goo blog サービス終了のお知らせ 

ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
当ブログの記事をコピーした、怪しいサイトにご注意ください。

「ドラえもん のび太と竜の騎士」を見て

2018-03-28 07:14:42 | テレビ・映画・ドラマ
「ドラえもん のび太と竜の騎士」を見ました。

 映画第8作の舞台は、生き残った恐竜たちが独自の進化を遂げた地底世界。のび太たちはそこに迷い込んだスネ夫を助けるべく地底世界へと向かい、そこでバンホーら恐竜人たちと遭遇し、彼らが地上で暮らすためにある壮大な計画を企んでいることを知る・・・という物語。

 「企んでいる」とはいえ、これまでの映画における恐竜ハンターやポセイドン、ドラコルルといった明確な悪役とは違い、バンホーたち恐竜人からは「敵」という感じがしません。
 のび太たちが不法入国ということで警戒され、詳しく調べられるのは納得がいきますし、計画そのものも「今の地上人たちを滅ぼす」というわけではなく、「過去に遡って、恐竜が地上から絶滅するきっかけとなった存在と戦う」というものでしたから、明確な悪意らしい悪意を感じないと言いますか・・・間接的にのび太たちの存在が危うくなるものの、「倒さなければならない相手」というイメージは無いですね。

 そういった理由からか、予想以上のハラハラを味わえた「小宇宙戦争」と比べて、「竜の騎士」はやや大人しめな印象を受けました。初めて見たラジコンを改造する技術、タイムマシンや地磁気を利用した船を作るなど恐竜人の技術力の高さはうかがえますし、「風雲ドラえもん城」「天地逆転オイル」「ポップ地下室」など印象に残るものはあります。ドラえもんにより語られる彗星衝突により起こる事態の深刻さも十分に伝わってくるのですが、何かもう1つ欲しかったという気持ちがなきにしもあらずです。

 とはいえ、この映画においてのび太たちを助けてくれた竜の騎士・バンホーさんのインパクトは抜群です。槍と盾を携え、鎧と兜を身に纏い、颯爽と恐竜に乗る姿は一度見たら忘れられないくらいのかっこよさがあります。
 が、この人、兜を外した素顔が意外とあっさり目なので、初めて素顔を見た時はあまりの違いっぷりに心底驚かされた記憶があります。いや、妹のローや他の恐竜人たちも似たような感じなんですけども、彼らは兜を被ってない姿が最初に提示されたので「あぁ、こういう顔の人なんだ」って思えるんですよ。ただ、バンホーさんは兜装備の印象があまりにも強すぎて、外した時の別人っぷりが凄くて・・・いや、カッコいいんですけどね?

 そういえばこの映画に登場する「水中酸素あめ(タントサンソあめ)」。昔ドラえもんの切手が発売された時だったと思うのですが、ドラえもんやのび太といったキャラクターの他に切手の絵柄として選ばれていたように思えます。確かコロコロにその情報が掲載されていて、「この道具はどの映画に登場したでしょうか?」みたいなクイズもあったような・・・

 そんなこんなで続く第9作は「パラレル西遊記」。
コメント