団塊世代MACCHAN(まっちゃん)の、<人生これから>だよ!

リタイア後17年、人生を日々面白がる楽しみを綴ります。健康と家族と友人を大切にする、年金生活爺さんの「残日録」です。

74回目の誕生日を迎えて、遠い祖先に想いを馳せる

2021-10-23 | 老いらく?
数カ月前、コロナ禍自粛でなかなか会えていない会社の先輩Oさんからメールが届いた。

暇に任せ、何気なく本棚から出してみた本が、司馬遼太郎の“街道をゆく”・肥前の諸道でした。その中に平戸の松浦家の事も出てきて、貴殿の御先祖様の容貌についても書かれていたのが、貴殿そっくりと思われたので、NETで調べてみました。いましたそっくりの人、松浦隆信という人で、やっぱり海賊の親分と書いてありました。(司馬遼太郎の言葉ですよ)

平和で安全だった2年前まで、数カ月に一度は他の先輩同輩たちを交えて定期的に会食をしていた頃、それぞれの祖先の話に及んで昔伯父から聞いた話を披露したことを思い出した。

亡父の兄(伯父)が数十年前に大金をはたいて、松浦家の家系図を作ったのを見せてもらったことがありました。奈良県王寺町の家は松浦党の一派が400年くらい前に大和に流れてきたのが祖先であるらしいと聞いたことがあります。という内容だったと思う。

「そっくりの人」と添付されていたのは平戸の松浦史料博物館に所蔵されている隆信の肖像画と、数年前の会食事にスナップされたMacchanの写真だった。説明のための司馬遼太郎の文の一部も添えられていた。

博物館に陳列された物の中に、戦国末期の当主であった松浦隆信(道可)の画像がある。頭部が七福神の福禄寿のようにたかだかと発達した異相で、大名とはいえ、実質は海賊の親玉であり、同時に貿易の為ならどういう事でもするといったしたたかな実業家でもあった。

う~ん、ただの大きな頭のハゲ方が似ているだけじゃないかとも思うが、確かによく似ている気がするな。5世紀前の祖先かもしれない、DNAの何万分の一を引き継いでいる可能性が無きにしも非ず。でもこういう話は「ロマン」ですね。

これをきっかけに我が家の蔵書の中から司馬さんの著書「燃えよ剣」の上下巻を取り出して読んだり、「司馬遼太郎全集」の中から松浦藩に関わる記述がある2冊を図書館から借りて読んでいる。字が小さくて閉口しているが、心はなんとなくわくわくしているような気がするこの頃だ。
コメント (2)
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