日朝協会「京都府連合会」です。韓国・朝鮮との友好を進める、日本人の団体です。1カ月¥500 841-4316福谷気付

 世界の出来事から日本・韓国・朝鮮の未来を見る。
 皆さんの声を生かして活動を進めます。

ちょっと  学習

2012-05-30 | 資料提供

    EU加盟国と地図           経済問題が大きな影響を!  ある意味で世界を引っ張ってきた地域

 

     現加盟国(27カ国)

             オーストリア   ベルギー   キプロス   チェコ   デンマーク   エストニア   ドイツ(加盟時西ドイツ)   ギリシャ   フィンランド   フランス 

             ブルガリア  ハンガリー   アイルランド   イタリア   ラトビア   リトアニア   ルーマニア   ルクセンブルク    マルタ    ポーランド 

             ポルトガル  スロバキア  スロベニア   スペインスウェーデン   オランダ    英国

 

                                             


朝鮮新報  記事をそのまま紹介しています。京都公演もあるのでしょうか?

2012-05-29 | 投稿・投書・私の意見

        金剛山歌劇団阪神地区公演実行委員長 岸田衛幸さん

                                        

             金剛山歌劇団阪神地区公演(10月26日、県立芸術文化センター)の実行委員長。国際協調、日朝友好親善の趣旨に賛同した。

             兵庫県で会社を営む傍ら、兵庫盲導犬協会など様々な団体で役員を務めている。在日朝鮮人と交流するのは初めてに近い。

              実行委員長就任後、姫路まで公演を観に行った。朝鮮が世界中の国と国交を結んでいる事実も知った。

             朝鮮を一方的に非難するメディアや世間に違和感を覚えた。「お互い仲良くやろうということの何が悪いのか」。

             日本の市民団体だけでなく地方自治体にも積極的に働きかけ、阪神地区4市の後援を得た。

             ビジネス面での思いも強い。県下で最も倒産率が高い阪神地区。「みんなが共存共栄し元気になるよう、インタパクトを与えたい」。

             成功に向け精力的に活動している。「成功こそ国際協調のアピールになる」。(泰)


広域連合・暴力団の名前みたいでしょう!自治体なんですよ。市民の暮らしが遠のいてしまう!

2012-05-28 | 投稿・投書・私の意見

   広域連合加入案を可決 京都市会閉会・・こんな記事見つけました

京都新聞 5月28日(月)22時59分配信

 京都市議会の5月定例会は28日、京都府、滋賀県など7府県と大阪、堺の2政令市でつくる関西広域連合への正式加入に向けた規約案や総額53億6800 万円の本年度一般会計補正予算

案など35件を可決、閉会した。京都市は早ければ8月にも広域連合への加入が認められる見通し。
 

広域連合への加入では、民主・都みらいが「国の出先機関改革が進み、関西4政令市が地域主権のための連携事業を実施してきた経緯を踏まえると、加入は妥 当」と賛成討論し、共産党を除く

全会派が賛成した。共産は「四層行政につながり、基礎自治体の力を弱める」とし、加入負担金2100万円を含む補正予算案 に反対した。
 

足並みをそろえる神戸市も含め構成自治体の全議会の議決は7月中旬に出そろう予定で、その後、総務大臣が広域連合の構成団体の変更を許可する。

 また亀岡市の集団登校事故を受け、無免許運転の根絶に向け刑法の危険運転致死傷罪の適用条件に無免許運転を明記するよう法改正を求める意見書を全会一致で可決した。

 府が建設を計画する球技専用スタジアムの横大路運動公園(伏見区)への誘致推進を求める決議や、昨年8月の五山送り火で市が使用を断念した岩手県陸前高田市の被災マツの薪500本

の処分について、解決方法を早急に決定するよう求める決議も可決した。

 このほか、監査委員に富喜久夫(自民党)、谷口弘昌(公明党)両市議と元公営企業管理者の西村京三氏の3人を選任した。

最終更新:5月28日(月)23時29分

京都新聞

 

総会・訪朝報告会、懇親会の出欠について、福谷までご連絡ください。

2012-05-28 | 「協会」の公式見解・談話

   第47回府連総会・訪朝報告会のご案内

 

第47回定期総会・訪朝報告会を下記のとおり開催します。お忙しいとは存じますが、ぜひ、ご出席ください。なお、今後の活動についてのご意見などを、福谷までお寄せください。

と き 7月1日(日)午後1時半~5時

 

内 容

1部      総会議事(活動報告、決算報告、運動方針案、予算案、新役員選出) 13:30~14:30

2部      訪朝報告会 木村幸一、勝村誠、小倉紀蔵さん(4月末~5月初旬訪朝) 14:40~16:40

 

            終了後、会場周辺で懇親会を行います。参加費は3,000円程度です。

総会・訪朝報告会、懇親会の出欠について、福谷までご連絡ください。     会場があまり広くないので参加者だけにお知らせします。福谷さんまでご連絡ください。

<メールアドレス> ta-san@mist.ocn.ne.jp  <TEL・FAX> 075-841-4316

 

<予告>  平和のための京都の戦争展

開催日時:7月31日(火)~8月6日(月) 午前9時半~午後4時半

開催場所:立命館大学国際平和ミュージアム(京都市北区等持院北町)

文化企画:7月31日(午前10時~12時)の団体企画を府連主催予定です


京都革新懇談会総会での発言 日朝平壌宣言10周年をかくとりくむ

2012-05-27 | 「協会」の公式見解・談話

京都革新懇談会総会 日朝協会発言  2012年5月26日 おおはし

 

日朝協会代表理事の大橋満です。

 5月12日東京青年舘での全国総会に出席し、志位和夫委員長の「日米安保条約をなくしたらどういう展望が開かれるか」と題する記念講演を聞き、日朝協会の運動を活発にして、安保条約を

なくす取り組みに貢献し、東アジアに平和な環境を実現することが出来れば、その環境の中で、日朝韓国民の友好はすべての分野で花開くと思うのです。

 日本の歴史は、隣の国朝鮮の影響を受けて発展してきました。京都の都を築いた桓武天皇の母は朝鮮人でしたし、京都の町は、朝鮮人技術者の指導の下に作られ、当時の農業や、西陣織を

はじめ京都の織物、陶器、お寺も朝鮮とのつながりが広く深く残っています。

朝鮮通信使は、京都伏見の納所で船を乗り降りし、鳥羽街道から京都に入って宿泊し、三条京阪から大津に向かう、往復だったのです。

 中国のものが朝鮮を通って伝わってきたと言われますが、朝鮮は世界的に見ても独特の文化を築いた国で、日本もその影響を受けながらも独特の文化を作り上げてきたのです。もともと非常に

優れた民族なのです。

秀吉の侵略と「韓国併合」から 今も残る不正常な状態は、長い歴史から見れば「一時期そんなこともあった」といえるよう 早く過去のものにしなければなりません。

 

日朝協会は、今年が日朝平壌宣言10周年だから、もっと活動を活発にしようと頑張っています。両国政府の代表が署名しせっかく良い宣言を出し、動き始めたと思ったら、自民党も民主党も責任ある行動を取らず、この10年間何も動かなかったのです。だから国民の力で動かしたいのです。

 

東アジアには、米韓相互防衛条約 日米安保条約。日韓基本条約。この悪のトライアングルがある下で、しかも、近代において日本人が弾圧のかぎりを尽くしたその相手国の国民と、友好を結ぶことは、そう簡単なことではありません

しかし友好がすすめられる根拠は、私たち日朝協会が、その支配に反対し、韓国併合に反対し、第二次世界大戦に反対してきた日本国民の革新的伝統を受け継いだ団体だからこそ、侵略した

相手国の国民であっても戦争反対平和を築こうという共通の土台のうえにたって、友好ををすすめることができるのです。

いま、日韓朝が共同して取り組み、心通わせて信頼を深めているのは朝鮮王朝儀軌返還運動です。朝鮮総督府が略奪し、宮内庁にあったものを日韓朝の市民運動で返還させたのです。日本政

府が日韓基本条約で韓国側に請求権はないといい続けてきたものなのです。

日韓基本条約で決められたことを、3国の協力した市民運動で風穴を開けさらに新たな文化財返還の道を切り開いたのです。新しい友好運動の道を開いたのです。

 在日外国人の中で、韓国朝鮮人が非常に多いのは皆さんもご存知の通りですが、その人々とも共通の妨害者に対して毅然とした取り組みをしなければなりません。

高校授業料無償化問題・慰安婦問題をはじめ市民生活に至るまで、最近は特に朝鮮問題を故意に解決させない妨害団体が組織され活動しています。

 3・11地震には、在日の方々、韓国、北朝鮮からも多大な支援をいただきました。

 

拉致問題の解決なくして国交正常化なしと言う考えは間違いです

制裁を強化して、話し合いのテーブルに着けという考えも間違いです。

北朝鮮の核実験やロケット発射は、アジアの平和を守る立場からはっきり反対です。

 これからの諸問題の解決について、関係諸国と国際舞台の合意で確認されている道筋が、日朝平壌宣言なのです。

その内容は

両首脳は、日朝間の不幸な過去を清算し、懸案事項を解決し、実りある政治、経済、文化的関係を樹立することが、双方の基本利益に合致するとともに、地域の平和と安定に大きく寄与するものとなるとの共通の認識を確認した。

双方は、この宣言に示された精神及び基本原則に従い国交正常化を早期に実現させるため、あらゆる努力を傾注することとし、そのために2002年10月中に日朝国交正常化交渉を再開することとした。
 双方は、相互の信頼関係に基づき、国交正常化の実現に至る過程においても、日朝間に存在する諸問題に誠意をもって取り組む強い決意を表明した。

 

日本側は、過去の植民地支配によって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明した。                          

双方は、日本側が朝鮮民主主義人民共和国側に対して、国交正常化の後、双方が適切と考える期間にわたり、無償資金協力、低金利の長期借款供与及び国際機 関を通じた人道主義的支援等の経済協力を実施し、また、民間経済活動を支援する見地から国際協力銀行等による融資、信用供与等が実施されることが、この宣言の精神に合致するとの基本認識の下、国交正常化交渉において、経済協力の具体的な規模と内容を誠実に協議することとした。
 双方は、国交正常化を実現するにあたっては、1945年8月15日以前に生じた事由に基づく両国及びその国民のすべての財産及び請求権を相互に放棄するとの基本原則に従い、国交正常化交渉においてこれを具体的に協議することとした。
 双方は、在日朝鮮人の地位に関する問題及び文化財の問題については、国交正常化交渉において誠実に協議することとした。 となっています。

双方は、国際法を遵守し、互いの安全を脅かす行動をとらないことを確認した。また、日本国民の生命と安全にかかわる懸案問題については、朝鮮民主主義 人民共和国側は、日朝が不正常な関係にある中で生じたこのような遺憾な問題が今後再び生じることがないよう適切な措置をとることを確認した。
国際法を遵守し、互いの安全を脅かす行動をとらないことを確認

双方は、北東アジア地域の平和と安定を維持、強化するため、互いに協力していくことを確認した。
 双方は、この地域の関係各国の間に、相互の信頼に基づく協力関係が構築されることの重要性を確認するとともに、この地域の関係国間の関係が正常化されるにつれ、地域の信頼醸成を図るための枠組みを整備していくことが重要であるとの認識を一にした。
 双方は、朝鮮半島の核問題の包括的な解決のため、関連するすべての国際的合意を遵守することを確認した。また、双方は、核問題及びミサイル問題を含む安全保障上の諸問題に関し、関係諸国間の対話を促進し、問題解決を図ることの必要性を確認した。
 朝鮮民主主義人民共和国側は、この宣言の精神に従い、ミサイル発射のモラトリアムを2003年以降も更に延長していく意向を表明した。
 双方は、安全保障にかかわる問題について協議を行っていくこととした。となっている。

 国交正常化を勝ち取る私たちの活動が、北東アジアの平和の構築と、安保条約廃棄の日本の実現に寄与すると確信しています

 革新懇に結集する皆さんと力を合わせ、全国革新こんの三つの共同目標達成のために力を尽くす決意を述べて発言とします。

 

 

各位
26日に開催しました京都革新懇第33回総会には53人(10地域、1職場、13団体、2議員団)のご参加を頂きました。
“逆流を許さず共同を広げて政治革新を!”のスローガンを掲げた本総会では、12人の方から発言いただきました。
交流を深め新年度も引き続き革新3目標にそって共同を広げ運動を強めることを確認いたしました。
ありがとうございました。とりあえずの御礼といたします。
2012年5月28日
京都革新懇事務局

 


朝鮮新報記事そのまま載せています。

2012-05-25 | 韓国・朝鮮の旅

「たくさんの優しさに触れた」 女子大生が見た1年ぶりの平壌

華やかな女性たちのファッション

 

日朝友好京都ネット訪朝団(58人)の一員として、4月28日から5月3日まで朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)を訪問した(関連記事)。昨年4月以来、2度目の訪朝だった。

  生活や考え方に変化

交通量が増え、活気あふれる平壌市内(車内から撮影、写真はすべて筆者提供)

前回の訪朝からこの1年の間に、街の様子にめまぐるしい変化が起こっていると感じた。地下鉄の改札にICカードが導入されたことや、平壌駅前広場に 大型スクリーンが設置されたこと、並び立

つパステルカラーの高層マンション、バスの停留所に夜間照明が点灯されたことなど、目に見えて変貌を遂げていた。 とくに寒色系の白い光を放つ夜間の街灯は、よく見ると小さなランプの集合

体だった。おそらく節電のためLEDを用いていると思われる。

たった1年の間にこんなに街の表情が変わるとは、まさに平壌の街は生き物のようだと驚いた。しかしそれだけでなく、人々の生活や考え方にも変化が起きていた。

まず、女性のファッションに注目したい。ハーフアップにした女性たちの後頭部に、ラインストーンがびっしり敷き詰められたバレッタが輝いていた。朝 鮮の国産で「コスモス」というブランドのもの

だ。リボンや花をかたどったものなど形は多様だ。高麗ホテルの売店では、約2千円で販売されている。中国製の 商品と混じってショーケースに並べられていたが、販売員が中国製と朝鮮製を分

けてくれた。比較したところ、中国製は土台とラインストーンをくっつけた接着 剤がはみ出し、中にはラインストーンが外れているものがあったが、朝鮮製はそういった仕事の粗さがなく、完璧な仕

上げで、明らかに朝鮮製のほうが品質が良 いことがわかった。

メーデー会場で歌を歌ってくれた子どもたちと(後列左が筆者)

滞在中、何人かのコスモス・ユーザーに質問をした。凱旋青年公園の女性職員によると、「髪飾りの製造工場は以前からあったが、金正日将軍が、女性た ちに気に入ったものを選んでつけるよう

に配慮された」と話した。ホテルの従業員は「流行っているというか必要に迫られている」と答えた。また、ある男性指 導員は、「これまでは、『作ったら工場の役割は終わり』という考え方だった

が、人々が製品に求める品質が高くなっていることもあって、どうすれば人々に受 け入れられるかを工場側が考えるようになった。また、女性たちのもっと華やかにしたいという要望もある。金正

日将軍が世界中からサンプルを取り寄せたとい う話もある」と語った。

また、現在日本の若い女性の間で流行っている厚底の靴は朝鮮でも流行している。朝鮮の女性のファッションは休日にスカート姿が目立って増えるなど、 年々華やかになっていることに加え、日

本と同時期に同じものが流行になっていることは非常に親しみを感じた。朝鮮の民族衣装などはとても色鮮やかで美しい こともあり、もともと人々はおしゃれな感覚を持っているのではないだろう

か。今後の朝鮮のファッションに注目していきたい。

 自由に街を歩いて

入場待ちの人であふれかえる大城山遊戯場

メーデーの記念行事が行われた大城山遊戯場では、多くの市民が運動会に参加し、歌や踊りといった催しものを楽しむなど、のどかだが活気あふれる雰囲 気が広がっていた。ここでは多くの市

民と交流することができた。お母さんと一緒に運動会を見ていた3人兄妹は「歌が得意。大きくなったら声楽家になりた い」というと、一生懸命歌を歌って聴かせてくれた。

また、いろんな人に「日本の印象はどうか」と尋ねたが、「日本の帝国主義は憎いが、日本の国民は別だ」という、政府と国民を分けた主旨の意見が多かった。近くの地下鉄の駅がとても混んでい

て、人であふれかえっていたのが印象的だった。

平壌駅前百貨店

今回は初めて指導員の同伴なしでホテルの外に出かけることができた。わずかな時間だったが、高麗ホテルから平壌駅のあたりを散歩した。駅の裏まで出 掛けた同行者もいた。私は明らかに

外国人とわかる服装だということもあり、街行く市民からの視線がすさまじかったが、会釈をすると笑顔で返してくれたので うれしかった。屋台ではアイスクリームやかき氷が売られていて、その

日は夏のような強い日差しが降り注いでいたこともあって大盛況だった。みんな茶色いシ ロップがかかったかき氷をおいしそうに食べていた。他にもパンやフライドチキンなど、多彩な屋台が軒を

連ねていた。

屋台の後は平壌駅のすぐ隣にある平壌駅前百貨店に入った。7階建てで、1階は家具・家電・お菓子・おもちゃ・工具類が販売されていて、中国からの輸 入品が目立った。2階は文房具・化粧品・

洗剤やシャンプーなどの日用品。3階は既製服・生地・靴下・毛糸など衣料品、布団など。人民服を着たマネキンを指 さして店員に「サイズはいくらですか」と聞いてみたところ、「1人ずつ測って作

ります」と答えた。1階でわさび味のポテトチップスを購入した。 「PYOLMURI」というメーカーのものだ。最初の一口はわさびがきいているが、その後慣れてくるとどんどんやめられなくなるパンチ

のあるお菓子だっ た。

朝鮮産のバレッタ

平壌の一般家庭を訪問させてもらった。迎えてくれたのは元小児科医の金君実さん(74)と金さんの息子の妻。金さんの家庭は5人家族(金さん夫妻と 息子夫妻と中学生の孫)。金さんは「日本

人を家に招くのは、しぶしぶでしたが、友好的なお客さんだと聞いて家を片付けました」と話してくれた。「朝鮮が日 本の植民地から解放されたとき8歳で、それまで日本語の教育を受け、自分の

名字を名乗ることすら許されませんでした。私の名前も『金山君子』でした。今は 立派な共和国になってみんな幸せです」と話した。

今回は、より朝鮮の市民の生活を垣間見ることができ、たくさんの人々の優しさに触れることができた。次回訪れるときは、どんな風に街は変わっているだろうか。どんな人々に出会えるだろうか、

今から楽しみでならない。

(矢内真理子、同志社大学大学院)


中央日報日本語版 05月24日 そのまま紹介しています。

2012-05-25 | 投稿・投書・私の意見

韓国最高裁「日本企業、徴用者に賠償責任ある」

 

  日本植民地時代の徴用者に日本企業が損害賠償をするべきだという趣旨の韓国最高裁判所の判決が初めて出たと、韓国メディアが24日報じた。
 報道によると、最高裁は24日、イ・ビョンモクさん(89)ら徴用者8人が日本三菱重工業と新日本製鉄を相手に起こした損害賠償請求訴訟の上告審で、原告敗訴判決の原審を破棄し、原告勝訴の

趣旨で事件をそれぞれ釜山高裁とソウル高裁に差し戻した。

  最高裁は「1965年に締結された韓日請求権協定は日本の植民支配の賠償を請求するための交渉ではないため、日帝が犯した反人道的不 法行為に対する個人の損害賠償請求権は依然とし

て有効」とし「消滅時効が過ぎて賠償責任はないという被告の主張は信義誠実の原則に反して認められない」と 明らかにした。

  最高裁は、イさんらが日本で起こした同じ趣旨の訴訟で敗訴確定判決が出たことに関し、「日本裁判所の判決は植民支配が合法的だという 認識を前提としたもので、強制動員自体を不法と見な

す大韓民国憲法の核心的価値と正面から衝突するため、その効力を承認することはできない」と述べた。

朝鮮新報   (日朝友好京都ネット)代表団  訪朝報告

2012-05-25 | 韓国・朝鮮の旅

          市民交流で世論喚起を、訪朝した日朝友好京都ネット代表団

                         平壌宣言10周年を視野に

「日朝平壌宣言発表から10年目になる今年に、日朝関係を改善するための大きな世論を作らなければならない。民間が流れを作れば世論は必ず変わる」

4月28日から5日にかけて朝鮮を訪問した「文化・学術・市民交流を促進する日朝友好京都ネット」(日朝友好京都ネット)代表団の佐々木道博団長 (60、同ネット理事)はこう話しながら、政治レ

ベルでは遅々として進まない両国の関係改善を民間がリードしながら推し進めていかなければならないと指摘 した。

 まず正しい理解を

開城の霊通寺で記念写真

日朝友好京都ネットは、日本市民と在日コリアンの交流と相互理解を促進し、民族教育権をはじめとする在日コリアンの諸権利と社会的地位向上を求める とともに、日本と朝鮮との文化・学術・

市民交流によって友好親善と国交正常化を促進するための世論を喚起していくことを目的に2009年3月に設立され た。その後 地方議員による代表団を合わせると計3度の訪朝団を実施し

て今回で4回目となる。

とくに、平壌宣言10周年を迎える今年は、過去3回を大きく上回る58人が参加。また、市民間の友好だけでなく、考古学(朝鮮古代史)や歴史学(朝 鮮現代史)、思想及び朝鮮文化、新聞放送、

経済、国際関係など6つの分野に分かれて、社会科学院をはじめ朝鮮の研究者や専門家と意見交換するなど交流を深 めた。訪朝団の多数が一般市民ではなく、学者、研究者らだった。

日朝友好京都ネットでは、50人を目標に募集を始めたが、予想を超えて応募が来たという。佐々木団長は「朝鮮に興味があり、行ってみたいと考えてい る人たちが多いことの表れ。つまり、日本

のマスコミによる朝鮮報道が、画一的でゆがんだ内容ばかりであるので、これに疑問を持つ人たちが増えていることの 証左だとも言える」と話しながら、今回の訪朝は「とくに、学術交流として大

きな成果があった」と胸を張った。

そのうえで、「日本で『現代朝鮮』をベースにした学界を開きたいという思いもある。訪朝団は、日朝関係改善のために朝鮮を正しく理解するための 『核』になるもの。今後、こうした動きを広げて、

幅広く世論を形成していきたい。今回の訪朝は、次の大きな交流のためのスタート」だと先を見据えた。

 「対話こそが必要」

金正淑託児所を訪れた代表団

97年以来2度目の訪朝となった鈴木さん(仮名、52)は、朝鮮の研究者や専門家をはじめ多くの人たちと交流できたことに満足しているとしながら、両国の関係改善のためには「対話と交流こそ

が大切」だと話した。

仕事の関係上8年間、南朝鮮に暮らした鈴木さんは、「朝鮮のすべてを肯定する必要はないが、日本で正しくしっかりと伝えていくべきだ。今回の訪朝は、新しい『違い』の発見の旅だった。もっと

早くに来るべきだったと後悔しているほどだ」と笑顔で語った。

初めて訪朝した元保守活動家の田中さん(仮名、46)は、「実際に見た朝鮮は、イメージとまったく違っていた。朝鮮の人たちは日本ではあたかも画一 化されたイメージで伝えられているが、こち

らが本音を語れば本音で語ってくれる。隣国として友好的な関係を作っていくためには、互いが本当の姿を伝え合っ ていくことが大切だ」。田中さんは、「また来たい」と話した。

経営学が専門の夫と一緒に初めて訪朝した主婦の中村さん(仮名、52)は、「それまで日本で創りあげられていた『貧困』『飢餓』などの暗いイメージ が、完全にひっくり返った」と強調する。中村さ

んは、「公園であった人々は陽気で元気よく、活き活きとしていた」としながら、「どこの国でも、一般国民が 明るく前向きに暮らしているかぎり、その国の未来が広がるのではないか」と感じたとい

う。

日朝協会全国理事で京都府連絡会代表理事でもある木村幸一さん(64)は、「初めて朝鮮を訪問したが、日本のマスコミが作り上げている朝鮮像と現実 はまったく逆であった。日本政府が行っ

ているような対話と制裁は両立するものではない。平壌宣言にのっとり、両国間の問題は解決されなければならず、その 前提となるのは日本による植民地支配の清算だ」としながら、「日本の国

民に、朝鮮の現実を、そして日朝間の問題を正しく伝える義務が、朝鮮を訪問した者と してあると感じている」と話した。

今回初めて訪朝した元京都市職員の岩崎悦子(78)さんは、「ホテルのスタッフや参観地のガイド、メーデーのイベントに来ていた一般市民に接して、 言葉でのコミュニケーションに支障があった

としても、朝鮮の人たちの親切さや好意、礼儀正しさを十分に感じることができた。歴史遺跡や寺院も参観したが、 京都の街中を想起させていっそう親近感を抱いた」と話した。

大学生の馬場一輝さん(20)は、「昨年の夏に訪問して以来2度目の訪問であったが、この短期間で多くの発展を見ることができた。朝鮮の今を自分の目で見ること、そしてそれを見たわれわれ

が伝えて行くことが大切だと思う」と語った。

日朝友好京都ネットでは、今回の訪朝団の成果を、7月及び9月に予定している訪朝報告会やシンポジウムなどの様々な機会で反映させながら、友好親善と国交正常化の世論喚起を強めて行

きたいとしている。

(鄭茂憲)

 


初日に事故? 末が思いやられる? 大事に至らず良かったが・・・・・・

2012-05-23 | 投稿・投書・私の意見

          スカイツリー:初日、「天望回廊」の営業 早めに打ち切り

        

ライトアップされた東京スカイツリー=東京都墨田区で2012年5月22日午後7時、木葉健二撮影jp毎日


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2012-05-22 | 資料提供
大阪市が5月29日まで「市政改革プラン(素案)」に対する意見や提案などを

一般的に受け付ける「パブリックコメント」を募集しています。

次から「素案」が確認できます(少しややこしいですが)↓
 
ダウンロードは一度コピーして貼り付けてください。 
その「素案」には、朝鮮学校や中華学校への補助金が「廃止」となっています!
また「リバティー大阪(大阪人権博物館)」が、「廃止に向けて検討中」となっています。
 
※ 123ページ、124ページに「義務教育に準ずる教育を実施する各種学校を設置する
学校法人に対する補助金」(朝鮮学校と中華学校への補助金)の「廃止」が明記
されています↓
 
 
その他、多くの補助金や人権事業などがことごとく「廃止」されようとしています。
 
つきましては多くのコメント(声)を大阪市にお送りください。
よろしくお願いします。
 
 
 
 
 
 
※以下、大阪市ホームページより抜粋したものを添付します。

 パブリックコメントの実施について

〇期 間:平成24年5月11日(金)~29日(火)

〇内 容:「市政改革プラン(素案)」についての意見・提言等の受付

〇資料の配架場所:市政改革室(市役所本庁舎4階)

             市民情報プラザ(市役所本庁舎1階)

             大阪市サービスカウンター(梅田・難波・天王寺)

             各区役所区民情報コーナー

             各区役所出張所

             ※大阪市ホームページからもご覧いただけます。(詳しくはこちら

〇意見・提言等の提出(平成24年5月29日(火)必着)

    資料に添付している「市政改革プラン(素案)に対するご意見など」(意見等記入用紙)に意見・提言を記入のうえ、次のいずれかの方法により市政改革室 まで提出してください。FAXやEメールの場合、件名を「市政改革プラン(素案)に対する意見・提言」と明記してください。

  (1)持参・送付(持参の場合、月曜日から金曜日の午前9時から午後5時30分まで)

  (2)FAX

  (3)Eメール:kaikakuplan@city.osaka.lg.jp

   ※電子申請システムでも受け付けています。

   提出先:〒530-8201

         大阪市北区中之島1丁目3番20号 

         大阪市役所4階 大阪市市政改革室(改革方針担当)

         電 話:06-6208-9733

         FAX:06-6205-2660

今後の予定

〇平成24年5月11日(金)~29日(火):パブリックコメントの実施

〇平成24年6月:「市政改革プラン(案)」の策定

〇平成24年7月末:「市政改革プラン」の策定


アピールにはなるでしょう!

2012-05-22 | 投稿・投書・私の意見

ソウル市の公務員に半ズボン・サンダルでの勤務許容…賛否分かれる

05月22日 中央日報日本語版

 

朴元淳(パク・ウォンスン)市長。
  ソウル市の公務員はこの夏、半ズボンとサンダル姿で出勤することができる。ソウル市のキム・ヨンソン環境政策課長は21日、「省エネルギーのため来月 から公務員の半ズボンとサンダル

姿を認めることにした。25区庁と傘下支援機関、民間企業を対象に参加を誘導する方針だ」と話した。大邱(テグ)の一部の 区で半ズボンを許容したことはあるが広域自治体ではソウル市が

初めてだ。

  ソウル市の今回の方針は「原子力発電所ひとつ削減」という名前で省エネルギー運動を行っている朴元淳(パク・ウォンスン)市長の指示 に従ったものだ。ソウル市は夏季の室内温度を28

度に合わせることにし、公務員の服装を最大限簡素化することにした。5~9月にはジャケット着用禁止と ノーネクタイを実施し、6~8月を「スーパークールビズ」期間に定め半ズボンとサンダ

ル姿を許容する方針だ。市民との対面が多い一部窓口業務は除外され る。キム課長は、「昨年原発稼動を中断した日本が節電次元から公務員の半ズボン姿を許容したのを参考にした」と説

明した。朴市長も直接手本を見せる方針 だ。来月5日の「環境の日」の行事に半ズボンで出席するという。欧米の国では公務員の半ズボン姿は珍しくない。

  だが、公務員の半ズボン姿に対する市民の意見は交錯している。ある会社員は、「服装は勤務姿勢のスタートなのに公務員が半ズボンで仕 事をするとは話になるか」と話した。これに対しあ

る大学生は「自由な服装で仕事をすれば仕事の能率も上がりエネルギーも節約でき良いこと」という反応を見 せた。

  公務員がどの程度半ズボンを着るかも関心事だ。2008年7月に大邱市西区が実施した半ズボン・サンダル実験は翌年うやむやになっ た。当初には全職員の60~70%がラフな服装だっ

たが、2009年からは業務効率と品位維持をめぐる意見が対立し有名無実化した。

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2012-05-21 | 「協会」の公式見解・談話

     核兵器廃絶 自転車ツアー出発   独→ベルギー 800キロ走破へ

 
 
 
 
 
 
 
 

 

写真

(写真)シュツットガルト郊外を走る核兵器廃絶自転車ツアー=19日(小玉純一撮影)

 【シュツットガルト=小玉純一】

 核兵器廃絶、欧州からの核兵器撤去を訴える自転車ツアーが19日、独南部のシュツットガルトを出発しました。約800キロを走破し、ベルギー

のブリュッセルにある北大西洋条約機構(NATO)本部をめざします。

 シュツットガルト市役所前でのツアー参加者激励会に約100人が集結。参加者たちは「NATOの首脳会議がシカゴで(20、21日に)開かれま

す」「私たちは核兵器の禁止と廃絶を求めます」「ドイツ、ベルギー、オランダ、イタリア、トルコにある米軍の核兵器をなくすことを求めます」と声を

そろえ て訴えました。

 ベルナー・ベルフレ副市長が激励のあいさつ。「みなさんの行動をうれしく思います。ありがとう。核兵器は危険。非人間的で、環境も破壊します。

なくさなくてはなりません。これから持とうとする国に、それは間違いだと言うのも使命です」と話しました。

地図:核兵器廃絶自転車ツアー

 


大変なことになっています。

2012-05-21 | 投稿・投書・私の意見

      東映京都撮影所:撮影スタジオ火災ほぼ鎮火 けが人なし

                          毎日新聞 2012年05月20日 16時30分(最終更新 05月20日 18時57分)

火災が起き、消火作業にあたる消防隊員らで騒然とする東映京都撮影所=京都市右京区で2012年5月20日午後2時21分、森園道子撮影
火災が起き、消火作業にあたる消防隊員らで騒然とする東映京都撮影所=京都市右京区で2012年5月20日午後2時21分、森園道子撮影

 20日午後1時半ごろ、京都市右京区太秦(うずまさ)の東映京都撮影所の撮影スタジオ「第1ステージ」 から出火。京都市消防局の消防車など27台とヘリコプター1機が出動し、約2時間後にほぼ鎮火した。同局によると、耐火造り1階建ての同スタジオ延べ 1305平方メートルが全焼した。出火当時、スタジオは無人だったとみられ、けが人はなかった。

 出火当時、撮影所東側に隣接するテーマパーク「東映太秦映画村」には多数の観光客らがおり、一時、煙が 流れ込んだ。映画村は、パーク内で撮影所に近い場所にあるアトラクション施設の前で順番待ちをしていた人たちを安全な場所に避難誘導したほか、新たな入場 者を制限する措置を取った。

炎上する東映京都撮影所(上)。下は東映太秦映画村=京都市右京区で2012年5月20日午後2時16分、本社ヘリから宮間俊樹撮影

炎上する東映京都撮影所(上)。下は東映太秦映画村=京都市右京区で2012年5月20日午後2時16分、本社ヘリから宮間俊樹撮影

ストレステストの作業を担う三菱重工///せめて試験は別の会社で・・・・・・

2012-05-19 | 投稿・投書・私の意見

                                       三菱重工 大飯原発    自社原子炉 自ら耐性試験

                                     

                                          “お手盛り”安全評価

 
 
 
 
 
 
 
 

 

 政府が再稼働を急ぐ関西電力大飯原発3、4号機の安全性を評価したストレステスト(耐性試験)の作業を、同原発の原子炉を製造した三菱重工業が 行っていたことが18日、本紙の取材で判

明しました。同社はその他の原発のストレステストにもかかわっています。客観的に行われるべき安全評価が、第三者 機関ではなく原子炉製造メーカーによって行われている実態は、審査体制

の欠陥と“お手盛り”ぶりを示しています。


 三菱重工は、加圧水型原子力発電(PWR)のメーカーとして、国内の原子炉24基の製造にかかわっています。関西電力をはじめ四国電力、北海道電力、九州電力、日本原電の5社への納入

実績があります。

 ストレステストをめぐっては、三菱重工が製造した関電大飯原発3、4号機の1次評価はすでに昨年中に国に提出されています。1次評価は、コンピューター分析によって、原子炉や周辺機器が

設計上の想定を超える地震や津波に対して、どれだけ耐えられるかを調べます。

 三菱重工は、昨年7月、政府がストレステストの実施を表明すると、原子力事業本部内にストレステスト実施のための「安全高度化対策推進室」を新設することを決めています。

 本紙の取材に三菱重工の担当者は、原子炉納入先の各電力会社からの委託で同社がテスト作業を行った事実を認めました。

 同社がテスト作業を受注した具体的件数については「ストレステストは枝野幸男経済産業相の肝いりで行われているもの。詳しい内容は、経産省に問い合わせてほしい」と説明を拒否しました。

 経産省原子力安全・保安院の担当者は「大飯3、4号機については三菱重工が行ったと聞いている」と認めました。

 また原子炉製造メーカーがテスト作業を行ったことについては「ストレステストの結果を提出するのはあくまで電力会社。設計を担当したメーカーが 行ったところもあると聞くが、誰に委託するか

は電力会社内部で決めること。こちらが、製造メーカーによる解析を求めたり、決めているわけではない」として います。

 ストレステストの作業を担う三菱重工ですが、同社の大宮英明社長は新聞のインタビューに応じ、「新設がなくても、安全を高めるための定期点検など で、ある程度のビジネスは成立しうる」と

本音を強調。「原子炉の安全性を高め、(国民の)コンセンサスを得た上で稼働していくことが望ましい」と原発再稼 働への期待を表明しています。(「朝日」11日付)

 原発の利益に群がり、原発推進の立場に立った同社が、安全評価を行うことが適切なのか、厳しく問われます。(矢野昌弘)

図

日朝協会京都府連・木村幸一代表理事もこのツアーに参加しました。

2012-05-19 | 韓国・朝鮮の旅

             若き指導者の下で団結し進む朝鮮-㊦- 浅野健一

スピード感増す情報発信

メーデーの日、大城山遊戯場で水球の選手と

昨年5月の連休と11月の日朝サッカー戦取材で平壌を訪れていたが、今回、街に車が急増し、流通や建設工事用のトラックが疾走しているのに驚いた。首都を流れる川では、あちこちで住宅建設に使う砂利を採っている。

メーデーの日などに出会った工場の勤労者・家族の表情は明るく、生き生きとしている。昨年12月金正日総書記の突然の死去という悲しみを乗り越え、若き指導者である金正恩第1委員長の下で団結を固め、主席の生誕100周年を祝った人々の自信があらわれている。

若き指導者の下で団結し進む朝鮮-㊤-

 

活気づく街、国際交流に自信

若き指導者への親しみ

ハナ音楽情報センターのガイドさんと

道路を走る車は昼間でもヘッドライトをつけている。法律で点灯が義務化された。「市民から文句も出たが、事故がかなり減ったのでみんな納得した」と 指導員は話した。北欧の高速道路でも同じルールがある。国際感覚の豊かな第1委員長の時代になり、外国のいいものは積極的に導入しようという姿勢の現れだ と思う。

昨年12月にオープンしたハナ音楽情報センターに行った。世界中の音楽資料を集め、市民が聞けるようにした施設で、総書記が亡くなる2日前に現地指 導に入った。指導員の話によると、その時、体調が悪そうで、センター所長が総書記の体を支える場面もあったという。また、手袋が古い使い込まれたもので、 自分の身を惜しんで現地指導に奔走されていたと語った。彼女の話を聞いていた私たちのガイドの女性が涙ぐんだ。4月にこの指導員に会ったデヴィ・スカルノ 氏は「総書記死去で泣いている人々はやらせだなどと、けしからんことを言ったテレビの人はこの人に会うべきだ」と話した。

平壌で出会った若者たちは第1委員長について話す時、同世代で親しみをこめていると感じた。

メーデーを楽しむ親子

今回インタビューした市民の多くが「朝鮮を敵視する日本の政府のやり方は嫌いだ。しかし、政府と人民は別だ。交流を深めて早く国交正常化を実現した い」と言った。「日本の地震・津波のことを知っている」「日本が過去の清算をして、友好関係を結びたい」。以前は、「日本は嫌いだ」とよく言われた。

対外文化連絡協会の洪善玉・副委員長は「朝・日関係は最悪の状態にある。こういう時期に訪朝してくれてありがたい」と温かく歓迎してくれた。

日曜日の朝、韓国の募金などで改築したという鳳水教会の日曜礼拝を見た。朝鮮の教会を見たのは初めてだ。スーツ姿の牧師は日本から来た訪問団を紹介 し、故人の金丸信・元自民党議員の日朝友好の努力を称え、野口英世の不屈の精神を引いて、近くて遠い国を近くて近い国にしようと訴えた。

朝鮮政府は、人工衛星打ち上げ、主席生誕100周年式典、閲兵式などのイベントの際、約150人の外国人記者を入国させ、かなり自由に取材させた。 14カ国、約60人の外国人が列車で衛星打ち上げ現場に行き、発射場を2時間公開した。米NBC記者(元NASA職員)は「これは衛星だ」と言っていたと いう。指令室の広報官は「ミサイルでは」という米メディアの質問にも丁寧に応対したという。

15日の閲兵式も生中継し、第1委員長の予告なしの演説も生中継した。「在日朝鮮人の帰還事業の番組など、過去の報道を問題にして産経とNHKは絶 対入れない」という姿勢だったのに、NHKの北京特派員ら4人が約10日間入国した。フジテレビ、テレビ東京以外のネット局の民放キー局も入った。日本メ ディアで、ペンは共同通信だけという徹底したテレビ・映像重視だ。

朝鮮国内でも、テレビでの映像化が速く、実況中継が多くなった。第1委員長体制になって、スピード感が増した。その場にいられる人数は限られるので、なるべく多くの人が見られるようにという配慮だろう。

今年初め米AP通信は平壌支局を開設した。北京の英国人カメラパーソンとソウルの韓国系米国人記者が通っている。労働党の宣伝部に国際感覚を持ったメディアセンスのいい幹部がいるのだろう。

 生まれ変わった万寿台地区

朝鮮はいま首都で10万世帯の新しい住宅アパートを建設しているが、万寿台地区の新興住宅にある家を訪れることができた。「日本人を家に案内するの は、しぶしぶですよ」と言って迎えてくれたのは金君実さん(74)だ。元小児科医で准医学博士。「日本による植民地支配時代の名前は『金山君子』だった。 日本の侵略が終わった1945年、小学2年生だった」。夫の黄スイルさん(74)は金日成総合大学医学部教授で医学博士。儒教の影響か、男系で、長男(医 師)の家族と一緒に住んでいる。孫は中学1年生だ。会計関係の仕事に従事している長男の妻がおいしいお茶を入れてくれた。金夫妻の寝室、息子夫婦の部屋、 子ども部屋、書斎、リビング、ベランダを回った。眺めが非常にいい。

アイスクリームなどを売る屋台

このアパートには、170戸あって、医師や記者などの家族が多く住んでいるという。金正日総書記が10月20日に現地視察をした。黄さん一家は11月4日にこのマンションに引っ越してきた。1カ月の使用料は410。オンドル完備。冬でも22~23度を保っているという。

テレビは韓国のLGと日本のSANYOの製品で。子ども部屋にあったキーボードはCASIOだった。エアコンもある。高齢者がいる世帯は下の階に、 若い人だけの世帯は上の階に振り分けられるという。 風呂が2つあり、金夫妻用はバスタブの形が三角形、ジャグジー付。もう一つは家族みんなで使うもの で、バスタブはシンプルな長方形だった。

若きリーダーの下で朝鮮は外により開かれた国に大きく変わろうとしていると思う。世界中で日米韓だけが敵対関係にある。外国資本も進出している。携帯電話はエジプトの会社のライセンスだ。中国との合弁でコンピューター制御の近代的な工場や農場が各地で建設されている。

2002年9月17日に小泉純一郎首相と金正日国防委員長の間で日朝国交正常化を目指して平壌宣言が結ばれた。「対立を協調に、敵対を友好に」を掲げて、首相として2度も訪朝した小泉氏に続く日本のリーダーが今必要だ。

(同志社大学大学院教授、「日朝友好京都ネット」理事)

(写真提供=同志社大学大学院矢内真理子さん)