ふくよかな朴の葉

2008-05-05 | 【樹木】ETC
 白洲正子の「木」という本に、「今、私は家の雑木林から朴の葉を一枚とってきて、机の上において眺めているが、見れば見るほど豊かな形と。美しい色をしている」とある。とても印象的な一文である。
 昨日、程久保川沿いの遊歩道で、朴の木の葉を手にとって眺めた。指先の感触、色合い、なんともふくよかである。まだ、葉に傷みもない。
 白い大輪の花をつけていた。写真を撮った。七生公園に行き、谷間の朴の木を眺めおろせば、あの花を上から見ることができるのにと思った。
 同じモクレン科で、やはり大輪の花をつける泰山木と違い、朴の木は、わが国の特産。その名もいい。

ドラセナ・コンシンネの明日

2008-05-04 | 【樹木】ETC
 5月になったらやろうと思っていた。
 去年の秋からの懸案であった。
 居間の観葉植物のひとつ、ドラセナ・コンシンネ・トリカラー・レインボーの背丈が伸びて天井に届きそうになっていた。
 幹を3本に切った。根の付いた1本は、植え替えをした。地中の根は、土を払って残ったものものだけにした。腐ったり余分な根は自然に落ちたようだ。地表に出ていた根は切った。そして、新しい土に植えなおした。
 残りの2本は、挿し木にした。上部の1本は、葉をかなり切った。中ほどの1本は、単なる木の棒となってしまった。
 果たして、こんなことで、新しい芽や根が生えてくれるだろうか。もともと、光の好きな植物ということなので、ベランダに出しておくことにした。

グレーな朝

2008-05-02 | 【断想】ETC
 曇り空。
 風もない。
 グレーが今日の色か。
 気分が沈む。
 連休の合間。
 トータルに動きが少なそうである。
 こんな日があってもいい。
 杉の木のてっぺんにヒヨドリ。
 黒いシルエット。

カシワの葉の香り

2008-05-01 | 【樹木】ETC
 ブナ科の木の葉っぱでは、一番大きいと言われるカシワ(槲、柏)の葉。
 その葉で包む柏餅。この季節にと、買ってきて食べた。桜餅と違って、その葉を食べることはない。葉っぱを捨てずにおいて、一週間。乾いてしわしわになっている。
 机のわきにおいてあって、時折、手に取り、その香りを嗅ぐ。その都度、「カシワだ」と思う。その瞬間、世の中のわずらわしいこともすべて忘れている。なんだか、せこいようでもあるが、手軽な精神安定法。

果たして君の名は

2008-05-01 | 【断想】ETC
 毎朝、その鳥の声を聞いている。
 結構、大きな美しい声で長鳴き。
 ずっと、その名前を知りたいと思っている。
 全体に茶褐色、尾羽が黒っぽい、ムクドリの大きさ。
 目のうえの白いライン、黄色っぽい嘴。
 写真も撮ってみた。
 図鑑で調べてみた。
 鳥の声が収録されたCDも聞いてみた。
 そんな変わった鳥がここらにいるわけではない。
 それでも、名前が分からない。