赤紫のケムリノキ

2008-05-26 | 【樹木】ETC
 しばしば散歩をする多摩動物公園。オランウータン舎の裏に植えてある木に付いていたプレートを見たのは、もうかなり前だ。「スモーク・ツリー」と書いてあった。以降、近くを通るたびに気にしている。何週か前に見たときは、そうではなかったのに、先日は、鮮やかな赤紫色をして、大きめの丸っこい葉を広げていた。調べてみたら、ロイヤルパープルという品種だった。スモーク・ツリーのすべてが、こんな色の葉をつけるわけではない。
 ロイヤルパープルは、初夏に葉の縁をピンクにするそうだ。そして、夏には全体が緑になるらしい。スモークとたとえられた花も見たいし、見る機会があるかどうか分からぬが、その変化を今後も気にしたいと思う。
 スモーク・ツリーは、ウルシ科。カスミノキとかケムリノキとも呼ばれる。

スズナスズシロ

2008-05-26 | 【草花】ETC
 スズナ(蕪)とスズシロ(大根)はともにアブラナ科。科はおなじでも、前者はアブラナ属、後者はダイコン属と異なる。誰でも、蕪と大根の違いぐらいは、見分けがつくと思うところだが、いざとなると、外見からは区別できないということである。大根にも根がまるいもの、蕪にも根の長いもの、花や葉にしても品種も多く、変異も多いということである。そういうことで、染色体の数をかぞえて、はじめて判別ということになるそうだ。

季節のなかで

2008-05-26 | 【樹木】ETC
 窓を開け放って気持ちのいい朝、5月も最後の週。
 薔薇の枝は、一日に数糎も伸びている。
 エゴノキの白い花が、地に散っている。
 幹を切ったドラセナ・コンシンネの切り口のしたあたりに、膨らみが生じているように見える。
 季節のなかで、俺もあたらしいステップを踏むことはできるか。