いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

ようやく日本が

2009-08-30 23:58:57 | この国の憂鬱
まともな国になっていけるような希望が持てる、そんな選挙ですね。
いや、決して民主党政権に過大な期待をしているわけではなくて、
ここでも再三述べているように、
いい加減な政治をやっていると容赦なく政権の座を追われる、
「緊張感ある民主政治」国家としてという点においてのみ、ね。

僕は自民党が大嫌いだけど、
それはただ単に癒着で凝り固めた土台の上に安住して、
国民の利益なんかより自分たちの保身と利権に汲々とし、
やりたい放題やっても結局俺たちしか選べないだろ的な、
あのナメた態度がイヤだっただけだ。
普段の言動を見る限り、こんなヤツにいつまでも議院バッジつけさせてていいのか?てな、
どんなにイヤラシイ、無策な政治家でも、生き残ってこられた。
どんないい加減なヤツでも、コネさえあれば、なんちゃって当選しちゃう。
森も海部も石原も中川もみんなそうだ。
「なんでおまえが?!」とか「いまだにおまえか?」ってなヤツまでもが、
選挙で不思議なくらい落ちない。

だから僕は一度も自民党に票を投じたことはないし、
いつも選挙の度に結果を見てはガッカリしていたように思う。
この国には民主主義なんかないんだと思ってた。
だから、そういう連中が根こそぎ刈り取られた今回の大掃除選挙は、
メチャクチャ気持ちがいい。
スカッとした。

(でも、ちゃっかり福田は生き残っちゃったけどね。妖怪的な不気味さすら感じるよ。あんな無責任な辞め方した男をまだ国会に送るんだから、GM4区の連中もおめでたいというか何というか。小泉の息子もちゃっかりうかってるし、古賀もオソロシイ生命力を発揮したし、これから比例区でゾンビがぞくぞく蘇ってくるからなあ。まあ、これも選挙だね)

ただ、前回小泉に雪崩を打って、あんなに痛い目に遭ったのに、
また今回は逆に振れて民主党に殺到する、
この非常にノリの軽い世論の未熟さ、恐ろしさをも感じずにはいられないけども、
それでもなお自民党というよりは、いいな。
民主党になったからといって、
何もかもよくなるなんてこれっぽっちも思わないけど、
でもこの緊張感は大事だ。
まともな国の、緊張感だ。

こういう日を待っていた。
面白くなってきたね。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜風は秋ですね

2009-08-30 00:02:43 | この国の憂鬱
季節の移り変わりにもっとも敏感なのはバイク乗りでしょう。
日中はまだまだ暑いけど、夜走るともうヒンヤリします。
半袖ではもうそろそろ寒いかな、という感じです。

夏の休みが明けてからこの方、ずっと体調崩してて、
咳が出るわ腹は下すわなんだかだるいわで散々だったんだけど、
今日ようやく復調の兆し。
体調が悪いと仕事もなんだかやる気がしなくていけません。
授業になると俄然元気なんだけど。ライブみたいなもんだしね。
しかし、せっかく体調が戻ったのに、
すると頑張ってこんな時間まで仕事しちゃう、
これを哀しい性と言わずして何と。

1時に始まり深夜に終わる、このやくざな業界も、
7月下旬~8月は夏期講座に入って、授業が朝からなので、
担当によっては夕方くらいに上がれたりもします。
まあ、結局そんなの2~3回くらいしかなかったけど。
でも、なんだかやっぱりこの時間帯が性に合うというのか、
身体に染みついてるというのか、仕事がはかどります(笑)。
夏期期間中は朝起きなきゃいけないので、夜も早めに寝るんです。
アコガレのいわゆる「朝型の生活」に、
どうしようもなく似非健康的錯覚に陥るのですが、
日中デスクワークしてるとどうにも身体がだるい。
体調の悪いことも加わって、この2週間は低パフォーマンス・低モチベーションでした。

しかし今日は違います。
たまってる仕事ばりばり片付けました。
期日前投票も行ったしね(笑)。

しっかし、選挙戦はヒドイですね。
鳩山がメンチカツ買って、つりをもらい忘れた、
それが「買収の可能性」だの、「脇が甘い」だの、なんだそりゃ。
あんたたちゃ、人生でうっかり忘れを一度もしたことがないのか?
釣りを渡そうとしているのに、明確に断ったなら他意を疑われても仕方ないが、
あんな人混みの中ではあり得る話じゃないの。
こんなの、叩く方のちっちゃさが強調されるだけだよ。

一方で自民党はと言えば。
安倍晋三元首相が帯広の中川昭一を応援に行ったとか。
応援・・・・ねえ(笑)。
政権投げ出しトッチャンボーヤが、酔っぱらい財務相を、ねえ。
で、安倍が何を言うかと思えば、
民主党が日の丸切り張りしたとかいうので、
「17歳の遼君のほうが鳩山さんよりはるかにまともだ」
だって。
何についてどう比較したんだか(笑)。
ここで石川遼なんか持ち出す辺りが姑息の一言。
石川遼もさぞ迷惑だろう。

どういうことなのか詳しく調べてみたら、
安倍は、民主党の一支部だかが、
日の丸の旗を切り張りして間に合わせの党旗を作った事件について、
鳩山が謝罪会見の中で民主党旗を「我々の神聖なマーク」と表現したことに文句があるらしい。
「驚くべき答えだ。神聖なのは民主党のあのマークなのか。民主党の旗なんて全く神聖でない。自民党の旗も神聖でない。神聖なのは私たちの国旗だ」と絶叫したとか。

・・・揚げ足取りしか、言うこと無いのねえ。
もう立派な、野党だねえ。。。

で、なんで石川遼かといえば。
「ゴルフが五輪の正式種目になった時、遼君は『日の丸を背負って精いっぱい戦いたい』とさわやかに言った。素晴らしい言葉だ」
「17歳の遼君のほうが鳩山さんより、はるかにはるかにまともなんですよ、みなさん」

ううーーん。強引だ。
これを真顔で語れる神経がスゴイ。
こんなのに首相やらせてたんだから、オソロシイ。

で、酔っぱらい中川。
「自分の国の国旗を否定する政党、あんな人に総理を任していいのか」


・・わかってる、わかってるぞみんな、みなまで言うな。
みんなで一緒に突っ込もう。
いいか、いくぞ、深呼吸な。
3,2,1,ハイ!


おまえが言うな。

「自分のシラフを否定する大臣、あんな人に財務相を任していいのか」

でね、みなさん。
中川昭一という人物がここまで何をしてきたかご存じですか?
ちょろっとwikiでのぞいただけでも、スゴイですよ。

(以下引用・概要を記す)

1)酔ったまま初閣議
2004年9月の小泉政権時の内閣改造では、お別れ会見後に経産省を出て別の場所で酒を飲んだが、再任されてあわてて官邸に向かい、酔ったまま初閣議に臨む。

2)酩酊状態で後援会で挨拶
2005年夏に後援会パーティーに酩酊状態で現れ、挨拶はろれつが回らず数分間で終了。同席の首長から「ちゃんと挨拶した方がいい」と一喝された。

3)宮中晩餐会で悪酔い騒動
2008年11月の天皇・皇后主催の晩餐会において、悪酔いして騒動。妻に何度も「お酒、もうやめなさい」と言われていたにも関わらず多量飲酒。東宮大夫の野村一成に対して「皇太子殿下とお話しさせていただく機会がほしい」と絡んだところ、素っ気なく「無理」と返され激怒、「分かった、帰る!」と大声で怒鳴ったとか。酔った勢いで「宮内庁のばかやろう」などと怒鳴って途中退席したとの報道も。
中川本人はインタビューで「場所が場所だけに…失態をしてしまいました。お酒が悪い。本当にお酒が悪い」。

4)演説で26ヵ所の読み間違い
2009年1月の衆議院本会議で、演説中「渦中」を「うずちゅう」、「改正」を「改革」、「削減」を「縮減」などと読み間違え、財務省が計26ヵ所の訂正を申し出るという事態に。間違えた理由として「風邪で体調が悪かった」。中川は前日に東京都内で酒を飲みながらテニスをし、持病の腰痛を悪化させていたという話も。

5)G7閉幕後の記者会見での出来事
2009年2月14日にイタリアのローマで開催されたG7の財務大臣・中央銀行総裁会議の会議終了後の共同記者会見にて、中川はろれつが回らず、あくびをし、表情は目がうつろで、質問した記者が見つけられず「どこだ!」と言ったり、白川総裁への質問に「な、なに?もう一回言って?」と聞き返したり、「共同宣言みたいなものが出ました」などと不明瞭な発言。その様子は日本の新聞やテレビのニュースで大きく取り上げられ、その結果、世界中に報道された。

帰国後の答弁で、中川は会見前に「(ワインを)飲んだのをごっくんということであれば、ごっくんはしておりません。たしなんでいるんです。グラス一杯飲んでおりません」と発言。

6)バチカン美術館でのトラブル
バチカン市国にあるバチカン美術館で、触ることが禁止されている美術品に素手で触ったり、柵を越えて警報を鳴らしたり、ラオコーン像の台座に座るなど非常識な行動。
中川の事務所は「体調が悪かったため、見学中に入ってはいけない区域に入ってしまって警報が鳴ったのは事実だ。」と釈明。しかし、中川自身は後日CS番組で「非常に事実と違う」「(博物館を)案内してもらい、つつがなく終わったと思っていたらあの報道。(バチカン側も)全く警報機も鳴っていないし、私に注意もしていないとお怒りになっている」と述べ、事実関係を否定。政府は2009年4月7日の閣議で決定した答弁書で、中川が2月にバチカン市国のバチカン博物館を視察した際、立ち入り禁止区域に入り、同博物館の警報機が鳴っていたことを明らかにした。答弁書では、同博物館に確認し、「警報機は鳴ったが、その音量は全館に響くほど大きくなく、気づいた人も気づかなかった人もいただろう」としている。

ーーーーー
どうでしょうか。
スゴイよね。警報機の音量でフォローするのもスゴイが。
これだけのことやって、選挙に出て、人前に立って、
民主党には任せられないとか宣うんだから、もう神経ごんぶとですよね。
こんな閣僚使ってた麻生が言う「責任力」も薄ら寒いものがありますね。

と、ここまで打ったところで事務所に深夜の来訪者。
ドレスアップした見知らぬ女性。

だ・・・だれだ?

見ると、酒に悪酔いして吐瀉した模様。服が汚れている。
「申し訳ありません・・・水道を、お貸しいただけませんか・・・」

あんまり可哀想なので、奥の流しを貸し、新しいタオルもおろしてあげました。
すると女性は大きな白い鶴の姿となって、高価な反物を織り始め、
あなたが落としたのはこの金の斧ですか銀の斧ですか、
ついでにこの箱も上げましょう、でも決して開けてはいけませんよ…

なんてこたあるわけない。

丁寧にお礼を言って去って行かれました。

いやー、こんなこともあるのですねえ。
まあ、塾の看板出してるから、ヨソよりは安心感あるだろうけど。
人生、何が起きるかわからんね。
神ならぬ身の彼女もまさか、今朝の時点では深夜に知らない塾を訪ねるとは思わなんだろう。
お酒はコワイですねえ。
しかし彼女の救いは衆院選に出馬していないこと。
中川くんは、そうはいかんもんねえ。

ところで、いま「中川くん」と呼んでしまいましたが。
本当はイケナイのです。
だって彼は、私の中学高校の先輩だからです(笑)。

橋龍で、福田で、コイツかあ。
ほんっっっと、ロクでもねえなあ(笑)。


ーーーーーーーーーーーーーー

(2009年10月5日追記)
周知の通り、その後中川昭一氏は10月4日に亡くなられた。
「死人に鞭打つ」のは趣味じゃないのだが、
(亡くなった人には反論の機会が与えられないからだ)
しかし彼は公人であり、政治家である。
死去を理由に政治家しての評価を曖昧にしてしまうのはおかしい。
国を背負う責任を自ら志して負った以上、
死後にあってもなお功罪は語られるべきだと僕は考える。
それは歴史上の人物しかりだ。
というわけで、この記事は削除せずに敢えて残します。
もちろん、故人の人となりにまで触れる機会はなかったので、
あくまで公人として公の場でなされた言動にのみ注目し、
人格の否定にまで踏み込むものではありません。
母校の先輩でもある故人のご冥福を謹んでお祈りいたします。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする