間には依然として寒風が吹く中で、予備対話に進むための入口を見つけられずにいるという点だ。ペンス副大統領は22日(現地時間)にも、米国保守主義連盟の年次総会で金与正労働党第1副部長に対して「地球上で最も暴君的で抑圧的な政権の中心柱」と批判した。北朝鮮も23日、労働党機関紙「労働新聞」を通じて「いかなる制裁も挑発も威嚇も、私たちの核保有国の地位を絶対に崩すことはできない」として頑固な立場を再確認した。

米国が米朝対話の可能性を開いてはいるものの対北朝鮮制裁はさらに強化するという、いわゆる「同時的な最大の圧迫と関与」基調に、北朝鮮がどのように反応するのかも未知数だ。 実際、米国は平昌五輪を契機にかろうじて南北間対話の窓が開かれた状況で、再び23日(現地時間)、北朝鮮船舶56隻と海運・貿易会社に対する制裁案を出した。米国の今回の対北朝鮮制裁処置に北朝鮮がどのように反応するかによって、朝鮮半島情勢が大きな影響を受けざるをえなくなった。

 平昌五輪を契機に用意された対話局面が、来月18日に閉会する平昌パラリンピックを前後して1、2カ月以内に朝米対話をする方向につながらなければ、朝鮮半島の緊張指数は再び上がるだろうという見方も出ている。特に延期された韓米合同軍事演習がパラリンピック以後に始まるならば、北朝鮮の強力な反発により「五輪平和」は“しばしの夢”に転落しかねないという心配が多い。

 韓国政府はこうした難しい状況で、朝米間の間隙をあらかじめ狭め、意見の相違を調整して、朝米が向かい合って座れるようにするという容易ならざる課題を推進しなければならない境遇だ。キム・ヨンチョル仁済大教授は「北朝鮮と米国が対話の敷居を高めているため、韓国が異見を調整し仲裁するのは容易でない状況だ。彼らの敷居をなくすための韓国の外交力が重要だが、その努力は時差を置いた南北米の三角対話で試みざるをえない」と話した。キム・ヨンヒョン東国大教授は「政府が“平昌以後”を視野に入れて、金英哲副委員長と十分に対話し、トランプ大統領に直接報告できるイバンカ補佐官に朝米関係の改善に対する間接的メッセージを伝達しなければならない」と話した。

パク・ビョンス先任記者、ノ・ジウォン記者、ワシントン/イ・ヨンイン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国の今大会のメダルは金4、銀4、銅3となり、総合順位は前日から1ランク下落の9位。

2018-02-23 | ピョンチャン冬季オリンピック

[平昌五輪]

韓国“お家芸”ショートでまさかの金なし 目標達成は絶望的=第14日

2018/02/22 23:40

【平昌聯合ニュース】平昌五輪大会第14日の22日、韓国はスピードスケート・ショートトラック男子500メートルで黄大憲(ファン・デホン)が銀メダルを、林孝俊(イム・ヒョジュン)が銅メダルを獲得した。しかし、同種目と共に金メダルが期待されたショートトラック女子1000メートルと同男子5000メートルリレーではメダルを逃し、金メダル8個、銀メダル4個、銅メダル8個で総合4位という目標達成は絶望的になった。韓国の今大会のメダルは金4、銀4、銅3となり、総合順位は前日から1ランク下落の9位。

ショートトラック男子500メートル。2位、3位でゴールする白いユニフォームの黄大憲と林孝俊=22日、江陵(聯合ニュース)</p><p>
ショートトラック男子500メートル。2位、3位でゴールする白いユニフォームの黄大憲と林孝俊=22日、江陵(聯合ニュース)

 韓国が五輪のショートトラック男子500メートルで一度に複数のメダルを取ったのは初めて。しかし金メダルは39秒584の世界新記録をマークした中国の武大靖の手に渡った。

 女子1000メートル決勝では共に優勝候補に挙げられていた沈錫希(シム・ソクヒ)と崔ミン禎(チェ・ミンジョン)がレース終盤に衝突、転倒してメダルを逃す予想外の結果となった。

 男子5000メートルリレー決勝では、1500メートルで金メダルに輝いた林孝俊の転倒もあり4位に終わった。

sarangni@yna.co.kr


マレー監督「次のオリンピックまで行きたい」。昼食にバーベキューパーティーをした後、会見会場に現れた。

2018-02-22 | ピョンチャン冬季オリンピック

女子アイスホッケー単一チームは完璧な「モザイク」だった

登録:2018-02-22 09:17 修正:2018-02-22 11:27

女子アイスホッケーのマレー監督など記者会見 
北朝鮮選手たちとの出会いと思い出などを回想 
マレー監督「次のオリンピックまで行きたい」

サラ・マレー南北女子アイスホッケー単一チーム総監督が21日、江陵オリンピックパーク・コリアハウスで開かれた記者会見で質問に答えている=江陵/聯合ニュース

 南と北、養子と帰化、混血、外国人監督と北朝鮮コーチ…単一チームはさまざまな個性が集まった完璧なモザイクであり、だからより強かった。

 サラ・マレー南北女子アイスホッケー単一チーム総監督が21日、江陵(カンヌン)オリンピックパーク・コリアハウスで韓国選手4人と五輪の旅程を総括する記者会見を行った。前日、スウェーデンとの最終戦などを5敗で終えた単一チームは、昼食にバーベキューパーティーをした後、会見会場に現れた。

 北朝鮮選手たちに関する質問が出ると、2030世代であるゴーリーのシン・ソジョンは「単一チーム結成の話をはじめて聞いたときは、練習だけを一所懸命しようと考えた。でも、一緒に運動しながら南と北の違いというものは感じなかった」と話した。彼女は「鎮川(ジンチョン)選手村で初めて一緒にご飯を食べた時から、彼氏はいるの、どこに住んでいるの、などと聞きながら親しくなった」と回想した。主将のパク・ジョンアも「心を一つにして運動しながら情も湧き、人と人として過ごした。五輪前、仁川(インチョン)でスウェーデンとの強化試合をするとき単一チームとして出た時が一番記憶に残っている」と話した。

21日午後、江原道江陵市のオリンピックパーク・コリアハウスで開かれた2018平昌冬季五輪の女子アイスホッケー単一チーム記者会見で、サラ・マレー総監督が取材陣の質問に答えている。右は主将のパク・ジョンア/聯合ニュース

 「南北選手たちは同じ言葉を話し、同じ姿をした家族」だったというマレー総監督の言葉のように、北朝鮮の選手たちは特別ではなかった。

 韓国女子アイスホッケーの五輪初ゴールの主人公である帰化選手のレンディ・ヒス・グリフィンは「食堂でマクドナルドのアイスクリームを食べるために北朝鮮の選手たちが並んでいて、私も並んだ後、一緒にマックフルーリーを食べたのが一番記憶に残っている」と話した。彼女は米国人の父と韓国人の母の間に生まれた。

 生まれた後、米国家庭の養子となったパク・ユンジョンは「北朝鮮選手らと一緒に鏡浦台(キョンポデ)の海辺に行ってマレー監督を水にはめようといたずらしたり、カフェで話しながら北朝鮮の選手たちをもっとよく知ることができた」と振り返った。彼女は「これまで韓国(の出自であることを)を明らかにすることに消極的な面があった。いまは韓国を代表することができて感謝しているし、誇らしい」と付け加えた。

 アイスホッケー男子選手団は解散したが、女子単一チームは25日の五輪閉幕式までチームを維持する。マレー総監督は「当初、北朝鮮の選手のためのチームトレーニングを計画したが、関東ホッケーセンターリンクは使用できない。ビデオミーティングを通じて北朝鮮の選手たちにもっと教えたい」と強調した。

 マレー総監督は、北朝鮮のパク・チョルホ監督に対する深い信頼を示した。彼女は「五輪開幕式の入場の時、パク監督が私の手を握って一緒に入場した。心がオープンで全面的に私を支援してくれた。パク・チョルホ監督がいなかったら、単一チームは成功できなかっただろう」と評価した。

 大韓アイスホッケー協会と2年契約を延長したマレー総監督は「次のオリンピックまで共にしたい。ただ、単一チームについては言い難い」と話した。

 選手たちは、北朝鮮の選手との別れを準備しなければならない。代表チームのゴーリーのシン・ソジョンは「北朝鮮の選手たちのために一緒に撮った写真をプリントしたり、手紙を書く選手もいると思う」とし、パク・ユンジョンは「一緒に楽しい時間を過ごしたのが一番大きな思い出になる」と話した。

江陵/キム・チャングム記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

朝日新聞の18日付報道について、「北との非公式接触はなかった」と述べた上で、「正式に訂正報道を要請するつもりだ」と伝えた。

2018-02-19 | ピョンチャン冬季オリンピック

北朝鮮への特使派遣は「未定」=韓国政府

2018/02/19 13:55

【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の白泰鉉(ペク・テヒョン)報道官は19日の定例会見で、北朝鮮に特使を派遣するかどうかを問われ、「まだ決まったことはない。関係官庁の協議で立場が調整されるだろう」と述べた。

白泰鉉報道官=19日、ソウル(聯合ニュース)
白泰鉉報道官=19日、ソウル(聯合ニュース)

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は9~11日に妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長を特使として韓国に派遣し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に訪朝を要請した。南北首脳会談などに関する北朝鮮の真意を探るため、韓国からも特使を派遣すべきとの声が一部で出ている。

 白氏は一方、韓国と北朝鮮の当局者が昨年秋から年末にかけて少なくとも2回、平壌で接触し、北朝鮮の平昌冬季五輪参加問題を協議したとする朝日新聞の18日付報道について、「北との非公式接触はなかった」と述べた上で、「正式に訂正報道を要請するつもりだ」と伝えた。

 また、平昌五輪に合わせて韓国を訪れている北朝鮮応援団の帰還時期については、「閉会式(25日)が終わってから戻るものと承知している」と述べた。閉会式に北朝鮮が代表団を派遣する可能性に関しては「南北の間で協議や計画はない」とした。

平昌五輪のスキー競技会場で北朝鮮の国旗を振りながら声援を送る北朝鮮応援団=(聯合ニュース)
平昌五輪のスキー競技会場で北朝鮮の国旗を振りながら声援を送る北朝鮮応援団=(聯合ニュース)

tnak51@yna.co.kr


日本共産党の武田良介議員が日韓首脳会談について説明を求めた

2018-02-18 | ピョンチャン冬季オリンピック

文氏「日本も積極的対話を」

日韓首脳会談で発言 外務省明らかに

写真

(写真)武田良介参院議員

武田議員が質問

 参院国際経済・外交調査会が14日行われ、外務省が北朝鮮問題への主な対応について説明しました。鯰博行参事官は、韓国・平昌(ピョンチャン)で行われた日韓首脳会談(9日)で文在寅(ムン・ジェイン)大統領から安倍晋三首相に「日本も積極的対話に乗り出してはどうか」という発言があったことを明らかにしました。

 日本共産党の武田良介議員が日韓首脳会談について説明を求めたのに対して答えたものです。

 武田議員は「非常に重要なやりとりだ。国際社会の中で、日本に対して対話に乗り出すことを望む大きな流れに注目したい」と述べました。


同じ日、金永南(キム・ヨンナム)北朝鮮最高人民会議常任委員長も、李洛淵(イ・ナギョン)首相が主宰した昼食会で「ソウル・平壌サッカーを再開してはどうか」と話した。

2018-02-17 | ピョンチャン冬季オリンピック

朴元淳ソウル市長、北朝鮮にソウル・平壌サッカー全国体典を提案

登録:2018-02-13 22:37 修正:2018-02-14 07:24

北朝鮮のチェ・フィ、リ・ソングォン委員長に「復活させよう」 
金永南常任委員長も韓国側に 
「ソウル平壌サッカーをまたやろう」提案

 
11日、ソウル国立劇場で開かれた三池淵管弦楽団特別公演の時、観覧席に座った文在寅大統領と金与正・労働党中央委第1副部長。後列に朴元淳ソウル市長とリ・ソングォン祖国平和統一委員長らが座っている=朴元淳市長フェイスブックより//ハンギョレ新聞社

 朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が11日、北朝鮮のチェ・フィ国家体育委員長とリ・ソングォン祖国平和統一委員長に、ソウル-平壌親善サッカー競技であるソウル・平壌サッカーを復活しようと提案したと12日明らかにした。11日には、北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長もソウル・平壌サッカーの復活を提案した。

 ソウル市の朴元淳市長は11日、ソウル国立劇場ヘオルム劇場で開かれた北朝鮮の三池淵(サムジヨン)管弦楽団特別公演を観た後、自身のフェイスブックに「ちょうど北朝鮮のチェ・フィ国家体育委員長とリ・ソングォン祖国平和統一委員長が座っていて、多くの対話をした。特に、ソウル・平壌サッカーの復活、全国体典参加など交流方案について話をした」と書いた。朴市長は昨年も訪韓したチャン・ウン北朝鮮国際オリンピック委員会(IOC)委員に「ソウル・平壌サッカーを再開しよう」と要請したことがある。また、ソウル市は、2019年にソウルが開催する第100回全国体典に平壌市(ピョンヤンシ)の選手団を招請したり、ソウル・平壌が共同開催する方案などを検討してきた。同じ日、金永南(キム・ヨンナム)北朝鮮最高人民会議常任委員長も、李洛淵(イ・ナギョン)首相が主宰した昼食会で「ソウル・平壌サッカーを再開してはどうか」と話した。ソウル・平壌サッカーは、日帝強制占領期間の1929年に始まり、京城(現ソウル)と平壌のサッカーチームが場所を交代して行った親善試合だ。20回開かれた後、1946年に中断された。

ナム・ウンジュ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

これからの対話につながっていく事を願っている。両国が南北統一を進める憲法を守り!

2018-02-16 | ピョンチャン冬季オリンピック

韓国政府、北朝鮮の平昌五輪参加に南北協力基金から2億8千万円を支援

登録:2018-02-15 05:33 修正:2018-02-15 12:14

約480人の滞在費用など 
事後精算のため実際の執行費用は減る可能性も

北朝鮮応援団が今月14日午前、江原道江陵アイスアリーナで開かれた2018平昌冬季五輪フィギュアスケートペアのショートプログラム、北朝鮮のリョム・デオク、キム・ジュシク組の試合を応援している=江陵/パク・ジョンシク記者//ハンギョレ新聞社

 政府は14日、チョ・ミョンギュン統一部長官主宰で南北交流協力推進協議会を開き、北朝鮮の平昌(ピョンチャン)冬季五輪へ参加と関連し、南北協力基金から28億6千万ウォン(約2億8千万円)を支援することを議決した。

 同日、議決された支援金の主な内訳について、ペク・テヒョン統一部報道官は「北朝鮮芸術団や応援団、テコンドー演武団などの宿泊費約12億ウォン(約1億2千万円)、入場料約10億ウォン(約1億円)、輸送費約1億ウォン(約1千万円)など」だとし、「応援団や芸術団などは人数が多く、支援費用が多くかかったと聞いている」と明らかにした。平昌冬季五輪を機に、北朝鮮からは応援団や芸術団、選手団など合わせて約480人が韓国を訪れた。統一部は支援金を平昌冬季五輪大会組織委員会や大韓体育会、世界テコンドー連盟など、行事を主管する機関と団体に支給する。ただし、統一部は「事後精算方式であるため、実際の執行金額は議決の金額より減るものと予想している」と発表した。

 今回の支援は先月9日と17日、板門店(パンムンジョム)の平和の家で開かれた南北高官級会談や実務会談で、南北が北朝鮮代表団の派遣と支援に合意したことによるものだ。政府は北朝鮮選手団と応援団650人が訪韓した2002年釜山(プサン)アジア競技大会の際は13億5500万ウォン(約1億3千万円)を、北朝鮮選手273人が訪韓した2014年仁川(インチョン)アジア競技大会の際は4億1300万ウォン(約4千万円)を支援した。

ノ・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

非核化に向けた北朝鮮の意思表明や意味のある非核化措置を朝米対話の前提条件として掲げたこれまでの方針とは異なり、初期対話のハードルを大幅に下げたものと言える。

2018-02-15 | ピョンチャン冬季オリンピック

米政府内部で対北朝鮮対話に向けた準備シグナルが明確に

登録:2018-02-15 05:36 修正:2018-02-15 12:12

不協和音もなく異例的に「予備対話」の可能性残す方向で意見まとまる 
NYT「微妙ながらも潜在的に重要な変化になるだろう」 
朝米対話など追加動力なければ交渉派の立場狭まる可能性も

ドナルド・トランプ米大統領が今月13日、ワシントンのホワイトハウスで開かれた「アフリカ系アメリカ人歴史月間」行事に出席し、記念演説をしている=ワシントン/新華 聯合ニュース

 これまで対北朝鮮政策めぐる不協和音が続いたドナルド・トランプ政権が、異例的にも「条件のない探索的対話」の可能性を残す方向で意見をまとめている。マイク・ペンス副大統領が最近ワシントン・ポスト紙とのインタビューで、「北朝鮮と対話する用意ができている」という趣旨の発言を行ってから、対北朝鮮基調の転換が明確になっている。

 ヘザー・ナウアート米国務省報道官は13日(現地時間)、定例記者会見で、「相手が何を話したがっているのか、議題を設定するため、そのような議論をどう進めるかについて予め“敷居の低い対話”(chat)をすることもできる」と述べた。ペンス副大統領に続き、「条件のない探索的対話」の可能性について公開的に言及したものだ。ナウアート報道官は「対話の議題は非核化になるだろう」と付け加えたが、探索的対話を通じて事実上すべての議題を論議できるという意向を示したものと見られる。

 ナウアート報道官はまた、ワシントン・ポスト紙とのインタビューにおけるペンス副大統領の発言を繰り返すことで、対北朝鮮政策基調を説明した。最大の対北朝鮮圧迫攻勢を維持しつつも、北朝鮮に対する対話の可能性も残しておく「最大の圧迫と関与の同時並行」を進めるということだ。

 ホワイトハウス国家安保会議の関係者も同日、メディア論評で「朝鮮半島の完全かつ検証可能な非核化は妥協できるものではないという我々の立場を強調するためにも、喜んで北朝鮮に関与する意向がある」と明らかにした。これは、非核化に向けた北朝鮮の意思表明や意味のある非核化措置を朝米対話の前提条件として掲げたこれまでの方針とは異なり、初期対話のハードルを大幅に下げたものと言える。

 ワシントンのある外交消息筋は「戦略的目標は維持するが、戦術的焦点を対話の方向に次第に移している」と、最近のトランプ政権内部の雰囲気を分析した。ニューヨークタイムズ紙も「米国の(対北朝鮮)アプローチに微妙ながらも、潜在的に重要な変化になるだろう」と評価した。

 ただし、ナウアート報道官は「いつか我々が(北朝鮮と)膝をつき合わせて対話することもあるだろう。それは、(北朝鮮が)非核化の地点に到達する意志があるのかをめぐる議論であるべきだ」としたうえで、「まだその地点に到達していない」と述べた。ウォールストリートジャーナルも、北朝鮮が公式であれ非公式であれ、米国との対話に臨む用意ができているといういかなる兆候もないと報じた。このため、朝米間の高官級対話や北朝鮮の核・ミサイル試験中止宣言まで時間がかかった場合、ようやく回復した米国内の交渉派の立場が再び狭くなり、強硬基調に変わる可能性があると指摘されている。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国では最初の曲は「うれしいです」、最後の曲は「私たちの願い」「また会いましょう」を選曲した。

2018-02-14 | ピョンチャン冬季オリンピック

やわらかくなった北朝鮮芸術団「同じでいて全く違った」

元来のスタイルに敏感性が溶け込み 
90分間14曲の構成は同様だったが 
最初と最後の曲を「うれしいです」などに変える 
タイトル・歌詞も変え、親近感が見え 
ヒョン・ソンウォル団長のサプライズ公演も破格の行動

北朝鮮のヒョン・ソンウォル三池淵管弦楽団団長が12日午前、北朝鮮に帰還するためソウルウォーカーヒルホテルの宿舎から出て車に乗ろうとしている/聯合ニュース

 「同じでありながら、違っていた」

 8日と11日、二回披露した北朝鮮芸術団の公演を評価すれば、このように要約できる。北朝鮮芸術団の来韓公演にあわせて発刊された『NK POP:北朝鮮の電子音楽とポピュラー音楽』によると、今回の三池淵(サムジヨン)管弦楽団はこれまで北朝鮮で行われていた公演スタイルを踏襲しながらも、韓国の情緒や政治的敏感性をすべて考慮した舞台を作ったと言える。北朝鮮芸術団の公演は、今回の韓国公演と同様にたいてい90分間、14曲程度のプログラムで構成される。世界の名曲集や、金正日(キム・ジョンイル)総書記関連の曲集で“メドレー”を聞かせながら、実際には約40曲に近い曲を演奏する。今回も90分の公演でクラシック、世界名曲集と韓国歌謡集のメドレーを聞かせた。違いは最初の曲と最後の曲だ。北朝鮮では「愛国歌」「金日成(キム・イルソン)将軍の歌」などが公演の前後を飾るが、韓国では最初の曲は「うれしいです」、最後の曲は「私たちの願い」「また会いましょう」を選曲した。

 この本の共著者であるチョン・ヨンソン建国大学統一人文学研究団教授とハン・スンホ・キョンドン未来戦略研究所南北交流協力チーム長は、今回の公演の最高スターである三池淵管弦楽団のヒョン・ソンウォル団長に対する説明も付け加えた。ヒョン団長は1月15日、北朝鮮芸術団実務接触のために代表団として登場して以来、11日のソウル国立劇場で行われた公演では自ら舞台に上がり、「白頭と漢拏は私の祖国」を率先して歌い、注目を集めた。「プロジェクトチーム」である三池淵管弦楽団を率いたヒョン団長は、本来は「金正恩(キム・ジョンウン)時代のアイコン」と呼ばれる牡丹峰(モランボン)楽団の団長だ。2011年12月の金正日国防委員長の死去で、北朝鮮の新しい指導者になった金正恩労働党委員長は、体制の安定化に向け先代の音楽政治を活発に展開させた。2012年7月、平壌(ピョンヤン)の万寿台芸術劇場で初のテスト公演を披露した牡丹峰楽団は、金委員長が指導者として最も先に果たした成果だ。北朝鮮メディアは「金委員長が直接楽団名をつけ、試演会や公演を数十回にわたって指導した」と報道した。以降、牡丹峰楽団は名節や記念日に欠かさず登場している。

 チョン・ヒョンシク国立国楽院学芸研究士は「2015年の牡丹峰楽団の中国公演当時、『助詞一つたりとも変えることはできない』として公演をキャンセルしたヒョン・ソンウォル団長が、今回は『平和の歌』などのタイトルも変え、一部の歌の歌詞を変えたりするなど、韓国側に近くに寄り添おうと努力した部分が見える」と話した。チョン・ヨンソン教授は「これまで南北関係で音楽は疎通への試金石だった」とし、「南北が6・15南北共同宣言や8・15光復節の他にも、今回の五輪のような平和週間の行事を増やし、南北の共感を増していく努力が必要だ」と話した。

キム・ミヨン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

南朝鮮訪問は、南北関係を改善し、朝鮮半島の平和的環境作りにら有意義なきっかけとなった」と報道した。

2018-02-13 | ピョンチャン冬季オリンピック

北朝鮮「関係改善・平和的環境に有意義なきっかけ」

登録:2018-02-13 04:29 修正:2018-02-13 07:23

労働新聞、高官級代表団の帰還を報道  
文大統領など公演観覧の写真も掲載

북한 노동당 기관지인 <노동신문>은 12일 김여정 당 중앙위원회 제1부부장을 비롯한 고위급대표단이 전날 남쪽 방문을 마치고 귀환했다고 1면에 보도했다. 사진은 고위급대표단 단장인 김영남 최고인민회의 상임위원장이 평양 국제공항에 마중 나온 북한군 의장대를 사열하는 모습=연합뉴스

 北朝鮮メディアは12日の金与正(キム・ヨジョン)労働党中央委員会第1副部長など、平昌冬季五輪の高官級代表団の帰還事実を報道し、「北南関係の改善に有意義なきっかけ」だと評価した。

 「労働新聞」は同日付で、「第23回冬季五輪競技大会の開幕式に参加した金永南(キム・ヨンナム最高人民会議常任委員長)同志を団長とする高官級代表団が11日、平壌(ピョンヤン)に到着した」と報じた。同紙は高官級代表団を乗せた専用機「オオタカ2号」が夜11時10分(ソウル時間)に平壌国際飛行場に着陸したと伝えると共に、「内外の期待と関心を呼び起こした高官級代表団の今回の南朝鮮訪問は、南北関係を改善し、朝鮮半島の平和的環境作りにら有意義なきっかけとなった」と報道した。

 同紙は1面に高官級代表団が帰還した事実と、彼らが文在寅(ムン・ジェイン)大統領と三池淵(サムジヨン)管弦楽団の公演を観覧した事実を、写真と共に掲載した。同紙は公演と関連し、「公演の雰囲気が高まっている中、ヒョン・ソンウォル三池淵管弦楽団長が舞台に上がり、南側訪問についての感想を述べると共に、直接歌を歌うことで、観客をより一層盛り上げた」とし、「公演は観客らの大絶賛を浴びた」と伝えた。

 北朝鮮の立場を対外的に代弁してきた在日本朝鮮人総連合会機関紙「朝鮮新報」も、「五輪を契機にした特使の派遣は、過去二回の南北首脳会談で双方が確約した我が民族の統一理念を、北と南の政府が力を合わせて大胆に実践できる主・客観的条件が成熟しているという判断に基づいている」と分析した。朝鮮新報はまた、「今年(金正恩委員長)の新年の辞で、北と南がこれ以上情勢の緊張を高める行為をしないよう強調した内容に対し、北南対話と関係改善の流れが続く期間中は、北朝鮮側が核試験や弾道ロケットの試験発射を断行しないという見通しを示すのは、論理的にも現実的にも妥当性がある」と報じた。

ノ・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

中国は無私の心で支援する側、AUとアフリカは支援を利用する側であり、双方の協力の状況がどんなものか、最も大きな発言権があるのはAUとアフリカのきょうだいたちだ

2018-02-12 | ピョンチャン冬季オリンピック

中国とアフリカ、西側メディアのデマに反論

人民網日本語版 2018年02月11日13:41
 

外交部の王毅部長は8日、中国を訪問したアフリカ連合(AU)委員会のムーサ・ファキ委員長とともに中国-アフリカ連合第7回戦略的対話を実施し、その後で行われた共同記者会見に臨んだ。王部長とファキ委員長は西側メディアが「中国はAU本部会議センターの建設を支援する立場を利用してAUを盗聴した」と伝えたことについて、相次いで反論した。

ファキ委員長は、「AU本部会議センターは中国が善意の支援により建設したもので、個別のメディアがAU首脳サミットの開催直前にこのような情報を突然発表したのは、決して偶然ではなく、完全にデマであり、面倒を引き起こそうとしているからだ。AUは、中国にはそのようなことはしなかったし、する必要もないとわかっている。中国・アフリカ関係は動揺してはならず、AUと中国の現在の共同任務は協力を強化すること、双方の国民の幸福を増進することにほかならない。このようなデマが中国・アフリカ関係に損害を与えることはあり得ないし、私たちの心をばらばらにすることもできない」と述べた。

王部長は、「AU本部会議センターは中国・アフリカの友情の象徴であり、中国・アフリカ協力の結晶であり、いかなる個人や勢力もこれを侮辱するわけにはいかない。中国は無私の心で支援する側、AUとアフリカは支援を利用する側であり、双方の協力の状況がどんなものか、最も大きな発言権があるのはAUとアフリカのきょうだいたちだ」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2018年2月11日


金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が10日、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領と早期に会う用意ができている」として、訪朝を公式要請した。

2018-02-11 | ピョンチャン冬季オリンピック

金正恩、文大統領に「都合の良い時に訪朝を」招請

登録:2018-02-10 18:27 修正:2018-02-11 07:51

文大統領「今後、条件を整えて成功させよう 
朝米対話は絶対に必要…積極的に取り組んでほしい」要請 
キム・ヨジョン副部長 
大統領府礼訪し金正恩委員長の親書伝達

文在寅大統領が10日午前、大統領府で平昌冬季五輪を契機に訪韓した北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長、金正恩・北朝鮮労働党委員長の妹の金与正・労働党中央委第1副部長をはじめとする北朝鮮高位級代表団を迎えている=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が10日、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領と早期に会う用意ができている」として、訪朝を公式要請した。これに対し文大統領は「条件を整えて成功させよう」と答えた。

 キム・ウィギョム大統領府報道官はこの日ブリーフィングで「文大統領は今日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の特使資格で訪韓した金与正(キム・ヨジョン)鮮労働党中央委員会第1副部長と平昌(ピョンチャン)冬季五輪高位級代表団長の金永南(キム・ヨンナム)最高人民委員会常任委員会委員長に会った」として「キム・ヨジョン特使は、金正恩国務委員長の南北関係改善意志を込めた親書を伝達し『文在寅大統領に早期に会う用意がができている。都合の良い時に北を訪問して下さることを要請する』という金正恩国務委員長の招請意志を口頭で伝達した」と話した。これに対し文大統領は「今後条件を整えて成功させよう」と答えた。文大統領は特に「南北関係発展のためにも、朝米間の早期対話が必ず必要だ」として「米国との対話に北側がより積極的に出てほしい」と頼んだ。これに対し北朝鮮側高位代表団は「傾聴した」と、大統領府関係者が伝えた。ある大統領府関係者は、文大統領が朝米対話を強調したことに関して「南北関係改善にスピードを上げることが重要だが、それは南北関係だけでなされることではない」として「(南北関係と朝米関係という)二つの車輪が同時に回らなければならないという意味の言及のようだ」と話した。

 文大統領と北朝鮮高位級代表団は、平昌五輪の成功的開催に関しても力を集めようと話した。金永南委員長は「平昌冬季五輪の開会式が成功裏に行われたことに対し南北が共に祝おう」と話し、これに対し文大統領は「北朝鮮代表団の訪韓で平昌五輪が平和の五輪となり、朝鮮半島の緊張緩和と平和定着、および南北関係を改善させていく契機になった」と答えた。キム報道官は「文大統領は、北朝鮮高位級代表団と友好的な雰囲気の中で、南北関係と朝鮮半島問題全般について幅広い議論をした」とし、「南北は今回の平昌五輪をきっかけに用意された朝鮮半島の平和と和解の良いムードを継続し、南北間対話と交流協力を活性化して行こうとの認識を共にした」と話した。

金永南・北朝鮮最高人民会議常任委員長と金与正・労働党中央委員会第1副部長の大統領府芳名録=大統領府提供//ハンギョレ新聞社

■キム・ウィギョム報道官ブリーフィング全文

 文在寅大統領は今日、金正恩国務委員長の特使資格で訪韓した金与正朝鮮労働党中央委員会第1副部長と平昌冬季五輪高位級代表団長である金永南最高人民委員会常任委員会委員長に会いました。

 金与正特使は、金正恩国務委員長の南北関係改善意志を込めた親書を伝達し「文在寅大統領に早期に会う用意ができている。都合の良い時に北を訪問して下さることを要請する」という金正恩国務委員長の招請意志を口頭で伝達しました。

 これに対し文大統領は「今後条件を整えて成功させよう」という意向を明らかにしました。

 金永南高位級代表団長は、文大統領に「平昌冬季五輪開会式が成功裏に行われたことについて南北が共に祝おう」と話しました。

 文大統領は、北朝鮮高位級代表団と友好的な雰囲気の中で、南北関係と朝鮮半島問題全般について幅広い議論をしました。

 文大統領は特に「南北関係発展のためにも朝米間の早期対話が必ず必要だ」として、米国との対話に北側がより積極的に立ち向かうことを要請しました。

 文大統領は「北朝鮮代表団の訪韓で平昌五輪が平和の五輪となり、朝鮮半島の緊張緩和と平和定着、および南北関係を改善させていく契機になった」と話されました。

 南北は今回の平昌五輪をきっかけに用意された朝鮮半島の平和と和解の良い雰囲気を継続して、南北間対話と交流協力を活性化していこうという認識を共にしました。

 文大統領は、北朝鮮代表団と面談を持った後に昼食を共にしました。

文在寅大統領が10日午前、大統領府で金正恩・北朝鮮労働党委員長の妹の金与正・労働党中央委第1副部長から金正恩委員長の親書を受け取っている/聯合ニュース
ソン・ヨンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )