ひびレビ

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神様ドォルズ 第13話(最終回)「隻・枸雅匡平」

2011-09-28 07:42:30 | 2011年アニメ
神様ドォルズ 第13話(最終回)「隻・枸雅匡平」

圧倒的な力で禍津姫を攻め立てる玖吼理だが、操っているはずの詩緒も何か違和感を覚えていた。両手に緑色の光をたぎらせ、禍津姫を粉砕した玖吼理。勾司朗の協力もあり、匡平と日々乃も助け出していたが、匡平は目を覚まさない。おまけに桐生とまひるは別々にどこかへ行ってしまった。

匡平が夢の中で見たのは隻であった頃の記憶。阿幾と先生の関係を知った時も、阿幾が殺人を犯してしまった時も、匡平は直接関わる事が出来なかった。そして阿幾を抑えるため、玖吼理を動かしていた時、詩緒の叫びで玖吼理が止まり、それが玖吼理との別れとなった。自分は最初から最後まで部外者だと思うも、それは勝手な言い草だと阿幾。場面変わって目の前には禍津姫に捕まった日々乃。「戻せよ!」という叫びは、日常に、という意味でしょうか。誰にも日々乃は渡さない。「日々乃さんは俺のものだ!」と叫んで目を覚ましたら、目の前の日々乃に抱きついてましたww

大分良くなった匡平は、屋上で日々乃に家を出て行こうと思っている事を告げる。自分の傍にいると今後も巻き込まれてしまう。だが日々乃は、匡平の所有物ではないけれども・・・とキス!?日々乃は自分を助けてくれた事は嬉しいし、あの告白も嬉しかった。部外者だと思わないで欲しい。そんな気遣い嬉しくない。絆を深めた2人は自然に手を繋ぐように。でも詩緒の前では離すとw


戦いの後、玖吼理は動かなくなってしまった。壊れているようには思えず、詩緒に問題があるのかも分からない。だが匡平の玖吼理は好きか?という問いには、玖吼理は良い神様だよとしっかり答える詩緒。靄子も知らない症状だが、きっと大丈夫と日々乃。無責任だが、気は楽になった詩緒。匡平は詩緒に責任を押し付けてしまった事を悔やんでいたが、これから正していけば良いと支える日々乃。良い感じの2人ですが、日々乃は靄子に呼ばれて風呂へ。

そして匡平の前に現れたのは阿幾だった。空守村をチャラにする事、あの四足の案山子が再生した事、日向が掘り起こした事を告げる。匡平の心の中には、阿幾の心にある世の中を憎む心と似たような物がある。だがそれは、関係ない人間を巻き込んだり、何もかも壊すものではない。今更戻れない阿幾は、このまま進むしかない。立ち止まる事は出来るのではないかと匡平。
幼い頃、案山子の練習の帰り道。匡平の母が作ってくれたおはぎを食べた2人。時には奇数で、それはいつも阿幾が食べていた。そんな昔の事を話、思わず笑い出してしまう匡平と阿幾。お互い、随分と遠いところまで来てしまった。そして阿幾は匡平に元気でやれと告げ、去っていく。

果たして玖吼理は、これまでの隻の気持ち、そして自分の気持ちをずっと覚えているのか。覚えてくれているのかと詩緒。匡平は覚えていると告げ、心の中でもう逃げない事を誓う。阿幾との決着をつけるためにも。
・・・匡平が隻として玖吼理と並び立つのは、また次の話・・・?


感想
良い最終回でした。本当に最終回ですよね?(汗。何だかまだまだ続きそうな感じがして、これは2期があると期待しても良いのでしょうか。最後に描かれた知らない案山子と復活した四足の案山子。隻としての匡平はいつ復活するのか、その時詩緒はどうしているのか。気になるところですが、それはまた次の機会に。

最終回はバトルがあっという間に終わったのはちょっと残念ですが、その分日々乃との絆の深まり、阿幾との交流が凄く良かったですね。特に阿幾と2人で笑うシーンが印象的です。別々の道を歩んでいても、幼い頃に共に過ごした思い出で笑い会える。微笑ましくもあり、ちょっと寂しいシーンでした。阿幾は自分を変えるためにも戻る事も、立ち止まる事も出来ない。進もうとしている阿幾を、匡平はどう止めるのか。
阿幾の元気でやれというのもまた・・・


玖吼理が動かなくなった理由などの謎を残しつつの最終回でしたが、13話、毎週とても面白かったです。色々と考えさせられつつ、詩緒が可愛かったり、まひるが凄かったり。神様=案山子たちの存在も面白かったですね。自分の手の延長線上にある案山子を操る事で、人々を助ける事もできれば、人々を殺す事も出来る。それをどう使うかはその人次第。力そのものが悪いわけではなく、それを奮うほうがどうするかが大切なのでしょう。
村を出て、自分の力だけで掴みたかったものがある。既に掴んでいる力で成し遂げたい事がある。どんなに凄い力を持っていても、叶わない事もある。だから、最後には力の大小なんて関係無く、その意思が大切なのでしょう。

今期終了の中ではかなり楽しめたアニメでした。2期に期待しつつ、とりあえず原作を読もうかな。何はともあれ、ありがとうございました!
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