日朝協会「京都府連合会」です。韓国・朝鮮との友好を進める、日本人の団体です。1カ月¥500 841-4316福谷気付

 世界の出来事から日本・韓国・朝鮮の未来を見る。
 皆さんの声を生かして活動を進めます。

未来に向かって、日本政府より韓国の方が民主主義の水準が高い

2010-08-30 | 韓国・朝鮮の旅

「韓国併合」100年 過ち繰り返さない未来を

            韓国各地で集会、行進

              「慰安婦」解決など日本に要求


 日本による「併合条約」発効から100年を迎えた29日、韓国各地でさまざまな行事が催されました。国を奪われた歴史を教訓として、過ちを繰り返さない未来を準備することが主な趣旨です。


 独立運動家やその遺族でつくる光復会と独立有功者遺族会は、ソウル中心部で「強制併呑(へいどん)、その100年の記憶、100年の未来」をテー マに集会を開催しました。会場のタプコル公園は、1919年の三・一独立運動が始まった場所です。集会には独立運動関係者や市民、学生ら約1000人が参 加しました。

 集会で発表された決議は、「100年前のこの日を記憶し、再びこうした過ちが繰り返されないよう、新たな100年の未来をつくる決意」を表明。日 本政府に対し、(1)「韓国併合条約」締結が不法、無効だったことを認める(2)植民地支配の被害に対する国家責任を果たす(3)南北統一問題の解決に積 極的に協力する―ことなどを求めました。

 日韓両国の市民団体が参加する「強制併合100年共同行動実行委員会」は、ソウル市内で集会を開き、強制連行や徴用被害者、「慰安婦」などの解決を日本政府に要求。太平洋戦争犠牲者遺族会なども、日本大使館前で被害者への補償を求める集会を開きました。

 このほか、釜山、光州など地方都市でも、平和行進や集会などが行われました。


警察も軍隊も解散させ、反対運動を圧殺して!

2010-08-29 | 韓国・朝鮮の旅

100年前のきょう「併合」条約発効

        韓国で歴史論議活発


 日本が朝鮮半島を植民地支配下に置いた「韓国併合ニ関スル条約」の発効から29日で100年。韓国では「国恥日」と呼ばれます。メディアや歴史研究者の間では、未来に向けた日韓協力関係を築くために歴史から何を教訓とすべきかについて、論議が活発です。(面川誠)


 日刊紙・東亜日報は28日付の社説で、「日本は速やかに当初から無効だったことを認めるべきだ」として、「慰安婦」、徴用被害者などの問題解決に誠実に取り組まなければ、「未来志向の韓日関係は定着しない」と強調します。

 李朝末期の大韓帝国内部の権力争いに付け込まれて植民地に転落したことを振り返り、「朝鮮半島をめぐる大国の利害の争いは、いまも繰り返されている。国際情勢に対する賢明な判断が、1世紀前にも増して強く求められている」と主張しました。

 日刊紙・ハンギョレの同日付社説は、「両国の市民交流をいっそう広げて多様化させるべきだ。政府レベルの交渉で歴史問題を円満に解決することは期 待しがたい」と指摘。今後は、「市民の交流を観光や大衆文化にとどまらず、共生、和解、平和などの分野に拡大することが大事だ」と提案しています。


西大門刑務所歴史館で特別展

「日本の若者来館 展望感じる」

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(写真)西大門刑務所歴史館で開かれている特別展(面川誠撮影)

 独立運動家が多く投獄された監獄を保存している西大門刑務所歴史館は、「巨大な監獄、植民地を生きる」と題した特別展を開催中です。

 朴慶穆(パク・キョンモク)館長は、「併合に至った過程を検証すると、日本と韓国にはそれぞれの責任がある」と指摘。「しかし、『併合』条約を不 法に強制した日本側が大きな責任を持っていることは自覚してほしい。平和構築と地域協力で手を結べる日韓関係をつくるためには、何よりも日本側が真剣に歴 史の教訓をくみ取ることが必要だ」と強調します。

 歴史館の展示企画に参加した民族問題研究所の金丞垠(キム・スンウン)研究員は、「この歴史館を訪れる外国人の約6割は日本人で、若い人が目立ちます。多くの日本人が歴史と向き合おうとしていることに、未来への展望を感じる」と語りました。


正常な、日朝韓の友好を前進させるために!

2010-08-28 | 投稿・投書・私の意見
 「在特会」等に対する裁判を傍聴して,

      嫌がらせ行為への抗議の姿勢を示しましょう!


 ご存知の通り、昨年末から今年にかけて、「在日特権を許さない市民の会」メンバーらは、数度にわたり、京都朝鮮第一初級学校に対する嫌がらせ行為を繰り返しました。

 これらの動きに抗して、京都を中心とする全国の弁護士が弁護団を結成し、法的な対抗行動を行ってきました。

 そして、今回、学校法人京都朝鮮学園(原告)は、「在特会」のメンバーらを被告として、民事訴訟を行います。この訴訟で、原告は、被告らに対し、京都朝鮮第一初級学校の半径200メートル以内でヘイトスピーチ(差別的言論)を行わないこと命ずる裁判や,被告らの不法行為(3回に渡る嫌がらせ行為)に基づく損害賠償を求めます。

 つきましては、来る9月16日,京都地裁101号法廷にぜひともお集まりいただきたく、口頭弁論への参加を呼びかけます。特に今回の第一回弁論期日は、裁判所・裁判官の
事件に対する印象が決まる重要な期日であり、弁護団長、及び、学校関係者による
意見陳述を予定しています。

 様々なルーツを持ちつつ、日本社会で共存する多くの人々が、この事件に注目していることを、裁判所・裁判官にアピールするためにも、多くの方々に、参加を呼びかけて下さい。

 詳細は下記のとおりです。
弁論の後には、弁護士会館にて報告集会を予定しておりますので、奮ってご参加下さい。
                            
    京都第一初級学校嫌がらせ事件弁護団
            記
  日時 平成22年9月16日(木)午前11時~
  場所 京都地方裁判所101号法廷
  
  報告集会(予定) 
  日時 12時~1時 
  場所 京都弁護士会館  
  内容 挨拶(学校長乃至理事長)10分~
     弁護団長挨拶
     弁護団からの報告 10分から15分
     父兄からの報告  10分程度
     挨拶(学校長乃至理事長) 5分       


このような解決でいいんじゃないですか!

2010-08-27 | 韓国・朝鮮の旅

北朝鮮:カーター元米大統領が平壌出発

     特赦の米男性も

 【ソウル西脇真一】

 北朝鮮の朝鮮中央通信は27日、不法入国罪で服役している米国人男性、アイジャロン・ゴメス氏(31)の釈放交渉のため訪朝し ていたカーター元米大統領が同日、平壌を出発したと伝えた。新華社通信によると、ゴメス氏は釈放され、カーター氏と一緒に帰国した。

 今回の訪朝では、カーター氏と金正日(キム・ジョンイル)総書記の会談が実現するか注目されていた。だが、朝鮮中央通信は、金永南(キム・ヨンナ ム)最高人民会議常任委員長に対してカーター氏が特赦を要請し、報告を受けた金総書記が特赦を決めたと報じた。金総書記との会談は実現しなかった模様だ。

 同通信によると、カーター氏と金永南委員長との会談では、北朝鮮の核問題に関する6カ国協議再開問題などが話し合われた。金委員長は、朝鮮半島非 核化と協議再開に関する北朝鮮側の「意思」を表明するとともに、朝鮮半島の非核化は故金日成(キム・イルソン)主席の遺訓であると言及した。具体的な内容 は明らかにされなかった。

 カーター氏は、朴宜春(パク・ウィチュン)外相と米国担当外務次官とも会談したという。米国担当次官は、6カ国協議の首席代表である金桂冠(キム・ゲグァン)外務次官を指すとみられる。金次官はこの日、カーター氏を空港で見送った。

 同通信はカーター氏の訪問を「朝鮮と米国の間の理解を深め信頼を醸成するのに有益な契機となった」と評価した。


理事会決定・総理及び文科省大臣に送る。

2010-08-25 | 「協会」の公式見解・談話
高等学校の実質無償化及び高校奨学金に関すること

以下の内容で承りました。・・・・文科省通信記録

種別
    ご意見・ご要望
氏名
    日朝協会京都府連合会。

件名
    朝鮮学校に「高校無償化法」の早期適用を求める意見書
内容
    朝鮮学校に「高校無償化法」の早期適用を求める意見書 本年度より、公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律(略称:高校無償化法)の成立によって高校生の授業料が無償化された。 しかし、朝鮮学校は無償化適用の対象から除外されているが、8月中にも最終的な結論が出されると報道されている。  私たち「日朝協会京都府連合会」は、韓国・朝鮮と友好を進めている日本人の団体で、「国際人権法・条約」や「日本国憲法」の原則から、朝鮮学校生徒も無償化すべきであると考えている。 去る6月5日、京都銀閣寺の傍にある朝鮮中高級学校を視察したが、在校生の国籍は、韓国・朝鮮・日本で 構内ではどこにもある高校の風景が見られた。普段は日本語で会話されており、私たちにも普通に挨拶し、体育館では、クラブ活動で汗を流していた。 生徒たちは、私たちの学校を除外しないでください、と「無償化法」からの除外という議論に傷ついている。 日本政府は、韓国「併合」100年にあたり、「朝鮮学校を除外する」ことは、新たな不信感を広めることになり全く道理に合わないことである。 現在、約2000人の朝鮮高校生にも授業料の無償化が早期適用されるよう強く求めるものである。                    
以上意見書を提出する。
                               2010年8月22日 
    日朝協会京都府連合会 第46ー1回理事会             

 内閣総理大臣 菅  直人 様 
 文部科学大臣 川端 達夫 様


北東アジアにも、平和地帯を、米軍は出て行け!

2010-08-22 | 軍事同盟・日米安全保障条約をやめさせよう

中南米に平和地帯を

    サンパウロ・フォーラム閉幕

               外国軍基地に反対


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(写真)サンパウロ・フォーラム第16回会議の閉会総会=20日、ブエノスアイレス(菅原啓撮影)

 【ブエノスアイレス=菅原啓】中南米各国の左派政党や進歩勢力が参加して当地で開催されていたサンパウロ・フォーラム第16回会議が20日、最終宣言を満場一致で採択して閉幕しました。

 最終宣言は、イランなどを標的とした米国による「戦争への道」を拒否し、中南米地域でも平和のために行動することを呼びかけました。また、「域外 の行動主体、とくに米帝国主義の役割と存在」を地域の安全にとっての「不安定要因」と非難し、外国軍事基地反対の立場を明確にするとともに、中南米を「平 和地帯」とする構想を提起しています。

 宣言は、英国が実効支配するフォークランド諸島(スペイン語名マルビナス諸島)の返還を主張するアルゼンチン政府の要求を支持。同諸島内で計画さ れている北大西洋条約機構(NATO)軍の基地建設の動きについて、南大西洋を平和と協力の地域にするとした「国連決議違反」として強い懸念を表明してい ます。

 宣言は、反政府武装集団と米軍の支援をうけて対抗する政府軍の間で内戦状況が続くコロンビアにかんして、軍事的な方法ではなく、交渉による政治的解決を求める立場を強調。具体的には、人質の即時解放、敵対行動の中止、外部からの仲介をともなう交渉などを提起しています。

 分科会や全体総会の討論では、コロンビアやコスタリカなどでの米軍の軍事プレゼンスの拡大が報告されました。

 会議では、このほか、資本主義の危機が指摘される情勢のもとで、新しい代案モデル、社会主義についての議論の重要性を強調した決議など三十数本の特別決議が採択されました。

 第17回会議は、来年、中米ニカラグアの首都マナグアで開催されることも決定されました。


子供には、一番進んだことを教えなければならない

2010-08-21 | 投稿・投書・私の意見

子どもの声に耳すまそう

     全教など主催 「教育のつどい」開幕


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(写真)29の分科会での活発な議論をと呼びかけられた「教育のつどい」開会全体集会=20日、和歌山市

 父母と国民、教職員が子どもや教育を語り合う「みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい―教育研究全国集会2010」が20日、和歌山市で始まりました。全日本教職員組合(全教)など27団体でつくる実行委員会の主催で、初日はのべ3550人が参加しました。

 全体集会は、16年前から交流する紀北農芸高校太鼓部と、きのかわ支援学校高等部和太鼓同好会の合同演奏で開会。参加者は割れんばかりの拍手を送りました。

 あいさつした実行委員会の山口隆代表委員(全教委員長)は、新学習指導要領の本格実施や貧困の影響のもと、子どもの現状を語り合うことを強調。「子どもの声に耳をすまし、みんなで力をあわせて成長・発達をはぐくむ取り組みを考え合おう」と訴えました。

 また、公立高校の授業料無償化や40人学級を見直させる前進面がある一方、全国一斉学力テストの継続など教育政策の課題があると指摘。教育の条理をうたう憲法と子どもの権利条約を生かした運動を呼びかけました。

 大阪市内の私立高校の女性教員(28)は「進学や正社員での就職など生徒の希望を実現するために何ができるのか、その力をもらいたい」と参加しま した。授業料などの負担で高校生活を続けること自体も厳しいといいます。「教師も保護者も孤独に頑張りがちですが、広く連携していきたい」と話しました。

 奈良市から来た小学5年と中学1年の母親(41)は「本当の学力とは、子どもにどんな力をつけていけばいいのかを学びたい」と語っていました。

 作家の落合恵子さんが講演。全体集会に先立ち、学力や貧困問題、地域共同の取り組みなど七つのテーマ別に教育フォーラムを開きました。21日から同市内などで、29の分科会に分かれて討論します。


野党外交・日本共産党議員団

2010-08-20 | 韓国・朝鮮の旅

笠井議員 ソウル市議会訪問

       議長・日韓記者と懇談


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(写真)ソウル市議会の許光泰議長(右)と懇談する笠井亮議員=18日、ソウル(山内聡秘書撮影)

 【ソウル=面川誠】

 韓国訪問中の日本共産党の笠井亮衆院議員は18日、ソウル市議会を訪問し、許光泰(ホ・グァンテ)議長と懇談しました。

 許氏は、ソウル市議会が「文化財を取り戻す市民委員会」を設置し、2009年10月には代表を日本に派遣し調査を行ってきたことを紹介。「文化財 はあるべき場所にあってこそ意味がある」と述べ、菅直人首相が韓国側に引き渡すとしている「朝鮮王朝儀軌(ぎき)」について、「韓民族にとって、返還は文 化的な自尊心を取り戻すことだ」として、返還実現への期待を表明しました。

 笠井氏は「これからが大事だ。『引き渡し』には日本の国会での手続きが必要となる」と指摘、「返還が実現すれば21世紀の日韓友好の発展のためになる。力を尽くしたい」と語りました。

 この後、笠井氏はソウル市内のホテルで日韓メディアの記者と懇談。テレビ、新聞、雑誌など16社の記者が出席しました。

 午後には「朝鮮王室儀軌還収委員会」の金宜正(キム・ウィジョン)共同議長が会長を務める大韓仏教曹渓宗中央信徒会を訪れ、関係者にあいさつし、懇談しました。

 還収委員会主催の夕食会には、儀軌が保管されていた月精寺(江原道平昌郡)の遠行(ウォンヘン)副住職も出席。「文化財返還青年連帯」会員の大学生十数人とも交流しました。


共産党88周年記念志位講演の中から・・抜粋

2010-08-19 | 軍事同盟・日米安全保障条約をやめさせよう

世界の大きな流れにたって ――

           日米安保条約の是非を正面から問うとき

 さらに、私は、日米安保条約改定から50年のいま、日米安保条約は未来永劫(えいごう)につづく枠組みなのか、そのことの是非を正面から問うべきときだと考えています。

 すでに沖縄では、この条約をつづけることの是非が県民的な大問題になっています。沖縄県民を対象におこなわれた世論調査では、日米安保条約につい て、「維持すべきだ」と答えた人はわずか7%にまで落ち込み、「平和友好条約に改めるべきだ」「破棄すべきだ」は合計で68%となりました。(拍手)

 アメリカからも注目すべき発言が伝えられました。今年4月15日にアメリカの上院外交委員会での公聴会で、ジョージ・パッカード米日財団理事長が おこなった発言であります。パッカード氏は、日米安保条約のこれまでの歴史には肯定的な評価をあたえつつも、つぎの五つの理由をあげ、「この条約が無期限 の未来までつづくことはできない」ことを上院外交委員会に提起しています。

 「第一に、1952年のオリジナルな条約、旧日米安保条約は、戦争の勝者と敗者、戦勝国と被占領国との間の交渉で結ばれたものであって、二つの主権国家の間で結ばれたものではなかった」。

 「第二に、日本は、歴史を通じて一度も外国軍を自国に受け入れざるを得ない経験をもたなかったが、戦争終結から65年たった今日なお、10万人近 い米軍、軍属、その家族の無期限の駐留を、カリフォルニア州より小さな国の中の85カ所の施設(基地)に受け入れざるを得ない状況に置かれてきた。米軍の 75%は琉球列島の一部の小さな島沖縄本島に駐留している」。

 「第三に、米軍のこのような大きな駐留の継続は、環境破壊、市街地や歓楽街での犯罪、事故、騒音をもたらしている」。

 「第四に、米軍のプレゼンスは米軍地位協定によって規定されているが、この協定は日本の国会の(まともな)承認を受けたことはなく、心ある日本人 の間では、19世紀のアジアにおける西洋帝国主義の特徴だった治外法権の延長だとますますみなされるようになっている」。(「そうだ」の声、拍手)

 「第五に、(駐留米軍へのコスト負担は)年間43億ドルに達し、(その一部は)『思いやり予算』と呼ばれているが、これは双方にとって気まずい思いをさせる言葉だ」。(笑い)

 そしてパッカード氏は、こう結論づけています。

 「日本の新しい世代が、自国に置かれた外国軍の基地を我慢しなければならないのか疑問を強めるであろうことは、まったく当然である。米国は、韓 国、ドイツ、フィリピンで、駐留規模を縮小してきた。新しい世代の日本人がこのような状況で不満を募らせることは、驚くべきことでも何でもない」。

 みなさん。ここには、私たちが、1月の党大会決定で、日米軍事同盟の「他に類のない異常な特質」として告発した内容と、大きく重なり合う認識がの べられています。パッカード氏が日本共産党の大会決定を読んでいたわけでないと思いますが(笑い)、くもりのない目で見れば同じ結論に達するのではないか と思います。こうした発言が、アメリカの上院の外交委員会という公式の場でなされたことの意味は小さくないのではないでしょうか。

 さらに世界に大きく目をむけてみたいと思います。私たちが大会決定で明らかにしたように、この半世紀で、軍事同盟のもとにある国の人口は、世界人 口の67%からわずか16%にまで激減しました。軍事同盟は、21世紀の今日の世界で、「20世紀の遺物」というべき、博物館入りの運命にある、時代錯誤 の存在となっているのであります。

 私たちは、今年5月、ニューヨークで開催されたNPT(核不拡散条約)再検討会議に出席し、被爆国の政党として、「核兵器のない世界」にむけて会 議が成功することを願って要請の活動をおこないました。そこで強く実感したのは、この会議で重要な役割をはたしているのは、いわゆる「先進国」や「大国」 だけではないということです。

 会議成功の要として大きな役割をはたしたカバクチュランNPT議長はフィリピンの練達の外交官です。再検討会議で最も重要な核軍縮問題を担当した 第1委員会のシディヤウシク委員長はジンバブエの外交官です。会議成功のために奔走したドゥアルテ国連軍縮担当上級代表はブラジルの外交官です。コスタリ カという人口が約460万人の小さな国が提案している核兵器禁止条約が、世界に大きな影響をあたえていました。途上国や新興国といわれる国々の外交官が、 実に生き生きと、また堂々と、核兵器大国を相手に、「核兵器のない世界」への決断を迫って渡り合い、歴史的な国際会議成功のために奮闘する姿に接し、私た ちは強い感銘を受けました。

 世界は大きく変わっているではありませんか。軍事同盟は過去のものになりつつあります。そして、21世紀の世界は、もはや少数の「大国」が動かす 世界ではありません。すべての国々が対等・平等の資格で、世界政治の主人公になる。それが21世紀の世界であります。こういう世界にあって重要なのは、国 の大小ではありません。経済力の大小でもありません。ましてや軍事力の大小ではありません。その国がどういう主張をしているかによって国の値打ちがはから れます。世界の道理にたった主張を貫くならば、国の大小にかかわらず尊敬されます。自分の主張のない国は相手にされません(笑い)。軍事力でなく、外交力 こそが何よりも大切になっている。これがいま私たちが生きている21世紀の新しい世界の姿なのであります。(大きな拍手)

 こういう世界にあって、わが日本政府はどうでしょう。政権が代わってもあいかわらず軍事同盟を神聖不可侵な存在として絶対視し、何かというとすぐ 軍事で身構え、外交の主張はありません(「はずかしい」の声)。こんな日本でいいのかが、根本から問われているのではないでしょうか。(「その通り」の 声、拍手)

 みなさん。日米安保改定50年の今年、世界の大きな流れに立って安保条約の是非を正面から問いなおす国民的議論を大いにおこそうではありませんか (「そうだ」の声、大きな拍手)。東アジアに平和的環境をつくりあげていく平和外交と一体に、日米安保条約廃棄の国民的合意をつくりあげていくために、と もに力をつくそうではありませんか。(「よし」の声、大きな拍手)

 日本共産党のアメリカに対する態度は、けっして「反米」ではありません。ただすべきは、「異常な支配・従属関係」であり、日米安保条約を廃棄し、 それに代えて、日米友好条約をむすび、「対等・平等・友好の日米関係」を築く、これが私たちの目標であります。それはイギリスの植民地支配からの解放を求 め、革命によって独立をかちとったアメリカ合衆国の建国の精神とも深く響き合うものがあるというのが、私たちの確信であります。(拍手)


変わるのか、米軍事戦略!

2010-08-18 | 世界を知る

   国防長官が辞任意向

   外交誌で語る「来年のいずれか」

                           米国


 【ワシントン=西村央】しんぶん赤旗

 ゲーツ米国防長官が、2011年早期にも辞任する意向であることを、外交専門誌「フォーリン・ポリシー」(電子版)のインタビューで表明していたことが16日明らかになりました。

 インタビューのなかでゲーツ氏は辞任時期について、「来年のいずれかの時が適切である」と表明。その理由として大統領の1期目の任期が残り1年を きる12年では、適任な次期長官の登用がむずかしくなること、さらに大統領選挙予備選の最中の時期であることをあげ、「(辞任を)12年1月まで延ばすの は間違いだと思う」と述べました。

 ゲーツ氏は、ブッシュ政権2期目の06年にラムズフェルド前国防長官の辞任後に就任。オバマ政権発足時には、イラク、アフガンと二つの戦争が継続中だったため、オバマ大統領の要請を受け、米国史上初めて、共和、民主の二つの政権にまたがる国防長官となりました。

 オバマ大統領は、来年7月にアフガン駐留米軍の削減を開始する方針ですが、来年早々にも辞任となると、その削減方針実施の前の国防長官交代となり ます。ゲーツ氏は、インタビューのなかで、アフガン戦略との関係では、今年12月までには大統領の新アフガン戦略の見直し作業が終了し、それを受けた方針 策定も軌道にのるとの見方を示しています。


大文字の次ぎは、お地蔵さん。はよ宿題しいや!

2010-08-17 | イベント案内

京都五山送り火:古都の夜空を焦がす炎 

     観光客ら見守る

2010年8月16日 21時3分 更新:8月16日 22時9分

夜空に浮かび上がる「大文字」の送り火を見る人たち=京都市上京区で2010年8月16日、幾島健太郎撮影
夜空に浮かび上がる「大文字」の送り火を見る人たち=京都市上京区で2010年8月16日、幾島健太郎撮影

 京都の夏の風物詩「京都五山送り火」が16日夜、京都市街を囲む山々でともされ、観光客らが古都の夜空を焦がす炎を見守った。

 送り火は、お盆に戻ってきた先祖の霊をあの世へ送り返す伝統行事。午後8時、東山・如意ケ岳の「大文字」から、時計とは反対回りに「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の順に点火された。

 ナラ枯れの被害が目立つ大文字では、枯れ木に火の粉が燃え移らないよう配慮して、薪を例年の300束から250束に減らした。【田辺佑介】

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日本・韓国も言ったことは実行してください。

2010-08-16 | 韓国・朝鮮の旅

    光復節 韓国大統領が演説

  「併合」100年 依然課題も

                        南北統一3段階案を提起


 【ソウル=面川誠】

  韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は15日、日本による植民地支配(1910~45年)からの解放記念日である光復節の記 念式典で演説しました。このなかで同大統領は、菅直人首相が「韓国併合」100年にあたって10日に発表した談話を「韓国民の意思に反した植民地支配を初 めて反省し、謝罪した」と評価する一方で、「乗り越えるべき課題がまだ残っている」と指摘しました。

 李大統領は「韓日両国は具体的な実践を通じて新たな100年をつくらなければならない」として、「歴史を忘れずに記憶しながら、ともに新たな未来を開拓する」ことを日本に呼び掛けました。

 「課題」について具体的な言及はありませんでしたが、韓国各メディアは、日本軍「慰安婦」や侵略戦争への強制動員などの被害への補償措置を間接的に促したものと報じています。

 北朝鮮との関係では、3月の哨戒艦沈没を「北朝鮮の挑発」と改めて非難した上で、「南北がこれ以上、不信と対決を繰り返してはならない」として、平和統一を目標とすべきだと強調しました。

 平和統一の方法として、▽朝鮮半島の安全と平和を保障する「平和共同体」▽南北間の包括的な交流と協力を通じた「経済共同体」▽民族全体の尊厳と自由、人間の基本的権利が保障された「民族共同体」―の3段階を提案しました。

 「平和共同体」実現のためには、「何よりも朝鮮半島の非核化が成し遂げられなければならない」と述べ、北朝鮮に対して改めて核開発の放棄を求めました。

 李大統領は南北統一への備えとして「統一税」の導入を提案し、統一に向けた具体的な対策を韓国内で幅広く論議することを呼びかけました。


韓国「併合」100年・今後の堅い友好連帯を!

2010-08-16 | 韓国・朝鮮の旅

韓国民団 光復節中央記念式

   志位委員長のあいさつ(全文)


 在日本大韓民国民団中央本部が15日に開いた第65周年光復節中央記念式で日本共産党の志位和夫委員長が行ったあいさつは次のとおりです。


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(写真)第65周年光復節中央記念式であいさつする志位和夫委員長=15日、東京・日比谷公会堂

 (韓国語で)こんにちは(拍手)。私は、日本共産党委員長の志位和夫です。(拍手)

 きょう、8月15日は、韓国のみなさんにとって日本帝国主義の支配から解放された喜ばしい日であり、私は、心からのお祝いを申し上げるものです。(拍手)

 同時に、私は、この日にあたって、日本の侵略戦争と植民地支配によって犠牲になった2000万人を超すアジアの人々と310万人の日本国民を追悼し、過ちを二度と繰り返さない決意を新たにするものです。

「韓国併合」100年と日本共産党の立場

 今年、2010年は、日本帝国主義が、韓国を「併合」してから100年目の年となります。「韓国併合」は、日本軍による繰り返しの侵略、王妃の殺 害、国王・政府要人への脅迫、民衆の抵抗の軍事的圧殺によって実現されたものであり、「韓国併合条約」は、日本が韓国に対して、軍事的強圧によって一方的 におしつけた不法・不当な条約です。(拍手)

 私は、植民地支配によって、国を奪い、文化を奪い、言語を奪い、名前すら奪ったことを、日本国民は忘れてはならないと思います。それを両国の共通の歴史認識とすることが、未来にとって重要であると考えるものです。(拍手)

 私は、4年前に初めて韓国を訪問し、西大門刑務所歴史館で追悼の献花をおこない、国会議長や与野党のリーダーと会談しました。そこで感じたのは、 36年におよぶ植民地支配の痛みの深さでした。同時に、私が、韓国のみなさんとの交流で強く実感したのは、21世紀の未来にむけて、日本との本当の友好を 願っているということでした。

 歴史は、消し去ったり、書き換えたりすることはできません。しかし、歴史に誠実にむきあうことはできます。過去の誤りを真摯(しんし)に認めてこそ、日本は未来に向かってアジア諸国民との本当の友情を得ることができるというのが、私たちの確信です。(拍手)

21世紀の日韓友好の発展をめざして

 日本共産党は、戦前の時代から、日本帝国主義による朝鮮への植民地支配に反対し、朝鮮独立のたたかいに連帯してたたかった政党として、日韓両国国民が、真の親愛の情でむすばれた友好関係をうちたてるために、つぎの諸点で力をつくす決意です。

歴史の逆流許さず、傷跡をただす

 第一は、日本の過去の侵略戦争や植民地支配を正当化するいかなる逆行も許さないことです。また誤った歴史が残した傷跡をただすことです。

 侵略戦争と植民地支配を美化する歴史教科書問題を解決し、新しい世代に歴史の真実を伝えなければなりません。(拍手)

 旧日本軍による「従軍慰安婦」問題等について、日本政府は謝罪と補償をおこない、問題の真の解決をはかるべきです。(拍手)

 先日、「朝鮮王朝儀軌(ぎき)」などを韓国側に「引き渡す」方針が、首相談話のなかで発表されました。「文化財は原産国に戻す」というのは、ユネ スコの条約でも原則とされていることであり、「儀軌」を出発点として文化財が返還されることを、私は心から願っています。(拍手)

 日朝関係の正常化にさいしても、「日朝平壌宣言」にそくして、歴史問題を、核問題、ミサイル問題、拉致問題などとともに、解決すべき諸懸案の一つとして、重視してとりくむべきだというのが、私たちの立場です。

北東アジアに平和的環境をつくる平和外交を

 第二は、北東アジアに平和的環境をつくりあげることです。

 この地域には、なお緊張と紛争の要素が残されていますが、どんな問題でも「軍事対軍事」の悪循環に陥ることなく、紛争の平和解決に徹するべきで す。困難はあっても「6カ国協議」を再開・成功させ、この枠組みを地域の平和機構に発展させることが大切だと考えます。日本は憲法9条をもつ国として、こ うした平和外交にこそ力をそそぐべきです。

 韓国民団のみなさんは、「真の光復は祖国の民主的平和的統一が実現する時だ」とのべておられます。南北の平和的統一を促進する国際的環境をつくるうえで、日本は、過去の植民地支配という歴史を考えても、その重要な一端を担うべきだと考えます。(拍手)

永住外国人への地方参政権の付与をすみやかに

 第三は、永住外国人、在日韓国人のみなさんへの地方参政権の付与を、一日も早く実現することです。(拍手)

 わが党は、すでに1998年にそのための法案要綱を提案し、選挙権とともに被選挙権を付与することを提案しています。各党と意見調整をはかり、一刻も早くこの懸案の課題を実現させるために力をつくすことをお約束いたします。(拍手)

 (韓国語で)今後、韓国民団と日本共産党の交流が発展することを、心から願っております。ありがとうございました。(拍手)


韓国「併合」100年から、私たちが学ぶこと。

2010-08-16 | 「協会」の公式見解・談話
 韓国「併合」100年からアジア・世界の平和を考える    
      講演レジメ    日朝協会京都府連代表理事 大橋 満  

はじめに                                                                 

1、 韓国「併合」100年を考えるとは、どういうことか           
  1910年8月22日の韓国「併合」、ソウルに1910年10月1日朝鮮総督府を開設
   日本の歴史上「狂った時代」  世界大戦 (第一次・第二次) のなかで          
    朝鮮の植民地支配の実態 日の丸と君が代、天皇と神社、警察と軍隊 皇民化と外地

2、 1945年第2次世界大戦の終戦の迎え方・日本は敗戦、(65年前)    治安維持法  日本はポツダム宣言受諾・連合国に降伏 アメリカのアジア支配  講和と旧安保条約   朝鮮民族は、独立国めざす 米・ソに分断された。  二つの政権が誕生した経過
   1948年8月15日 済州島を除く選挙・大韓民国成立、
  1948年9月9日 金日成を首相とする朝鮮民主主義人民共和国が樹立された。
  韓国と北朝鮮は、その発足以来国連加盟申請を行ってきた。
   戦争直後の在日朝鮮人の法的地位 (7月にポツダム宣言受諾だったら・・)   
  日本国憲法九条に関わって、韓国・北朝鮮の憲法は、軍隊をどうあつかったか           
3、 朝鮮戦争1950年(60年前)は、なぜ起きたのか、日本、韓国・朝鮮はどう変わった   まだ休戦 53・7・27 状態が続く     ( 両国の国土は焼土化  離散家族1000万)
  米韓相互防衛条約1954年11月17日発効    
   日本は、朝鮮戦争でどう変わったか・・再軍備への道を !

4、  日米安保条約から60・6・23(50年前) 軍事同盟・・・・・軍事・経済・文化で従属関係  

5、 日韓基本条約調印1965年6月22日(45年前)唯一の合法的な政府 悪のトライアングル    在日朝鮮人の法的地位は?   永住権 

6,  韓国・李スンマン 朴チョンヒ大統領の時代と韓国国民の民主化闘争    国家保安法
    1980年「5・18光州民衆抗争」   1987年現代韓国の誕生「6月民主抗争」  
    韓国…朝鮮民族の魂を復活、とりもどすための努力が、「芸術・文化・ドラマ」で!
    1991年9月17日 第46回国連総会において、全会一致で韓国・北朝鮮の国連加盟
  2000年南北首脳会談  自主平和統一                      

7、 今後の展望                                 
  ・ 日朝平壌宣言・6者協議 ・アジア・南米・世界の変化 非核・非軍事同盟  帝国意識
  ・  日米安保条約廃棄 (軍隊を背景に押しつけた韓国「併合」条約近代版は廃棄せよ。)


私は、一生戦争に行かずにすみそうです。

2010-08-14 | 投稿・投書・私の意見

 しんぶん赤旗・きょうの潮流より


 その石碑は木陰にひっそりと立っています。東京・文京区の東京ドームの片隅にある「鎮魂の碑」です。戦争で命を落とした69人のプロ野球選手の名 が刻まれています。

▼明日で終戦から65年。これらの選手を取り上げた催しが、11日に都内で開かれました。「かたり 戦火に散ったプロ野球選手」。「野球 が大好き」というタレントの山田雅人さん(49)が、戦死した3選手を「語る」趣向です。

▼伝説の剛速球右腕・沢村栄治は、2度目の召集で左手を撃ち抜かれ ます。口を突いたのが「右手でなくてよかった」。どんなときも野球が頭を離れなかったのです。

▼名古屋軍のエース石丸進一は、特攻隊として飛び立つ直前に最 後のキャッチボールをします。「おりゃぁ(俺(おれ)は)野球じゃ」と叫び、その無念の思いをボールにこめながら

▼最後はわずかプロ2打席で召集された渡 辺静。配属された鹿児島の知覧特攻基地で、なでしこ隊の女の子から人形を贈られます。「1人で飛行機に乗るのは寂しいでしょ」と。出撃前に彼はいいます。 「俺は天皇や軍のために飛ぶのじゃない。あの子が夢を追いかけられる時代がくることを願うから」

▼ときに激しく、ときに静かに「かたり」は続きました。す すり泣く声、じっとみつめる子どもたち。山田さんはこう結びます。「野球をやりたくともやれない時代があり、人たちがいた。二度と戦争をしないよう、皆さ んも語りついでください」。平和を願う新たなエネルギーをもらった気がしました。