日朝協会「京都府連合会」です。韓国・朝鮮との友好を進める、日本人の団体です。1カ月¥500 841-4316福谷気付

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雨の日も雪の日も講師たちは欠かさず毎月京都市内から子どもたちのために足を運ぶ。

2017-08-14 | ウリハッキョ

【投稿】たった一つのウリ教室/金聖姫

元気いっぱいの子どもたち

「アンニョンハセヨ!」

大きな声で講師が子どもたちに挨拶をする。

そう、ここは京都府舞鶴市にある三丹地域土曜児童教室だ。この場所で子どもたちは月に1度楽しみながら授業に参加して、ウリマルやウリノレを学び、民族文化を体験している。

京都市内から車で約2時間の距離にある児童教室。雨の日も雪の日も講師たちは欠かさず毎月京都市内から子どもたちのために足を運ぶ。

12年前、舞鶴にはウリハッキョがあった。しかし2005年、児童・生徒数の減少で休校になってしまった。ウリハッキョがなくなってからは同胞たちが集まる機会も自然と少なくなっていった。

そんな中、舞鶴でどうしても子どもたちに朝鮮語を教えて欲しいとの同胞たちの熱い思いから、現在の三丹地域土曜児童教室が生まれた。

15年から始まった同児童教室の名称は「パンチャッ(반짝)三丹ウリ教室」。子どもたちの瞳のようにキラキラした素敵な教室を作りたいという思いを込め、講師が名付けたという。

以前は舞鶴初中で教員を務め、現在は児童教室に子どもを送っている。

2人のわが子が児童教室に通い始めて3年目。そして総聯三丹支部に児童教室ができて3年目になった。子どもが1年生になる頃、ウリハッキョに通わせたくても近くになく悩み落ち込んだ時もあったが、この教室ができて救われた。

ウリハッキョに通えなくてもウリトンムたちとウリマル、ウリノレ、ウリ民族について習える。凄く幸せな事だ。

土曜日になるたびに「オンマ、今日ウリマル教室?」と聞いてくるほど、子どもたちは教室をとても楽しみにしている。

きっと、講師たちが色々と工夫してくれているおかげで、もちろん、この教室を支えてくれている同胞たちのおかげでもある。本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。

三丹地域土曜児童教室の生徒数は6人から始まり、今は10人で授業を行っている。

言葉の勉強だけではなく、音楽や民族文化などを多種多様に取り入れた子どもたちが楽しめるカリキュラムだ。

たった一つのウリ教室、みんなが大好きなウリ教室!

来月も再来月も子どもは児童教室を楽しみに楽しみに待っている。

(三丹地域在住)


スローガン「受け継いでいこう民族の心! 明るい未来に向かって!(이어가자 민족의 넋! 밝은 미래를 향하여!)」

2016-10-28 | ウリハッキョ

 

”受け継いでいこう民族の心”京都民族教育実施70周年記念行事

総聯京都府本部が主催する京都民族教育実施70周年記念公演と大祝祭が10月23日、京都初級で行われた。実行委員会の金尚一委員長(総聯本部委員長)をはじめとする活動家と同胞、日本人士ら1400余人が参加した。


京都民族教育実施70周年を記念する大祝祭の様子

体育館で行われた公演では70年の歳月を振り返る映像と、朝鮮学校生徒、朝青、留学同、教員、文芸同、京都朝鮮歌舞団などが出演する吹奏楽「流風踪跡」、女声重唱「祖国の愛」、カヤグム併唱「統一の虹」、重舞「花太鼓の舞」、群舞「ここに在るウリ~京都民族教育実施70周年を迎えて~」、芸術宣伝「ウリハッキョはみんなのふるさと」、児童合唱「バスに乗って電車に乗って」、合唱「我らの誇り」が披露された。

つづいて運動場で行われた大祝祭では、女性同盟支部、朝鮮学校オモニ会、日本人士、朝青、京滋信用組合が売店を出し、70年の歴史を振り返る写真展、子どもの遊びコーナー、移動動物園、高齢者のための休憩所、医務室なども運営した。

祝杯の辞で金尚一委員長は70年もの間、知識と力、お金を集めて民族教育を守り発展させてきた全同胞に敬意と感謝を表し、民族教育を守り発展させていこうと強調した。

朝鮮学校生徒、児童、園児、女性同盟本部と南支部の顧問歌サークル、文芸同京都、教員経験者と現職教員、京都朝鮮歌舞団などが歌と舞踊を披露した。

朝青京都主催の京都民族教育実施70周年記念詩作品コンテスト「未来へ」の表彰式と受賞者による詩朗読、朝青の「ウリミレンジャーショー」なども好評だった。

行事に参加した京都中高教員OB会の金元燮会長(78)は、第1次帰国船の出発(1959年12月)を歓送するため京都から新潟まで生徒を引率したことなど、教員時代を感慨深く思い起こしていた。学校のためにあらゆるものをささげた同胞、そして教員らが多くいて京都の民族教育が維持され、今日も若い世代が最前線で民族教育を守っているのがうれしいと話した。

支部で出した売店でお好み焼きが240枚売れたという女性同盟伏見支部の金初美委員長(59)。校舎に掲げられたスローガン「受け継いでいこう民族の心! 明るい未来に向かって!(이어가자 민족의 넋! 밝은 미래를 향하여!)」の気持ちで一生懸命公演に臨む生徒たち、行事成功のため奔走する同胞たちの姿を見て大きな力を得たという。自身は今後、生徒数を増やす活動にいっそう力を入れ、民族教育事業に関わっていきたいと話した。

京都府青商会の朴錫旻会長(40)は、今回の行事に参加して、民族教育を守り発展させていく活動に、青商会がさらなる労力を注いでいきたいと述べた。

(李東浩)


これまで応援してくれたすべての人たちに、試合を通して感謝の気持ちを伝えたい。

2016-09-30 | ウリハッキョ

岩手国体に朝高5選手が出場/ラグビー、ボクシング部門

10月1日から岩手県で開催されている「第71回国民体育大会」(国体)の少年男子ラグビー(10月3~7日)に3人、少年男子ボクシング(10月6~10日)に2人の朝高生が出場する。計5選手を紹介する。(①学校(選抜チーム)、②学年、③抱負)※ラグビー部門に出場予定だった東京朝高の申誠敏選手は負傷で欠場

少年男子ラグビー

金忠孝

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①東京朝高(東京選抜)

②高3

③試合に全力で臨み、東京朝高の代表として必ず優勝したい。

 

 

 

 

李承爀

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①大阪朝高(大阪選抜)

②高3

③大阪代表として全力を尽くすことでウリハッキョの名前を轟かせ、大阪チームの三連覇を果たしたい。

 

 

 

 

崔真

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①大阪朝高(大阪選抜)

②高3

③大阪代表、大阪朝高代表として、体を張ってチームに貢献できるように全力でプレーしたい。

 

 

 

 

 

少年男子ボクシング

金将樹

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①大阪朝高

②高3

③高級部最後の大会なので自分の持てる力を出し切って優勝をめざしてがんばりたい。

 

 

 

 

李脩平

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①大阪朝高

②高3

③これまで応援してくれたすべての人たちに、試合を通して感謝の気持ちを伝えたい。

 

 

 

 

(李哲史)


世界の流れに孤立する核保有大国の米ロ英仏中5カ国と、安倍政権のような「核の傘」に依存する国を包囲

2016-09-08 | ウリハッキョ

「しんぶん赤旗」    きょうの潮流

 

 

 「被爆者とともに核兵器のない世界の扉を開こう」を合言葉に開かれた原水爆禁止世界大会から1カ月。

この9月から国連総会にむけた活動が活発です。核兵器禁止条約を求める「ヒバクシャ国際署名」の運動です

▼国連総会は10月に、核兵器禁止条約をつくる交渉を来年開始するよう求めた勧告を大きな議題にします。国際署名は「核兵器のない世界」をめざす100以上の諸国の政府を後押しする、市民社会の良心の叫びです

▼目標は世界で数億規模。とくに、禁止条約に背を向け世界の流れに孤立する核保有大国の米ロ英仏中5カ国と、安倍政権のような「核の傘」に依存する国を包囲する、壮大な国際的な運動です

▼呼 びかけた被爆者の一人・谷口稜曄(すみてる)さんは、「ストックホルムアピール署名のような世界規模の大きな運動に広げよう。世界の人々が力をあわせ、廃絶の条約をつくらせよう」と訴えました。「原子兵器の絶対禁止」を要求するストックホルムアピール署名(1950年)は世界で5億、日本で645万に達しました

▼「微力ではあるが無力ではない」の合言葉にコツコツと地道に行動するのが大切です。20年以上6・9行動を続ける川崎市高津原水協。6日も「核兵 器の禁止をあなたの署名を国連に」と書かれたのぼりを立てて街頭宣伝

▼メンバーの永野直子さんは、「平均年齢80歳をこえた被爆者が命がけで呼びかける署名です。力が入ります」。26日は国連核兵器廃絶デーです。さらなる行動のうねりで平和な未来を。


民族教育を守るために在日同胞がたたかった「4.24教育闘争」をテーマとする「SAISA-4.24」を演奏。

2016-08-25 | ウリハッキョ

大阪朝高、府大会で優秀賞/日本吹奏楽コンクールで「4.24」演奏

府大会で優秀賞に輝いた大阪朝高吹奏楽部員と、指導教員たち

府大会で優秀賞に輝いた大阪朝高吹奏楽部員と、指導教員たち

大阪朝高の吹奏楽部が16日、「第53回大阪府吹奏楽コンクール大阪府大会」(主催:大阪府吹奏楽連盟、朝日新聞社)の高等学校の部小編成に出場し、優秀賞に輝いた。

7月27日に八尾市立文化会館で行われた中地区大会で優勝賞を受賞し、地区代表として今回府大会に出場した同部は、14校中、5番目に舞台に上がった。

舞台で19人の同部員たちは、民族教育を守るために在日同胞がたたかった「4.24教育闘争」をテーマとする「SAISA-4.24」を演奏。

演奏後、崔悠玉主将(3年)は「私たちは『4.24教育闘争』を実際に経験していないが、当時の同胞たちのように民族教育を守る強い気持ち」を伝えたとし、「曲想を考えて気分よく演奏できた」と清々しく語った。

同部が府大会に出場するのは今回が5回目。2012年度には初めて関西大会に進み、金賞を受賞している。しかし今回、府代表(4校)には選出されず、惜しくも関西大会へと駒を進めることは出来なかった。

関西大会出場を逃した結果発表の後、「みんなが一つになって成長できた。これを糧に、在日朝鮮学生中央芸術コンクールで優勝しよう」と、目頭を熱く しながら部員たちを励ます崔主将を、悔し涙を流しながら見ていた2年生責任者の宋凌兵さんは、「先輩たちと感じたこの悔しさを心に刻んで、来年は必ず良い 結果を残したい」と力強く語った。

この日、同部を応援するために同校の尹誠進校長をはじめとする学校関係者、保護者、同部卒業生など多くの人たちが駆け付けた。

保護者、関係者たちと共に

保護者、関係者たちと共に

今回演奏した「SAISA-4.24」は、「民族教育の歴史を一つの曲で残したい」と、尹忠新教員(功勲芸術家、文芸同中央副委員長兼文芸同大阪支 部委員長)が日本学校出身で同胞作曲家の朴守賢さん(36)に依頼し、数年かけて完成させた曲だ。作曲中朴さんは、学校を守るために同胞たちがたたかった 歴史に胸が痛んだが、ウリハッキョの生徒たちの笑顔と明るい未来を想像しながら作曲したと振り返りながら、「生徒たちは持っている力すべてを出して演奏し た。練習過程を見てきたからそれがわかる。あらゆる状況にも対応しながらよくやりきった」と称えた。

「当時を経験していない世代が4.24の精神を感じ、人前で演奏するのは簡単なことではない」と強調するのは、尹教員。「今回、日本のコンクールに 出演したが、その練習過程を通じて生徒たちが在日朝鮮人としての精神を学び、育むきっかけになった」と振り返り、「指揮台で見た演奏中の生徒たちの表情か らは、自分たちの音楽を奏でる喜びを感じ取れた。今後、より良い音楽を演奏するため、生徒たちには学校生活でたくさんのことを学んでほしい」と語った。

(高英俊)