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非核化と終戦宣言めぐる交渉の加速化に期待  ビーガン対北朝鮮特別代表、10日に訪韓 

2018-09-12 | 米朝会談

トランプ大統領「サンキュー、

金正恩…悲観論者らが間違っていることを証明する」

トランプ大統領、北朝鮮の軍事パレード直後にツイート 
「非核化の約束示そうとする行動」  
非核化と終戦宣言めぐる交渉の加速化に期待 
ビーガン対北朝鮮特別代表、10日に訪韓 
「非核化の進展させる協議を期待」

 
          スティーブン・ビーガン米国務省北朝鮮政策特別代表が今月10日午後、仁川国際空港を通じて入国し、取材陣の質問に答えている/聯合ニュース

 ドナルド・トランプ米大統領は、北朝鮮が「朝鮮民主主義人民共和国創建」70周年記念日の9日、平壌(ピョンヤン)の金日成(キム・イルソン)広場で進行した軍事パレードで、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を登場させなかった事実と関連し、再び「サンキュー、金正恩(キム・ジョンウン)」を叫んだ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領特別使節団の5日の訪朝以降、北朝鮮に対するトランプ大統領の友好的発言が相次いでいる。このような状況で、10日午後に韓国を訪問したスティーブン・ビーガン米国務省新北朝鮮政策特別代表が、外交長官や統一部長官など韓国政府の高官らにどのようなメッセージを伝えるかに注目が集まっている。

 トランプ大統領は、北朝鮮の軍事パレードが終わった9日午前(現地時間)、ツイッターに「北朝鮮がこれまで通りに核・ミサイルを披露することなく、政権樹立70周年を記念する軍事パレードを行った」とし、「テーマは平和と経済開発だった」と書き込んだ。彼は「専門家らは、北朝鮮がトランプ大統領に非核化に対する約束を示すために、核・ミサイルを(軍事パレードから)除外したと信じている」という「フォックスニュース」の報道を付け加えた。

 トランプ大統領はさらに、「これは北朝鮮による大きくてとても肯定的な声明(statement)」だとしたうえで、「金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長、ありがとう」と書いた。彼は「我々は(悲観的な)人たちが皆間違っているということを証明する!」と付け加えた。文大統領の特使団が金委員長と面会して以来、トランプ大統領が4日間で3度目に送った対北朝鮮友好メッセージだ。

 トランプ大統領がこのように北朝鮮に肯定的な発言を続けていることを受け、朝米の非核化と終戦宣言など、相応措置をめぐる交渉に弾みがつくのではないかという期待感が高まっている。6・12シンガポール朝米首脳会談に至る過程のように、今回も両国の最高指導者のトランプ大統領と金委員長の「トップダウン」方式で決断が行われる可能性もあるという期待混じりの見通しだ。

 ただし、ワシントンの外交街と米国の専門家らは、非核化と関連した北朝鮮の具体的初期処置が担保されてこそ、マイク・ポンペオ国務長官の4度目の訪朝が再推進されるなど朝米交渉が加速化するものと見ている。実際、米国政府の対北朝鮮交渉の責任者であるポンペオ長官はトランプ大統領よりも慎重な反応を示した。彼は6日(現地時間)、インドのニューデリーで韓国の対北朝鮮特使団が伝えたメッセージをもとに、朝米交渉の再開が可能かという質問に対し、「まだやるべきことが多い状況」だと原則的な立場を示しただけだ。朝米関係に詳しい政府関係者は「トランプ大統領のメッセージは良いシグナルだが、実際に交渉する人(ポンペオ長官)にとっては、ディテールに入ると問題が簡単でないため、控えめな反応を示したもの」だとし、「特使団の訪朝と関連し、具体的にまとめられた米国側の立場はまだ届いていない。数日はかかるだろう」と話した。まだ、特使団の訪朝後の米政府の雰囲気を正確に把握することは難しいという意味だ。

 一応、トランプ行政府は10日(韓国時間)、チョン・ウィヨン大統領府国家安保室長とジョン・ボルトン・ホワイトハウス国家安保補佐官の電話会談と、同日にソウルを訪問したビーガン特別代表と韓国政府当局者らの面会結果などを総合し、今後の対応方向を決める可能性がある。先月23日(現地時間)の任命後、初めて来韓したビーガン特別代表は10日、仁川空港で記者団に「我々がいかに非核化を進展させ、朝鮮半島に恒久的な平和をもたらすかをめぐる(韓国側との)協議をとても期待している」と述べた。ソウル到着直後、対話相手のイ・ドフン外交部朝鮮半島平和交渉本部長と夕食を共にしたのに続き、11日にはカン・ギョンファ外交部長官とチョ・ミョンギュン統一部長官と面会し、イ本部長と会談を行う。ビーガン特別代表は大統領府国家安保室関係者とも面会する予定だという。政府関係者は「(ビーガン特別代表が)懸案について基本的な立場はもってくるだろうが、具体的なことは会ってみなければ分からない。米国は南北首脳会談に関心を持っているはずだから、それに対する米国の考えを伝え、私たちの考えも聞こうとするだろう」と話した。

ワシントン/ファン・ジュンボム特派員、キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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南北・韓米首脳会談の後、政策決定する見込み。

2018-09-09 | 米朝会談

[ニュース分析]ボール渡された米国が慎重な反応示す理由とは

登録:2018-09-08 06:32 修正:2018-09-08 07:54

具体的な評価避け、淡々とした反応 
ポンペオ長官「言及差し控えたい」 
ボルトン補佐官「韓米引き続き連絡」 
 
北朝鮮「相応の措置」を再度要求 
「核施設の公開-終戦宣言」めぐる膠着は変わらず 
専門家ら「ポンペオ長官が再び訪朝するには不十分」 
南北・韓米首脳会談の後、政策決定する見込み

金正恩-トランプ交渉スタイルの比較//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領の対北朝鮮特別使節団の5日の訪朝結果について、米国当局は具体的な評価を避け、淡々とした反応を示した。米国内の朝鮮半島専門家らは、北朝鮮が「トランプ大統領第1期目の任期(2021年1月)内に非核化」というタイムテーブルを提示し、ボールを米国に渡しただけに、今月18~20日の第3回南北首脳会談と今月末の韓米首脳会談が終わった後、米国の対北朝鮮政策方針が決定されると予測した。

 ワシントンのある外交消息筋は6日(現地時間)、米政府内の雰囲気が「悪くはないようだ」と評した。一応、トランプ大統領が6日、ツイッターを通じて「金委員長に感謝する。我々は共に(非核化を)成し遂げる」という肯定的なメッセージを送った。金委員長に対する親密感を示し、改めて対話への意志をアピールしたのだ。

 しかし、米国務省や他の高官たちは控えめな反応を示した。マイク・ポンペオ国務長官はインドで「北朝鮮と進めている議論については言及を差し控えたい」としたうえで、「やるべきことが山積している」と述べており、ジョン・ボルトン・ホワイトハウス国家安保補佐官も、チョン・ウィヨン大統領府国家安保室長との通話会談の事実を明らかにしたうえで、「南北首脳会談と韓米首脳会談前に引き続き連絡することにした」と言及するにとどまった。国務省報道官室もハンギョレの取材に対し、「世界が注目する非核化は金正恩(キム・ジョンウン)委員長の約束だ。トランプ大統領と金委員長の約束が守られると確信している」とし、非核化を強調した。

 米政府が概ね慎重な反応を示した理由は、対北朝鮮特使団を通じて伝えられた北朝鮮のメッセージが複合的なものであるためとみられる。金委員長が非核化のタイムテーブルを提示したのは、非核化の意志をもう少し具体化したものであり、朝鮮半島の非核化の成果を再選につなげたいトランプ大統領の思惑とも符合する。また、金委員長が「終戦宣言は在韓米軍の撤退や韓米同盟の弱体化とは関係ない」と明らかにしたことも、米国の負担を減らす意味がある。

韓国の特使団が伝えた北朝鮮の金正恩国務委員長のメッセージについて「謝意」を表するドナルド・トランプ大統領の今月6日のツイッター//ハンギョレ新聞社

 しかし、米国が北朝鮮に核兵器・施設を申告することを要求してきたことに対し、金委員長は、豊渓里(プンゲリ)核実験場と東倉里(トンチャンリ)ミサイル試験発射場の廃棄などを言及し、米国に「相応の措置」(終戦宣言)を再度要求した。「核施設の公開」と「終戦宣言」が対立する“膠着構造”が崩れていないわけだ。

 米国内の朝鮮半島専門家らも、特使団の訪朝結果を総論では肯定的に評価しながらも、今後の朝米交渉の見通しについては慎重な意見を示した。ジョン・フェッファー米外交政策フォーカス所長は「南北はもちろん、朝米関係のモメンタムを維持することに成功したため、全般的に肯定的」だとしながらも、「トランプ大統領は11月の中間選挙前に対北朝鮮政策が成功的だということを立証して見せるため、ポンペオ長官の再訪朝を推進するだろう」と見通した。パク・ジョン・ブルッキングス研究所研究員は、金委員長がトランプ大統領に「変わらぬ信頼」を示したことに注目し、「金委員長が、トランプ大統領の国内状況のため機会の窓が閉じるかもしれないと見て、平和宣言に向けた魅力攻勢を強化しようとしている」と指摘した。

 フランク・オム米平和研究所上席研究員も「特使団の訪朝結果は鼓舞的かつ有用だ」と評価した。しかし、結果に核施設・物質の申告や生産の凍結などの非核化の主要措置が抜けた点を挙げ、「ポンペオ長官が再び北朝鮮を訪問するにはまだ不十分」だと話した。彼は「文在寅大統領が今月の南北首脳会談で、北朝鮮から大きな譲歩を引き出すことが重要だ。そうしてこそ、ポンペオ長官の4度目の訪朝と第2回朝米首脳会談が可能になる」と話した。

 スコット・スナイダー米外交協会主任研究員は「米国が北朝鮮の非核化に韓国の助けを求めているため、(北朝鮮が)非核化を南北対話の議題として認めたのは良い知らせ」だと述べ、韓米の非核化協力を強調した。彼は「対北朝鮮制裁の免除を求める韓国の要求が、北朝鮮の非核化の核心的テコ(制裁)を弱体化させないよう、韓米が緊密に協力しなければならない」と話した。

 このような状況を考慮すると、米国は、第3回南北首脳会談と国連総会での韓米首脳会談を通じて、北朝鮮の真意を確認してから、対北朝鮮交渉の方向を決めるものとみられる。金委員長とトランプ大統領の両方を説得し、決断を引き出さなければならない文大統領の役割がさらに重要になったわけだ。その前に先月末に取りやめになったポンペオ長官の4度目の訪朝が再開されるのは容易ではないというのが消息筋の大方の見解だ。

ワシントン/ファン・ジュンボム特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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遺骨は北朝鮮から先月27日に移送された。彼らに最後の敬意を表し、花をささげる。

2018-08-02 | 米朝会談

米兵遺骨の返還式典 

在韓米軍基地で開催=ハワイに移送へ

2018/08/01 20:26

【烏山(共同取材団)、ソウル聯合ニュース】朝鮮戦争で戦死したり行方不明になったりした米兵の遺骨55柱を米国に送る返還式典が1日、ソウル南方の米空軍烏山基地で開かれた。遺骨は北朝鮮から先月27日に移送された。

返還式典の様子=1日、平沢(聯合ニュース)
返還式典の様子=1日、平沢(聯合ニュース)

 同基地内の格納庫で開かれた式典には、宋永武(ソン・ヨンム)韓国国防部長官、ブルックス在韓米軍司令官(韓米連合軍司令官兼務)、鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)韓国軍合同参謀本部議長、ハリス駐韓米国大使ら韓米の関係者約500人が出席した。

 ブルックス氏は「北朝鮮との人道主義的協力により7月27日に55柱の遺骨が返還された。われわれは(朝鮮戦争当時の)国連軍司令部と韓国軍の後継者としてこの場に集まった。われわれは崇高な犠牲の恩恵を受けた者として彼らに最後の敬意を表し、花をささげる」と追悼の辞を述べた。

追悼の辞を述べるブルックス在韓米軍司令官=1日、平沢(聯合ニュース)
追悼の辞を述べるブルックス在韓米軍司令官=1日、平沢(聯合ニュース)

 遺骨は米軍の大型輸送機C17でハワイのヒッカム空軍基地に移され、ペンス副大統領が遺骨を迎える予定だ。

 米兵の遺骨返還は、6月の朝米(米朝)首脳会談で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)とトランプ大統領が合意し、共同声明に記された。

 北朝鮮と米国は先月15~16日、南北軍事境界線がある板門店で将官級協議と実務協議を開き、55柱の遺骨を同27日に航空機で送還することで合意した。

hjc@yna.co.kr

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北朝鮮が最近在外公館に対し「終戦宣言は北朝鮮の存在を世界に知らせるうえで有効だ」として、終戦宣言実現のための世論造成のために努力・・・

2018-07-21 | 米朝会談

「北朝鮮、非核化のための次の措置をとる条件として米国に終戦宣言を要求」

登録:2018-07-20 22:25 修正:2018-07-21 07:11

朝日新聞「金英哲副委員長がポンペオ長官訪問時に言及」

北朝鮮を訪問したマイク・ポンペオ米国務長官(左)が7日、金英哲北朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長と二日目の面談のために百花園招待所で会い握手している=平壌/AP聯合ニュース

 北朝鮮が非核化のための「次の措置」を取るための条件として、朝鮮戦争終戦宣言を要求したという日本のマスコミの報道が出てきた。

 朝日新聞は20日、複数の朝米関係消息筋を引用して、金英哲(キム・ヨンチョル)北朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長が、6~7日に朝米高官級対話のために3回目の平壌(ピョンヤン)訪問をしたマイク・ポンペオ米国務長官に対し、「(朝鮮戦争)終戦宣言は、米国が私たちを普通国家として認定する最善の方法」とし、米国が終戦宣言に応じなければ、北朝鮮も非核化を進めがたいという認識を明らかにしたと報道した。この新聞はまた、別の消息筋を引用して、ポンペオ長官が北朝鮮の終戦宣言要請を拒否はしなかったが、具体的にこの問題に対する協議はなされなかったと伝えた。朝日新聞はまた、北朝鮮が最近在外公館に対し「終戦宣言は北朝鮮の存在を世界に知らせるうえで有効だ」として、終戦宣言実現のための世論造成のために努力するよう指示を与えたと伝えた。

 北朝鮮は、3月に韓米を相手に非核化を前提とした本格対話に出た後、核とミサイル実験の凍結、北部核実験場の閉鎖など種々の先行措置を取った。しかし、6・12シンガポール朝米首脳会談から一カ月が過ぎても、非核化のための日程表(timeline)作成など本格的な初期措置に入る兆しを見せていない。

 逆に北朝鮮は、ポンペオ長官の3回目の訪朝直後の7日、外務省報道官談話を通じて、米国が「情勢の悪化と戦争を防止するための基本問題である朝鮮半島平和体制構築問題については一切言及せずに“すでに合意した”終戦宣言問題までいろいろな条件と口実をつけて後送りしようとしている」と不満を爆発させた。北朝鮮は米国が終戦宣言をし終えれば、北朝鮮に対する強硬政策を行うことが難しくなり、体制保証に役立つという判断を下していると伝えられた。

 それに対しポンペオ長官は8日、東京で開かれた韓米日外相会議で「シンガポール首脳会談の共同声明の3つの部分である、平和な国家間関係構築、北朝鮮とその国民に対する安全保証増大と非核化を併行して推進する必要がある。そうした努力を同時にする必要がある」として一歩退く様子を見せた。米国も終戦宣言自体に対しては肯定的立場だが、非核化のための北朝鮮の明確な行動がなされていない状況で、この措置を取るのは時期尚早と見ている。また、終戦宣言をし終えれば、国連司令部廃止▽在韓米軍縮小・撤収など、新たな問題に火が点くこともありうる。

 朝米が激しい“神経戦”を行っているという兆しは、随所で確認される。朝日新聞は、19日には朝米関係消息筋を引用して、朝米が6~7日に合意した非核化作業のための“実務グループ”設置に難色を示していると伝えた。両国が非核化とそれに対する相応措置である体制保証などの要求を突きつけ合い、譲歩なき対立を続けているわけだ。こうした中で、ドナルド・トランプ大統領は最近「非核化には予想より多くの時間がかかりうる。時間制限を設けていない」として、交渉の長期化を念頭に置いたような発言を続けている。

東京/チョ・ギウォン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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今後、朝米関係の改善と北朝鮮核交渉などにも肯定的な影響を及ぼすものと見られる。

2018-07-17 | 米朝会談

朝米、板門店会談開き遺骨の送還時期・方式などを協議

登録:2018-07-16 05:52 修正:2018-07-16 07:20

朝鮮戦争当時、北朝鮮地域で戦死した米軍の遺骨の送還問題を議論した朝米板門店会談が開かれた15日午前、京畿道坡州市統一大橋の南端から米軍車両が国連の旗をつけて臨津江を渡っている=坡州/聯合ニュース

 朝米間の米軍遺骨送還に関する会談が15日、板門店(パンムンジョム)で開かれた。朝米首脳間の合意事項を履行するための会談が実現したことで、今後、朝米関係の改善と北朝鮮核交渉などにも肯定的な影響を及ぼすものと見られる。

 外交消息筋は同日、「北朝鮮と米国の代表団が同日午前、板門店共同警備区域(JSA)で会談し、朝鮮戦争当時、北朝鮮地域で死亡した米軍遺骨の送還時期と方式などについて話し合った」と話した。同日の会談に米国側からはマイケル・ミニハン在韓国連軍司令部参謀長兼在韓米軍司参謀長(空軍少将)が首席代表として出席したという。北朝鮮代表団は具体的に確認されていないが、北朝鮮軍中将(少将)を首席代表として米軍側と格を合わせたものとみられる。

 具体的な会談の結果はまだ公開されていない。追加の後続会談が開かれるかどうかも不透明だ。しかし、同日の会談で、近日中に米軍遺骨の送還が行われる可能性が高いものと見られている。消息筋は「朝米はこの日、米軍遺骨の送還に原則的に合意した後で会っており、同日の会談では召喚の時期と方式などを協議したと聞いている。朝米間で特別に意見の相違があるほどの事案があるとは思えない」と話した。米国代表団は会談の結果を本国に報告した後、近く発表する予定だという。

 同日の会談は、北朝鮮側が12日に行った修正提案によるものだ。米国代表団は当初、12日に開かれると予想し、板門店で北朝鮮代表団を待っていたが、北側が北朝鮮と国連軍司令部間の直通電話で「遺骨の送還の準備がまだ整っていない。15日に会談を開こう」と提案したことを受け、会談の日程を変更した。当時、北朝鮮は「15日の会談では首席代表の格を上げて北朝鮮軍と国連軍司令部間の将官級会談にしよう」と米国に提案したという。北朝鮮は1990年代初め、一方的に休戦協定体制の「軍事停戦委員会」を拒否し、必要に応じて、北朝鮮-国連軍司令部間の軍事会談を提案し、また会談の提案に応じてきた。北朝鮮と国連軍司令部間の将官級会談は、1998~2009年に16回開かれ、今年2009年3月に会談を最後に9年4カ月間にわたり行われなかった。

 しかし、米軍側は「今回の会談と北朝鮮軍と在韓国連軍司令部間の将官級会談は異なるもの」だと強調した。在韓米軍の関係者は「北朝鮮と国連軍司令部の将官級会談の際は米軍や韓国軍、英国軍などの国連参戦国の代表たちが含まれた代表団を構成する。今回の会談は米軍遺骨の送還が議題であるため、米軍だけが参加した。実際会談を主管する主体も、在韓国連軍司令部ではなく、米国務省だ。米軍遺骨送還問題をめぐる朝米間の交渉と見るべきだ」と話した。

 同日の会談では遺骨の送還問題だけが取り上げられたと、外交消息筋が伝えた。しかし、北朝鮮が遺骨の送還に伴う見返りを要求したり、終戦宣言などをめぐる各種懸案を協議する後続の将官級会談の開催などを要求した可能性もささやかれている。米軍遺骨の送還は6・12朝米首脳会談で金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とドナルド・トランプ米大統領の間で合意された事案だ。在韓米軍は先月23日、米軍遺骨の送還に向け、木でできた臨時運送のケース約100箱とその台、国連旗などを板門店共同警備区域に移送したと明らかにした。

パク・ビョンス先任記者、キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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朝米関係を戦争から平和に転換する過程で、米国の対北朝鮮体制保証の「初の措置」という・・・

2018-07-10 | 米朝会談

[ニュース分析]終戦宣言急ぐ北朝鮮、非核化に連携し先送りする米国

登録:2018-07-09 06:48 修正:2018-07-09 10:05
[朝米、終戦宣言めぐり対立] 
 
北朝鮮、「体制保証の初の工程」と認識  
会談で終戦宣言の履行を提案  
「米国、言い訳並べ先送り」と批判 
 
米国、会談で直接言及せず  
非核化交渉のカードとして利活する意図  
大統領府、言及控え「うまく解決できることを期待」

 
 金英哲労働党副委員長とマイク・ポンペオ米国務長官の「高官級会談」が行われた日であり、金日成主席24周忌を翌日に控えた7日、平壌の万寿台で子どもたちが金日成、金正日の銅像に参拝して帰っている=平壌/AP聯合ニュース

 朝鮮戦争の終戦宣言が「6・12朝米首脳会談共同声明」の履行過程のホットポテト(厄介な問題)に急浮上した。マイク・ポンペオ国務長官が7日に平壌を出発した直後、北朝鮮が「外務省報道官談話」(以下談話)を通じて、終戦宣言と関連した米国の「一貫性もなく消極的態度」を非難したからだ。

 終戦宣言は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が朝鮮半島における平和体制の構築過程で重要な架け橋として主導的に推進してきた「文在寅議題」であるため、韓国も直接当事者だ。大統領府が「朝米が真剣で誠実な姿勢であるため、問題がうまく解決されると期待している」(キム・ウィギョム報道官)とし、非常に慎重な姿勢を示しているのもこのためだ。

 北朝鮮は7日夜の「談話」を通じて、金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長がポンペオ長官との高官級会談で「朝鮮半島における平和体制の構築のため、朝鮮の休戦協定締結65周年を契機として終戦宣言を発表することに関する問題を討議することを提起した」と明らかにした。ところが「米国側は情勢の悪化と戦争を防止するための基本問題である朝鮮半島の平和体制構築問題については一切言及せず、すでに合意された終戦宣言の問題まで条件と口実を並べ、遠く先送りにしておこうとする立場を取った」と批判した。さらに、「終戦宣言は北南間の板門店(パンムンジョム)宣言にも明示された問題で、朝米首脳会談でもトランプ大統領の方がより熱意を見せていた問題」だったという事実を想起させた。チョ・ソンニョル国家安保戦略研究院首席研究委員は「米国が体制保証の話をしなかったことに対する不満」だと解釈した。

 北朝鮮は「早期終戦宣言」の意味についても、公開的には初めて見解を明らかにした。第一に、「朝鮮半島で緊張を緩和し、強固な平和保障体制を構築するための初の工程」であり、第二に「朝米間の信頼構築のための優先的な要素」であり、第三に「およそ70年間持続してきた朝鮮半島の戦争状態を終結させる歴史的な課題」だということだ。要するに、朝米関係を戦争から平和に転換する過程で、米国の対北朝鮮体制保証の「初の措置」ということだ。

 文在寅大統領は「北朝鮮が持っている安保の面での懸念を解消できる案」の一つとして、「朝米首脳会談が成功した場合、南北米3カ国首脳会談による終戦宣言の推進」を期待すると明らかにした。トランプ大統領も「彼ら(南北)は(朝鮮戦争)終戦問題を協議しており、私はこの協議を祝福する」と述べるなど、終戦宣言に対して肯定的な発言を繰り返してきた。

 しかし、ポンペオ長官は8日、東京で開かれた韓日米外相会議後の記者会見で、北朝鮮のこのような反発にもかからわず「終戦宣言」に関して直接的な言及をしなかった。

 これと関連し、北朝鮮の事情に詳しい元高官は「談話で、北朝鮮が米国に提起した不満の核心が終戦宣言の問題」だとし、「逆説的に、終戦宣言問題で進展が見られれば、朝米交渉に重大な突破口が切り開かれるかもしれない」と指摘した。

 早期の終戦宣言に関する米国の“態度変化”の背景をめぐっては、専門家らの間でも分析が分かれている。まず「実務準備の不足」が挙げられる。米国の対北朝鮮制裁のかなりの部分が朝鮮戦争の時から続いているため、宣言に先立ち、敵国通商法など国内法の対北朝鮮制裁条項を再検討しなければならないが、そのような実務作業がまだ行われていないという指摘だ。第二に、非核化を後押しする交渉カードとして残している可能性もあるという分析もある。

イ・ジェフン、ノ・ジウォン、キム・ボヒョプ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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 マイク・ポンペオ米国務長官の5日の3回目の北朝鮮行きを控えて、米国務省が公開的に北朝鮮に非核化のタイムテーブルを提示しないと明らかにした。

2018-07-05 | 米朝会談

ポンペオの訪朝控えた米国務省、ボルトンの「1年以内非核化」に反駁

登録:2018-07-04 23:22 修正:2018-07-05 06:57

 
                                       マイク・ポンペオ米国務長官=資料写真//ハンギョレ新聞社

 マイク・ポンペオ米国務長官の5日の3回目の北朝鮮行きを控えて、米国務省が公開的に北朝鮮に非核化のタイムテーブルを提示しないと明らかにした。わずか数日前に「1年以内に非核化」を言及したホワイトハウスのジョン・ボルトン国家安保補佐官に反論する格好だ。

 ヘザー・ナウアート国務省報道官は3日(現地時間)、定例ブリーフィングでボルトン補佐官の発言に関する質問に「一部の人々がタイムテーブルを提示したのを知っている」として「私たちはそれ(非核化)に対してタイムテーブルを提示しないだろう」と話した。

 ボルトン補佐官は1日、CBS放送に出演して「ポンペオ長官が北朝鮮のすべての大量殺傷兵器(WMD)と弾道ミサイルプログラムを1年以内に実際に解体する方法について北朝鮮と議論するものと確信する」と明らかにした。これに対して、北朝鮮に対するか圧迫か、あるいは訪朝を控えたポンペオ長官に対する強い交渉姿勢の要求かという論議が起きた。

 ナウアート報道官の発言は、ポンペオ長官の訪朝を対北朝鮮交渉ムードを阻害しないという意味と解釈される。だが、ホワイトハウス国家安保補佐官の発言を、国務省の報道官が公開的に否定するのはきわめて異例だ。対北朝鮮交渉を総括するポンペオ長官の国務省が、ボルトン補佐官を牽制したのではないかという解説も可能だ。

 一方、ナウアート報道官は、ポンペオ長官の訪朝日程と関連して「少なくとも一日半程度の会談が計画されている」として「(正確なことは)計画表がどのように組まれるかに掛かっている」と明らかにした。

 ナウアート報道官は、ポンペオ長官が訪朝の過程で「トランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)がシンガポール首脳会談で合意したことについて、北朝鮮と目を大きく開いて対話および協議を続けていく」としながら「議論することがきわめて多い」と明らかにした。これと関連して、匿名を要求した複数の外交消息筋は「事前協議の過程で、朝米高官級会談の議題が確実に決まったとは見られない」として「ひとまず朝米双方が望むことをすべて提示すると予想される」と話した。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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特に、ポンペオ長官がインド外相との会談を取り消してまで北朝鮮を訪問するのは、北朝鮮との交渉に米国が焦点を合わせており、それに進展があることを示すものと言える。

2018-06-29 | 米朝会談

ポンペオ米国務長官、来週電撃訪朝…インド外相との会談も取消

登録:2018-06-29 00:40 修正:2018-06-29 09:14

FTの報道…朝米会談以降初めての接触 
非核化や平和体制の協議を加速化する見込み 
 
「北朝鮮、我々の非核化要求の範囲を理解 
近いうちに米軍遺骨が送還されるだろう」

 
マイク・ポンペオ米国務長官が今月27日(現地時間)、ワシントン上院歳出委員会の聴聞会に出席し発言している/聯合ニュース

 マイク・ポンペオ米国務長官が来週、北朝鮮を訪問すると、フィナンシャル・タイムズ紙が28日付で報道した。

 ポンペオ長官は7月6日、ワシントンでインド外相と会談する予定だったが、北朝鮮訪問のためにこれを取り消したと、フィナンシャル・タイムズ紙が米政府関係者たちを引用して報じた。

 ポンペオ長官の訪朝は、今月12日にシンガポールで開かれた朝米首脳会談以降、具体的進展が見られなかった北朝鮮の非核化および朝鮮半島平和体制の樹立をめぐる協議を再び促進するものとみられる。特に、ポンペオ長官がインド外相との会談を取り消してまで北朝鮮を訪問するのは、北朝鮮との交渉に米国が焦点を合わせており、それに進展があることを示すものと言える。

 同日、米行政府はポンペオ国務長官とジェームズ・マティス国防長官がインドの外務・国防長官と行う予定だった両国の「2+2会談」を、「やむを得ない日程」のため延期すると発表した。

 ドナルド・トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、今月12日にシンガポールで発表した朝米首脳会談の共同声明を通じて、ポンペオ長官と北朝鮮の要人が北朝鮮の非核化および朝鮮半島和平体制に向けた後続措置を協議することで合意した。朝米首脳の共同声明は、ポンペオ長官が「できるだけ早期に」北朝鮮高官と会談を開くことを明示した。

 ポンペオ長官の訪朝は首脳会談以降初めての朝米高官の接触だ。ある米政府関係者は「ポンペオ長官は北朝鮮と関連した重要な旅行のため、インド外相との会談を中止しなければならなかった」と伝えた。他の関係者はポンペオ長官の訪朝が数日以内に発表されると話した。

 これに先立ち、ポンペオ長官は27日(現地時間)、韓国戦争当時戦死した米軍の遺骨の送還作業と関連し、「近い未来に一部の遺骨が送還されることを楽観している」と述べた。

 ポンペオ長官は同日、上院歳出委員会の聴聞会に出席し、このように明らかにし、「まだ物理的には遺体が送還されたわけではない」と述べた。彼はさらに、「(朝鮮戦争に参戦した)他の諸国からも、これ(遺骨の発掘)に参加させてほしいと要請している」という事実も紹介した。

 ポンペオ長官は、非核化交渉と関連し、「北朝鮮は非核化や非核化に必要な要素と関連し、我々が要求する範囲を理解している」としたうえで、「核兵器やミサイルだけでなく、核物質や核物質を開発する能力、兵器化に向けた努力、技術など」だと明らかにした。彼はさらに、「我々のいう『完全な非核化』が何を意味するのかについて、北朝鮮との対話で明確に伝えた」と付け加えた。

 また、ポンペオ長官は「誰が交渉をリードしているか」という質問に「私がしている」と答えたうえで、「これは政府レベルの努力だ。核拡散専門家や韓国・アジア専門家、国務省と国防総省を網羅する重要なチームがある」と付け加えた。彼は「交渉が進められているか」という質問には「そうだ」と答弁した。さらに、「中国が制裁を緩めているのではないか」という指摘に対し、「中国が6カ月、12カ月前にしていたほど国境地域の取り締まりを活発に行っているわけではない」として、これを遠回しに認めた。

チョン・ウィギル先任記者、ワシントン/イ・ヨンイン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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「北朝鮮もそれ(非核化)を終わらせることを望んでおり、我々もそうだ」とし、「我々は非常に素早く動いている」と述べた。

2018-06-23 | 米朝会談

トランプ大統領「全面的非核化はすでに進行中…北朝鮮、実験場一カ所爆破」

登録:2018-06-23 06:10 修正:2018-06-23 07:49

「北朝鮮も米国も非核化の完結を望んでいる」 
「朝中国境の取締りを緩めている」…中国を警戒

 
                      ドナルド・トランプ大統領が今月21日の閣僚会議で、マイク・ポンペオ国務長官の手を握っている=ワシントン/AFP聯合ニュース

 ドナルド・トランプ米大統領は21日(現地時間)、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とのシンガポール首脳会談の結果を説明し、「最も重要なのは全面的非核化で、(それは)すでに進んでいる」と明らかにした。また、「北朝鮮もそれ(非核化)を終わらせることを望んでおり、我々もそうだ」とし、「我々は非常に素早く動いている」と述べた。

 トランプ大統領は、ホワイトハウスで行われた閣僚会議の冒頭発言で「彼ら(北朝鮮)はエンジン実験場を破壊している。すでに大型の実験場の1カ所を爆破した。実際、それは4カ所の大きな実験場の一つだった」と明らかにした。

 トランプ大統領が言及した「エンジン実験場」は、平安北道鉄山郡東倉里(トンチャンリ)発射場を指すものとみられる。これに先立ち、米国のマスコミは、朝米首脳会談の際、金委員長が廃棄を約束したエンジン実験場が東倉里発射場だと報道した。しかし、実際に「破壊作業」が行われているのかは定かではない。トランプ大統領が言及した「4カ所の大きな実験場」は、先月爆破された豊渓里核実験場の坑道を指すものとみられる。

 トランプ大統領は、朝米首脳共同声明について言及し、「声明は『我々は直ちに北朝鮮の全面的非核化を開始する』という内容で始まる」とし、「誰もそれが可能だとは思っていなかった」と強調した。共同声明ではトランプ大統領が言った「全面的(total)非核化」ではなく、「完全な(complete)非核化」と表現されている。「全面的」は実務交渉で合意した表現といわれているが、「完全な」とはっきりした差があるかについては、明らかになっていない。

 トランプ大統領は中国の習近平国家主席については「とても重要な時期に国境(警備)がとても厳しかったことについて感謝したい」と明らかにした。しかし、「残念ながら、現在は国境(警備)が少し緩くなっている。我々は、習主席が引き続き断固として(取り締まりを)維持するようにしなければならない」と述べた。中国が北朝鮮との経済交流を強化し、独自の対北朝鮮制裁を緩和する兆しを見せていることを警戒する発言だ。トランプ大統領は、朝米首脳会談の結果を軽視する米国のマスコミに対する批判も強めている。彼は予め公開されたTBN放送とのインタビューで、「偽ニュースが(会談を)取り上げる方法については遺憾に思う」とし、「それは正直、反逆的と言えるほど」だと非難した。

 一方、ヘザー・ナウアート国務省報道官は同日のブリーフィングで、朝米間の後続交渉と関連し、マイク・ポンペオ国務長官が「最大限早い時期に北側の関係者と会うだろう」としながらも、「現在としては発表できる会談や(北朝鮮)訪問計画はない」と述べた。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
 

完全な非核化「すでに開始」

米大統領発言 北朝鮮との関係「良好」

 赤旗 【ワシントン=池田晋】トランプ米大統領は21日、米朝首脳会談で合意した朝鮮半島の非核化について「大事なことは完全な非核化が達成されるということであり、それはすでに始まっている」と述べ、合意事項の履行に楽観的な考えを示しました。北朝鮮との関係は「非常に良好だ」とも指摘。ホワイトハウスで開いた閣議で語りました。

 トランプ氏は、「北朝鮮はミサイル発射を停止し、(ミサイルの)エンジン実験場を破壊する。すでに四つの主要実験場のうちの一つは破壊した」とも主張。マティス国防長官は20日、米朝首脳会談後に北朝鮮が非核化に向けた具体的な行動を取ったかについて「私の知る限りはない」と述べており、トランプ氏がどの核関連施設の破壊に言及したのかは明らかではありません。

 国務省のナウアート報道官は同日の会見で、米朝首脳会談で合意したポンペオ国務長官らによる北朝鮮との継続協議を「なるべく早い日取り」で行うと説明。北朝鮮側との接触は会談後も続いているとしました。

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「3者の鉄道・エネルギー・電力協力が行われれば、北東アジアの経済共同体の強固な土台になる」として、「南北の強固な平和体制は北東アジアの多国間平和安全保障の協力体制に発展できる」と訴えた。

2018-06-22 | 米朝会談

文大統領 ロシア下院で演説=「大転換が起きている」

2018/06/21 21:07

【ソウル聯合ニュース】ロシアを国賓として訪問している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日、モスクワの下院本会議場で演説し、「今、朝鮮半島では歴史的な大転換が起きている」として、「南北米は戦争と敵対の暗い時間を後にし、平和と協力の時代に進んでいる」と述べた。韓国大統領がロシア下院で演説するのは初めて。

ロシア下院で演説する文大統領=21日、モスクワ(聯合ニュース)
ロシア下院で演説する文大統領=21日、モスクワ(聯合ニュース)

 文大統領は「朝鮮半島に平和体制が構築されれば、南北の経済協力が本格化し、ロシアとの3者協力に拡大する」との見通しを示し、「3者協力は鉄道・ガスパイプ・電力網の分野ですでに共同研究など基礎的な議論が行われた」と説明。「3者の鉄道・エネルギー・電力協力が行われれば、北東アジアの経済共同体の強固な土台になる」として、「南北の強固な平和体制は北東アジアの多国間平和安全保障の協力体制に発展できる」と訴えた。

 また、「朝鮮半島の恒久的な平和のため、シベリア鉄道が私の育った朝鮮半島の南端、釜山までつながることを期待している」とし、「韓国と北がユーラシアの新しい可能性に参加し、ユーラシアの共同繁栄を実現することに協力してほしい」と呼びかけた。

 両国関係に関しては、「2020年はロシアと韓国が隣人になってから30年になる年。両国は国交樹立30周年に合わせ、協力を一層強化し、貿易額300億ドル(約3兆3200億円)、人的交流100万人を目指す具体的な計画を立てた」と説明。協力拡大のため、ロシアの世界最高の基礎科学技術と韓国のIT技術による未来成長エンジンの拡大、ガス・鉄道・電力など9分野で重点的に協力を強化する極東開発協力、韓国型総合病院のロシア開設など国民福祉増進と交流基盤強化を推進する考えを示した。

kimchiboxs@yna.co.kr

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朝米首脳会談以後に韓米による初の信頼構築措置ならば、米軍遺骨送還は北朝鮮側の初の信頼表示ということができる。

2018-06-21 | 米朝会談

「北朝鮮、米軍の遺骨を数日内に送還するもよう…最大200体と予想」

登録:2018-06-20 22:48 修正:2018-06-21 07:18

シンガポール首脳会談以後、北朝鮮側の初の信頼構築措置

 
2007年4月、ソウルの龍山米8軍基地で、米軍遺骨送還行事が開かれている。当時ビル・リチャードソン・ニューメキシコ州知事が北朝鮮を訪問し、遺骨6体を引き渡されたのが北朝鮮の最後の米軍遺骨引き渡し事例だ=共同取材団//ハンギョレ新聞社

 ドナルド・トランプ米大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が今月12日、シンガポールで合意した「朝鮮戦争米軍戦死者遺体送還」手続きが早ければ数日内に始まると見られる。8月の乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン演習の猶予が、朝米首脳会談以後に韓米による初の信頼構築措置ならば、米軍遺骨送還は北朝鮮側の初の信頼表示ということができる。

 複数の米国政府関係者たちは19日(現地時間)、米国メディアに北朝鮮が今後数日内に朝鮮戦争で失踪した米軍を含む兵士たちの遺骨を送還する手続きを始める可能性があると明らかにした。北朝鮮は、韓国にある国連軍司令部に遺骨を送還し、その後遺骨はハワイの空軍基地に移送される予定だと米国政府関係者は伝えた。

 遺骨の送還日と場所はまだ確定していない。これと関連して米国政府関係者は、CNN放送に対してホワイトハウスが遺骨を直接収拾するために平壌(ピョンヤン)に特使を派遣する可能性があると話した。

 北朝鮮は過去数年間に発掘した最大200体の米軍遺骨を送還すると発表した。米国防総省は、朝鮮戦争当時に失踪した米軍は合計7697人で、このうち戦死して北朝鮮の地に埋められている遺骨が5300体にのぼると推算している。これに先立ってトランプ大統領は、朝米首脳会談の後の記者会見で遺骨送還問題を強力に提起し、朝米共同声明に含ませ、金委員長が直ちに始めることを約束したと明らかにした。

 遺骨の送還がなされる場合、2007年以来11年ぶりとなる。1996年から2005年の間に朝米合同調査団が北朝鮮で200体余りの遺骨を発掘したが、ジョージ・ブッシュ行政府になって朝米関係が悪化して、こうした作業に現金がかかるという理由などで活動が中断された。

 米軍遺骨発掘・送還作業と、これに参加した北朝鮮労働者に対する労賃の提供は、戦死者に対する礼遇の思いから米国社会では拒否感なく受け入れられている。これに伴い、朝米関係の雪溶けの局面ごとに最初の信頼構築措置として繰り返し議論されてきた。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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韓米軍当局が当初8月に予定されていた「フリーダムガーディアン」韓米合同軍事演習を行わないことにしたと、19日に公式発表した。

2018-06-20 | 米朝会談

韓米「フリーダムガーディアン」演習の実施を猶予…北朝鮮の非核化措置促す見込み

登録:2018-06-20 07:19 修正:2018-06-20 07:55

トランプ大統領、約束通り韓米軍事演習を先制的に中止  
韓国政府レベルの「乙支練習」の中断は未定 
非核化が順調に進めば、キーリゾルブ・トクスリ演習の中止も議論 
「対北朝鮮軍事対応が疎かになる」との懸念に
「韓米合同防衛への支障はない」 

 
サラ・サンダース・ハッカビー米ホワイトハウス報道官は今月18日、北朝鮮が善意をもって行動する限り、8月に予定された韓米合同軍事演習が中断されるだろうと発表した=ワシントン/聯合ニュース

 韓米軍当局が当初8月に予定されていた「フリーダムガーディアン」韓米合同軍事演習を行わないことにしたと、19日に公式発表した。ドナルド・トランプ米大統領が朝米首脳会談直後明らかにした対北朝鮮の約束に対する実務的後続措置だ。北朝鮮の非核化と朝鮮半島における平和体制の構築などを促す役割を果たすものと期待される。

 国防部は同日、記者団に送ったショートメールで、「韓米間の緊密な協力を経て、8月に実施を予定していた防御的性格のフリーダムガーディアン軍事演習のすべての計画活動を猶予することにした」と明らかにした。国防部はまた、「追加的な措置については、韓米が引き続き協議する予定」だとし、「後続の他の演習に対する決定は、まだ行われていない」と付け加えた。米国防部も同日、ダナ・ホワイト報道官名義で同じ内容の声明を発表した。

 国防部は過去、韓米合同軍事演習(または訓練)が中止された事例が1990年と1992年の2回あったと明らかにした。1990年には、南北高官級会談の開催と米軍の湾岸戦争への参戦で「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」練習の前身である「乙支フォーカスレンズ」演習を行っておらず、1992年には北朝鮮が国際原子力機関(IAEA)の核査察を受け入れたことを受け、韓米がチームスピリット演習を中止した。今回の韓米軍事演習の中止は1992年以来26年ぶりのことで、通算3回目だ。

 
今月19日、米陸軍の海外基地のうち最大規模とされる京畿道平沢市キャンプ・ハンフリーズにアパッチをはじめヘリコプターが係留している。韓米軍当局は今年8月に予定されていたフリーダムガーディアン演習を猶予すると発表した/聯合ニュース

 韓米はこれまで「北朝鮮侵略演習」という北朝鮮の反発にもかかわらず、「防衛目的の年次訓練」だとして合同練習を続けてきた。しかし、6・12朝米首脳会談を機に、朝鮮半島の平和と対話の流れに弾みがつき、軍事演習が水面下に沈むことになったのだ。チェ・ヒョンス国防部報道官は同日、メディア向けブリーフィングで、フリーダムガーディアン演習の中止理由について「朝米と南北対話の平和的な雰囲気を引き続き維持するのに寄与するための措置」だとし、「北朝鮮側でもこれに相応する措置があるものと期待している」と述べた。

 国防部は今回の合同演習の中止が一時的措置に終わるか、それとも永続的措置につながるかについては明らかにしなかった。これはトランプ大統領が韓米合同演習の中止を宣言し、「北朝鮮が善意で交渉に臨む限り」という条件を付けたのと関連し、余地を残したものと見られる。韓米合同演習を再開するかどうかを、北朝鮮の積極的な非核化に向けたテコに活用するという意味も含まれているものとみられる。

 現在、大規模の韓米合同演習には、今回実施が猶予されたフリーダムガーディアンの演習と共に、毎年2~3月に開かれる「キーリゾルブ」演習と「トクスリ」訓練などがある。フリーダムガーディアンとキーリゾルブは、シナリオに基づいた指揮所練習であり、トクスリ訓練は実際の兵力と装備が動く野外機動訓練だ。北朝鮮はこれまで、これら3大合同演習および訓練に激しく反発してきた。したがって、朝米間の非核化交渉が順調に進み合同演習の中止の拡大が協議されれば、これらの演習および訓練がその対象になる可能性が高い。

 北朝鮮はこのほかにも、各軍別に行われる合同演習、例えば、韓米合同空中機動演習の「マックスサンダー」と「ビジラントエース」などにも敏感な反応を示したことがある。特に、これらの演習にB-1B、B-52等戦略爆撃機やF-22ステルス戦闘機などが参加すれば、ほとんど例外なく「核戦争練習」だとして非難声明を発表した。また、海軍の合同海上訓練に米軍の空母や原子力潜水艦などが参加する場合は、激しい反応を示してきた。今後これらの演習は、北朝鮮を刺激しかねない米軍戦略兵器の展開を自制するなど、いわゆる「ローキー」(控えめなレベル)で行われる可能性が高い。国防部当局者は「朝鮮半島全域にわたる大規模な演習・訓練だけでなく、各軍別に、各大隊別に実施されることまで合わせると、韓米合同演習は数百にのぼる」とし、「これらをすべて検討の対象にし、どうするかを検討する計画」だと話した。

 トランプ大統領が韓米合同軍事演習を中止する意思を明らかにした後、両国では「対北朝鮮軍事対応態勢の不備」を懸念する声もあがった。これに対し、チェ・ヒョンス報道官は同日の定例ブリーフィングで「韓米の合同防衛に少しの支障もなく、両国が忠実に準備している」と述べた。また、国防部当局者は「具体的な内容を明らかにすることはできないが、訓練に空白がないよう合同参謀本部を中心に各軍で準備している」と話した。

 これまで韓米合同軍事演習であるフリーダムガーディアンは、戦争に備えた韓国軍レベルの演習である「乙支演習」と共同で進められてきた。政府は今回のフリーダムガーディアン演習の中止を機に、乙支演習も中止するかどうかについては「まだ決定されていない」という立場だ。大統領府関係者は同日、乙支演習を中止するかどうかについて「(可能性を)残している」と話した。

パク・ビョンス先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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「文在寅大統領が韓米合同演習に関する立場を明らかにしており、国家安全保障会議(NSC)はその立場に基づいて米国と緊密に協議するとの方針を決めた」

2018-06-17 | 米朝会談

大統領府「韓米合同軍事演習の中止、間もなく発表」…

朝米合意の後続措置を加速化

登録:2018-06-16 06:10 修正:2018-06-16 07:26

韓米、中止の方向で意見の一致見たもよう  
8月の乙支フリーダムガーディアンから有力  
来年のキーリゾルブはまだ不透明  

在韓米軍問題への拡散には警戒  
大統領府「同盟の問題…交渉の対象にならず」

 
(右から)チョン・ウィヨン大統領府国家安保室長やソ・フン国家情報院長、ソン・ヨンム国防長官が今月15日午前、大統領府与民館で開かれた南北首脳会談の履行推進委員会全体会議に入場している=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 大統領府が15日、乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)演習を含めた韓米合同演習の中止の可否を近日中に発表すると明らかにした。南北、朝米対話が行われる間、合同演習を中止するという発表がまもなく行われるものとみられる。

 大統領府関係者は同日、記者団に「(8月に予定された)乙支フリーダムガーディアン演習の調整問題はまだ決まっていないが、韓米間の緊密な協議を進めており、近日中に立場を発表できそうだ」と話した。彼は「文在寅大統領が韓米合同演習に関する立場を明らかにしており、国家安全保障会議(NSC)はその立場に基づいて米国と緊密に協議するとの方針を決めた」とし、「その指針に沿って韓米間の協議がすでに始まった」と話した。

 韓米両国は、合同軍事演習を中止する方向で意見の一致を見たという。同関係者は「北朝鮮が本気で非核化措置を実現し、敵対関係の解消に向けて、南北、朝米間で誠実な対話が行われる課程では、北朝鮮に対する軍事的圧力措置をより慎重に検討する必要があるのではないか」とし、「米国も韓国政府の立場にかなり共感しており、これをもとに両国政府間の協議を行っている」と話した。

 合同軍事演習の中止をめぐる韓米の動きは、6・12シンガポール朝米首脳会談以降の朝鮮半島の非核化と北朝鮮の体制保証という朝米間の合意を促すために、韓米が歩調を合わせているものと言える。ドナルド・トランプ米大統領は12日の朝米会談直後、「北朝鮮と善意に基づいた対話をしている間は、韓米合同軍事演習を中止する」と明らかにし、文大統領は14日の国家安全保障会議で「南北、朝米間の誠実な対話が続くなら、相互信頼構築の精神に基づき、北朝鮮に対する軍事的圧迫にも柔軟な変化が必要だ」と述べた。さらに、ソン・ヨンム国防長官とジェームズ・マティス米国防長官が14日夜、電話会談を行い、この問題を協議した。ハリー・ハリス在韓米国大使指名者も14日、米上院外交委員会の人事聴聞会で、ドナルド・トランプ大統領の「韓米合同軍事演習の中止」方針を支持する意向を明らかにした。

 韓米両国が事実上“条件付き”で中止することにした対象は、一旦、乙支フリーダムガーディアン演習であるとみられる。毎年4~5月に実施してきたキーリゾルブ、トクスリ演習まで含まれるかどうかは、朝米会談の後続措置がどれほどスピーディーに実施されるかによって決まる見通しだ。したがって、韓米が合同演習の中止の決定を下すことになれば、まだ包括的な文書にとどまっており、文書化されていない口頭の約束の状態である朝米合意の進展に向けて、朝米が段階的・同時的措置を目指すものとみられる。北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)級ミサイルエンジンのテストを行ってきたとされる平安北道鉄山郡東倉里(トンチャン二)の試験施設を閉鎖する代わりに、韓米は北朝鮮が代表的な軍事的脅威として挙げてきた合同演習を中止し、互いに信頼を高めていくのではないかということだ。

 大統領府関係者はハンギョレとの電話インタビューで、「韓米は演習中止問題をめぐって協議中だ。乙支フリーダムガーディアン演習だけでも、様々な段階、様々なレベルの訓練があり、すべてを中止するか、それとも北側が軍事的脅威に挙げている部分だけ中止するかなど、決定する問題が多い」と話した。

 その一方で、韓米外交安保の主要関係者らは、合同演習の中止が在韓米軍の駐留問題や韓米同盟の亀裂問題に飛び火することを警戒した。大統領府関係者は「トランプ大統領も記者会見で、在韓米軍の撤退はないと明らかにした。在韓米軍は韓米同盟レベルの問題であり、朝米交渉の対象にはなりえない」と釘を刺した。さらに、「在韓米軍問題については、韓米間の協議もなく、従来の立場に何の変化もない」と付け加えた。ハリス駐韓米国大使指名者も「我々の韓国に対する同盟の約束は堅固なものであり、変わらないと確信している」とし、「私たちの決定は同盟レベルの決定であり、このような決定は同盟国の韓国と共に行われたものだ。(米国が)一方的に決定できるものではない」と強調した。

ソン・ヨンチョル、キム・ボヒョプ、ファン・ジュンボム、ノ・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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この日行われるすべての行動が「新しい歴史」になる。特に、金委員長がトランプ大統領と握手や抱擁などのような身体接触をするかにも関心が集まっている。

2018-06-12 | 米朝会談

[ニュース分析]世紀の会談の成否わける4つのポイント

登録:2018-06-12 05:57 修正:2018-06-12 07:16

CVID-体制保証の「ビッグディール」盛り込んだ共同声明が最大の関心事

ドナルド・トランプ米大統領(左)と北朝鮮の金正恩国務委員長=ハンギョレ資料写真//ハンギョレ新聞社

 憎悪と不信で綴りあわされた70年間の歳月を後にし、朝米首脳が12日午前9時(韓国時間10時)、シンガポール・セントーサ島のカペラホテルで「世紀の会談」を開く。この首脳会談はこれまで類を見ない独特な会談に挙げられる。ドナルド・トランプ大統領は、これについて「未知の領域」と表現しており、北朝鮮の「朝鮮中央通信」も「全世界の関心と期待の中、歴史上初めて進められる」と報じた。実務レベルで合意した結果を確認する“外交儀式”にとどまる一般的首脳会談と異なり、結果が一寸先も見通せない「霧の中」という点も、今回の会談の大きな特徴だ。それだけに、注目すべき“観戦ポイント”も多い。

1.共同声明は出るだろうか? 
朝米が大胆な合意をした場合、9・19共同声明+αを盛り込む見込み 
2.拡大会談の陪席者は? 
両首脳会談の後、金英哲・ポンペオが調整 
3.実務昼食会はいかに進めるか? 
トランプ大統領の公言通り“ハンバーガー昼食会”になるかに関心集まる 
4.儀典の一つ一つが新しい歴史 
世紀の握手しながら交わす挨拶とは?

 最初の核心関心事は、会談の成果を盛り込んだ共同声明が出るかどうかだ。一応、シンガポールで流れるニュースは肯定的だ。ホワイトハウスは11日夕方8時に声明を発表し、トランプ大統領が会談を終えて「明日、シンガポールを出発する前、記者会見(media availability)に出席する」と明らかにした。朝米はこの日2回にわたった最後の実務接触でかなりの意見折衷を行っており、メディアに公開できるほどの合意に到達したとものと見られる。

 今回の会談は、実現されるまであらゆる紆余曲折を経たが、「失敗しないだろう」という見通しが優勢だった。両方とも会談を白紙化するには政治的負担が大きく、今後、交渉の動力を回復することも容易ではないからだ。さらに、トランプ大統領は8~9日、主要7カ国(G7)首脳会議で、貿易の懸案をめぐりカナダや欧州など伝統的同盟国側と大きく対立した。このような状況で、会談が成果なく終われば、11月の中間選挙を控えて大きな政治的危機を迎えざるを得ない。トランプ大統領は今回の会談が金正恩委員長にとって「ただ一度のチャンス」と述べたが、彼にも同じだった。

 朝米実務会談の事情に詳しいある消息筋は11日、ハンギョレに「米国は9・19共同声明(第4回6カ国協議に関する共同声明)に北朝鮮が同意することを目標に、交渉を重ねてきた」と話した。2005年9月、6カ国協議を通じて合意された同文書は「北朝鮮がすべての核兵器と現存する核計画を放棄すること」を条件に、米国は「関係正常化のための処置」を取るという内容を盛り込んでいる。同文書は4・27板門店(パンムンジョム)宣言に盛り込まれた「朝鮮半島の完全な非核化」をもう少し具体化したものだと言える。つまり、今回の会談が成功し、共同声明が出た場合、9・19共同声明の内容を朝米が再び確認した後、互いが短期的にやり取りできる非核化と見返りの初期行動「プラスアルファ」を付け加える形になるものと見られる。米国のマスコミも米政府当局者らを引用し、「事態がうまく進めば、共同宣言が出る可能性もある」という見通しを示した。

北朝鮮の金英哲統一戦線部長が今月1日、ホワイトハウスでドナルド・トランプ米大統領を面会し、金正恩国務委員長の親書を渡している//ハンギョレ新聞社

 共同声明が出れば、その中に米国が今回の会談の目標で何度も強調してきた「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)がいかに反映されるかが、最大の関心事になるものと見られる。トランプ大統領がこれまで、繰り返しその可能性を言及してきた第2、第3の追加協議の場所や時期も重要な観戦ポイントだ。スタンフォード大学のロバート・カーリン研究員は11日、ハンギョレに「重要なのは信頼構築だ。実務レベルでは信頼を構築するのが難しい。次回の会談場所や日程を決めるだけでも良いだろう」とし、今回の首脳会談の重要性を強調した。

 二番目の関心事は「会談の形式」だ。 ホワイトハウスは同日発表した声明で、「トランプ大統領が金正恩委員長と通訳だけを陪席させた一対一の会談を行う」と明らかにした。一対一の会談は、トランプ大統領と金正恩委員長という二つの強力な指導者の決断によって行われる今回の会談の特徴を最も象徴的に示すものだ。トランプ大統領は今月9日の記者会見で、自分は金正恩委員長が(非核化に)真剣かどうか、「最初の1分で気づくだろう」とし、「それは私の感触で、私の感覚だ。それは私がいつもすること」だとして、自信を示した。

 一対一の会談後に続く拡大会談の米国側出席者は、今回の協議の事実上主役のマイク・ポンペオ国務長官、ジョーン・ケリー大統領秘書室長、サラ・ハッカビー・サンダース大統領報道官、実務会談を率いてきたソン・キム駐フィリピン米国大使、マシュー・ポッティンジャー・アジア担当先任補佐官などだ。会談に大きな障害だったジョン・ボルトン国家安保補佐官も出席者名簿に名を連ねた。

 北朝鮮側参加者は公開されていないが、ポンペオ長官と協力して今回の会談を実現させた金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長兼統一戦線部長の同席が確実視される。その外に朝米外交現場で経験を重ねてきた老練な「外交の担い手」であるリ・スヨン労働党副委員長、リ・ヨンホ外務相、ソン・キム大使の実務交渉の相手だったチェ・ソ二外務省副相などが出席するものと見られる。金正恩委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)労働党第1副部長が陪席するかどうかも関心事だ。金副部長は、南北首脳会談の時も、兄の金委員長を密着随行した。

 三番目の関心事は拡大会談後に行われる「業務昼食会」(working lunch)のメニューだ。トランプ大統領はこれまで協議がうまくいかなければ「直ちに会談場を後にする」と述べてきたが、その可能性は消えてしまった。ホワイトハウスが拡大会談後、「業務昼食会を開催する」と発表したからだ。トランプ大統領は2016年6月の大統領選挙運動の際、「私は誰とも対話できる。私は彼(金正恩委員長)に公式晩餐会を提供するつもりはない。我々が会議席上でハンバーガーを食べながら話し合うこともできるだろう」と述べた。両首脳が本当にハンバーガーを食べるかどうかも興味深い。

 最後の関心事は些細なようで意味深長な様々な儀典要素だ。両首脳の中で誰が先に会議場に入場し、相手を待つか、その時、いかなる挨拶の言葉をかけるか、プレゼントをやり取りするか、いかなる呼称で呼び合うか、会談場に国旗は置かれるかなど、この日行われるすべての行動が「新しい歴史」になる。特に、金委員長がトランプ大統領と握手や抱擁などのような身体接触をするかにも関心が集まっている。金委員長は文在寅(ムン・ジェイン)大統領と4月27日と5月26日、二回にわたる南北首脳会談の際は、抱擁する姿を見せたが、中国の習近平国家主席と会った時は二人が抱擁する場面は公開されなかった。朝日新聞はトランプ大統領と金委員長は「身長の差が20センチもあるため、2人が抱擁すればトランプ大統領が金委員長を見下ろすような印象を与える」とし、抱擁は行われないだろうと予測した。握手をする場合、トランプ大統領がこれまで他の首脳らを困らせたように、金委員長の手を強く握って力自慢をするのかも、興味深い観戦ポイントだ。

シンガポール/イ・ヨンイン特派員、キル・ユンヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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彼は、北朝鮮の経済開発支援と関連して「北朝鮮は偉大な国になり得る潜在力がある。韓国がたくさん支援するだろうし、日本も中国も助けるだろう」と述べた。

2018-06-03 | 米朝会談

トランプ、6.12朝米首脳会談再確認…終戦宣言出る可能性

登録:2018-06-02 09:33 修正:2018-06-02 10:09

6月12日のシンガポール朝米首脳会談、完全に軌道に乗り 
「多くのことを話した…6月12日は非核化プロセスの開始」 
「ビッグディールはあるが署名はないだろう」…コミュニケを示唆 
「最大の圧迫という用語は使わない…対話中は追加制裁をしない」

 
1日午後(現地時間)、ホワイトハウスでトランプ大統領と面談した金英哲北朝鮮労働党対南担当副委員長兼統一戦線部長(左)が大統領執務室を出て、トランプ大統領と笑いながら対話している。トランプ大統領は記者たちに「会談でビッグディールがあるだろう」と話し、朝米首脳会談で成果があるだろうと展望した/聯合ニュース

 ドナルド・トランプ米大統領が1日(現地時間)、金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長兼統一戦線部長に接見した後、今月12日のシンガポール朝米首脳会談を公式に再確認した。トランプ大統領はこのほかにも、シンガポールでの終戦宣言の可能性や、追加の対北朝鮮制裁をしないという考えも明らかにした。

 トランプ大統領はこの日、ホワイトハウスで金英哲副委員長から金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の親書を受け取り、90分間会った後、記者団に「多くのことを話した。だが、“ビッグディール”は6月12日に行われるだろう」と述べた。ただし、トランプ大統領は「その日何かの署名はしないだろう。プロセスを開始する」と話した。これは12日の朝米首脳会談の結果を大枠の原則と方向性だけを盛り込む「コミュニケ」の形式で発表した後、具体的な内容は後続会談などを通じて追加で議論するという意味に読み取れる。

 特に、トランプ大統領はこの日、「6.12首脳会談」を非核化プロセスの始まりにしたいという意思を何度も明らかにした。トランプ大統領は「それ(非核化)はプロセスだ。一度の会談でなされると言ったことはない。一種のプロセスになるだろう」と話した。トランプ大統領はさらに、」(しかし)関係が構築されるだろうし、それは非常に肯定的なことになるだろう」と述べた。

 トランプ大統領のこうした発言は、これまでの「一気に非核化を解決」というアプローチから脱し、非核化問題の現実を認めたという意味に受け取ることもできる。「圧縮的で迅速な非核化」から信頼構築を通じた「プロセスとしての非核化」を受け入れるということだ。これはトランプ行政府の非核化アプローチではかなりの基調転換を意味する。

 
ドナルド・トランプ米大統領(中央)が1日午後(現地時間)、ホワイトハウスを訪問した北朝鮮の金英哲労働党副委員長兼統一戦線部長(左)と面談を終えた後、記念撮影している。同日午後1時12分にホワイトハウスに到着した金英哲副委員長は80分ほどトランプ大統領と面談し、金正恩国務委員長の親書を伝えた。トランプ大統領は会談後、記者団に「12日、金正恩委員長と会う」と述べた/聯合ニュース

 トランプ大統領は、シンガポールでの終戦宣言の可能性も繰り返し示唆した。彼は、終戦宣言の可能性を問う記者団の質問に「(朝米)首脳会談に先立って、(事前に)それを議論するだろう」とし、「それも会談で出る可能性のあること(の一つ)」と話した。トランプ大統領は、南北首脳会談での終戦の議論を祝福するとの言及はあったが、シンガポール会談で終戦宣言が出る可能性を公開的に示唆したのは今回が初めてだ。

 トランプ大統領は「(金副委員長と)戦争の終結について話し合った」とし、「朝鮮戦争は最も長く続いている戦争だ。ほとんど70年間。そうだろう? 戦争の終結(宣言)の可能性がある。それはある面では一枚の文書に署名すること以上に重要なことだ。歴史的に重要なこと」とも述べた。彼は「我々が70年に及ぶ朝鮮戦争の終戦を議論しているという事実を信じられるか」と、記者たちに反問したりもした。

 トランプ大統領はこの日の会見で金正恩委員長の非核化の意志を再確認し、これに対する相応措置についても金副委員長とかなり深みのある話を交わしたとみられる。トランプ大統領は「金委員長が非核化に専念すると見るか」という質問に、「心からそう思う。彼も非核化が行われることを望んでいる。(ただし)彼は慎重だ。皆さんもご存知のように、スピードを上げようとはしない」と話した。

 トランプ大統領はさらに、「だが、私は彼(金英哲副委員長)にこう言った。我々は制裁を課しており、それはとても強力な制裁だ。彼らがそれ(非核化)をするまでは、制裁を解除しないだろう」と話した。これは、北朝鮮が制裁解除を望むなら早く非核化措置を取れという意味とみられる。ただし、トランプ大統領は「いつかの時点で我々も対北朝鮮制裁を解除する日を待ち焦がれている」とし、条件さえ整えば制裁を緩和・解除できることを強くうかがわせた。

 また、トランプ大統領は「最大の圧迫」は終わったのかという質問に「今のレベルで残っている。しかし、私たち(朝米)はうまくやっていきたいのでその用語を使いたくない。『最大の圧迫』という言葉も使いたくない」と述べた。これは、北朝鮮に配慮した措置とみられる。北朝鮮は自分たちが交渉のテーブルに出たことはトランプ行政府の「最大の圧迫」政策のためだろうという説明に反発してきた。

 特にトランプ大統領は、朝米間の会談が行われている間には新規制裁を課さないと強調した。彼は「多くの新しい(対北朝鮮)制裁を準備してきた。金副委員長が要請したものではないが、対話が決裂されるまではそれら(準備された新しい制裁)を課すことはしないと話した。我々は素晴らしい対話をしているのに、なぜ私がそれをしなければならないのか」と反問した。

 トランプ大統領は、体制保証問題については「確実に保証する」とし、「これ(非核化など)が終わった時には確実にするだろう」と強調した。

 彼は、北朝鮮の経済開発支援と関連して「北朝鮮は偉大な国になり得る潜在力がある。韓国がたくさん支援するだろうし、日本も中国も助けるだろう」と述べた。彼は「私たちは北朝鮮から遠く離れている。それらの国家(韓国、中国、日本)は(北朝鮮に)とても近い隣国」だと話した。彼は「私は韓国にすでに話した。『韓国が準備しなければならない』ということだ。日本にもそのように話した」と紹介した。

 
ドナルド・トランプ米大統領(右)が1日午後(現地時間)、ホワイトハウスを訪問した金英哲労働党副委員長兼統一戦線部長と面談を終えた後、建物の外に出てお別れの握手をしている。間にいるのはマイク・ポンペオ国務長官/聯合ニュース

 トランプ大統領は金正恩委員長の親書については、やや異なる言葉を発した。彼は最初は「とても面白い手紙だった。おそらく皆さん(記者たち)に提供することができるだろう。とても近いうちに」とし、親書の内容を知っているかのように話した。だが、後には「まだ読んではいない。まだ見ていない」と話した。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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