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沖縄の自衛隊 新入隊員

2023年02月09日 09時27分51秒 | つれづれなるままに
沖縄の自衛隊の今とそこに入ろうとする若者のドキュメンタリーを見た。いろんな角度からいろんな事を考えさせられた番組だった。
今沖縄、さらに南西方面は中国の動き、台湾有事を想定した防衛体制が強まっているらしい。自衛隊もどんどん増強されてる。先の大戦での「沖縄戦」を経験してる老人もまだ多く、島民感情も様々なようだ。
そんな中、自衛隊を志望した若者2人に焦点をあて、現状を教えてくれてる。そもそも2人が自衛隊を志望した動機は A君は「東北震災の時に救助活動する隊員の恰好良さにあこがれて」、B君は「沖縄本島で自衛隊員が不発弾を処理するのを見て」だという。純粋に「国を守りたい、国民の役に立ちたい」という希望からだったようです。一方で戦争を知ってる祖母から強く反対もされるんですね。でも入隊していきます。
入隊初日の夜 早速個人面談があって、「自分達の任務は場合によっては人を殺さねばならん仕事だ」と言い渡される。ぼくには「鉄は熱いうちに打て」に見えた。200%緊張して、反論というか自論を語る余裕のない中で「こうだぞ」と言いふくめられちゃう。若者がさっきまで持ってた「夢の姿」のさらに下の部分にこの現実がしっかり入り込んでしまう。
翌朝から厳しい訓練、まず「規律正しく」を叩き込まれる。そして2週間後「自分の銃」が渡される。そして「これで国を守るのだ」と訓辞される。さらに3カ月後だったかな 実弾での射撃訓練へと進んで行く。

・東北震災の救助活動 紺とオレンジの消防の特殊部隊が活躍してたらA君は自衛隊を
 志望しただろうか。
・武力で国を守る組織と災害などで救援する組織を別にしたらどうなるのだろう。
・国は災害救助をあえて「自衛隊」に行わせる という発想は働いてないだろうか。

自衛隊幹部からは「やはりもっと沖縄の若者に入隊してほしい。自分の島を、県を守るという意識が高いでしょうからね」という発言があった。 一見もっとそうだけど、一歩間違うと「沖縄は沖縄人で守れ」ということになり、「本土人は後ろから援護するよ」になりかねない。

今日の朝刊の論説の中に 「今の若い人達の中には 日本が危なくなったら国を捨て、他国に渡る という人が少なくないらしい」 とも書いてる。
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