いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

♪センパイ〜なんてらら〜ら〜らららら〜ら〜♪

2016-03-13 23:50:20 | 超・いぶたろう日記
僕も昔、その気があったから半ば自省的な話なんだけども、
「おれは相手が誰だろうと、言うべきことは言うぜ(キリッ」
的なアレって、客観的に見るとなかなか恥ずかしいもんですね。
特に、センパイが後輩の前で得意げに吠えてたりすると余計に。

まずは、ほとんどの場合において、
好き放題に言ってる本人が気持ちいいだけで、
周りは迷惑することが多いという認識に欠けていること。
実はそれって勇気でも何でもなくて、
「後先考えずに言いたいことを言うだけ」なんだから、
バカでもできる。ていうかバカほどそれをやる。
僕はバカだったなあと思うし。
これを言ったら相手は立場がないかもな、
誰かがフォローしなきゃいけなくなるな、
雰囲気悪くなるかもな、
ていう配慮ができる人の方がずっとかっこいいし賢いし尊敬できる。

次に、そんなこと言いつつも、実はケースバイケースで、
人間誰でもこの人には言えない、ていう相手が居るはず。
強い弱いなんていう単純な要素だけでなく、
個人的に世話になった人とか、強く敬意を抱く人とか、
それこそ色んな事情で人は関係を結ぶんだから、相応の配慮というのは不可欠。
それを完全に欠いている人なんてちょっとおかしいし、
それを忘れて格好つけてるんだとしたらケンカ自慢の子供と同じ。

最後に、「言うべきことは言う」のはいいけれど、
「そんなおれ」をわざわざ口に出してアピールするあたりは、かなり恥ずかしい。
そんなこと「おれは〜」なんて宣言しなくても、普段の言動で示せばいいこと。
僕は、自分よりも若い人の前で得意げに吠える様な、
そういう格好悪いおっさんにならないように注意しなきゃな、と思ったんだよね。

そういえば、母校で培ったものって何だっけな。
不屈の反骨精神か、鋭い批判精神か、多様性への免疫か、
常識に縛られぬ奔放さか、溢れる自意識か、しつこい屁理屈か。
どれもあるような気もするけど、どれでもないような気もする。
ほとんどは先天的な要素でもあるような気さえする(笑)。

でも、他では得られない多くのものを得たのは間違いないし、
それらを一言で片付けちゃうとモッタイナイ感じだ。
いずれにしても、これに決まってる、これ以外はダメ、
なんて決めつけない余裕だったような気がするんだけど。

後輩を問い詰めたり、やり込めたりしてイイ気になってられるのは、ぜいぜい20代前半まで。
オトナになったら問われるのは後輩の礼儀云々よりも、先輩の側の在り様だよね。
少なくとも僕は、卒業後20年以上も経って後輩に気を遣わせたり、
ガッカリさせたり、ウンザリさせたりするような先輩には、なりたくないねえ。
…ほんっとに、なりたく、ないねえ(笑)。
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