雛色の木香薔薇

2008-05-12 | 【樹木】ETC
 バラ科バラ属の常緑・低木である木香薔薇(モッコウバラ)。いま、うす黄色で小輪の花を咲かせ、5月の景色に彩りをつけている。棘がなく、蔓性があって、よくフェンスにからませた生け垣として植えられている。
 大輪の紅の薔薇などとは、まるで違って、幼さがのこる初々しさを感じさせる薔薇である。

荒川流域在住のN氏も

2008-05-12 | 読書
 旧与野市在住の和田一仁氏と、同じマンションに住む森林インストラクターの豊島襄氏の新著「荒川流域 ジョーさんの植物そぞろ歩き」(まつやま書房)のことを話していた。その同じ席に、旧浦和市在住のN氏がいて、N氏も、その本を手にすることになった。付近のそぞろ歩きが、ひと味変わるかも知れない。(5月5日Blog記事に、豊島氏の新著紹介)


「ののはなさんぽ」

2008-05-12 | 読書
 「そこらの草花のことが、絵入りで載っていて、いい本だ」と息子が言っていたので、「その本をくれ」と頼んでいたら、買ってくれた。
 絵と文は、五味玖壬子という私と同世代の女性である。「原寸図鑑 ののはなさんぽ」(けやき出版)という本である。サブタイトルに、「多摩丘陵のいちねん」とあるように、私の住む多摩で、普通に見かけられる草花が、イラスト付きで、季節ごとに区分されて、紹介されている。
 ここのところ、よく見かけるナガミヒナゲシのことも、ちゃんと載っていた。大手出版社の写真入りガイドブック(ポケット版)より、紹介に身近さを感じさせ、説明も丁寧だった。「自動車のタイヤによって種が運ばれているのではないか?」との説も載っていて、「そうかなあ」と思わせた。
 その名を知って、改めて気づいたが、通勤の電車の窓から、線路脇に、道ばたに、このナガミヒナゲシのサーモンピンクの花がいやに目立つ。目立ちすぎと言っていい。花はきれいだけれど、ちょっと気になる。
 ナガミヒナゲシはさておき、この愉しそうな図鑑「ののはなさんぽ」をポツポツ開いて見ようかと思う。

うつろいのなかで

2008-05-12 | 【樹木】ETC
 多摩動物公園の遊歩道には、山桜が並んで生えているが、その花の真っ盛りを眺めたことがない。ちょうどその時期に、そこを歩く機会がないからである。今年も、気にしていたが、いいタイミングが得られなかった。
 昨日、聖蹟桜ヶ丘駅近くの通りをクルマでだが、通った。並木をなすベニバナトチノキの花が真っ盛りであった。電車の窓から見ていた花を、路上から見た。間近で、あんなに見事に咲いているのを見たのは、長年、近くに住み、その道もよく通のに、初めてではないだろうか。
 花の季節、季節のうつろい。うつろいの中で、わたしたちには、いろんな出会いがある。いろんなタイミングで。いいことも、よくないことも。