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第161回芥川賞・直木賞決定!

2019-07-18 | 本の紹介
第161回芥川賞・直木賞の受賞作が昨夜、発表されました!

芥川賞に芥川賞に今村夏子さんの『むらさきのスカートの女』(小説トリッパー春号)、
直木賞に大島真寿美さんの『渦 妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)魂(たま)結び』(文芸春秋)
が選ばれました。
女性ふたりの受賞、あめでとうございます。
他の候補作は以前記事にしたこちらです。

芥川賞受賞の今村夏子さんは1980年広島県広島市生まれ。
2010年『あたらしい娘』でデビュー、第26回太宰治賞受賞、
同作品を『こちらあみ子』(筑摩書房)に改題して第24回三島由紀夫賞受賞を受賞、
2017年に『星の子』で第39回野間文芸新人賞受賞、この作品は読みました。
3度目の候補で芥川賞受賞となった『むらさきのスカートの女』(小説トリッパー春号)は、
いつも紫色のスカートをはき周囲の住民から変人扱いされている女性と、それを見る「わたし」の視点で描かれる中編。
選考委員の小川洋子さんは
「狂気を突き抜けた先にある、独自の哀れさみたいなものを描ける人だと再認識した」と絶賛しました。
 
直木賞受賞の大島真寿美さんは1962年生まれ、愛知県名古屋市出身。
92年『春の手品師』で第74回文學界新人賞を受賞しデビュー。
12年『ピエタ』で第9回本屋大賞第3位、14年『あなたの本当の人生は』で第152回直木賞候、この2作品読みました。
3回目の候補で直木賞受賞となった作品は初めて時代小説に挑戦した受賞作は、
江戸中期に実在した浄瑠璃作者、近松半二の生涯を追う長編で、
大作を作りだそうとする半二が、虚実の渦にのみ込まれていく様を描いています。
選考委員の桐野夏生さんは
「柔らかな大阪弁の語り口が素晴らしい。
近松半二の著述を巡る戦いがとてもリアルに書かれ、同じ実作者として分かる、という声もあった」と説明しました。
私もこの作品を読みましたが、この作品によって文楽の作家について改めてじっくり考えました。
歌舞伎や文楽を観る時に役者や人形遣いのお名前は気にしますが、作家に注目したことはあまりありませんでした。

残念ながら押していた原田マハさんの『美しき愚かものたちのタブロー』は受賞なりませんでした。
また、今、窪美澄さんの『トリニティ』(新潮社)を読んでいるところなのですが、これも面白いです!
読了したら、是非紹介したいです。
私は6作品中5作品を読みましたがどれも良かったー! 接戦だったのではないでしょうか?!
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