いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

あの人のために

2016-05-16 03:36:50 | 超・いぶたろう日記
当たり前のことだけど、人はいつか、死ぬ。
毎日世界のどこかで多くの人が亡くなる。
死なない人など居ない。
それこそ100年経ったら、
僕の知る限りほぼすべての人がこの世から居なくなる。

だから、考えても仕方のないことかもしれない。
普段そうであったように、忘れていればいいのかもしれない。
人の生き死にに、命に、人生に、
大して意味などないのかもしれない。
というより、意味など求めても仕方ないのかもしれない。

神様なんか居ない。
どんなに必要とされ、愛された人でも死ぬし、
どんなに他人を苦しめ、恨まれた人でも長生きする。
不条理なものだ。
それが現実だ。

生きていてこそ、花も実もある。
この世は生きている人間のもの。
死んでしまったら、消えゆくだけ。

そんな当たり前のことを、考える。
考えても仕方ないけど考える。
言っても仕方ないけど言う。

僕は寂しくてたまらない、と。

もう二度と笑い合えないことが。
もう二度と同じ写真に収まれないことが。
もう二度と昔話に花を咲かせられないことが。

1秒後でも10年後でも、世界は変わりゆく。
かつてとまったく同じ風景は決して蘇らない。

けれど。

亡くなった人の思いが、生きている人を動かすことはある。
生きている人の思いが、亡くなった人の思いを叶えることだって。

仲間たちの思いを、生死なんかを超えたところで、つなぐ。
人は必ず死ぬという不条理にささやかに抗う術があるとしたら、
これだけかもしれない。

できる限りのことを、やってみようと思う。
あんなに世話になったのに、何のお礼もお返しもできなかった、
大切な仲間のために。
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