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本屋大賞2022決定!

2022-04-07 | 本の紹介
昨日、全国の書店員が「いちばん売りたい本」を選ぶ「本屋大賞2022」が決定しました!
(画像は本屋大賞公式HPより)
全国の書店員が年に1度、出版業界活性化のために「一番売りたい本」を投票だけで選出し、
第19回目の今回は2020年12月1日〜2021年11月30日の間に刊行された日本の小説が対象です。

大賞に選ばれたのは、逢坂冬馬 著『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房)
2021年11月発売時からの大注目作品ですぐにベストセラーとなり、私も以前記事にしました。
作品は、第2次世界大戦でソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線で、
激戦を戦う女性狙撃手の話。
ロシアがウクライナを攻略している今、皮肉なことに時流に乗った部分もあるかもしれません。
作中に「ロシア、ウクライナの友情は永遠に続くのだろうか。」という文章があり、まさにそれが現実に…
作者の逢坂冬真馬さんは「深い絶望の淵にあります。」「最悪な形で同時性を背負ってしまった。」
と現在のロシアによるウクライナ侵攻を悲嘆し、印税の一部を難民支援に寄付しているそうです。
嬉しいことに逢坂さんは埼玉県出身、そして埼玉県在住です♪

候補作10作品の結果は以下の通りです。
このブログの記事で紹介している作品にはリンクを貼りました。

1位 『同志少女よ、敵を撃て』 逢坂冬馬 (早川書房)
2位 『赤と青とエスキース』 青山美智子(PHP研究所)
3位 『スモールワールズ』 一穂ミチ(講談社)
4位 『正欲』 朝井リョウ(新潮社)
5位 『六人の嘘つきな大学生』 浅倉秋成 (KADOKAWA)
6位 『夜が明ける』 西加奈子(新潮社)
7位 『残月記』 小田雅久仁(双葉社)
8位 『硝子の塔の殺人』 知念実希人(実業之日本社)
9位 『黒牢城』 米澤穂信(KADOKAWA)
10位 『星を掬う』 町田そのこ(中央公論社)

私は全10作品読みましたが、一押しの『夜が明ける』は残念ながら6位でした。
2位の青山美智子さんは前回の本屋大賞でも『お探し物は図書室まで』(ポプラ社)で2位、
私は昨年の作品の方が好みで、他の作品もTVドラマや朗読、舞台、ラジオドラマ等になっています。
生徒たちにも是非読んでもらいたい作品が多いので、図書館だよりでも紹介します。
明日はいよいよ入学式です!

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